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スーパー戦隊"魂" 2022 大阪

22.11.13 ZeppNamba(OSAKA)

 

出演/ささきいさお 堀江美都子 MoJo 串田アキラ 影山ヒロノブ NewJack拓郎

高山成孝 大西洋平 MORISAKI WIN (主題歌発表順)

 

司会/ショッカーO野

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) 貴日ワタリ

演奏/Super Rescue BAND(G.鍋嶋圭一 Ba.吉岡満則 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原ひろし)

 

 

石ノ森章太郎先生原作の特撮「秘密戦隊ゴレンジャー」からはじまるスーパー戦隊シリーズ。

色鮮やかな戦士達が力を合わせ、地球の平和を守る為に巨大な敵に立ち向かう姿を描いた群像劇は、

シリーズ重ねる間に海外でも放送された事で45年以上の間、世界中で愛され続けています。

 

そんなスーパー戦隊シリーズの楽曲のみで構成されたライブが

「スーパー戦隊"魂"(スピリッツ)」、通称"SSS"です。

 

「秘密戦隊ゴレンジャー」の主題歌を歌われていたささきいさおさんを座長に、

初演の2004年以降、シリーズの楽曲を歌唱された数多くの歌手の方々が出演されます。

 

初期の頃は隔年開催でしたが、その後毎年開催になり、近年東京公演は二日間にわたって開催。

作品の年代別をベースに「21世紀編」、「20世紀編」と年代別に出演者が分かれる時もあれば、 

出演者が特段区分されないで開催される時もあり、2022年の今回は後者での開催となりました。

 

例年なら東京公演は前途の様に二日間二公演、大阪公演一公演で開催されているのですが、

2020年より新型コロナウイルスの蔓延を受け翌2021年と共に大阪公演の開催はされませんでしたが、

2022年の今回から大阪公演の開催が復活しました。

 

今回は3年ぶりに復活した大阪公演のレポートです。

 

大阪公演は座長のいさおさんと堀江美都子さんを筆頭に、MoJoさん、串田アキラさんが両脇を固め、

影山ヒロノブさん、NewJack拓郎さん、大西洋平さんと「スーパー戦隊"魂"」には欠かせない方々に加え、

今回のライブツアーが初出演となった高山成孝さんとMORISAKI WINさんが大阪公演にもご出演。

例年は東京公演を凝縮した内容+大阪公演でのみ披露される楽曲もあり、どうなるのか楽しみにしておりました。

 

今回も動画配信プラットフォーム「CN Live Streaming」を使用して

会場に足を運ぶことができない国内外のファンへ向けてストリーミング配信され、

ライブ終了後、期間限定でアーカイブ配信も行われました。

 

会場は大阪府大阪市にあるライブハウスZeppNamba。

大阪の代表的な電器街でありアニメ、特撮、ゲームファンが通う街である

日本橋から少し歩いたところにあり、喧騒から少し離れた比較的静かな所にありました。

 

当時は政府より新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言は発令されておらず、

ワクチン接種者の増加等に伴い、感染者数は一定数を保っておました。

アニメソング関係のライブやイベントも徐々に開催頻度を増してきておりましたが

バースデーソングさんは油断せずにコロナ禍でのライブ同様に感染対策を行っての開催でした。

我々が確認できただけでも以下対応がされておりました。

 

●入場までの流れ

・何かあった時の為にチケットの半券に自身の名前と連絡先を記入。

・入場口には半券に記入してこなかった観客用のブースが設けられていました。

・コロナ禍のライブでは使用禁止になっていたコインロッカーが一部使用可能になっていました。

 

●入場後の会場内の様子

・入場時はスタッフさんによる検温が行われ、チケットの半券を自分でもいでドリンクコインを交換。

・ドリンク代は接触を避けるためSuica、PASUMO等の交通系ICでの会計が導入。

・Tシャツ等のライブグッズや出演者のCD等のグッズは、会場外の物販ブースに飛沫防止のシート等を設置して販売していました。

・出演者へのプレゼントや手紙などを入れるボックスなども設けられず、受付もされていませんでした。

・各種手続きから入場までの動線は複数ではなく一方向のみになってました。

・トイレの洗面台や出入口にアルコール消毒スプレーが設置され、観客が気軽に使用可能。

・座席はステージからの飛沫を防止するため、最前列分のスペースは開けており、2列目が実質1列目。

 ひと席開けるなどの措置は取られず、コロナ禍前と同じものになっていました。

 

上記以外にも出演者の楽屋やバックヤードでも様々な所で対応がなされていると思われ、

開催にあたってはバースデーソングさんの公式サイト上で各種注意要綱が掲載された他、

東京都、大阪府からの要請に基づき「イベント開催時のチェックリスト」を作成し公表していました。

2020年以来、ライブ開催に際して徹底してきた感染対策が少しずつ緩和されてはいるものの

宣言下ではないとはいえ、油断せずにライブを実現させようという思いの程が随所に伺えました。

 

ステージ後方に設けられたコーラスブース、演奏陣のブースがそれぞれ設置。

大阪公演はZ旗ホーン隊の皆さんは出演されず、男性コーラスもザ☆カインズのリーダー貴日さんのみがご出演。

ステージ向かって左側のベースブースのすぐ後ろ、東京公演よりステージに近い個所にコーラスブースが設けられていました。

壁面中央には「SSS 2021 SUPER SENTAI SPIRITS VI」の文字をあしらった今回のライブロゴが描かれた幕が掲げられていました。

 

開演までの間にはBGMとして洋楽が流れていましたが、開演の15分ほど前になると

来場を感謝する旨のアナウンスと会場内の感染予防対策の紹介等が行われました。

また、一階席は着座での観覧以外にもその場で立ちあがっての観覧も可能である事と、

二階席に関しては着座でのみ観覧可能という旨がアナウンスされました。

 

-MC-

 

開演時間になると司会のショッカーO野さんが登場され、観客から拍手が贈られました。

・開演に先立って改めてショッカーさんから諸注意を厳粛な面持特徴でアナウンス。

 その間に演奏、コーラスの皆さんが登場されてそれぞれセッティングされていました。

・ショッカーさん「さぁ! 諸注意が終わりました!」

 観客拍手。

 ショッカーさん「三年ぶりの大阪でございます!!」

 観客拍手。

 ショッカーさん「みなさんこんばんは!!」

 観客拍手。

 ショッカーさん「元ー気ですかー!?」

 観客拍手。

 ショッカーさん「魂はっ燃えているかあああぁ!?」

 観客拍手。

 ショッカーさん「今日もとことん盛り上がろうぜェエエエえええ!!」

 観客拍手。

 ショッカーさん「ショッカーさん「スゥーパーアー戦隊ぃいい! スピリィイイィイッツ!! 合いたかったよぉ!!」

 観客拍手。

・ショッカーさんの「スーパー戦隊」を受け、観客が「スピリッツ」と返すお馴染みの掛け合いですが、

 ご時勢もあり、ショッカーさんがお一人で両方をコールされ、観客は「スピリッツ」に合わせて手を挙げる特別版に。

・ルールさえ守ればとやかく言われる筋合いはないからルールを守って思いっきり楽しもう。

・ショッカーさん「それでは今日は思いっきり楽しもうと思いますが心の準備はよろしいでしょうか?」

 観客拍手。

 ショッカーさん「準備はいいですかぁぁああ!?」

 観客拍手。

 ショッカーさん「準備はいいかぁぁああい?」

 観客拍手。

 ショッカーさん「スゥーパーアー戦隊ぃいい! スピリィイイィイッツ!! はじまります!」

 

00:ゴー! 戦闘開始(IIM-7)/SE

01:進め! ゴレンジャー/ささきいさお 堀江美都子

-MC-

 

ショッカーさんが拍手の中退場されると、ステージ上が暗くなり、オーバーチュアとして流れたのは

「秘密戦隊ゴレンジャー」のBGM「ゴー! 戦闘開始」より、雄々しくも小気味よい「IIM-7」。

続いて「秘密戦隊ゴレンジャー」オープニングの前奏と共にいさおさんと堀江さんがご登場。

歌詞の「五つの力を一つに合わせて」の部分ではいさおさんと堀江さんが指で「5」と「1」を作られるのですが、

今回は自席が前方だった事もあり、コーラスの皆さんも一緒にやられているのが確認できました。

 

・ショッカーさんが合流され改めていさおさんと堀江さんをご紹介。

・いさおさん「大阪には夏にアニソン(※)で来たけど、戦隊は3年ぶりだってね。

これからはちょくちょく伺うと思いますんでよろしくお願いします」

※この年の8月に大阪で3年ぶりに開催されたバースデーソングさん主催のライブ

「ANIME JAPAN FES 2022 大阪 なんばHatch 20th Anniversary ~Hey Music ! Let’s Change the World !!~」

・堀江さん「いさおさん今日も絶好調なんですよ。もう隣にいると声が大きい」

 観客笑。

 堀江さん「響きがね他の人と違うんですよ。いつも隣には大変な人ばっかりです」

 ショッカーさん「お察しします」 

 観客笑。

・出演者はレジェンドばかり。中堅のレジェンド、若手のレジェンド。

・堀江さんが拍手で見送られていさおさんとショッカーさんのお二人に。

・前日、夜までテレビを見過ぎて若干寝不足。

 いさおさん「昨日夜に大谷翔平君のインタビューをついつい見ちゃってね。カッコイイよね彼は」

 ショッカーさん「そういった意味ではいさおさんは俳優と歌手の二刀流ですよね」

 いさおさん「昔は声優と言わずに俳優だっていう人も多かったけど、今は声優が人気だからね。

だから最近なんかはボクも『声優やってます』って言っちゃうよね。ンフフ」

 ショッカーさん「ついこの前も『科学忍者隊ガッチャマン』50周年イベントで声優としてトークされてましたからね」

※「科学忍者隊ガッチャマン」放送開始50周年記念上映&スペシャルトークイベント。

 いさおさん「でも最近なんかコンドルのジョーを演ってるのかシルベスタ・スタローン演ってるかわかんなくなっちゃう。ンフフフ」

 観客笑。

 

02:ジャッカー電撃隊/ささきいさお

-MC-

03:いつか、花は咲くだろう/ささきいさお 

-MC-

 

ショッカーさんが退場され、いさおさんのソロコーナーは「ジャッカー電撃隊」オープニングから。

曲の随所に印象的なコーラス部分は本来は男性コーラスのみで行われるのですが、

今回は貴日さんとアップルパイのお二人のみなので、変則的なものになっていたのも興味深く。

今日は暑いけどハンカチ忘れちゃったと話されて観客を和ませられてから、同じく「ジャッカー電撃隊」よりエンディング。

いさおさんならではの哀愁とロマンを感じる歌声をじっくりと堪能することが出来ました。

 

・いさおさんを見送られながらショッカーさんがご登場。

・ライブの約一ヶ月前にフジテレビ「土曜プレミアム ~爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル~」において

 モノマネ芸人のJPさんがいさおさんのモノマネを披露。ご本人登場としていさおさんもご出演されたお話。

・ショッカーさん「JPくんはいさおさん大好きで、テレビではあまりやらないけど、ライブではよくマネしてるそうです。

『超人機メタルダー』が一番好きだそうです」

・ショッカーさん「さぁ、続いては元気な方。今日も動き回っております。M・o・J・o!! MoJoさんで『バトルフィーパーJ』!!」

 

04:バトルフィーパーJ-オルタネートバージョン-/MoJo

-MC-

 

続いてはMoJoさんが登場され、「バトルフィーバーJ」よりオープニングの別テイク版。

サビ部分で観客がMoJoさんに合わせて揃いの振り付け行う様子をしみじみとした表情でご覧になっていたMoJoさん。

最後のサビ部分ではステージ向かって左からショッカーさんが登場され名乗りを披露されました。

東京公演では名乗りの際はステージ向かって右側から登場されていたので少しサプライズでした。

 

・MoJoさんお一人でお話。

・MoJoさん「戦隊といえばですね。『マン』シリーズがありますよね。

スーパー戦隊で一番最初に『マン』がついた作品は、そう『デンジマン』です。

次はその次に『マン』がついた作品を歌います。『科学戦隊ダイナマン』です!」

 

05:科学戦隊ダイナマン/MoJo

06:電撃戦隊チェンジマン/KAGE

-MC-

 

続いて二作目の「マン」である「科学戦隊ダイナマン」より、オープニングをMoJoさんがパワフルに歌われる中、

一番が終わるとMoJoさんに呼びこまれてショッカーさんが登場されて名乗りで彩を加えられていました。

MoJoさんが退場されドラムが激しく叩かれる中、影山さんが登場され「電撃戦隊チェンジマン」よりオープニング。

影山さんは嬉しそうな表情を見せながらステージを軽々と左右に動き回り、シャープな歌声を披露されていました。

 

・影山さんお一人でお話。

・影山さん「あのォ、ボクの前に出たオジサンがねなんか『マン』を馬鹿にするような発言をしてたけど……」

 観客笑。

 影山さん「しっけいなぁああああああ!!」

 観客笑。

 影山さん「ンナハハハ。そいじゃぁもう一曲ノリのイイ所を。『鳥人戦隊ジェットマン』!!」

 

07:鳥人戦隊ジェットマン/影山ヒロノブ

-MC-

 

続いて影山さんが「鳥人戦隊ジェットマン」よりオープニングを爽快感たっぷりに歌われる中、

間奏ではショッカーさんがご登場。名乗りを披露されている横で見様見真似で影山さんも名乗られ、

最後の「ジェットマン」では曲が終わるまでロングトーンを披露され、観客から拍手が送られました。

 

・影山さんを見送られながらショッカーさんがご登場。

・ショッカーさん「次の作品は『マン』でも『ジャー』でも『レンジャー』でもない。……『カン』」

 観客拍手。

 ショッカーさん「我らが串田アキラさん、クッシーの登場です!! 『太陽戦隊サンバルカン』!!」 

08:太陽戦隊サンパルカン/串田アキラ

-MC-

 

ショッカーさんと入れ替わりに串田さんが登場され、「太陽戦隊サンパルカン」よりオープニング。

串田さんのからりとした爽やかな唄声はとても心地よく。例年は間奏ではショッカーさんが登場され、

串田さんの「イーグル」「シャーク」「パンサー」に合わせて太陽戦隊の名乗りを披露されるのですが、

今回は東京公演と同じく串田さんご自身がポーズを披露されていました。

 

・串田さんお一人でお話。

・串田さん「いやー今歌った『サンバルカン』41年前の曲なんですよねー。

じゃあ次はそれから40年経った戦隊、つまりは去年の曲です

去年の曲だけど知らない人は新曲だと思って聞いてくださいね。『ダイヤル回せ! ゼンリョクゼンカイオー』」

 

09:ダイヤル回せ! ゼンリョクゼンカイオー/串田アキラ

-MC-

 

続いて串田さんが歌われたのは「機界戦隊ゼンカイジャー」より、全力全界合体ゼンリョクゼンカイオーのテーマ。

本曲は大阪では初披露となるだけに、串田さんもより力を込めて唄われているようにも感じました。

 

・串田さんを見送られながらショッカーさんがご登場。

・ここでショッカーさんからご案内。

 ライブ配信において「鳥人戦隊ジェットマン」の途中から配信に不備があった事をライブ配信視聴者へ向けて謝罪。

 後日配信されたアーカイブでは該当部分は問題なく視聴することができるとアナウンスされていました。

 ショッカーさん「いくらジェットマンだからって『レッツゴー飛び出』さなくても良かったのに……」

 観客笑。

・ショッカーさん「『スーパー戦隊"魂"』は大阪では三年前からお休みしていたので早くこの曲を皆さんに聞いてほしかったです。

続いては大西洋平さんのご登場。洋平君には大いに輝いて頂きたいと思います!」

 

10:魔進戦隊キラメイジャー/大西洋平 ナレーション:ショッカーO野

-MC-

 

ショッカーさんのナレーションを受けて大西さんが登場され、「魔進戦隊キラメイジャー」よりオープニング。

一番が終わると間奏で観客に「みんな立てますか?」と投げかけて観客を立たせて

元気な中にもやさしさの漂う高揚感あふれる歌声を披露されました。

 

・大西さんお一人でお話。

・大西さん「ありがとうございます。一回お座りください。立ちたい方はお立ちになったままで。

とりあえず、ボクをキライにならないでください」

 観客笑。

 

・この年の10月末にサウジアラビアで開催された「サウジアニメエキスポ2022」に出演された大西さん。

・大西さん「空港で金属探知機を使って危険なものを持ち込んでいないかを調べられるんですけど、

ボク、静電気が凄いんで静電気除去用の、持つと電気が光って静電気を逃せられるヤツを持っていったんですよ。

それが検査員の方がわからなくて『これは何だ』的な事を言ってきたんですよ。

でもボク、英語も、アラビア語もわからないから、実際やってみせたんですけど余計怪しまれて」

 観客笑。

 大西さん「一緒に谷本貴義さんも行ってたんで、代わり谷本さんが説明してくれたんです。

『ひーはずあえれくとりっくしょっく』って言ってくれて、なんか魔法を使う人みたいな説明のされ方で」

 観客笑。

 大西さん「魔法はちょっと使えないんですよね。使えるのはキラメンタルともう一つ、

ボクには忍タリティがあるんですけどおおおお! 聞いてください『さぁ行け! ニンニンジャー!』」

 

11:さぁ行け! ニンニンジャー!/大西洋平

12:五星戦隊ダイレンジャー/New Jack 拓郎

-MC-

 

続いて観客に手拍子を扇動しながら大西さんが歌われたのは「手裏剣戦隊ニンニンジャー」よりオープニング。

間奏の「セイセイセイ」の掛け声で振り付けを扇動されていましたが、少し早く指導して慌てる場面も。

前奏で「オレだって会いたかったぜぇえ」と話されながら拓郎さんのご登場。

「五星戦隊ダイレンジャー」オープニングを拓郎さんは独特のハスキーな歌声で観客を盛り上げられると、

間奏ではショッカーさんがご登場。名乗りを披露されるのを拓郎さんは間近で見守られていました。

 

・拓郎さんお一人でお話。

・拓郎さん「New Jack"ソックタッチ"拓郎です」

 観客笑。

 拓郎さん「よかった~。ウケて」

・声が出せない状況下なので手拍子によるコール&レスポンス、ハンドレスポンスを行う事に。

 東京公演で行われたものと同じでしたが、今回ははじめに観客一人を指名して見本をやってもらっていました。 

 拓郎さん「今日は誰を目当てに来たの?」

 手拍子で応える観客。

 拓郎さん「え? ……ホリエミ……ちょっと違うか」

 観客笑。

・続いて観客全体に手拍子を促し、思いの他しっかりと揃った手拍子が返ってきて感心される拓郎さん。

 拓郎さん「なんだよぉ、『え? 五目そば?』とかボケようと思ったのに」

 観客笑

 拓郎さん「それじゃあ、行きましょう。前半最後、盛り上がっていきましょう!!

『俺たち無敵さ!!』ダイレンジャー!!」

 

13:俺たち無敵さ!! ダイレンジャー/New Jack 拓郎

-MC-

 

観客の手拍子とご自身のタイトルコールから、同じく「五星戦隊ダイレンジャー」エンディング。

拓郎さんは時折込み上げてくるものがあったご様子でこらえながら歌われており、

間奏では「もうちょっとだぞ、声出せるまで」と観客へ向けて語られていました。

 

~休憩~

-MC-

 

拓郎さんが拍手で見送られるとショッカーさんの案内で換気タイムの為、休憩時間。

休暇時間は東京公演ではおよそ15分でしたが、大阪公演では約10分間でした。

休憩時間中は廊下やロビーへつながる扉が開けられていた他、

入場口となる扉も開けられており、徹底した換気が行われていました。

 

・まもなく休憩時間が終了する旨がアナウンスされ、しばらくするとショッカーさんがご登場。

・ここでショッカーさんより2023年春にライブ「スーパーロボット魂2023」開催のお知らせ。

 東京公演は二日間開催されるほか、大阪公演の復活もアナウンスされていました。

 

・ショッカーさん「さあ今日はレジェンドが多いですが、最新の戦隊がやってまいりました。

ここからは、祭りだ祭りだあああああああああ!」

 観客拍手。

 ショッカーさん「MORISAKI WINさんのご登場です。『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』より『俺こそオンリーワン』!!」 

 

14:俺こそオンリーワン/MORISAKI WIN

-MC-

 

後半一曲目はWINさんのご登場で、当時絶賛放送中「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」よりオープニングから。

WINさんは観客の反応を見られながら嬉しそうなお顔で、独特のしなやかな歌声と躍動感あるパフォーマンスをご披露されました。

 

・ショッカーさんが合流されて改めWINさんをご紹介。

・WINさんはミュージカルでもご活躍中なので、ご多忙なので本当に来てくれるか不安だったショッカーさん。

 ショッカーさん「夏のANIME JAPAN FESでコロムビアの担当人に『11月本当に来られるの?』って聞いたら

コロムビアの人も『……一応予定はしてますけど』」

 観客笑。

 WINさん「いや、所属事務所のスタッフさんと『11月は絶対に空けよう!』って言ってたんですよ」

 観客拍手。

・WINさんとショッカーさんはリハーサルではじめまして。

 ショッカーさん「リハーサルで歌ってバンドやコーラスの皆さんと調整するじゃないですか。

その時に『どうでしたか?』って聞いた所、一言『ボクは楽しいです!!』」

 観客拍手。

 ショッカーさん「なんていい子なんだろう!! ズッキュンきちゃいましたよ」

 

・WINさん「さっきリハーサル終わりの休憩時間にベースの吉岡さんがスッとボクの横に来て、

『WIN君、見てよ、うちの息子』って携帯で動画をみせてくれたんですけど『ドンブラ』めっちゃ歌ってるんですよ」

 観客拍手。

 ショッカーさん「おぉお!!」

 WINさん「しかも5歳だから、ボクのオクターブ上で歌ってるんですよね。将来有望ですよ!!」

 ショッカーさん「息子に自慢できるじゃん! これでね、縁がつながったわけですよ」

 観客拍手。

・WINさんを見送られてショッカーさんお一人に。

・ショッカーさん「いい仲間が増えたよ。ベテラン中堅も負けてられないね。

続いての方は、29年ぶりに同じ名義で戦隊に帰ってきました。

でもこの曲、まだ発売してないんですよ。11月23日発売のミニアルバムに収録されています

New Jack 拓郎の登場です!! 『燃えろ! 虎龍攻神!』」

 

15:燃えろ! 虎龍攻神!/New Jack 拓郎

16:a battle world/大西洋平

17:Don't Boo!ドンブラザーズ/MORISAKI WIN

-MC-

 

「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」コーナー。続いては拓郎さんのご登場で、虎龍攻神(トラドラゴンジン)のテーマ。

東京公演と同じく上半身裸で腹に紫のサラシを巻き、龍虎の単衣を羽織って紫タスキを掛け、金の鎖を首に巻き

さらにそこにサングラスをつけられた拓郎さんは、単衣を翻しながら時に荒々しく、時にしなやかに歌われていました。

続いては大西さんが颯爽と登場され、大阪公演限定でアクション曲「a battle world」を披露。

大西さんならではの突き抜ける様な高音が心地よく、今回聞けるのではと期待していただけにとても嬉しかったです。

「ドンブラザーズ」コーナーのラストはWINさんのご登場でエンディング。観客に手拍子を促しながら

WINさんはとても楽しそうな表情でしなやかでグルーブ感のある歌声を披露されていました。

 

・WINさんを見送られながらショッカーさんがご登場。

・ショッカーさん「もう一方初登場!! まってたね! 歌声を聞くと笑顔になれます。作風と同じですね。

高山成孝さんのご登場です!! 戦う交通安全!! 激走戦隊カァアアアアアアアレンジャー!!」

 

18:激走戦隊カーレンジャー~フルアクセルヴァージョン~/高山成孝

-MC-

 

チェッカーフラッグ模様のスーツでに黒の皮パン姿で登場された高山さんによる「激走戦隊カーレンジャー」より二代目オープニング。

高山さんは東京公演で空気感をつかまれたのか、ステージを左右に動きながら歌われ、

「激走戦隊カーレンジャー」の歌詞部分で天を指さし腕をグルグル回し親指を立てるという

作品の名乗りそのままの振り付けも軽やかに、とてもライブを楽しまれている様子でした。

 

・高山さんお一人でお話。

・高山さん「カーレンジャーの年に『DORACOON'96』っていう、声優さんと歌手のオーディションコンテストがあったんです。

その時に堀江さんと初対面で、水木一郎さんとも初めましてだったんですね。そしたら水木さんから

『カー(人差し指を上につきだした後に腕をまわす)レンジャー(胸の前で親指を立てる)ってやるといいよ』と」

 観客拍手。

 高山さん「『やるといいゼェーッ!!』と言われたかどうかは忘れましたが……」

 観客笑。 

 高山さん「『カーレンジャー』の振り付けは水木さん直伝というお話でした。一日も早い完全復活をお祈りしております」

 水木さんは2021年に声帯不全麻痺を発症され、その治療中に発見された肺がんと闘病されながら活動中。

・高山さん「次の曲は長年の、積年の恨……恨みじゃない。思いを込めてしっとりと歌わせていただきます。

バンドの皆さんもどうぞしっとりとお願いします……『天ン国サンバァ』!!」

19:天国サンバ/高山成孝

-MC-

 

続いてはしっとりとした曲と好対照にご陽気な「激走戦隊カーレンジャー」よりエンディング。

高山さんは随所でコミカルな振り付けを交えて明るく朗らかな歌声を披露される中、

アップルのお二人と貴日さんが東京公演と同じくオリジナルをしっかりと踏襲した合いの手を担当されていました。

 

・ショッカーさんが合流されて改めて高山さんをご紹介。

・80年代から90年代のゴールデンウィークに新宿NSビルで行われていた「大ヒーロー展」の

 「スーパーヒーローショー」に司会で関わられていたショッカーさん。

 歴代レッドのスーツアクターをされてきた"ミスターレッド"新堀和男さんをアクション監督に、

 実際にテレビで演じられていた俳優さん達をはじめ、スーツアクターさん達もご本人というとても豪華なショーだったそうで、

 「カーレンジャー」の年にショーで高山さんが歌を披露された時に共演されて以来、26年ぶりの再会だそうです。

・高山さんが拍手で見送られショッカーさんお一人に。

・ショッカーさん「続いては我らが永遠のアイドル、堀江美都子さんに登場して頂きましょう。

『White light~ガオホワイト 冴のテーマ~』」

 

20:White light~ガオホワイト 冴のテーマ~/堀江美都子

-MC-

 

続いては堀江さんのご登場で、「百獣戦隊ガオレンジャー」よりガオホワイト/大河冴のテーマ。

しなやかかつクールな堀江さんの歌声とパフォーマンスは風格満点、とても格好良かったです。

 

・堀江さんを見送られながらショッカーさんがご登場。

・ショッカーさん「『カーレンジャー』『ガオレンジャー』と続きましたので、ここらで『マン』に行きたいとも思います。

『マン』といえばこの方、影山ヒロノブさんの登場です!!

 

21:光戦隊マスクマン/影山ヒロノブ ナレーション:ショッカーO野

-MC-

 

ショッカーさんのナレーションを受けて影山さんが登場され「光戦隊マスクマン」よりオープニング。

観客を扇動されながら、影山さんならではの情熱的な歌声とパフォーマンスで観客を盛り上げていました。

 

・影山さんお一人でお話。

・影山さん「『マン』ですけどね。気持ちいです。『チェンジマン』がボクのアニソン、特ソンの最初なんすよ。

1985年っすからねぇ……っまァ、今日の楽屋で一緒だった先輩達の曲に比べると新しいんスけどね」

 観客笑。

 影山さん「今日も楽屋で『ラジメニア(※)』のムサさんとかおりんが来てくれたんすよ」

※「青春ラジメニア」。ラジオ関西の老舗アニソンリクエストラジオ番組。

アニメソング界を30年以上年支え続けている番組で、この年に番組開始以来パーソナリティを務められた

"ひねくれ岩ちゃん"こと岩崎和夫さんが勇退。2022年現在は、1991年より岩ちゃんと共に番組を支え続けてこられた

"ラジメニ小町かおりん"こと南かおりさんと共にバンドワタナベフラワーのベース、ムサさんが後任を務められています。

 影山さん「同じ楽屋のクッシーとMoJoさんと一緒に『ひさしぶりー』って言ったら

かおりんが『影ちゃん、この楽屋だと違和感あるよねー』って(得意げな表情)」

 観客笑。

 影山さん「(舞台袖を見ながら)あ、なんか、ぶつぶつ言ってるオジサンがいる。けどめっちゃ嬉しかったっす」

 観客拍手。

・影山さん「ボクが関わった戦隊主題歌は4作品。その中でも次は唯一の『ジャー』!!

『ハリケンジャー』エンディングです聞いてください『いま、風の中で』」

 

22:いま、風の中で/影山ヒロノブ

 

この年20周年を迎えた「忍風戦隊ハリケンジャー」よりエンディングを、大阪公演限定でご披露。

青空を思わせる青い照明の中、影山さんが笑顔いっぱいにポジティブな歌声を披露されていき、

サビ部分では手を左右に振る振り付けで観客との一体感が生み出されていました。

 

・影山さんを見送られながらショッカーさんがご登場。

・ショッカーさん「『ハリケンジャー』が今年で20周年。10年前に新作『10YEARS AFTER』が作られました。

今や紅白歌手となった純烈が歌を歌ったりしていましたからね。

そんな『ハリケンジャー』、なんと20周年で新作が作られるという」

 観客拍手。

 ショッカーさん「凄いですよね。これを機にいろんな戦隊がメモリアルで盛り上がればいいなと思います。

さて続いての作品は今年40周年。なんかやってほしいなぁ……。

M・o・J・o!! MoJoさんにご登場いただきましょう!! 『大隊ゴーグルV』」 

 

23:大隊ゴーグルV-オルタネートバージョン-/MoJo

-MC-

 

続いてはMoJoさんのご登場で、観客との一体感が楽しい「大隊ゴーグルV」よりオープニングの別テイク版。

最後のサビではゴーグルVのTシャツ姿のショッカーさんが登場され、歌詞に合わせて名乗りをご披露。

そのまま歌が終わるまでステージに残られ、MoJoさんと共に観客を盛り上げていました。

 

・MoJoさんお一人でお話。

・MoJoさん「なんか、影ちゃんがさっき妙な事を言ってましたね。舞台袖で吹きだしてしまいました」

 観客笑。

 MoJoさん「今はね、色んな戦いがありますね。コロナとかとんでもない国がなんかやってますけど。

戦いが終わればいいじゃないっすか。そんな願いを込めて『ストップ・サ・バトル』」

 

24:ストップ・サ・バトル/MoJo

25:We are the ONE~僕らはひとつ~/串田アキラ 

-MC-

 

続いても同じく「大隊ゴーグルV」よりエンディング。MoJoさんは凛々しい低音の歌声で

願いを込めて歌われた後は、串田さんのご登場で「爆竜戦隊アバレンジャー」よりエンディング。

大阪公演のみ披露の本曲。観客がエンディングのバーミア兵ダンスの簡易版を踊る中、

間奏になるとゆっくりとアバレッドの名乗りの最後部分を思わせるアクションを披露されていました。

 

・串田さんお一人でお話。

・串田さん「『アバレンジャー』来年で20周年なんですよね。思えばこの曲も一生懸命唄ってきました。

最初レコーディングで『アバアバ』って唄って噛みそうになっちゃったんですけど、

こうして唄い続けてきて、イイ曲だなぁ。唄ってきて良かったなぁって思います」

 観客拍手。

 串田さん「次の曲もイイ曲です。音楽には垣根も国境も無いですよね。『夢の翼を』」

 

26:夢の翼を/串田アキラ

-MC-

 

大空を思わせる青い照明の中、串田さんが唄われたのは「太陽戦隊サンバルカン」より挿入歌「夢の翼を」。

優しく晴れやかな唄声を披露されると、ラストにショッカーさんがステージの真ん中に登場され、

じっくりと噛みしめるように名乗りを披露。串田さんは穏やかな表情で見守られていました。

 

・串田さんを見送られながらショッカーさんお一人でお話。

・ショッカーさんのお衣装のお話。

 毎年その年の戦隊柄のバンダナと半袖シャツを特注で拵えているショッカーさん。

 ショッカーさん「大阪では『キラメイジャー』の年から披露出来ていませんでしたからね。

今日は『キラメイジャー』と『ドンブラザーズ』と今着ている『ドンブラザーズ』。

全部持って来ました。大阪の皆さんに見てもらいたくて!!」

 観客の拍手の中、ショッカーさんは「ゼンカイジャー」の半袖シャツに袖を通されました。

 ショッカーさん「さぁ、これを着てラストゾーンです。やはりこのゴールデンコンビのお二人に登場して頂きましょう!

ささきいさおさんと堀江美都子さんのご登場です!!

『機界戦隊ゼンカイジャー』より『全界合体! ジュラガオーン』!!」

27:全界合体! ジュラガオーン/ささきいさお 堀江美都子

-MC-

 

ラストコーナーは「機界戦隊ゼンカイジャー」より全界合体ジュラガオーンのテーマから。

いさおさんと堀江さんは時折お互いを見合いながら抜群のコンビネーションで歌われていました。

いさおさんがジュランを思わせる赤、堀江さんがガオーンを思わせる黄色のお衣装なのも嬉しく。

 

・いさおさんと堀江さんお二人でトーク。

・いさおさん「いやあしかしみんな元気だね。オレなんか途中楽屋で眠くなっちゃって。ンフフフ」

 観客笑。

 堀江さん「皆さんずっと手拍子、拍手で手を叩いてるから手が痛くなっちゃってますよね。

本当は声を出したいでしょうに。ありがとうございます!」

28:ゴレンジャーストーム/ささきいさお 堀江美都子 

-MC-

 

続いては「秘密戦隊ゴレンジャー」より、ゴレンジャーの武器や兵器を歌った「ゴレンジャーストーム」。

いさおさんと堀江さんの圧巻の歌声に、コーラスの皆さんのスキャット、歌詞に合わせて変わる照明、

声が出せないながらも観客が振り付けや拍手で楽曲に参加し、文字通りの会場一体となっていました。

 

・いさおさんと堀江さんお二人でトーク。

・いさおさん「やっぱりこの曲は楽しんで歌う方がイイよね」

 堀江さん「ラジャー」

 いさおさん「ラジャーかぁ、ラジャーといえば『ガッチャマン』だよね。ンフフフ」

 堀江さん「……そうですね」

 いさおさん「来年はタツノコの60周年ライブも控えているからね」

※2023年1月に開催される「タツノコプロ創立60周年記念特別公演~Tatsunoko 60th Legends~」

 堀江さん「そう考えると来年も結構いさおさんとご一緒ですね。まだまだあたしも頑張らないと」

 いさおさん「こっちこそ頑張らないとね。だんだんスタミナが無くなっていくからね。ンフフフ。

さぁ、最後はミッチもバンドもコーラスも全員で一体となって参りたいともいます。

特に最後のガンタさんのドラムソロ、大長編のドラムソロに期待してください!!」

 

29:見よ!! ゴレンジャー/ささきいさお

-MC-

 

「秘密戦隊ゴレンジャー」より二代目エンディングであり、劇場版「ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー」のオープニング。

前回のライブ「スーパー戦隊"魂" 2021」より堀江さんもコーラスで参加されるようになりました。

間奏ではショッカーさんが名乗りで参加され、ギターのナベさんのソロもあり、

より力と技と団結のステージが作られました。ラストはいさおさんのお話にあった通り、

ドラムのガンタさんによる迫力満点かつ少し長めのパワフルなソロで締めくくられ、観客拍手喝采となりました。

 

・ガンタさんやナベさんを讃えつつショッカーさんが登場され、ここでバンド、コーラスの皆さんをお一人づつご紹介。

・続いて観客との「スーパー戦隊"魂"」のやり取りを合図に、今回の出演者の皆さんがステージへご登場。

・出演者の皆さんが今回のライブの感想をお一人づつコメントされて行きました。

 

・これから披露される最後の一曲の間のみ観客の写真撮影OK。

・ショッカーさんからその際の注意事項として「動画はNG」「本格的な望遠カメラでの撮影NG」であること、

 SNSアカウントを持っている観客は「#スーパー戦隊魂2022」「#SAS2022」で投稿してほしい等がアナウンスされました。

 

30:秘密戦隊ゴレンジャー/ささきいさお 堀江美都子 MoJo 串田アキラ 影山ヒロノブ NewJack拓郎

             高山成孝 大西洋平 MORISAKI WIN ショッカーO野

「スーパー戦隊"魂" 2022」ツアーの全工程を締めくくるのは「秘密戦隊ゴレンジャー」よりエンディング。

いさおさんがメインで歌われ、他の出演者の皆さんはコーラスワークを身振りを交えつつ、

歌詞の「力と技と団結の」部分では観客も一緒に揃いの振り付けを行ってラストを楽しみました。

二番終わりの間奏ではショッカーさんがその場で秘密戦隊の名乗りを披露されていました。

曲の終わりに演奏陣の皆さんがそれぞれの楽器をかき鳴らす中、いさおさんがステージ左と右にパンチを繰り出し

最後に中央にパンチを繰り出されると、ステージ左右のキャノン砲から赤と銀のテープが発射されました。

 

・観客が拍手を贈る中、ショッカーさんに紹介されながら出演者のみなさんが順番に退場され、 

 その後、バンド、コーラスの皆さんも順番に退場されていき、ショッカーさんお一人に。

・慣例として規制退場と終演後の出演者の出待ちの禁止がアナウンスされました。

 

・ショッカーさん「面白かった!? 楽しかった!?」

 観客拍手。

 ショッカーさん「オレも楽しかった! やっぱり大阪はイイよねー」

 観客拍手。

 ショッカーさん「大阪、関西沢山これますように祈念して。また絶対会いましょうね!」

 観客拍手。

 ショッカーさん「会いましょうね!!」

 観客拍手。

 ショッカーさん「会うよねー!!」

 観客拍手。

 ショッカーさん「それでは約束のォ! スゥパァ戦隊ぃいいいーッ! スピリィイイィイッツ!!」

 観客拍手。

 ショッカーさん「ショッカーO野でしたっ。またお会いしましょう!」

 観客拍手。

 

ショッカーさんが拍手で見送られると入れ替わりにスタッフさんがご登場。

規制退場のアナウンスが行われ、客席後方の観客から一定時間を置いて順番に退場していき、

「スーパー戦隊"魂" 2022」大阪公演、および「スーパー戦隊"魂" 2022」全公演が終演となりました。

 

3年ぶりの復活となった大阪公演は、東京公演二日間を凝縮した内容に+α。

大阪公演でのみ当時放送中の「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」特集が設けられたり、

2022年に20周年の「忍風戦隊ハリケンジャー」、2023年に20周年を迎える「爆竜戦隊アバレンジャー」の

エンディングがそれぞれ歌われ、東京大阪それぞれの魅力を持たせようという思いを感じました。

おそらく「ハリケンジャー」「アバレンジャー」両作の20周年記念で新作映画が発表されのは

今回の選曲が決定した後だと思うので、今回の選曲はなんとも不思議なご縁を感じました。

 

久し振りに「スーパー戦隊"魂"」の東京二公演、大阪一公演の全公演に赴きましたが、

オープニング、エンディングはもちろん、ロボソングを中心に挿入歌もふんだんに散りばめられ、

今回も公演それぞれに魅力的な演目となっておりました。

現役でシリーズの主題歌を担当されているWINさんのご出演はもちろん嬉しく、

歌声もパフォーマンスもとても魅力的でトークでの好青年ぶりもとても好感が持てました。

 

そして今回の公演で特筆したいのが高山さんのご出演。

2004年の「スーパー戦隊"魂"」開催から18年目。20周年が射程距離に置かれている状況で

ライブ開催の2004年以前に主題歌を担当された歌手の方々も数多く出演されましたが、

勝手にもうこれ以上は増えないだろうと軽くたかをくくっていた所があったので

ライブの開催と出演者の発表時から驚きと喜びが入り混じったものでしたが、

実際にステージを拝見し、当時の思い出そのままの歌声と名乗りを取り入れた振り付けに感激しました。

スーパー戦隊シリーズの多様さ共々、まだまだどんな進化、変化がもたらされるのかお楽しみです。

 

 

補足

 

・当日は「電子戦隊デンジマン」の主題歌を歌われた成田賢さんのご命日でした。

 

・バースデーソングさん主催のライブで関西に来るのも3年ぶりのショッカーさん。

 定期的に兵庫県の神戸で開催されているご自身のトークライブには飛行機で向かわれるため、

 新幹線に乗られるのも実に3年ぶりだったそうです。

 ショッカーさん「東京駅から乗ったんですけど、関係者がボク一人だけだったんですよ。

今はね品川とか新横浜にも新幹線は止まるから、そこで皆さん乗ってくるんですけど、

それすらわからなくなるくらいに久々で、東京駅でチケット4回確認しました」

 観客笑。

 ショッカーさん「『間もなく新大阪』ってアナウンスから到着まで5分位あるんですけど、

アナウンスの直後にもう荷物持って出口で待っちゃって。あと3分あるのに。

それくらい久し振りでしたし待ち望んでいました」

 

・これまでのコロナ禍のライブでは演奏陣の皆さんもマスクをされておりましたが、今回は全員マスク無しでした。

 

・いさおさん「本当は今年の5月で引退する予定だったんだけどね」

 ショッカーさん「ちょちょちょっと聞いてないですよ」

 堀江さん「毎年言ってます」

 観客笑。

 いさおさん「なんとなく伸ばしちゃってね。そうしようかなと思うんですけど。来年もたぶんやります」

 観客拍手。

 

・MoJoさんが「デンジマン」の名前を出したのはこの日が成田賢さんのご命日だったからでしょうか。

 

・影山さん「いいねー。ふるさとだぜー!」

 

・串田さん「大阪へ、来た・ゾ!!」

 

・拓郎さん「大阪ぁ~ん、お待たせぇ~。三年ぶりぃ~」

 

・拓郎さん「オン、ベース。吉岡WIN」

 

・エピソードを話そうと思って手に書いてきたものの、手汗で読めなくなってしまった高山さん。

 

・今回のライブ出演を機にtwitterをはじめられた高山さん。

 高山さん「はげましのお言葉、お誉めのお言葉、あと、はげましのお言葉をお待ちしております」

 

・ショッカーさん「さっきお話されていた『DORACOON』。学研とかアニメディアが5年連続でやってたコンテストね。

ボク、一回司会をやった事があるんですよ。あと、応募のテープの審査にも関わってました。

特に歌手部門は結構応募来てて、ボクが関わった時は6000本くらいきていたんですよ。

その時の審査員特別賞が杉山小枝子さん!」

 照れつつお辞儀をされる杉山さん。

 観客拍手。

 ショッカーさん「そして『DORACOON』第一回のアニソン部門のグランプリが平山佳代子さんでした」

 照れつつお辞儀をされる平山さん。

 観客拍手。

 ショッカーさん「お二人共当時から水木さんの教え子だったんで

『なんだぁ、出来レースじゃねえの?』っていう人もいるんですけどガチなんですよ。

 ガチで審査した結果、10組中5組が『水木一郎ボーカルスクール』の生徒さんだったんです。

 これでわかるのがアニキがいかに名選手名監督かって事なんですよね」

 

・ショッカーさんによると先頃ご結婚を発表されたという松原さん。

 お相手は「夜霧のハウスマヌカン」や「ランバダ」で知られる歌手のややさん。おめでとうございます。

 

・「スーパー戦隊"魂"」開催当初は隔年だった事を忘れられていたいさおさん。

 堀江さん「戦隊は毎年増えますからね。どんどん新しい人達が来ますよね」

 いさおさん「そしたらところてん式に我々が出されたりして。今回は『ゴレンジャー』『ジャッカー』無しとか」

 ショッカーさん「いやいやいや。そしたら二日間開催でなくて、三日間ですよね……」

 観客拍手。

 手を横に振るベース吉岡さん。

 

・最後に出演者の皆さんがステージに登場された際、いさおさんと堀江さんを中心に

 向かって右側にライブTシャツ姿の影山さん、大西さん、WINさんが並ばれていました。

 堀江さん「絶対ボケてくると思ったら、ちゃっかりシャツをインしてる人がいます」

 ショッカーさん「あれ?」

 大西さん「あれぇ?」

 堀江さん「アンタ、東京の時は出してたじゃないのォ」

 影山さん「堀江さん、言っていい事と悪い事がありますよ」

 観客笑。

 東京公演においてWINさんを見て「最近の若い人はTシャツをズボンの中に入れている」という佐藤健太さんの言葉を受け、

 拓郎さんや遠藤正明さんがその場でタックイン/パンツインをしようとするという一幕がありました。

 影山さん「ボォクはいつもインしてますよぉ~」

 堀江さん「ホラ、向こうは貫いてる人もいるよー」

 ショッカーさん「そうそう。昭和を貫いてますよー」

 反対側のステージ向かって左側の拓郎さん、高山さんはライブTシャツを出す着こなし。

 同じく左側にいた串田さんとMoJoさんはライブTシャツを着用されていませんでした。

 影山さん「うわぁ~。おっさんじゃね?」

 堀江さん「まねっこしてぇ~」

 観客笑。

 

・大西さん「さっき舞台袖で待ってる時『オレもインしよぉかな~』って声が聞こえた気がしました」

 影山さん「おぉまえぇ~」

 観客笑。

 

・今回のライブ出演に向けて7キロの減量に成功した高山さん。

 高山さん「カミさんに『人前に出る身体じゃない』と言われて一生懸命頑張りました」

 観客拍手。

 

・ショッカーさん曰く「黒の皮パンはけたらもう仲間」

 

・拓郎さん「柄にもなくなんか今日感動しちゃって」

 ショッカーさん「自分の歌に感動しちゃったの?」

 拓郎さん「違いますよ!」

 影山さん「なんだよ!」 

 拓郎さん「なんだよじゃないっすよ!」

 観客笑。

 

・拓郎さんと高山さんのお家が物凄く近所だと判明。

 高山さん「すっごくご近所さんで」

 拓郎さん「だいたい直線距離で7キロくらい」

 ショッカーさん「へー」

 拓郎さん「……あんまりウケなかったみたいで」

 ショッカーさん「ウソかよ!」

 拓郎さん「ウソじゃ無いです。本当にそれくらいなんですけど、さっきの7キロ痩せたとちょっとかけてみたんです」

 ショッカーさん「あー」 

 WINさん「あー」 

 大西さん「それ聞いたら超面白いっす」

 拓郎さん「なんかすいません」

 

・ショッカーさん「今回も配信は彼のチームが一手に引き受けてくれてね。今はやりの二刀流ですよ」

 拓郎さん「でも影山さんにはさっき『儲けやがって』って言われましたけどね」

 影山さん「イイっすかぁ? なんかボクが歌った所だけ配信トラブルがあったみたいっすね」

 観客笑。

 影山さん「オイオイオイ」

 拓郎さん「アーカイブではちゃんと見られるようにしますから」 

 

・堀江さん「今まで他の人がステージに立ってる時ってどこか冷静に見ていたんですけど、

最近は色んな人のステージを見ていて感動する事が多くなってきたんです」

 いさおさん「年のせいだよ。ンフフフ」

 堀江さん「そぉお? 年のせい? だとしたら、年取るっていいことだね」

 観客拍手。

 

・当日いさおさんがはかれていたスラックスは30年回愛用されているとか。

 いさおさん「これでだいぶもとをとれました。ンフフフ」

 

・いさおさん「さっきご近所という話してましたけど、MoJoさん、家が近いんですよ」

 MoJoさん「そうですね」

 いさおさん「近くのレストランで会ってビックリしましたね。7キロじゃないけど。ンフフフ」

 

・楽屋で靴下を変えられているのをショッカーさんに目撃された串田さん。

 ショッカーさん「『見えないのに』って言ったら『汗かくからさ』っておっしゃっていました。

やっぱり見えない所をやられるのが真のおシャレですよね」 

 

・ライブ終了後は期間限定でアーカイブが配信されており、約1週間楽しむ事が出来ました。

 東京公演と比べるとカメラの数は少なかったものの、ステージ床に固定カメラが設置されており新鮮。

 本編中の曲のカットやトークの編集などはされていなかったように思いますし、

 ライブ中継時にトラブルがあったという「ジェットマン」以降の数曲もしっかり見る事が出来ました。

 また休憩中と終演後のバックステージコメントには画面の装飾としてフレームが設けられていました。

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