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KAGEYAMA Hironobu BIRTHDAY LIVE 2022
22.2.18 渋谷duo MUSIC EXCHANGE

出演/影山ヒロノブ

ダンス/景山菜奈 AI

演奏/BROADWAY (Key&Cho.須藤賢一 B&Cho.村上聖 Dr&Cho.岩田"GUNTA"康彦 G&Cho.松尾洋一)
    DJ.後藤王様 DJ&Co.景山菜奈

 

 

ロックバンドLAZYのボーカルとしてデビューされ、解散後にソロシンガーとして活動中に
1985年のスーパー戦隊シリーズの特撮「電撃戦隊チェンジマン」の主題歌を皮切りに
アニメ「DRAGON BALL Z」のオープニング「CHA-LA HEAD-CHA-LA」を代表格に
これまで数多くのアニメ、特撮、イメージソング、ゲームの楽曲を歌われてきた影山ヒロノブさん。

歌手としてアニメソングを歌われている他、シンガーソングライターとして作詞作曲も行われ
再結成後のLAZYや声優さんやアーティストなどにも数多くの楽曲を提供されており、
ご自身がチェアマンを務めるアニメソングを作り歌うユニットJAM Projectではほとんどの楽曲を手がけられています。

ライブ活動も精力的に行われており、2000年代初頭よりアコースティックギター一本を携えて
日本全国の比較的小規模な会場で毎月開催される「ソロアコギの旅」は影山さんのライフワークになっています。
反面、ご自身のバンドBROADWAYを率いてのバンドスタイルでのソロライブはあまり開催されておらず、
現在唯一定期的に開催されているのが、毎年ご自身のお誕生日近辺で開催されているバースデーライブです。

毎年お誕生日である2月18日近辺に渋谷にある老舗ライブハウスShibuya eggmanで開催されておりましたが、
2021年、影山さんが60歳の還暦という節目のバースデーライブは、2020年以来世界規模で蔓延し続けている
新型コロナウイルスの影響下にあったため、有観客ライブとしては行われず、
配信ライブ「影山ヒロノブ 60 times around the sun online LIVE "YOUNG BLOOD"」として開催。
その為、今回は2年ぶりに有観客でのバースデーライブ開催となりました。

ところが、ライブの開催から約半月前の1月24日には影山さんにとって2022年初ライブとなる
「影山ヒロノブ 2022年ソロアコギの旅 1月編」が開催予定でしたが、前日に影山さんが体調不良を訴え開催延期。
後に影山さんが新型コロナウイルスに罹患した事が発表され、ライブ自体も3月18日へ延期となりました。
その為、今回のバースデーライブの開催も心配されましたが、影山さんは無事全快。
バースデーライブが影山さんにとっては2022年初のライブであり、全快後初のライブとなりました。

今回のライブは二部構成で展開する旨が事前に告知されておりました。
一部は2021年の10月にニュースサイト「ねとらぼ」で行われた
アンケート企画「一番好きな『影山ヒロノブ』さんが歌うアニソンは?」の結果を元にして
BROADWAYの皆さんの演奏で展開されるバンドスタイルでのライブ。
もう一部は、影山さん曰く「反撃のおうちロックのお披露目セクション」。
影山さんはコロナ禍で思うように音楽活動ができない中、「反撃のおうちロック」をテーマに掲げ
ご自身の次女でありシンガーソングライターでダンサー・振付師でもある景山菜奈さんと共に
自宅で楽曲制作。2021年の「ソロアコギの旅」で毎月一曲づつ披露されていました。
それらの楽曲をまとめたオリジナルアルバム「反逆のおうちロック」が3月に発売される事が発表され
今回、ご息女の菜奈さんとアニメソングDJの後藤王様さんと共にお披露目ステージが設けられました。

また、今回のライブも「ソロアコギの旅」と同じく当日の模様はライブ配信サービスである
PIA LIVE STREAMによってライブ配信が行われる為、会場内にはカメラが数台設置されて、
カメラマンのスタッフさんも配備されていました。

例年のバースデーライブは前途の様に影山さんに縁深い東京渋谷のShibuya eggmanで開催されていましたが、
今回は同じ渋谷にあるライブハウスSpotify O-EASTの一階にあるライブハウス渋谷duo MUSIC EXCHANGEで開催。
観客にもマスクや消毒の他、クラスター感染対策の為、事前に来場者フォームへの記入が義務付けられていました。

2022年の2月時点の新型コロナウイルスの感染者数は一旦はだいぶ収まってきていたものの、
感染力が強い変異株オミクロン株の拡大により感染者数の増加は高止まりの状況でした。
ライブか開催される東京都ほか各都道府県ではまん延防止等重点措置の発令延長が発布されていました。

会場へ入場時は検温と手足の消毒が行われ、1ドリンクチケットを交換し、指定席に着座して鑑賞。
会場内は感染対策として観客のキャパシティを制限しているとはいえ、とても多くの観客が来場。
椅子席の隣と前後の間隔がとても近く、体感的にはなかなかの込み具合を感じました。
また放送などによる感染防止のための諸注意等は行われず、会場の柱に張り紙がしてある程度でした。

ステージ上後方にBROADWAYの皆さんの楽器や影山さんのマイクスタンドがスタンバイされており、
前方向かって左側には王様さんと菜奈さんが使用するDJのブースが設置されていました。

開演時間を少し過ぎた頃になると客席の照明が暗くなっていき、
「KAGEYAMA Hironobu BIRTHDAY LIVE 2022」いよいよ開演です。

●反撃のおうちロックのお披露目セクション
00:We're ready to Rock/後藤王様 景山菜奈


暗くなったステージに王様さんがDJブースに登場され、準備が整った所で流れ出したのは
自宅で影山さんと菜奈さんが楽曲制作をされている会話からはじまるオーバチュア「We're ready to Rock」。
楽曲制作のやり取りがうるさいというご近所さんの声を受けた
影山さんの「一緒におうちロックしませんか?」の一声から王様さんのスクラッチを合図に
小気味のよいEDMサウンドが流れ出し、菜奈さんがご登場されてDJ王様さんと交代。
王様さんが見守る中、菜奈さんが観客に手拍子を促して盛り上げていると影山さんがご登場。

01:We are ろんぐらいだぁす!
~Live for today! (今日を生きよう)
~星のハーティー・ロード
~Hello Brand New Days!/影山ヒロノブ
-MC-


ライブ前半は「反撃のおうちロックのお披露目セクション」からスタート。
3月のアルバム発売に先駆けてライブ当日から配信よりぬきで先行配信が開始された
「反撃のおうちロック【バースデー版】」の楽曲群をメインにDJスタイルでご披露。
まず歌われたのはアルバムのオープニングナンバーである「We are ろんぐらいだぁす!」。
ご趣味である自転車愛を軽快に歌われ、菜奈さんのコーラスも相まって躍動感たっぷりな幕開け。
そのまま菜奈さんのラップから続く「Live for today!」はバンド、グラス・ルーツの楽曲のカバーであり
1981年に発表された影山さんのソロデビュー曲をアレンジを大幅に変えたセルフカバー版。
ノリの良いEDMアレンジに合わせ、観客は影山さんの扇動で随所で手を掲げたり両手を左右に振り一体感が生まれていました。
「次はみんなの大好きな曲を」と披露されたのはLAZYの12枚目のシングル「星のハーティー・ロード」。
原曲はキーボードの井上俊次さんが歌唱を担当されているのですが、影山さんの歌声でセルフカバー。
がらりと雰囲気が変わり、メロウな空気の中、影山さんが甘くせつなく歌われていました。
オープニングブロックのラストはコロナ禍の日常をポジティブに描写した「Hello Brand New Days!」。
菜奈さんとアイコンタクトで歌い出しを確認されていたり、中盤では向かい合って歌われたりと
ステージでは初めてとなる本格的な親子共演の醍醐味を感じる事が出来ました。

・ここで影山さんから王様さんと菜奈さんをご紹介。
・菜奈さんは一旦退場されて次のステージの準備へ。
・影山さん「みんなと会わへんうちに、コォロナになってしまいました。
     ンもォーおかげで髪の毛がこんな色になってしもてぇ~」
この時の影山さんは全体的に金髪で襟足部分が黒という髪色でした。
影山さん「んまぁ、このままだと遠藤(正明さん)と区別がつかなくなるんで、黒は残しときました。
     でも、この髪色についてみんなからの意見は受けつけてません!!」
観客笑。
・影山さんのトークにスクラッチでリアクションをする王様さん。

02:Slow dancer/影山ヒロノブ
03:Olympia/影山ヒロノブ
04:Do the KG hustle!/影山ヒロノブ
-MC-


「アルバムの中でも一番大人っぽい。61歳の大人っぽい曲」と紹介された「Slow dancer」。
衣装を替えられた菜奈さんとダンサーのAIさんが登場され、しなやかなダンスで華を添えます。
ゆったりとしたテンポでアダルトな甘さを感じる影山さんの歌いぶりにうっとりとしました。
続いて静かに始まったのは、オリンピアン達が競技に望む心情を歌われた「Olympia」。
前年の「東京2020オリンピック」を受け作られたであろう本曲は、
ライブ当日も「北京2022オリンピック」が開催中という事もあり、
穏やかなで躍動感ある曲調を希望いっぱいに歌われるお姿は非常に格好良く、影山さんの真骨頂を感じました。
軽快なテンポで始まった「Do the KG hustle!」では衣装を替えられた菜奈さんとAIさんが再度ご登場。
全編英語詞の本曲は晴れやかな影山さんの歌声が魅力的なエクササイズソング。
サビ部分では菜奈さんとAIさんと共に身体を動かして歌われる影山さんのタフさに目を見張り、
更に間奏部分では2000年代に流行したエクササイズ「ビリーズブートキャンプ」さながらに
「DJ KG ブートキャンプ」と称しボディラインをキープするトレーニングを展開され、さらにタフさに脱帽でした。

・影山さん「一番疲れてるのはオレやったりしてなぁ……」
・AIさんは退場され菜奈さんはDJブースにスタンバイ。
・影山さん「次に歌うのは、今日用のサプライズを用意しました。もう一曲セルフカバーします!
     次の曲でEDM、おうちロックセクションは最後です。みんな、盛り上がってこー!!」

05:感じてナイト/影山ヒロノブ

コーナーラストはLAZY11枚目のシングル「感じてナイト」をEDMアレンジ版でサプライズ的にお披露目。
アルバムに収録予定曲のお披露目コーナーだったので、まさか本曲が聞けると思わず嬉しいサプライズ。
EDMならではのリズム感を際立たせたダイナミックなアレンジもまた面白味があり、高揚感抜群でした。

退場BGM:We are ろんぐらいだぁす!

影山さん「この後、BROADWAYとのアニソンセクションがるんで、今日は長いぞ~!」

~休憩~
-MC-


拍手の中、影山さん、菜奈さん、王様さんが退場され20分ほど休憩時間。
この間、スタッフさんによってステージ上のDJセットが片付けられ、
影山さんのマイクスタンドの設置やBROADWAYの皆さんが使われる各楽器の調整が行われていました。
調整が終わりしばらくすると客席の照明が暗くなっていき後半のスタートです。

●-Greatest Show- powered by ねとらぼ調査隊
06:Ray of Hope ~Anthem of KAGE☆STARS~/SE


影山さんのオリジナルアルバム「ROCK JAPAN」のオープニングがオーバーチュアとして流れる中、 
BROADWAYの皆さんが登場され、それぞれのブースに入ってセッティングされていました。 

07:覚悟完了!/影山ヒロノブ
08:WE GOTTA POWER/影山ヒロノブ
09:最強のフュージョン/影山ヒロノブ
-MC-


「Ray of Hope ~Anthem of KAGE☆STARS~」が終わると影山さんが登場され、一曲目は人気投票10位の楽曲。
影山さんの楽曲の中でも硬派で根強い指示を集めている印象のOVA「覚悟のススメ」よりエンディング。
客席を見渡しながら凛々しく歌われた後は、アニメ「DRAGON BALL Z」より人気投票8位の二代目オープニング。
いっぱいの笑顔を見せステージを動き回りパワフルに歌われた後、続いては「WE GOTTA POWER」と同率8位の
映画「DRAGON BALL Z 復活のフュージョン悟空とベジータ」のエンディングをノンストップでご披露。
颯爽とした歌いぶりはもちろん、劇中のフュージョンのポーズをされていたのも嬉しうございました。
追いかけの「行くぜ」や「今だ」は村上さん、「DRAGON BALL」はBROADWAYの皆さん全員でご担当されていました。
今回「ねとらぼ」のアンケート結果を見ずにライブに臨んだので、披露される毎に新鮮な気持になりました。

・影山さん「今日はタフな夜っすね。『おうちロック』セクション終って、もう帰ろうかと思いました」
観客笑。
影山さん「ライブ前に取材受けたんすよ。『61歳のバースデーライブどうですか』って?
     ボクは『いやぁ~、ぜんぜん体力の衰え感じて無いでぇ』……ウソからはじまってます今日のライブ」
観客笑。
影山さん「でもね、ライブってしんどい方がいいんすよ。こォ~、やった感が出ますからね。
     もォ~帰ってぇ、ビールなんて飲んだら、もうコレやろォ~生きてるって事はァってなりますよ」
・今回は「ねとらぼ」のアンケート結果をカウントダウン形式でほぼそのままご披露。
影山さん「途中で10位以下のヤツとか、あまりにもパワーソングが続くとオレがしんどいので色んなの挟んで演ります」

10:スターダストボーイズ/影山ヒロノブ
11:GET THE WORLD/影山ヒロノブ
12:夢旅人-BLUE DREAM-/影山ヒロノブ
-MC-


「ボクのファーストアニソンタイアップ」と話され、アニメ「宇宙船サジタリウス」より人気投票7位のオープニング。
影山さんはノリのイイ楽曲をとても楽しそうに歌われました。続いては人気投票6位でこの年に25周年を迎えた
アニメ「爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP」よりオープニング。ポジティブでからりとした影山さんの歌声はもちろん、
ステージの照明が星馬兄弟が使用するマシンを思わせる赤、青、白だったのも嬉しかったです。
ここでカウントダウンから外れて人気投票12位のアニメ「聖闘士星矢」より二代目エンディングでクールダウン。
ミラーボールが星空を作る中、影山さんは聖闘士達の哀愁あふれるロックバラードを情熱的に歌われていました。

・開催中の「北京2022オリンピック」での選手達の活躍の影響で涙もろくなっている影山さん。
影山さん「昨日なんか、もうめっちゃ泣いたァ、もう思い出すだけで涙出てくる」
前日の17日はスピードスケート女子1000メートルで高木美帆選手が金メダルを獲得しました。
・2019年の九州での「ソロアコギの旅」以降コロナ過で中止になっていったライブたち。
・影山さん「今日なんかも、みんな心配で来てくれたと思うんすよ。オレなんか世間でも有名な飛沫系シンガーやん?
     オレの場合、スコープとかで見たら多分10メートル位飛沫が飛んでるらしいよ。2階まで届きますもんね。
     ……何この自虐ゥ。でももう、コロナちゃうからね。大丈夫やからね」

13:影山ヒロノブ魅惑のヒットパレード
魂のエヴォリューション (1.5C)
~HERO (キミがヒーロー) (1.5C)
~POWER of LOVE (1.5C)
~鬼神童子ZENKI (1.5C)
~青い風のHOPE (1.5C)
~僕達は天使だった/影山ヒロノブ
-MC-


ここからは今回のアンケートで10位以下となった楽曲から、影山さんが久し振りに歌いたい曲などを選ばれて、
須藤さんがアレンジされ各曲をメドレー形式でつないた「影山ヒロノブ魅惑のヒットパレード」。
まずは人気投票21位のアニメ「ビーストウォーズメタルス ~超生命体トランスフォーマー~」初代オープニング。
ハードな曲調をソリッドに披露された後は、人気投票19位の映画「DRAGON BALL Z 激突!! 100億パワーの戦士たち」より、
YUKAさんと歌われたエンディング。久々に聞く事が出来た嬉しさの感慨もそこそこに
続いて人気投票17位のOVA「新世紀GPXサイバーフォーミュラSIN」よりエンディングの前奏で大喜び。
影山さんの甘い歌声とBROADWAYの皆さんのコーラスワークがなんともいえない心地になる本曲は
好きな曲ながらなかなか生で聞く事が出来なかったので、不意打ち的に聞く事が出来て嬉しうございました。
曲調ががらりと変わり、和風の重々しさが特徴の人気投票15位のアニメ「鬼神童子ZENKI」のオープニング。
影山さんのシャウトやタフな歌声は発表から年月を重ねた今、ライブで体感すると一層魅力が際立ちます。
続いて特番「DRAGON BALL Z スペシャル 絶望への反抗!! 残された超戦士・悟飯とトランクス」エンディング。
影山さんは照明で会場が青一色に彩られる中、トランクスさながらに爽やかな歌声を披露されていました。
メドレーのラストは人気投票5位のアニメ「DRAGON BALL Z」より二代目エンディングをフルサイズで。
影山さんの歌声とBROADWAYの皆さんのコーラスは明るさの中にどこか郷愁を感じ、しみじみとさせられます。

・メドレーの途中で上着を脱がれたものの下に着ていた服がめくれていてスタッフさんに直してもらう影山さん。
影山さん「これは誠に恥ずかしいなぁ。こういうクソガキいますよね。夢中になって見えて無いの。
     また上がってきたら教えてね。(笑いながらステージを指さすジェスチャーをしながら)ってやって」
・ロックシンガーのボーカルそれぞれ。
影山さん「JAMでいうと、オレとか福ちゃん(福山芳樹さん)は次の日声が出なくなってもいいくらいに歌うんすよ。
     奥井(雅美)ちゃんは『兄さん、声ガラガラになってもなんとなくやってますね』って誉めてくれるんすけどね」
観客笑。
影山さん「遠藤とか奥井ちゃんはオレ達よりも完成されてる。絶対声が枯れる様な雑な歌い方をしないんすよ。
     ……これって誰をけなして、誰を褒めてんねん」
観客笑。
影山さん「でもこれって青春時代に見てきた、聞いてきた人達の影響なんすよね。
     オレなんか声出なくなったらオクターブ下で平気で歌う様なクラシックロックのむちゃくちゃな人達見てたし。
     でもたぶん、福ちゃんはオレよりもっとヒドイはず」
観客笑。
・影山さん「あと残りはなんとなくわかるかもしれないね。世間で1位だと思われてる曲は1位じゃないんすよ。
     アニソン好きな人達が愛してくれるのはやっぱりコレとかアレなんすね。
     別に世間で1位の曲が嫌いなわけやないからね。アノ曲が無ければ間違いなく今のオレはいないから」

14:夢光年/影山ヒロノブ
-MC-


ラストブロックは影山さんが「めちゃめちゃ愛してる」というアニメ「宇宙船サジタリウス」より人気投票4位のエンディング。
影山さんは優しくも切なく歌われていましたが、中盤で歌詞を間違えてしまい「しまった」という顔をされる場面も。

・影山さん「あーええ曲やわぁー『夢光年』……なのにちょっと間違えた。ここもMC入れんはずやったのに」
観客笑。
・影山さん「もぉなぁ~、コロナじゃなかったらオレもうお客さんの上でサーフィンするわ。
     ……いつかまた出来るようにて、コロナの前もそんな事してへんかったけどなぁ。
     でも、いつかそんな事も出来るようになる日まで、がんばろーぜえ!!」
観客拍手。
影山さん「がんばろーぜえ!!」
観客拍手。
影山さん「じゃあそんな"がんばるオレ達のテーマソング"はぁー?」
客席にマイクを向けようとして止まる影山さん。
影山さん「あ、あ、あ言わんでええ。しゃべったらあかんやもんな。飛沫はオレだけで沢山や。
     いくぜぇええええ、もーちろんこの曲だぁああああああ!!」

15:CHA-LA HEAD-CHA-LA/影山ヒロノブ
16:聖闘士神話~ソルジャードリーム~/影山ヒロノブ
17:HEATS 2021/影山ヒロノブ


人気投票3位であり、影山さんの代表曲中の代表曲であるアニメ「DRAGON BALL Z」より初代オープニング。
ご自身のライブでは再アレンジ&再録版の「2005ver.」が披露される事が多かったので、オリジナル版でのご披露は珍しく。
ひたすら明るく元気な影山さんに応える様に観客も声は出せないながらも手拍子や拳で盛り上がりを支え、
盛り上がりはそのまま人気投票二位のアニメ「聖闘士星矢」より二代目オープニングへ。
影山さんは前奏の「聖闘士星矢」のシャウトも麗しく、シャープな歌声を披露され、いよいよラスト。
人気投票で1位となったのは、OVA「真(チェンジ!!)ゲッターロボ -地球最後の日-」二代目オープニング。
今回は2021年にアニメ「ゲッターロボアーク」で三代目エンディングとして再アレンジ&再録版された「2021」でご披露。
熱気がこめられていながらもどこか爽快な影山さんの歌声とパフォーマンスに圧倒される締めくくりとなりました。

-アンコール- 
-MC-


観客から拍手を受けながらBROADWAYの皆さんが退場され、続いて影山さんが退場されると
ステージ上が暗くなり、拍手がアンコールを表す手拍子に変わっていきました。
しばらくするとステージ上が明るくなり、今回のライブTシャツに着替えた影山さんがご登場。

・今回のバースデーライブグッズのTシャツは影山さんの目元をピックアップして背中にあしらったデザイン。
影山さん「これ誰の眼やと思います? まあオレの眼やないと意味ないよね。
     うちのスタッフの眼だったりしたら、もう、なんでやねんってなりますよね」
・影山さんに一人ずつ呼びこまれたBROADWAYの皆さんもライブTシャツ姿。それぞれの位置にスタンバイ。
・影山さん「じゃあ、アンコールは、LAZY祭いきますかぁー」
観客拍手。
影山さん「ナハハハ。そいじゃあ、この曲だぁ―!!」

18:悲しみをぶっとばせ/影山ヒロノブ
-MC-


アンコールはLAZY10枚目のシングル「悲しみをぶっとばせ」。前奏が聞こえると客席の方々から抑え気味の黄色い歓声が。
影山さんは客席にいるLAZY時代からのファンを中心に愛おしそうに眺めながら嬉しそうに歌われていました。
原曲はフェードアウトの本曲、今回は最後に演奏が一旦止まり、影山さんの歌を受けて演奏が締めくくられるアレンジ。

・影山さん「そんなキメあったんですって。BROADWAYの皆がYouTubeにあったLAZYの動画を参考にしてくれました。
     こんなシメ方やってたんやなぁ。キメでジャンプしそうになりました」
・ここで王様さん、菜奈さん、AIさんが影山さんに呼びこまれてステージへ。
・影山さん「んまぁ、今まで辿ってきた道を大事にしながら、今まで登ったことない山を目指していきたいです。
     ぜひ、現役でいる間は応援してくださいね。ナハハハハ!」
観客拍手。
影山さん「最後はガンちゃんがせっかく買ったサンバホイッスルから始めるのでよく聞いていてくださいね」

19:ベイビー・アイ・メイク・ア・モーション/影山ヒロノブ 後藤王様 景山菜奈 AI

ガンタさんの笛からはじまったのはLAZYの8枚目のシングル「ベイビー・アイ・メイク・ア・モーション」。 
明るく軽快な本曲はサビ部分の振り付けがあり、影山さんはもちろん、王様さん、菜奈さん、AIさんも一緒に。
更にサビ部分では菜奈さんは振り付けをしながらハンドマイクでコーラスも担当されていました。
客席でも一緒になって振り付けを行う観客が多く、ラストにぴったりの賑やかな一幕となりました。

閉演BGM:Olympia

「Olympia」が流れ出し、観客の拍手の中、影山さんの案内でBROADWAYの皆さんが退場され、
続いて菜奈さん、AIさん、王様さんも退場されていき、影山さんお一人に。

影山さん「ありがとう! みんな、出来れば、コロナになんなよー! オレが言うのもナンやけど!」

影山さんが拍手で見送られるとスタッフさんから規制退場のアナウンスがあり、
アナウンスに沿って観客が退場していき、「KAGEYAMA Hironobu BIRTHDAY LIVE 2022」は終演となりました。


前半の「反撃のおうちロックのお披露目セクション」はコロナ過で少数人数によるハンドメイドで
制作された個性豊かな楽曲群をDJスタイルで数珠つなぎに披露されていく試みが面白く、
セクション全編をEDMサウンドで統一した事で一種のグルーヴを感じられ、新鮮な心地でした。
また本格的に初共演となったご息女菜奈さんとのステージが見られたのも嬉しかったです。
後半のアニソンセクションは個人的に「ねとらぼ」のアンケート結果を見ずにライブに臨んだので、
なんとなく見当はつきつつも、どの曲が何位になるのか分からない楽しさがあり大変興味深く。
「魅惑のヒットパレード」は久々に聞けた曲や初めて聞く事が出来た曲もあり、とても有難かったです。

何より、前半のクラブ的なノリの中、歌って踊って飛び跳ねてトレーニングした後に
人気投票だもので自然とパワフルな楽曲づくし事になるであろう後半を、怒涛の勢いのバンドスタイルで
終始笑顔でステージ中を動き回って歌い、パフォーマンスされた影山さんのタフさに、ただただ圧巻でした。

影山さんお誕生日おめでとうございます。


補足

・会場前の入場待機場所には高木ブーさんや"影生くんの中の人"からの祝花が飾られていました。

・開演までの間にはスタッフさんからグッズ物販の案内が何度か行われたのですが、
案内の前に影山さんのお誕生日であるというアナウンスがあると観客から拍手が贈られていました。

・「We're ready to Rock」のタイトルは後日、菜奈さんのインスタグラムで判明。
曲中のご近所さん役は長女で声優の景山梨彩さんがご担当されていたそうです。

・王様さんの足のサイズは22センチ。
影山さん「足はちっちゃいけどDJのテクニックは最高です!」

・「Olympia」の間奏では「全てのオリンピアンにリスペクトを」と影山さん。

・前半終了時、BGMとして流れていた「We are ろんぐらいだぁす!」のリズムに合わせて
軽快なステップで退場される菜奈さん。その様子を冷静な目と表情で見つめる影山さん。
その後を腰を左右に振りながらコミカルに退場されていた王様さん。

・ちなみに「最強のフュージョン」の際に影山さんがされたフュージョンは、向かって右のベジータ側。

・影山さんに先んじで須藤さんが2月14日に64歳のお誕生日を迎えられていました。
影山さん「でもまだギリ、高齢者枠ではありません!!」
背後で笑う松尾さん、村上さん、ガンタさんの声を聞き逃さない影山さん。
影山さん「何笑ろてんねん。次!(松尾さん) その次!(村上さん) その次(ガンタさん)やろぉ~!!」

・当時放送中のNHKの朝の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」を見ている影山さん。
影山さん「オレと聖くんは毎朝『カムカムエヴリデイ』泣いてますからね。
     『エヴリデイ』じゃねえ。『カムカムエヴリバディ』ね」

・「青い風のHOPE」は同じく特番の「DRAGON BALL Z たったひとりの最終決戦~フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父~」の
エンディングでKUKOさんとのデュエット「光の旅」と同率13位でした。

・影山さん「1985年から止まらずにアニソン歌ってますから、ずいぶん前に1000曲越えたんで。
     たぶんJAMを入れたら1500曲軽く越えてると思います。もう誰も数えてくれないんでわかんないすけど」

・「CHA-LA HEAD-CHA-LA」で1番の追いかけ部分になると須藤さんにマイクを向けた影山さん。
須藤さんはすぐに追いかけ部分を歌われ、影山さんは次の箇所では松尾さんにマイクを向けられましたが、
演奏に集中されていた松尾さんはすぐにはそれに気付かず追いかけ部分を逃してしまいました。
2番はまずはガンタさんが標的になり、無事に影山さんに応えたガンタさん。村上さんも身構えていました。
次の箇所は村上さんに来るかと思いきや、影山さんは天井に向かってマイクを向けられていました。

・王様さんの独特な存在感を「ちょっとこのウザみがクセになるんすよ。長く付き合うとどんどん好きになる」と影山さん。

・終演後、開場出口ではスタッフさんがアルバム「反撃のおうちロック」の予約QRつきカードを配布していました。

・影山さん「誕生日って随分前から嬉しくなくなったんだけど、こうやってみんなに会えるってのがめっちゃ嬉しいです。
     これからもやるべき事、やりたい事をまっすぐにやっていって、みんながハッピーになれる曲を
     出来る限り、やれる限り作っていきたいと思います!!」

 

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