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宮内タカユキ BirthdayLIVE 2023 ~感謝! 感激!~
23.2.4 南青山MANDALA

出演/宮内タカユキ

ゲスト/石原慎一 高取ヒデアキ 鈴木美潮

友情出演/山下優 中山幸一

演奏/S級バンド(G&Co.オザキショージ Key.上野朋洋 B.梅沢茂樹 Dr.村上広樹) カラオケ



特撮「超電子バイオマン」や特撮「仮面ライダーBLACK RX」をはじめ
特撮「特警ウィンスペクター」「特急指令ソルブレイン」「特捜エクシードラフト」のレスキューポリスシリーズなど
多くのアニメ・特撮、ゲーム、漫画のイメージソングを歌われている宮内タカユキさん。

独特な高音の歌声で時にメカニカルに、時にワイルドに、激しい曲もバラードも魅力的で
ファンからは「宮兄(みやにい)」の愛称で親しまれている宮内さんですが、
2011年末に小脳梗塞を発症され、2012年に緊急入院。
現在はその後遺症でそれまでのように歌う事が難しい中、懸命にリバビリを重ねられており、
日本全国各地で精力的にライブ活動を行われています。
そんな宮内さんがご自身の68歳のお誕生日である2月4日にバースデーライブを開催されました。

今回はゲストに毎年夏に関西で開催されているライブ「彦星の咆哮」で共演されている
特撮「救急戦隊ゴーゴーファイブ」等を歌われ、歌手以外にも役者など様々な顔を持たれている石原慎一さん、
特撮「忍風戦隊ハリケンジャー」等を歌われ、アニメ、特撮の作詞作曲もされている高取ヒデアキさん、
讀賣新聞の記者であり、特撮ヒーロー好きが高じてご自身でイベントを主催されている鈴木美潮さんがご出演。
更にかつてより交流の合った特撮「特警ウィンスペクター」でファイヤー/香川竜馬を演じられた山下優さん、
特撮「特急指令ソルブレイン」でソルブレイバー/西尾大樹を演じられた中山幸一さんの友情出演が発表されました。

会場は東京都の東京都港区にあるライブハウス南青山MANDALA。
落ち着いた雰囲気の店内はミラーボールがゆっくりと回転しており、
ステージを「コ」の字型に囲むように客席が配置されていたのが印象的。
開演までの間はBGMとして宮内さんのオリジナルアルバム「心の歌」が流れており、
物販としてライブビジュアルのクリアファイルが宮内さんのサイン入りで販売されていました。

今回のライブはチケットが完売。開演時間が近づくと会場は多くの観客で一杯になっていました。
当日は自由席となっており、観客は整理番号順に入場し、思い思いの席に着座するのですが、
入場する観客が空いている席を見つけたり、1ドリンク発注の順番待ちなどもあり、
開演時間から15分ほど過ぎた頃に、照明がゆっくりと暗くなっていき、
S級バンドの皆さんが登場されて準備が整われるといよいよ開演です。

01:仮面ライダーBLACK RX(21st century ver.)/宮内タカユキ S級バンド
-MC-


オープニングは仮面ライダーシリーズより特撮「仮面ライダーBLACK RX」オープニングを
2011年に発表されたセルフカバーアルバム「メモリアル・ソルジャー」版からスタート。
前奏が続く中、歌い出しから少し遅れて宮内さんが登場されると、観客から拍手が贈られました。
曲のラストは番組の次回予告の決め台詞である「ぶっちぎるぜ!」で締めくくられました。

・宮内さん「今日はようこそ! 今日はオレの誕生日と68歳の誕生日と言うだけではなく、
     1984年2月4日に『超電子バイオマン』が始まって39年、
     1990年2月4日に『特警ウィンスペクター』が始まって33年です」
観客拍手。
宮内さん「という事でおめでたい日なのでこの曲から行こうと思います」

02:超電子バイオマン/宮内タカユキ S級バンド
03:バイオミック・ソルジャー/宮内タカユキ S級バンド
-MC-


スーパー戦隊シリーズより宮内さんのアニメ・特撮ソングのデビュー作であり
この日に放送39周年を迎えた特撮「超電子バイオマン」よりオープニングとエンディング。
「バイオマン」ではシリアスな曲調の中できりりとした緊張感のある歌声を披露され、
「バイオミック・ソルジャー」では好対照にはつらつとした歌声で軽快なステップを交えられていました。

・ここで今回の司会進行を担当される美潮さんが登場されてご挨拶。
・2020年以降、世界規模で蔓延し続けている新型コロナウイルスの影響でライブ開催にあたり
客席同士の距離間や発声歓声の禁止などの制約が設けられて来ていましたが、
ワクチン接種の浸透等もあり、重要な感染対策を残し、徐々にコロナ禍前の様相に戻りつつあり、
今回はマスクをした状態でなら多少の声出しは可能という旨がアナウンスされました。

・ここでゲストの石原さんと高取さんも登場されて皆様でトーク。
・南青山MANDALAでのライブは10年前の2013年のバースデーライブ「宮内タカユキLIVE 2013 ~感謝!~」以来。
当時の宮内さんは病気を発症されて間もない中で、現在よりも後遺症が残っていた状態の為、
石原さん、美潮さん、高取さんがサポートとしてゲスト出演されていました。
・高取さん「思い出すのは、ライブ終了後、打ち上げの時の宮兄ですね」
美潮さん「当時宮内さんはまだ病気が残っている様な状況だったと思うんですけど、
     あの時確か30曲くらい歌ってたんですよ。正直、鬼と思いましたね」
観客笑。
美潮さん「ライブの打ち上げをここの客席で行ったんですけど、私が『ワインワイン―』とか言う中、
     宮内さんはまったく動かずにもう燃え尽きた砂の様で……」
高取さん「砂じゃないっすよ。燃え尽きた灰」
美潮さん「そうね灰ね。砂だとモモタロスとかになっちゃうもんね」
観客笑。
宮内さん「全然覚えて無いんだよね」

・皆さんのトークが続く中、ここでバンドの皆さんがひっそりとご退場。
・石原さん「今から考えるとこの回復ぶりね。今日のリハーサルも凄かったもんね」
高取さん「もうホント全開でね」
美潮さん「いつも石原さんとか高取さんとかはリハーサルって少しだけ歌って止めるんだけど、
     今日の宮内さんはほぼ全曲フル。だからライブ二回やってるようなものですよ」
高取さん「それを客席で見ていた後輩としてはね……ほぼほぼ歌いましたよ」
石原さん「いつもより余分にやったよね」
美潮さん「お二人が私のイベントで歌う時はリハなんて少し声出したらOKって感じですもんね」
石原さん「ちょっとちょっと待ってよォ」
高取さん「そんな事ないですよ~」
観客笑。
宮内さん「歌っておかないとね。本番が不安なの」
美潮さん「聞きました?」
石原さん「リハで手を抜いている場合じゃないよ」
高取さん「手を抜くわけないじゃないっすかァ、今日のリハだって目の前に宮兄と石原さんがいらして
     美潮さんも腕組んでふんぞりかえるような感じで見てるからそりゃ全力ですよォ」
美潮さん「私やることないからとりあえず腕組んで見てやろうって思ったんですよ」
観客笑。
美潮さん「でも10年経ってこうして南青山MANDALAにこのメンバーで戻ってこれて良かったですね」
宮内さん「もう戻ってこれないと思っていたからね。本当にありがとうね」

04:動物戦隊ジュウオウジャー/高取ヒデアキ
-MC-


ここからはゲストのお二人による歌のコーナー。宮内さん、石原さん、美潮さんは退場され
ステージ上が高取さんお一人になって歌われたのは、特撮「動物戦隊ジュウオウジャー」よりオープニング。
高取さんは観客の手拍子の勢いに驚かれつつ、やわらかで強い歌声を披露されていました。

・高取さんの宮内さんとの思い出は2008年に美潮さんが開催されたイベント
「340スズキ♪ presents 『歌祭5~宮内タカユキの巻~』」を見学した時のお話。
高取さん「忘れられないのがあの時の『仮面ライダーBLACK RX』を歌う宮兄の凄い事。
     かなり近距離で聞いていて、もう体中に鳥肌がブワァアアって立ったんですよね」
・同じ年には宮内さんと共にブラジルで開催されたイベント「Anime Friends 2008」へご出演。
高取さん「ブラジルでも観客総立ちの中で宮兄に合わせてみんなが『RX!!!』って叫ぶんですよ。
     その時ももう鳥肌が、さぶいぼが、ブワァアって立ちましたね」

・高取さん率いる"Hard Boiled Brass Rock!"を掲げるバンドがZ旗(ZETKI)が20周年。
高取さん「大先輩方に比べると若輩者で恐縮なんですけど、Z旗の曲からバラードを。
     会場内は暑いですけど、外は寒いので『寒空』という曲です」

05:寒空/高取ヒデアキ
-MC-
06:ハリケンジャー参上!/高取ヒデアキ
-MC-


Z旗のアルバム「†新宿スキャット†」より、穏やかでせつない曲調が印象的なバラード「寒空」。
ミラーボールがゆっくりと回る中、高取さんの伸びやかなお声が会場全体に響いていました。
ラストは放送開始20周年期間という事で、特撮「忍風戦隊ハリケンジャー」よりオープニング。
高取さんの颯爽とした歌声とパワフルなパフォーマンスに観客も大いに盛り上がっていました。

・高取さんが石原さんを呼びこまれ、石原さんが「シュシュっと退場」と高取さんを見送ってお一人に。
・石原さん「今回ゲストとして何を歌おうかと思っていたんですけど、僕の中の宮兄のイメージって
     主題歌では無いんですけど、大好きな『ダイナの赤い輝きに』なんですよ」
観客「おぉぉ……」
石原さん「大地のパワーが体に宿って元気になる姿が宮兄のイメージと重なるんですね」

07:ダイナの赤い輝きに/石原慎一
-MC-


石原さんのコーナーは特撮「ウルトラマンダイナ」より、パワフルな「ダイナの赤い輝きに」から。
ダイナミックな歌いぶりを見せる石原さん、間奏でのアドリブも躍動感たっぷりでした。

・石原さん「やっぱり歓声を頂くとライブが戻ってきたと感じますね。
     まだまだ油断はできませんが、正しく防いで正しく恐れて行きましょうね」
観客拍手。
石原さん「ライブは皆さんがいないと成立しませんからね。そういった意味では人とのつながりは大事です。
     このつながりはどんなウィルスだろうと絶対に邪魔できませんからね」
・続いては映画化もされ、全世界で熱狂的なファンがいるミュージカル「RENT」の楽曲から。
日本の初演では石原さんがコリンズ役で出演されていました。
・石原さん「あなたの1年を何で測りますか? っていう曲なんですけれど、
     宮兄も大病の暗闇から1年1年をしっかりと歩まれてきていますので、そういった思いを込めて。
     そして暗闇が晴れてくるという思いで最後に『仮面ライダーAGITO』を歌わせていただきます」

08:Seasons Of Love/石原慎一
09:仮面ライダーAGITO/石原慎一
-MC-


ミュージカル「RENT」より、作品を象徴する楽曲である「Seasons Of Love」。
石原さんは強いメッセージを込められた本曲を豊かな歌声でドラマチックに歌われました、
そのままご自身のソロコーナーラストは、特撮「仮面ライダーAGITO」よりオープニング。
「Seasons Of Love」と続けて聞けたことで改めて石原さんの表現力の奥深さを体感いたしました。

・美潮さんと高取さんが合流され、さらに山下さんと中山さんを呼びこまれ皆さんでお話。
・山下さんと中山さんが再会されたのは2021年に行われた宮内さんのオンラインライブ「あれから30年」。
・石原さん「3年前のお二人は今よりもっと緊張してましたよ」
観客笑。
石原さん「中山さんなんて後半ずっと泣いてましたし」
観客笑。
中山さん「お恥ずかしいです。これ以上いじるのやめてください~」
石原さん「大丈夫ですよ。僕もずっと泣いていましたから」
涙を見せる仕草をされる石原さん。
高取さん「うそっぽいー」
観客笑。

・ここでトークを円滑に行うべく、テーマの回答を元にそれぞれがお話をしていく事に。
・ステージ上に用意されたスケッチブックとマジックペンを各自でお持ちになっていました。
・テーマは「宮兄の魅力をひと言、あるいは絵で表す」
・石原さんは「背中」。
・高取さんは10年前のライブで灰になっている様子を簡単にイラストで表現。
高取さん「もうね、アル・パチーノに見えたんですよ。サングラスかけてじっとしていて
     ほとんどマフィアのボスかってくらい。宮兄は鼻も高いし。カッコよかったんですよ」
・中山さんは「魂」。
・山下さんは「歌」。 
・美潮さんは山下さんと中山さんの文字の小ささを見逃さない。

・ここで宮内さんが拍手で呼びこまれ、バンドの皆さんもそれぞれの位置へスタンバイ。
・それぞれのスケッチブックを嬉しそうに見つめる宮内さん。
・美潮さん「バンドの皆さんもいらっしゃった所でそろそろ次の曲へ行きましょう」

10:ハッピーバースデー/石原慎一 高取ヒデアキ 山下優 中山幸一 鈴木美潮? S級バンド
-MC-


美潮さんの一言を受け、宮内さんへのサプライズとして皆さんで「ハッピーバースデー」。
宮内さんをセンターに迎え、石原さん、高取さんが中心となって歌われる中
宮内さんの写真があしらわれたケーキが登場し、会場全体でお祝いしていました。

・ここでサプライズとして特撮関係の方々と縁が深い画家・イラストレーターの徳治昭さんがご登場。
・宮内さんの不屈の精神を描いた絵画「チャレンジ!」がプレゼントされました。
・徳さん、石原さん、高取さんがご退場され、続いてバンドの皆さんもご退場。

・美潮さん「さあ山下さん、中山さん、緊張している場合じゃないですここからですよ」
山下さん「ハイ」
美潮さん「ここからはお二人と宮内さんによるステージです。よろしくお願いいたします」
美潮さんが拍手で退場され、ステージ上は宮内さん、山下さん、中山さんの三人だけに。

・宮内さん「ここからは二人と一緒に歌います。まずは山下君から」
山下さん「ハイ、今日はノリのイイ曲を歌います」
観客拍手。
宮内さん「『レッツゴー! ファイヤースコード』」
観客「おぉぉおおお」

11:レッツゴー! ファイヤースコード/山下優 中山幸一 宮内タカユキ
-MC-
12:前へ出ろ!/中山幸一 山下優 宮内タカユキ
-MC-


お三方によるコーナーまずは特撮「特警ウインスペクター」より「レッツゴー! ファイヤースコード」。
山下さんを中心に宮内さん、中山さんもソロパートがあったのですが、
「オレは特警 特警ファイヤー」の箇所を山下さんが歌われる様子はとても感慨深いものがありました。
宮内さんが「三人でステージに立って歌えるってのはとっても幸せだね」とお話され
続いては中山さんをメインに迎え特撮「特救指令ソルブレイン」より「前へ出ろ!」。
中山さんは宮内さんと山下さんへ誘導され、文字通りステージの中央の前へ出てメインで歌われ。
「やられる前に前へ出ろ」は中山さん、「オレが必ず援護する」は山下さんと歌い分けられる場面もありつつ
最終的には山下さんと中山さんが宮内さんを真ん中に据え、お三方で一緒に歌われていました。

~休憩~

美潮さんが登場され、拍手の中、お三方が退場されていき、15分間の休憩時間をアナウンス。
再び「心の歌」がBGMとして流れる中、美潮さんが退場され、休憩時間が設けられました。
休憩時間が終わる頃になるとバンドの皆さんが登場され、それぞれの準備をされていました。

13:旅立ち(インストゥメンタル)/S級バンド
14:流れ星 銀/宮内タカユキ S級バンド
15:TOMORROW/宮内タカユキ S級バンド
-MC-


会場の照明がゆっくりと暗くなり、後半はS級バンドの皆さんによる演奏からスタート。
歌は無くオザキさんのギターを中心とした演奏のみの穏やかなインストゥメンタル曲でした。
演奏が終わると宮内さんが登場され、後半はアニメ「銀牙 流れ星 銀」よりオープニングから。
バンド演奏ならではの迫力と宮内さんのシリアスな歌声を味わった後は、同じく「銀」よりエンディング。
静かな曲調とオープニングとは好対照の宮内さんの優しい歌声にじっくりと聞き入りました。

※レポートを公開後に宮内さんがご自身のTwitterでインストゥメンタル曲について言及。

「アニメ銀牙 流れ星 銀」より「旅立ち」という曲だそうでご自身もとてもお好きな曲だそうです。

・宮内さん「後半はバンドでガンガン行こうかな。その前にメンバー紹介をショーちゃんお願いします」 
・宮内さんの名を受けてオザキさんから各メンバーが紹介され観客が拍手を贈っていました。

16:光の世界/宮内タカユキ S級バンド
17:銀河の王者ギンガイオー/宮内タカユキ S級バンド
-MC-


アニメ「ビデオ戦士レザリオン」より、宮内さんの鋭い歌声が素敵な挿入歌「光の世界」。
本曲の様にカラオケが無い楽曲を聞く事が出来るのもバンド演奏の魅力でした。
続いてはこの年に放送25周年を迎える特撮「星獣戦隊ギンガマン」より星獣合体ギンガイオーのテーマ。
壮大な楽曲を宮内さんならではの雄々しく迫力のある歌声で披露されました。

・宮内さん「銀河を歌ったから次は星から月にいっちゃおうかな?」 

18:星よ、にじむな/宮内タカユキ S級バンド
19:月のナイフ/宮内タカユキ S級バンド
-MC-


宮内さんの一言から特撮「忍者戦隊カクレンジャー」より挿入歌「星よ、にじむな!」。
大病を経た宮内さんが強い目力で静かに歌われる歌詞の一語一句に感じ入るものがありました。
初代タイガーマスク=佐山聡さんのテーマ曲等を収めたアルバム「咆哮~LEGEND OF THE TIGER~」より、
星から月へという事で、宮内さんの色気を感じる歌いぶりが印象的な「月のナイフ」。
サビ部分の「月のナイフよ」でのドスの効いた歌声は原曲以上の迫力を感じました。

・宮内さん「ここかはレスキューポリス三部作主題歌いこうかな?」
観客拍手。
宮内さん「それじゃあ二人を呼ぼうかな。山下君、中山君!!」

20:特警ウインスペクター/宮内タカユキ 山下優 中山幸一 S級バンド
21:特救指令ソルブレイン/宮内タカユキ 中山幸一 山下優 S級バンド
22:特捜エクシードラフト/宮内タカユキ 山下優 中山幸一 S級バンド
-MC-


宮内さんに呼びこまれて山下さんと中山さんが登場され、レスキュー三部作のオープニングへ。
まずはこの日に放送33周年を迎えた特撮「特警ウインスペクター」よりオープニング。
宮内さんがメインで歌われる中、山下さんと中山さんも一緒になって歌われました。
特撮「特救指令ソルブレイン」よりオープニングでは中山さんが主に歌われており、山下さんは控えめ。
三部作ラストの特撮「特捜エクシードラフト」よりオープニングでは、三人揃って一緒に歌われ、
曲のラストは山下さんと中山さんが手を挙げて締めくくられていました。

・美潮さんが登場され、山下さんと中山さんが拍手で見送られました。
・いよいよ最後の楽曲という事で宮内さんからひと言。
・宮内さん「リハーサルやってる時はどれくらいかかるだろうって思ってたけどあっという間だったね」
美潮さん「本当ですよね。もう一周くらいいけるんじゃないかってくらいですよ」
観客笑。
美潮さん「今日はお誕生日であり立春でもありますが、今年はこんな年にしたいとかございますか?」
宮内さん「そうだね、とにかく衰える事無く歌い抜いていきたいね」
観客拍手。
宮内さん「新曲もレコーディングしたばっかりだしね」
宮内さんはこのライブの1週間強前の1月24日にクラウドファウンディングよって制作される
特撮「蒼光戦士メモライザー」の主題歌をレコーディングされていました。

23:誰かが君を愛してる/宮内タカユキ S級バンド
-MC-


バースデーライブの本編ラストは特撮「仮面ライダーBLACK RX」よりエンディング。
観客による手拍子の中、宮内さんの優しい歌声が会場全体を包み込んでいました。

-アンコール-

拍手の中、宮内さんとバンドの皆さんが退場されると観客からアンコール。
アンコールの声が聞こえるのも久し振りだと思っているとバンドの皆さんがご登場。
それぞれの準備が整うと宮内さんが登場されました。

24:仮面ライダーBLACK RX/宮内タカユキ 石原慎一 高取ヒデアキ 山下優 中山幸一 鈴木美潮 S級バンド
-MC-


小気味よいドラムと観客の手拍子の中、アンコールは特撮「仮面ライダーBLACK RX」よりオープニング。
宮内さんがドスの効いた歌声を披露される中、ゲスト、友情出演の皆さんがステージ上へご登場。
それぞれが宮内さんと共に歌われる中、高取さんが楽しそうにコーラスをされていました。
ラストは宮内さんの「ぶっちぎるぜ!」が決まると観客から歓声が起こっていました。

・アンコールが終わると美潮さんからアナウンスがあり、観客の記念写真撮影大会へ。
美潮さんの差配で出演者の皆さんがステージ中心、右、左とそれぞれへ向かれ撮影されていました。
・さらに物販コーナーよりアナウンス。残り20枚ほどとなったライブのクリアファイルの中に
石原さん、高取さん、山下さん、中山さんがトークコーナーで使用したスケッチブックの紙に
サインを入れたものがランダムで挿入され、購入者には1/5の確率で当選するという旨がお知らせされました。

・美潮さん「ではこのまま『じゃ!』って言って帰るのもアレなので石原さん何かやってください」
石原さん「やめてよぉ~急に~」
観客笑。
石原さん「今日はだって宮兄のお誕生日だよォ?」
美潮さん「宮内さんに向かって何か絞まるお言葉をお願いします」
石原さん「えぇ~。……よし、宮兄! これからもずっとぶっちぎって!」
宮内さん「イェイ!! ありがとう!!」
観客拍手。

閉演BGM:アルバム「心の歌」

観客から拍手が贈られる中、出演者の皆さんが順番に退場され、最後に美潮さんが退場されると
会場の照明が明るくなり、閉演のBGMとして「心の歌」の楽曲が流れ出し
「宮内タカユキ BirthdayLIVE 2023 ~感謝! 感激!~」は終演となりました。

久しぶりに宮内さんのソロライブに伺ったのですが、歌声のパワフルさを一層強く感じました。
特に病気を患われる直前のドスの効いた迫力の歌い方を取り戻されたように思いましたし、
シリアスな楽曲を歌われている時の鋭いまなざしはもちろん、ゲストの皆さんとお話されている際には
頬をほころばせ笑顔を見せられていたりと、より表情の豊かさが戻られて来たのも印象的で、
10年以上後遺症と戦われながら歌い続けてこられた宮内さんの凄みを感じました。
宮内さんお誕生日おめでとうございます。


お祝いゲスト/徳治昭


補足


・当日の受付にはうちやえゆかさんなどからの祝花が飾られていました。

・宮内さん「慎ちゃんとは毎週配信で会ってるけど、高取巨匠とはひさしぶりだもんね」
高取さん「ご無沙汰しております。配信は拝見しておりました」
※当時宮内さんは石原さんのYouTube生配信「CLUB M-I SQUARE」に
 リモートゲストとして出演されていました。

・当日の美潮さんのご衣裳はラメがきらめく真っ赤なドレス。
美潮さん「なんかミラーボールみたいですけど、楽屋が道路を挟んだ場所にあって
     2月にこの格好で路上を歩くのはなかなかでしたよ。ショーパブの人みたいで」
観客笑。
高取さん「ナハハハ。そう言っちゃあオレもあやしい格好ですけどね」
当日の高取さんフォーマルな装いにサングラス姿。
美潮さん「もう私の黒服みたいだよね」
石原さん「美潮さんのマネージャーだからね」
観客笑。

・高取さん「宮兄が大病をされた直後のライブでご一緒した事があるんですよ。
     『もう休んで下さい』って思うほどだったんですけど、やっぱり歌い続けた方がいいんですね。
     今はもう病気をされた事もわからないほどに回復されて人間って歌って凄いと思いました」

・「寒空」で高取さんが伝えたいのは「推しは推せるときに推せ」。

・石原さん「色々な所で言ってるんですけど、宮兄が大病をされて12年ほどずっとそばで歌を聞いてきました。
     去年の4月くらいから宮兄がもともと持っていた歌声の魅力が戻ってきたように思います」

・ひかえめな山下さんと中山さん。ステージのセンターを譲り合う。
美潮さん「なんかお二人共緊張されていますか?」
山下さん「緊張しています」
美潮さん「さっきも楽屋でも大人しかったから石原さんが……」
石原さん「『借りてきた山下、中山』って言ってたんですよ」
観客笑。

・中山さんは以前、「ソルブレイン」の挿入歌「心に冒険を」を生で聞いて涙し、とても感動されたとか。

・アンコールが終わり退場される間際の高取さん。
高取さん「どこへ帰るんだぁあああい!!?」
観客「イェェェエエイ!!」
高取さん「あ! そうか声出せるんだ! ありがとう!」
 
・終演後、来場者全員に徳治昭さんが描かれた絵画「チャレンジ!」のポストカードがプレゼント。
しかも退場時に宮内さんから直々に手渡ししてくだり、観客一人一人とご挨拶されていました。

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