top of page

松本梨香×高取ヒデアキ クリスマスLIVE 「Symbiosis」
19.12.23 eplus LIVING ROOM CAFE&DINING

出演/松本梨香 高取ヒデアキ
 
演奏/G&Ag&Co.川瀬智 Pia&Co.渡部チェル WBa&Co.岩切信一郎 Dr&Par&Co.生田目勇司 Sax&Fl&Co.渡辺定路



アニメ「ポケットモンスター」シリーズのサトシ役を代表に、海外映画やドラマの吹替えなど、
数多くの作品で声優として活躍され、歌手としてもアニメ「ポケットモンスター」シリーズの主題歌や
特撮「仮面ライダー龍騎」のオープニングなどを歌われている松本梨香さんと、
特撮「忍風戦隊ハリケンジャー」のオープニングをはじめとして数多くのアニメや特撮の楽曲を歌われ、
アニメ「プリキュア」シリーズやゲーム「アイドルマスター」シリーズ等にも楽曲を提供されているほか、
TAKAとして"Hard Boiled Brass Rock!"を掲げるバンド、Z旗(ZETKI)を率いて活動されている高取ヒデアキさん。

これまでハロウィンライブや在日米軍横田基地内でのライブなど、多くのステージを共にされてきたお二人が
「Symbiosis(共に生きる・共生)」をテーマに掲げ、クリスマスライブを開催されました。

お二人の楽曲にアレンジを加え、クリスマスソングなどを交えて展開されるという前触れで、
これまでに無い落ち着いた大人な雰囲気のライブになるとの事。どういった内容になるのか楽しみにしていました。

会場は東京渋谷にあるeplus LIVING ROOM CAFE&DINING。
所謂ライブハウスではなく、レストラン&カフェとしても営業しており、客席はテーブル席。
全体的にカジュアルかつ落ち着いた雰囲気で、とてもおしゃれな印象がする会場でした。
ステージ上にはそれぞれの楽器のブースが設置されており、ちょっとしたクリスマスの飾りつけもされていました。

物販ブースには松本さんと高取さん、Z旗それぞれのグッズが販売されていたほか、
今回のライブのロングTシャツや松本さん作詞、高取さん作曲による新曲「Symbiosis」が収録されたCDも販売。
更に特別メニューとして今回のライブタイトル「Symbiosis」を冠したアルコール、ノンアルコールのカクテルや、
クリスマスプレートやプチ・ノエルなどの限定のメニューが販売されていました。

開演時間を10分ほど過ぎた頃、バンドメンバーの皆さんが登場され、それぞれの位置につき、
バンドの皆さんの準備が整った所でいよいよ開演です。

01:ママがサンタにキッスした (I Saw Mommy Kissing Santa Claus)/松本梨香 高取ヒデアキ
-MC-


イントロが奏でられると、松本さんと高取さんが登場され、一曲目はクリスマスソング「ママがサンタにキッスした」。
前半は日本語、後半は英語の歌詞で松本さんがメインで歌われ、高取さんはコーラスやサポートを担当。
間奏では「プレゼントはコレに決めた!」「サンタがシュシュっと参上!」「プレゼントゲットだぜ!」等
お二人に縁のあるアニメ「ポケットモンスター」や特撮「忍風戦隊ハリケンじゃー」に準えた台詞を披露されました。 

・メリークリスマスイブイブ。
・松本さん「一緒にクリスマスライブをやろうっていう事になった時に、この会場が23日空いてたんですよ。
     『お! いいじゃん!』って思ってたら、今年って祝日じゃないのね。ただの平日の月曜日だよ」
 観客笑。
 高取さん「お客さん来てくれるかすごい心配したんですよ。そしたらこんなに来てくれてね」
 松本さん「みんなちゃんと働いていなくてよかったです」
 高取さん「なんて事いうの! 働いてるって!」
 観客笑。
※この年は元号が平成から令和に代わり、天皇陛下も代替わりされ、
  それまで12月23日は「天皇誕生日」で祝日でしたが、この年に限り平日となっていました。
・お二人が初めて会った時のお話。
 松本さん「高トンが『シュシュっと参上!』ってやってた頃にイベントでご一緒したのが初めて。
     最初、ステージで『シュシュっと参上!』ってやってたから、変な人だなぁって思ってた」
 高取さん「ぁはっはっは。なにそれぇー」
 観客笑。
 松本さん「その時、楽屋が一緒だったの。女子なのに! 女子なのにだよ!?」
 高取さん「今日は大人な雰囲気じゃないの? いつもの感じになってきたけど」
 観客笑。
 松本さん「高トンと梨香と遠藤(正明)君が一緒。おかしい! 女子! 女子!」
 高取さん「そうかな、オレはそんなにおかしくなかったけど」
 観客笑。
 松本さん「でもその時楽屋で一緒に話したら凄くいい人。優しい人だなあーって思ってたよ」

・高取さん「今日のバンドメンバーもなかなかレアだよね。ピアノが渡部チェルだよ」
 松本さん「そうなの。チェルさんは『めざせ! ポケモンマスター』のアレンジしてもらってるんだよ。22年」 
 高取さん「オレもアニソンデビュー曲のアレンジはチェルなんだよ」
 松本さん「えーすごい! アタシ達の初めてを奪ったのね!」
 観客笑。 
・ウッドベースを導入しライブがやりたかった高取さん。
 高取さん「ずっとやりたかったんだけど、今回岩切君がウッドベースをやってくれて嬉しくてね。
     ウチのZ旗ってバンドでベースを弾いてるToshiはなぜかやってくれないんですよ。だいぶ前から位ってるのに」
 松本さん「なんでやってくれないんだろうね?」
 川瀬さん「多分重くて持ち運ぶのが大変だからだと思うよ」
 岩切さん「大変じゃないですよ」
 松本さん「その目が泳いでるんだけど」
 観客笑。
・平成三年生まれの"ジョージ"渡辺さんは松本さんとは学生時代からのお付き合い。
 松本さん「学生の頃から知ってるけど、結婚してお子さんも生まれてるんだよ。みんなアタシを追い抜いていく……チッ」 
 高取さん「今、舌打ちしなかった?」
 観客笑。
 松本さん「今のは舌打ちしたってわかるけど、電話だとキスしたかなって思われるかもしれないよね」
 高取さん「そうだねー」
・ここで松本さんが退場され、高取さんお一人に。
・高取さん「『ジュウオウジャー』に出ていた村上君(ジュウオウバード/バド役村上幸平さん)と一緒に
      気仙沼で『ジュウオウジャー』を歌った時(岩手県大船渡市で行われた『気仙空想文化祭』)、
      村上君の合わせてキーを下げた事があって。そしたらすごく歌いやすくて気持ちよくてねー。
      いつもは喉を凄く締めて歌ってるから、今日はちょっとのびのびと歌わせてもらいますね」

02:動物戦隊ジュウオウジャー/高取ヒデアキ
-MC-
03:Night fly/高取ヒデアキ
04:Alive A life/松本梨香
-MC-


ここからはそれぞれのソロコーナー。まずは高取さんによる特撮「動物戦隊ジュウオウジャー」よりオープニング。
原曲より少しゆったりとした速さとアレンジになっており、さながらジューランドの穏やかさの様な
曲調の中をとても伸びやかに歌われている高取さんのお姿が印象的でした。
「ウッドベースでこの曲を演りたかった」と話され、続いてはZ旗のアルバム「†新宿スキャット†」より「Night fly」。
元々の曲がアダルトな雰囲気ですが、今回のバンド編成によって更にムードを感じるアダルトさに。
高取さんの色気ある歌声を堪能した後は、客席から松本さんが登場され特撮「仮面ライダー龍騎」オープニング。
ジャズ風にアレンジされた小気味よい曲調の中、松本さんはパワフルかつノリノリに歌われていました。

・高取さんも合流されお二人でトーク。
・高取さん「……みんな盛り上がってるかあぁあああい!」
 観客「いぇぇぇええええええぇええい」
 高取さん「盛り上がってるかあああぁああい!」
 観客「いぇぇぇえぇぇえええええぇええい」
 高取さん「どぉっから来たんだあぁああい!」
 観客「家ぇぇえぇぇえええええええええええぇええい」
 高取さん「ありがとうございます。こちらウチの現場では恒例行事になっております」
・歌われながら腕のアクセサリーが衣装に絡まってしまった松本さん。外すのを手伝う高取さん。
 松本さん「わっ、高トンに外してもらってる。こんなのあるー?」
 高取さん「いやこれ破っちゃわないかドキドキするよね」
 無事に衣装からアクセサリーが外れました。
・平成生まれの渡部さんと生田目さんに世代差を感じる。
 松本さん「アタシだって永遠の10歳だからね」
 高取さん「そうかそうか。サトシが10歳だから」
 松本さん「うん。でもね、よく理解してくれない所でこれを言うと『大丈夫かこの人』みたいな顔で見られるの」
 観客笑。 
・スペシャルメニューのお話。
 高取さん「こうやって食べながら飲みながら聞いてもらえるってのも何かいいよね」
 松本さん「何が入ってるんだっけ? 唐揚げ?」
 観客笑。
 高取さん「唐揚げって。居酒屋じゃ無いんだから。チキンだよチキン」
 松本さん「そっか。でもこうして見ると食べ終わった方もいるから……みんなチキンと食べたんですね」
 観客笑。
 松本さん「そこでバンドのみんなは音を鳴らすんだよ! ぱっぱらっぱみたいな! 昭和だとそうなの!」
 高取さん「今日はおシャレにしっとりとって言ったじゃん!」
 観客笑。

・次に歌われる「守るべきもの」に関連して二人の「守るべきもの」は?
・高取さん「やっぱり"仲間"ですね」
 松本さん「アタシ仲間ですかね?」
 高取さん「仲間仲間。もちろんですよ今日のテーマは『Symbiosis』でしょ」
・松本さん「自分の中の守るべきものっていう意味で言うと"嘘はつかない"ですね。
     それは守っていきたいです。あと顔が晴れると書いて顔晴る(がんばる)。
     あとはなんもないな。ウチに犬いるけど。それはちょっと守っていきたいな」

05:守るべきもの/松本梨香 高取ヒデアキ
-MC-


劇場版「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ」のエンディングを 
松本さんのアニソンカバーアルバム「まんまる~ありがとう」でカバーされた版のアレンジでデュエット。
ボサノヴァ調のアレンジで、松本さんはアンニュイに、高取さんは柔らかく、それぞれの歌声が絡み合ってムードたっぷりでした。

・突然、ステージの中央に設置していたプロンプターが倒れてしまうアクシデント。
 松本さん「まぁ、色んな事あるよね。びっくりする事もね。うん。まぁ、それです」
 高取さん「ンフフフフ。なにそのまとめかた」
 松本さん「いいじゃん! なんか最近びっくりした事ある?」
 高取さん「ありますあります。それこそ♪ビックリマァ~ン(『祝(ハピラキ)! ビックリマン』)とか歌ってますからね」
 松本さん「『ビックリマン』も歌ってるの? すごいね。それオシャレなやつ?」
 高取さん「全然。楽しいやつ。♪棚からボタモチいただきまぁーすっての」
 松本さん「いいじゃんいいじゃん。梨香もね♪ぱぴぷぺ パンパカパァアアーンツ(『ぱぴぷぺパンパカパンツ』)ってのがあるよ」
 観客笑。
 松本さん「こんな風に元気に『パンツ』って歌うのは梨香ぐらいかなと思ってます」 
・松本さん「次に歌う曲は是非一緒に歌いたいと思ってお願いしたんですよ。
     皆も知ってると思う。アタシ達もこういう歌い継がれていく歌を歌っていきたいよね」
 高取さん「もちろんですよ」

06:糸/松本梨香 高取ヒデアキ

前半のラストは中島みゆきさんが作り、歌われ、その後数多くの歌手にカバーされている「糸」をお二人で。
穏やかなお二人の歌声が紡いた柔らかなハーモニーはとてもロマンチック。観客もじっくりと聞き入っていました。

 

~休憩~
 


松本さんと高取さんが退場され、続いてバンドの皆さんも順番に退場されていき、休憩時間に。
ゆったりとした休憩中にスタッフさんが倒れたプロンプターを修理され、
しばらくするとサンタ帽などをかぶられたバンドの皆さんがご登場。それぞれの準備が整ったところでいよいよ後半。

07:ジングルベル(Jingle Bells)
08:恋人がサンタクロース/松本梨香 高取ヒデアキ
-MC-


バンドの皆さんの演奏によるクリスマスソングの中でも特にポピュラーな「ジングルベル」が奏でられ、
軽快な曲調で観客も手拍子で参加する中、モールを首にかけ、鈴を鳴らしながら松本さんと高取さんがご登場。
後半はお二人による松任谷由実さんの「恋人がサンタクロース」のカバーからスタート。
「つむじ風追い越して」の部分は高取さんが爽快に、「雪の街から来た」の部分は松本さんが晴れやかに歌われ、
二番のはじまり部分では高取さんが歌いだすタイミングを逃してしまうという場面もありながら、
最後の「私の家に来る」をお二人が「eplus CAFEに来る」とライブならではの替歌をされていました。

・高取さん「なんか休憩時間中も皆さん色々とメニューをオーダーされて沢山食べてくれてるみたいで……」
 松本さん「話題をそっちにもっていこうとしてるけど、さっき歌い出し間違えたでしょ?」
 高取さん「アレ!? バレちゃった?」
 観客笑。 
・松本さん「アニメソングもそうだけど、みんなが知ってる曲を一緒に歌えるっていいよね」
 高取さん「そうだね。でも次に歌う曲はほとんどの方は知らない曲なんですよ。申し訳ないです」
・松本さんがモールをステージのそこここに飾りつけ、鈴を持って退場され、高取さんお一人に。
・平成生まれにはお笑いトリオ・ヒップアップのお別れの挨拶が通じない。

09:SAFARI/高取ヒデアキ
-MC-


高取さんのソロコーナー。まずは当時発表されたばかりのZ旗のアルバム「旗盤」より「SAFARI」。
前奏が繰り返される中、曲中の印象的な「ウォウウォウ」を観客と練習してからスタート。
躍動感あふれる曲調は今回のバンド編成でも再現され、高取さんの歌声もアダルトなファンキーさ。
後半には練習した「ウォウウォウ」が本番。観客もバンドの皆さんも一緒になって合唱していました。

・高取さん「この曲もウッドベースでやってみたかったんで、今回実現出来て嬉しいです。
     今後はぜひウチのToshiにもウッドベースをやってほしいと思いますね」
 観客笑。

10:寒空/高取ヒデアキ
-MC-


続いては高取さんが「川瀬君が作曲した曲を」という紹介で、Z旗のアルバム「†新宿スキャット†」より「寒空」。
ゆったりとした曲調を裏声を交え、大人の余裕を感じる伸びやかさで歌われる高取さんはとてもロマンチックでした。

・高取さんとバトンタッチして松本さんがご登場。
・途中で休憩を設けたライブが初めてだった松本さん。観客が帰ってしまわないか少々不安だったとか。
・ここで次に歌われる「生きてこそ」のサビ部分の手話を松本さん自らとても丁寧にレクチャー。
 チェルさんと渡辺さんがサビ部分を演奏され、川瀬さん、岩切さん、生田目さんは振り付けをご一緒に。
・松本さん「この曲は2011年の東日本大震災以降ずっと歌わせてもらってます。今年は海外でも歌いました。
     こうやって一緒に歌って振り付けをすると地球ってひとつなんだなぁって実感します」

11:生きてこそ/松本梨香
-MC-


アルバム「まんまる」でカバーされている「甲虫王者ムシキング 森の民の伝説」のオープニング。
一言一言をしっかりと歌われている松本さん。後半には客席にマイクを向けサビを観客を合唱する場面も。
観客の他、本曲の演奏に参加されない川瀬さんと岩切さんも一緒に振り付けを行っていました。

・松本さんのお兄さんのお話。
・体が不自由で早逝してしまったお兄さんの分まで生きて色々な事を伝えていきたい。
・松本さん「毎日が楽しい事ばかりではないけど、みんなの人生にちょっとでも寄りそえれば、
     今日もみんなと共有したこの時間を楽しかったって思ってくれればと思ってます。
     今は冬ですけど、いつか春が来るからその日を思って生きていってほしいなと思います」

12:春よ春/松本梨香
-MC-


続いて松本さんが歌われたのは、シングル「顔晴れワッショイ!」に収録されている「春よ春」。
和を感じさせる曲調をせつなく力強く情感たっぷりに歌われる松本さんのお姿が印象的。
最後は込み上げるものがあったご様子で、眼を潤ませ、声を震わせて歌われていました。

・高取さんが合流され、お二人でトーク。
・登場時に高取さんの口がもごもごしていたのを見逃さない松本さん。
 松本さん「あー! 何か食べたなー!?」
 高取さん「いや……ちょっと、チョコを……」 
 観客笑。
・新曲「Symbiosis」のお話。
・最初、観客にクリスマスプレゼントを渡したいと考えていた松本さん。
 高取さんに相談した所、今日の為に新曲を作ろうというお話に。 
 高取さん「でも曲が難しくて今緊張してる」
 松本さん「自分が作ったのに?」  
 観客笑。
 松本さん「さすがミュージシャン。でも時間ないよっーて思ってたけど、出来ちゃった」
 高取さん「集中したよね。でもバンドのみんなもホォントにみんな協力してくれて」
 松本さん「アタシも作詞できないよーって思ってたけど、なんとかできたね。おかげで部屋が泥棒に入られたみたい」
 高取さん「ミートゥー。オレもどこに何があるのかわかんない」
 観客笑。

・ここでバンドの皆さんをお一人づつご紹介。
・川瀬さんの名前「智(サトシ)」に反応する松本さん。
・岩切さんの肩に乗っていたピカチュウのぬいぐるみは松本さんからもらったものだとか。
・チェルさん「さっき気付いたんだけど、オレさ『祝(ハピ★ラキ)ビックリマン』の前にやってた、
      『ビックリマン2000』っていう作品の音楽やってるんだよね」
 高取さん「チェルはホォントにいっぱい作ってるもんね」
 松本さん「今度、おごってもらお!」
 観客笑。
 高取さん「でもチェルと川瀬君はよく一緒に曲作ってるもんね」
 松本さん「梨香の『仮面ライダー龍騎』もでしょ?」
 チェルさん「オープニングには関わってないけど、『龍騎』の劇伴はオレが作って川瀬さんがギター弾いてるんですよ」
 松本さん「やっぱりおごってもらお!」
 観客笑。
 高取さん「でも、2002年のニチアサのメンバーが今もこうして一緒にやってるんだよ。嬉しいよね」

13:Symbiosis/松本梨香 高取ヒデアキ
-MC-


今回のライブのために松本さんが作詞、高取さんが作曲された新曲「Symbiosis」を初披露。
「共生」をテーマにした歌詞がのる優しさと力強さを感じる曲調をお二人がアイコンタクトをし合いながら
抜群のハーモニーで歌われる光景はとても素敵なひとときでした。

・高取さん「生まれました。あー緊張したー。ありがとうございます。皆さんは立会人ですから。責任とってください」
 観客笑。 
・小さな声で「盛り上がってるかーい」と言ってみるもスルーされる。
・続いてはZ旗の楽曲を松本さんと一緒に歌う事に。
 松本さん「なんかいつも楽しそうで。バンド全員で歌ってる感じがしてね、いいなーって思ってたんだ。
     たまにZ旗と一緒になるとアタシの分まで演奏してくれるんだよ。そんなことまずないからね?
     普通は梨香だけカラオケなんだけど、Z旗の皆は何も言わずに演奏してくれるんだから」
 高取さん「それはほら、仲間ですから、Symbiosisですからね」

14:Sweet Song (Symbiosis Ver.)/高取ヒデアキ 松本梨香
-MC-


Z旗のアルバム「旗盤」収録の「Sweet Song」を「Symbiosis」のカップリングとして
アレンジし直し、今回のメンバーでレコーディングした「Sweet Song (Symbiosis Ver.)」。
小気味よい曲調の中、高取さんがメインで歌われ、松本さんは主にサビで合流、
お二人とも笑顔でとても楽しそうに歌われているのが印象的でした。

・今回販売されているCDに収録されている2曲はバンドメンバーそれぞれが
 自宅で録音したものを川瀬さんが一つにまとめられたとか。
 松本さん「アタシ達はチェルさんのスタジオで録音したんですよ」
 高取さん「すごいんだよ。キレイなスタジオでさ。漫画がぶぁーってあるの」
 チェルさん「もう漫画が入りきらないの」
 松本さん「売ればいいじゃん」
 チェルさん「やだ。一冊たりとも捨てたくない」
 松本さん「じゃあ今度行って黙って少しもらってっちゃおうかな」
 高取さん「なぁーんでそんなこというのー」
 チェルさん「ぜったいわかる」
・高取さん「今日は凄い緊張したけど楽しかったです。またやりたいですね」
 松本さん「その為にもCDやグッズを一人三、四枚ゲットしてもらって……」
 観客笑。
・平成生まれは故・谷啓さんのガチョンを知らない。

・最後のひと盛り上がりを「盛り上がってるかい?」「イエーイ」で景気づけ。
 松本さん「ちょっと今日はアタシの先輩が来てるからやってもらおうよ。堀内賢雄さんっていうんだけど」 
 観客「おぉぉおおぉおおお」
 関係者席に堀内賢雄さんのお姿が見え、ざわめく観客。
 松本さん「『ビバリーヒルズ高校白書』のスティーブ役で梨香と共演してるんだけど、
     賢雄さんやってもらっていいっすか? 高トンやってみて」
 高取さん「どっからきたんだい!?」  
 堀内さん「いぇぇええええええええい!」
 観客拍手。
 松本さん「スゴイよ! 賢雄さん今、スティーブの声でやってくれたんだよ!!
     本当の賢雄さんってすっごいいい声なんだからね! やさしいわー!」

・ここでスタッフさんから松本さんに手渡されたのは、
 「ポケットモンスター」に登場するポケモン捕獲道具モンスターボール型のスーパーボール。
 松本さんと観客との「ポケモン」「ゲットだぜ!」という掛け合いから曲をはじめ、
 その際に松本さんが客席にボールを投げてプレゼントしようという趣向。
・何度かフェイクを交えつつ、実際に松本さんと観客との「ポケモン」「ゲットだぜ!」で
 松本さんがモンスターボールを投げたものの、跳ね返ってステージに戻ってきてしまいました。
・松本さん「ぁあっははははっははははは」
 高取さん「何が起きたの?」
 松本さん「梨香、昔槍投げの選手だったんですよ。その時みたいに投げたら戻ってきちゃった!」
 観客笑。
 
15:めざせ! ポケモンマスター/松本梨香 高取ヒデアキ

観客との掛け合いも成功し、モンスターボールも今度は無事客席に届いて
本編のラストはアニメ「ポケットモンスター」より初代オープニングをお二人で。
元々軽快なノリの曲ですが、今回のジャジーなアレンジもとても新鮮。
松本さんは曲の序盤から客席に移動され、歌いながら観客と触れ合われ、
中盤から再びアクセサリーが衣装に絡まってしまうアクシデントもありつつ、無事外れていました。
高取さんは力いっぱい歌われながら、間奏ではスキャットを交えられるなど見所沢山でした。

-アンコール-
-MC-


松本さん、高取さんに続いてバンドの皆さんが退場されると、ステージ上が暗くなり、
観客の拍手が手拍子に、手拍子がアンコールに変り、再び手拍子に変わってしばらくすると
ライブグッズのロングTシャツ姿で高取さんがご登場。

・続いて同じくロングTシャツ姿の松本さんと、バンドの皆さんもステージにご登場。
・チェルさん着用のロングTシャツはSサイズ。身体にピッチリと密着するのが好き。
・ロングTシャツの配色は黒地にピンクと濃紺。
 松本さん「ホントは白地に緑と黄色ってのもあったんだけど、スプライトみたいじゃん?」
 観客笑。
 高取さん「ありっちゃあありだけどね」
 松本さん「そうなのでも、『Symbiosis、新発売!』って感じになっちゃうかなって思って」
・ロングTシャツの文字はお二人の名前のローマ字表記。初めて気づいた松本さん。
 松本さん「梨香の"か"は"CA"ですからね。"KA"だとクッァって呼んじゃいますから」
・高取さん「最後にもう一回、『Symbiosis』を歌ってお別れしたいと思います。
     是非、頭の中で『Symbiosis』がぐるぐる回りながら帰ってください」

16:Symbiosis/松本梨香 高取ヒデアキ

アンコールは今回の為にお二人が書き下ろされた新曲「Symbiosis」をもう一度。
初披露をされた後という事で、お二人とも先程歌われた時よりも若干緊張も薄らいだご様子で、
リラックスした雰囲気で歌われ、穏やかで優しい雰囲気の中で締めくくられていきました。

・高取さん「ありがとうございました!」
 松本さん「素敵なクリスマスを!」

拍手の中、松本さん、高取さん、バンドの皆さんが見送られていき、
「松本梨香×高取ヒデアキ クリスマスLIVE 『Symbiosis』」は終演となりました。

これまでありそうでなかった松本さんと高取さんだけのツーマンライブ。
笑顔で観客を楽しませようという心意気の塊のような松本さんと、
常に朗らかかつ気配りをされながら観客を盛り上げる高取さんのコンビネーションは抜群。
フードやドリンクを楽しみながら、ジャズ風にアレンジされたお二人の楽曲やカバーを味わえるという
これまでのスタンディングスタイルのライブとはまた違った趣でとても新鮮でした。
シュシュっと元気印な印象のあるお二人の一味違った一面をじっくりと堪能出来、
大人な雰囲気と楽しさが文字通り「共生」したとても素敵なライブでした。



補足

・高取さん「この会場は梨香ちゃんは初めてじゃないんだよね?」
 松本さん「去年、誕生日のイベントをやったんですよ。小さい時に食べていたものを提供したりして」
 高取さん「そうなんだ。オレ、一回ここでやってみたかったんだよね。おしゃれだしさ」
 松本さん「そうなの。おしゃれだけどカジュアルでしょ? しかもお客さんの顔がよく見える。みんな油断しないでね」
 高取さん「結構見えてるからね」
 松本さん「ウソでも笑ってね。アタシ達、結構傷つきやすいから」
 高取さん「なんでそこでナイーブアピールするの」
 観客笑。

・スペシャルメニューのドリンクの話。
 高取さん「甘酸っぱい……微・炭酸」
 松本さん「一応、梨香は声優をやってるから言葉にはうるさいんだけど、今の微・炭酸おかしいよ。
     微・炭酸じゃなくて微炭酸。"高取さん""松本さん"と同じように微・炭酸だから」
 高取さん「そうなの?」

・岩切さんの譜面台に飾られていた雪だるまの飾りつけは松本さんによるもの。
 松本さん「リハの時、みんなが一生懸命練習する中、梨香はひとりでこっちに集中してました」
 観客笑。

・「ジュウオウジャー」と「SAFARI」を経てアフリカに行きたい欲が高まっている高取さん。

・松本さん「明日がクリスマス本番でしょ? ……なんかイラつく」
 高取さん「なんでよ?」
 松本さん「なんかさーみんな誰かと一緒でしょ? 梨香なんか一人で家にいるだけだもん」
 高取さん「そうなの? でも若い時は同じ気持ちだったけど、今は割と平気。ねー川瀬君」
 黙ってうなづく川瀬さん。
 松本さん「街中歩くと『いいなー』って思うんだけど、家かったら『日本人でしょ? 餅飾ろうよ!』って」
 観客笑。

・動画サイトでアニメ「祝(ハピ★ラキ)ビックリマン」のブラジル版オープニングを発見した高取さん。
 高取さん「現地の人がポルトガル語で歌ってるんだけど、字幕の表記がローマ字なのね。
     オレとかはそのままだけど、川瀬君だけ"SATOSI"じゃなくて"TOMO"って書いてあったの」
 川瀬さん「ティーオーエムオーって書いてありました」
 高取さん「だからこれからはティーオーエムオーって呼びます」
 観客笑。
 
・渡辺さんの名前は定路(じょうじ)。高取さんは最初松本さんから「ジョージが来るよ」と聞いて
 筋肉ムキムキの黒人男性が来るのかと思われていたとか。

・高取さん「チェルはオレと同じで下の名前がカタカナなんだよね」
 チェルさん「マネしたんでしょ?」
 高取さん「確かにチェルの方が先かもしれないけど、マネしてないよ!
     前の事務所の人が姓名判断したら、いい感じだったんでカタカナにしたんだよ。
     ほら、影山ヒロノブさんとか宮内タカユキさんとか串田アキラさんとか
     アニソン歌ってる人って下の名前がカタカナの人が多いからマネしたと思われるんだけどね。
     でも、もしかしたら、意外にチェルのマネをした……そんな事無いけど!」

・「めざせ! ポケモンマスター」のオーキド博士による合いの手はチェルさんがご担当されていました。

・松本さん「なんか名残惜しいね。ずっとみんなと一緒にいたいね」 
 高取さん「じゃあもう一回『『Symbiosis』』歌う?」
 松本さん「それはいいや」
 観客笑。
 

bottom of page