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高取ヒデアキ 25th anniversary ZETKIレコ発 one-man LIVE
~全て此処から始まった~
19.11.1  Shibuya eggman

出演/高取ヒデアキ
   Z旗(TAKA Nobu Kawase Toshi 生田目勇司 Kagoshima KENITO Akuzawa Chouemon Ozaki)

演奏/Z旗(Vo.TAKA G&Co.Nobu G.Kawase Ba&Co.Toshi Dr.生田目勇司 Key.Kagoshima
         Tr.KENITO Tr.Akuzawa Sax&Co.Chouemon Tb.Ozaki) Con.ドンキー松葉



全て此処から始まった。

高取ヒデアキさん。
1994年にロックバンドWEATHER SIDEのヴォーカルとしてデビュー。
1998年に実弟のNobuさんとのユニット・COA(Collaboration Of Arts)でアニメソングに携わり、
以降、アニメ「ぐるぐるタウンはなまるくん」の歌のコーナーを担当されたはなまる楽団や、
アニメ「電脳冒険記ウェブダイバー」の楽曲を担当されたR.A.M.(Rundum・Access・Module)に参加。
2001年にはアニメ「しあわせソウのオコジョさん」のエンディングで"高取ヒデアキ"のソロ名義で初めてアニソンを担当されました。
歌はもちろん、作詞作曲も手がけられる等、クリエイターとしても才覚を発揮される中、
ソロとしては特撮「忍風戦隊ハリケンジャー」のオープニングで一躍広く知られるようになりました。

2003年からTAKAとして"Hard Boiled Brass Rock!"を掲げるバンド、Z旗(ZETKI)を率いて活動を開始。
当初はストリートライブを中心に活動され、現在はライブハウスを中心に不定期にワンマンライブを開催中。
10人編成ならではの躍動感ある迫力のブラスロックサウンドを中心にしたアルバムやMVを収録したDVDを発表されているほか、
バンドとしてもアニメソングにも多く関わられており、ANIME JAPAN FESに高取さんと共に出演された際に
ブラス隊の演奏が水木一郎さんの眼にとまった事がきっかけで、 Z旗のブラス隊の皆さんは水木さんのソロライブや
ANIME JAPAN FESにレギュラーで演奏陣に加わられ、現在ではライブになくてはなら無い方々になっています。

そんなZ旗の新アルバム「旗盤」の発売と高取さんのデビュー25周年を記念したワンマンライブが開催されました。

会場は高取さんのメジャーデビューやアニメソングの世界に入るきっかけになるなど、
ご自身の転機になった場所であるという東京渋谷にある老舗ライブハウスShibuya eggman。

会場に入るとステージ前方にはスクリーンが降りており、その奥にそれぞれの楽器のブースが設置、
さらにその奥にあるステージ壁面にはZ旗のロゴがあしらわれた旗が掲げられていました。
Z旗の楽曲がBGMとして流れている会場内では、今回の新アルバム「旗盤」の先行販売や、これまでのCDやDVD、
更に今回のライブTシャツや「旗盤」という名前にちなんだライブグッズミニフラッグ等が販売されていました。

開場時間を少し過ぎた頃、客席の照明がゆっくりと暗くなっていきいよいよ開演です。

●オープニング映像「風を抱いて」

上映されたのは高取さんがヴォーカルをつとめたWEATHER SIDEのデビュー曲「風を抱いて」のプロモーションビデオ。
若々しい高取さんのお姿に観客の歓声が上がる中、二番からは高取さんの歴史をたどるスライドショー。
赤ん坊の頃の写真からはじまり、実弟Nobuさんとの少年期の写真、やんちゃをされていた高校生時代の写真、
ライブ「スーパーアニソン魂"夏の陣" 史上最強のライブ宣言ダ!!」の打ち上げ時でのアニソン界の先輩方との写真、
様々なイベントでのお写真等を経て当日のリハーサルの模様と思われる写真になり、映像は再びプロモに戻りました。

00:SE
01:Bottom fish→


荘厳さを感じる楽曲からアルバム「†新宿スキャット†」より「完全犯罪」の前奏を織り交ぜた音楽へと変わると
Z旗の演奏陣の皆さんがご登場されそれぞれのブースにスタンバイされていきました。
一曲目は演奏陣のみでアルバム「クラブシャレード」より「Bottom fish→」。
ゴージャスで軽快なノリの良い演奏の中、ギターのNobuさんがメンバーを紹介されたり、
観客をアジテートして盛り上げられ、曲後半でTAKAこと高取さんがご登場されました。

02:無我夢中~sing in the rain~
03:Night fly
04:アンチヒーロー
05:眠くなるまで
-MC-


高取さんが登場されて歌われたのは、アルバム「Z旗(ZETKI)」より「無我夢中~sing in the rain~」。
Z旗らしい緩急の効いたスピーディーな曲をドラマチックに披露されると、
「あの映像の後に出ずらいったらありゃしない」と高取さんと照れ笑いされ観客の笑いを誘った後、
続いては不穏なイントロから、アルバム「†新宿スキャット†」より「Night fly」。
メロウな序盤から徐々にドラムが激しくなるブルースで会場はぐっと大人な雰囲気に。
そして今回の新アルバム「旗盤」で初CD化となった、DVD「アンチヒーロー」より「アンチヒーロー」。
Z旗のオリジナル曲とアニソンの中間にあるようなハードボイルドさを感じるヒロイックな曲で、
間奏での観客の手拍子も心地よく、1曲があっという間に感じました。
ここで雰囲気が一変してアニメ「しあわせソウのオコジョさん」より初代エンディング。
1番のサビ前の"今夜はこの場所で"を"今夜はShibuya eggmanで!!"と歌詞を変えて歌われ観客から歓声が上がりました。
とても大好きな曲で、今回聞くことができてとても嬉しかったです。

・ここで改めて高取さんからご挨拶。
・今回のライブはこの年の4月に行われた「川瀬智・籠島裕昌 メジャーデビュー30周年記念ZETKIライブ!」に刺激を受けて開催。
・普段異常にとても緊張されているご様子の高取さん。
・緊張でのどが渇いて、ここまでの曲間でも頻繁にステージドリンク(ミルクティ)を飲まれていた高取さん。
・路上ライブで生まれた「無我夢中~sing in the rain~」、Z旗の結成前に作られて指針となった「Night fly」、
 ファンの協力もあってMVが作られた「アンチヒーロー」、初めて"高取ヒデアキ"名義で歌われたアニソンである「眠くなるまで」。
・今回の皆さんのお衣装は7年前に作られた赤い半光沢のスーツ。入らなかった方も。
・新アルバム「旗盤」はこの日の前日に完成。3日前までレコーディングされていたとか。
・高取さんのCDデビューやアニソンデビューのきっかけになったShibuya eggman。

06:風を抱いて
-MC-
07:Chase The Wind
08:ハリケンジャー参上!
-MC-


「当時にタイムスリップして」と始まったのは、高取さんのWEATHER SIDEとしてのデビュー曲「風を抱いて」。
さわやかで晴れやかなサウンドを奏でるZ旗の皆さんの演奏が新鮮で、清涼感ある高取さんの歌声を堪能できました。
続いてはNobuさんとともに結成したユニット"近未来不良少年"COAとしてのデビュー曲であり、
お二人が初めてアニメに携わったきっかけであるアニメ「グランダー武蔵RV」よりオープニング。
間奏の語りのような箇所はNobuさんがご担当。ステージ中心で肩を並べられるお姿が素敵でした。
そしてホーン隊の方々がステージ前方に移動され、高取さんの名前を広く世の中に知らしめるきっかけになった
特撮「忍風戦隊ハリケンジャー」よりオープニングへ。高取さんの代名詞であり、観客も勝手知ったる曲だけに、
合いの手も振り付けも揃いに揃って大盛り上がりでした。

・高取さん曰く、「風を抱いて」、「Chase The Wind」、「ハリケンジャー参上!」は、人生を変えた"風"の三部作。
・高取さん「(PAさんに)すいません、もうちょっとリバーブもらえますか? 酔いたいんで自分に」
 観客笑。
 高取さん「オレのダイレクトプレイがモニターから炸裂してて恥ずかしくなっちゃって」
 Nobuさん「自分の声が聞こえると素にもどっちゃうからね」
・その昔、eggmanの楽屋でかまやつひろしさんに遭遇した高取さん。
 高取さん「誰のライブに行ったか覚えてないけど、ムッシュの事は強烈に憶えてて」
 Nobuさん「なんか家で聞いた気がする~」
・今回のライブ開催に際し、Twitterで行った「高取ヒデアキZETKI楽曲大投票」を行ったところ、
 高取さんが歌われた曲に留まらず、「プリキュア」や「アイドルマスター」シリーズに提供した曲にまでリクエストが。
 高取さん「今回できない曲が多いんですが、一曲一曲大切にして、今後の課題にさせてもらいたいと思います」
・次はZ旗にとっても大切な曲。
 高取さん「すぐに『スーパー戦隊"魂"』があって、そこでもホーン隊と一緒に何曲か歌いますけど、
          今回はメドレー的な感じで……え? ……間ぁ違ってないよぉ~」
 と、曲順を確認したところ、どうやら次に披露する曲を間違っていた様子の高取さん。
 高取さん「もとい、その前に」
 観客笑。
 高取さん「これは自分の曲ではなくて、ささきいさおさんに書かせてもらった曲です。
     作家として初めて大尊敬するささきさんが歌われる事を前提に書かせてもらった曲です。
     本来はささきいさおさんの曲なんですが、今回はこの場を借りて歌わせてください」

09:銀河の煌
-MC-


アニメ「銀河鉄道物語」より高取さんが作詞作曲をされ、ささきいさおさんが歌われたエンディングをセルフカバー。
作家として道が開けたというこの曲。Z旗の皆さん版は実に10年ぶりに聞くことができました。
高取さんのせつなげで繊細な歌声は、いさおさんが歌われるのとはまた違った魅力を感じました。

・Nobuさん「いい曲ですね~」
 高取さん「ささきいさおさんの本物を聞いていただければ……」

10:動物戦隊ジュウオウジャー (1C)
11:ビルドアップ! デカレンジャーロボ (1.5C)
-MC-


高取さんが「これからもずっと歌い続けていかなければいけない曲」と紹介されたのは
特撮「動物戦隊ジュウオウジャー」よりオープニング。ホーン隊の方々がステージ前方に揃われ、
駆け抜ける勢いであっという間に一番を歌い終えらえると続いて演奏されたのは、
特撮「特捜戦隊デカレンジャー」より特捜合体デカレンジャーロボのテーマ。
ダイナミックな楽曲をパワフルかつ伸びやかな高取さんの歌声はライブでも迫力満点。
ジェットコースター的なサビが印象的で、今回聞く事ができるとは思っていなかったので意表を突かれました。

・「高取ヒデアキZETKI楽曲大投票」で上位だったという「ビルドアップ! デカレンジャーロボ」。
 Toshiさん「かっこいいよねこの曲。でもムズい!」
 Nobuさん「"ロボー"のとこがかっこいいよね」
 高取さん「浅い! 語彙が浅い!」
 観客笑。
・Nobuさん「なんかYOFFYさんの声が聞こえなかった?」
 高取さん「そうなんだよ。今回この曲を演ることになって、コロムビアさんに音源問い合わせしてる間、
          試しにYouTubeで検索したら、YOFFYが歌ってるのが出てきて。オレのより先に」
 観客笑。
 高取さんさん「デカレンジャーの10周年の時にカバーしてくれてて。
       それで音源ある? ってYOFFYに電話したら『ありますよっ?』って」
 Nobuさん「いいひとだー」
 高取さん「それでYOFFYとのコラボでやったら面白いんじゃないかと思って、
     今回はYOFFYのコーラスを流して歌いました」
・高取さん「現在放送中の『リュウソウジャー』でも歌ってる『ゴールデンパートナー』をいいトコで流してもらって。
     調子に乗って今回演ろうって言ったのが運のツキ。首を絞める結果になりました」
 観客笑。
・籠島さんによるスーパー戦隊ロボソング解説。
 劇伴を元に作る事が多いので、管楽器のメロディを歌わなければいけないから大変。
・「ゴールデンパートナー」の編曲は籠島さん。高取さんの半音下げるという提案を却下。
 高取さん「『ジュウオウジャー』の時もそうだったんだけど、籠島が『TAKAならできる』って言ってくれて。
      ……先輩達みたいに10年後、20年後に歌えてるかどうか」
 観客笑。
 高取さん「でも『風を抱いて』も当時の俺には高かったんだけど、今は割と楽に歌えてるんだよね」
 Toshiさん「今の聞いた? これから1年ごと新曲は半音上がってくから」
 高取さん「おいおいおい!」
 観客笑。

12:ゴールデンパートナー (1.5C)
-MC-


当時放送中の特撮「騎士竜戦隊リュウソウジャー」より"栄光の騎士"リュウソウゴールド/カナロと騎士竜モサレックスのテーマ。
事前のお話にもあったようにキーが高いうえに複雑な曲ですが、高取さんは力いっぱいに迫真の表情で歌われていました。

・高取さんがご退場され、ToshiさんとNobuさんで「ゴールデンパートナー」は難しいとトーク。
・Toshiさん「Z旗にはね、籠島さんの他にも良い曲書く人がいますからね」
 Nobuさん「その人が今からブチかましますよ。私の師匠ですからね。どうぞセンターに!」
 Nobuさんの言葉を受けて川瀬さんがステージの中心へ。

13:Bluepoint (insturumental)
-MC-


アルバム「青盤」より演奏陣の皆さんによるインストゥメンタル曲「Bluepoint (insturumental)」。
メインとなる川瀬さんの職人気質なギターサウンドはなんともアダルトな雰囲気を醸し出していて素敵。
そしてこの曲の間、川瀬さんの手元が見える様にスタンディングの観客が座ってステージを見ていたのも印象的でした。

・Nobuさん「みんな座ったからびっくりしちゃったよぉ」
・ここで高取さんが再びご登場。
・トーク中もリバーブをかけて欲しい高取さん。驚くZ旗演奏陣の皆さん。

・高取さん「さぁ、ここからは未来へと進んでいきたいと思います。新曲やります!」
 観客拍手。
・ここで演奏ゲストとしてコンガを演奏されるドンキー松葉さんがご登場。
・新曲は新機軸ではなく"新旗軸"。
・高取さん「新曲はできましたけどまだ完成じゃありません。皆さんにノッてもらって初めて完成します。
     なので皆さん、よろしければ横揺れとかして、グルーヴィーにね」

14:SAFARI
-MC-


新アルバム「旗盤」より新曲「SAFARI」を初披露。ディスコティックなノリの良さが素敵で
大人っぽい優雅さから生まれるファンキーさを感じつつ、情熱的あふれる松葉さんのコンガ演奏や
後半に登場する「ウォウウォウ」という合唱も相まって、まさしくZ旗の"新旗軸"といった印象でした。

・高取さん「生まれたー! 大出産だー! 難産だったぁ―!!」
・ここで退場されるドンキ―さんを拍手でお見送り。
・Toshiさん「一回聞いたから皆さんもどこを歌うかなんとなくわかった? やってみましょうか」
 ここで観客に楽曲後半の「ウォウォウ」を軽く歌ってみるように促し、見事にこたえる観客達。
 Nobuさん「みんなすごいねー。耳がイイよー」

・高取さん「次はようやく収録された曲なんですけど、これはZ旗15周年の時に作った曲だね」
 Toshiさん「まだCDになってなかったんだね……すんません。お待たせして」
 高取さん「でもこれからジャンジャンバリバリ作ってくんだもんねっ」
 籠島さんの方を見る高取さん。何とも言えない顔をされる籠島さん。
 高取さん「でも今回は籠島が大変でね。実際倒れちゃったりしたからさ。
     籠島がいなくなって開いた穴を残ったオレ達で何とか埋めてね、改めて籠島の大事さを知りました。
     だから籠島亡き今……」
 Toshiさん「亡くなってない!」
 観客笑。

・岩手県大船渡市で行われた「気仙空想文化祭」にZ旗の皆さんが出演された際は籠島さんの代打として
 堀江美都子さんのライブや「アニソン女子部」等でキーボード演奏さをされている中村智美さんが参加。
 更にドラムの内田稔さんの変わりに生田目勇司さんが参加されていました。
 高取さん「今日も来てくれてるんだってね。智美ちゃんありがとうねー!」
 Toshiさん「あの時楽しかったってのは内緒だからねー!」
 高取さん「あんまりあの時の話しちゃうと籠島がスネちゃうからね」
 観客笑。
 高取さん「ドラムの生ちゃんもウッチーの変わりに参加してくれて。
     付き合いは短いのにすっげー仲良くなってさ。ウチらの平均年齢も若返ったよね」
 Toshiさん「生ちゃん楽しかったよねー」
 生田目さん「籠島さんすみません。すっげー楽しかったです」
 観客笑。
 高取さん「いいコメントするんだよねー」

15:Sweet Song
-MC-
16:ラブバラッド
-MC-


ライブでは披露されていたものの、今回のアルバム「旗盤」で初CD化された楽曲を二曲続けて。
「Sweet Song」は軽快な曲調とタイトル通りの高取さんの甘い歌声が合わさってとても晴れやかに。
曲と曲との間をNobuさんがトークで繋ごうとした所、そそくさと高取さんが曲紹介。
Nobuさんがたじたじとされて観客の笑いを誘いながら、続いてはゴージャスな「ラブバラッド」へ。
ゆったりとした穏やかさの中、包容力を感じる優しい高取さんの歌声にうっとりとしていました。

・高取さん「次の曲は10年ぶりくらいにやるのかな。今思うとカッコイイアレンジしてたなぁ。
     この頃は何か精神的にも辛い頃で、女々しい曲かいちゃったなぁって思ったんだけど
     いろいろ吹っ切れて今なら歌えるなあって思います。聞いてください『Refrain』」

17:Refrain
-MC-


続いてもバラードで、アルバム「クラブシャレード」より「Refrain」。
高取さんが曲紹介をされ、ステージ上が暗くなって演奏が始まるのをまっていると、
籠島さんから「すみません暗くて鍵盤が見えないのでもう少し明るくして下さい」との声が。
観客に和やかな笑いが広がる中、仕切りなおして籠島さんのキーボード演奏から「Refrain」。
繊細さを感じる高取さんの歌声とアダルトな曲調はとてもムードたっぷりでした。

・ここで演奏陣の皆さんと高取さんとでなにやら打ち合わせ。なにやら変更があったのやも。
・高取さん「……おーし次行くぞっ次っ。みんな盛り上がってくれるかぁああい!」
 観客「いぇぇぇええええええええええぇええい」
 高取さん「盛り上がってくれるかあああぁああい!」
 観客「いぇぇぇえぇぇえええええええええええぇええい」
 高取さん「どぉっから来たんだああぁあああああああああぁああい!」
 観客「家ぇぇえぇぇえええええええええええぇええい」
 高取さん「よぉしこぉなったら『ケセラセラ』だぁぜぃ!」

18:ケセラセラ
19:ブリキの兵士


高取さんの降り切れるような一言から、アルバム「青盤」より「ケセラセラ」。
歌も曲も晴れやかさが魅力的で、「この甲斐性なし」では高取さんがNobuさんに詰め寄る場面も。
がらりと雰囲気が変わり、荒々しいギターの中、ブラス隊の皆さまもステージ前方に登場され
アルバム「Z旗+」に初収録後、DVD盤用に新緑され、今回「旗盤」でそのバージョンが初CD化された「ブリキの兵士」。
物憂げで重厚なブラスロックに高取さんの振り絞るような歌声が合わさり、迫真の一幕でした。

20:薔薇とダイヤ
-MC-


熱気の余韻を残しつつ、籠島さんの演奏に合わせて手拍子が続く中、アルバム「Z旗+」より「薔薇とダイヤ」。
本曲がライブで演奏される際は曲に合わせてZ旗の皆さんと観客がタイミングよく座るのですが、
初めての観客はその事を知らないので、座った瞬間に初めての観客がわかるという画期的なシステム。

高取さん「初めましてー!ゴメンね驚かせちゃって。よかったら次は一緒にやってみてー!」
Toshiさん「中途半端にしゃがんじゃった人は今一番きついよねー」

冒頭にタイミングよく座るのを数回繰り返した後、真っ赤な照明の中「薔薇とダイヤ」本編へ。
情熱的な高取さんとZ旗の皆さんのお姿に引き込まれている中、曲中でも何度か曲に合わせて
タイミングよく座る箇所があるので油断が出来ないというのもライブならはの魅力でございます。

・ここで高取さんがZ旗演奏陣の皆さんをコメントを添えてお一人づつご紹介。

20.5:ハッピーバースデー

数日前にお誕生日を迎えたAkuzawaさんをお祝い。高取さんが歌われ、観客が手拍子をすると
Akuzawaさんもそれに応えるように渾身のトランペットソロをご披露されていました。

・高取さん「おぉーしこぉなったら、今夜は月さえ掴めてしまえそうだぜえぇええええ!!」

21:月さえ掴めそうな夜
22:日々誕生


高取さんの一声からアルバム「クラブシャレード」より「月さえ掴めそうな夜」。
ミラーボールが会場を照らす中、ノリの良さと絢爛さを感じる歌と演奏はきらめく素敵さ。
途中で手を左右に振り、タイミングよく止めるという場面があるのもライブならではの一幕。
本編のラストはアルバム「Z旗(ZETKI)」より、Z旗の旗揚げの曲となったという楽曲「日々誕生」。
ブラス隊の皆さんもステージ前方に合流され、演奏陣が躍動感ある演奏を響かせる中、
髪を振り乱して激しいステップをしながらがむしゃらに歌われている高取さんのお姿が印象的。
ラストのシャウトさながらの歌声による「産声に今輝く朝焼け」は「産声に今輝く旗盤」と
歌詞を替えて振り絞る様な迫力の歌声で歌われていました。

-アンコール-
-MC-


・高取さん、Z旗の皆さんが拍手で見送られると、拍手がそのままアンコールに。 
 しばらくすると高取さんが登場され、「みんなー出て来いや!」の一言でZ旗演奏陣の皆さんがご登場。

・高取さん「そいじゃあ、最後にもう一回『SAFARI』をやりたいと思うんですけど、
     みんなで歌いたい所をちょっと練習してみようと思います! こんな感じで!」
・高取さんの合図を受けて「SAFARI」の一部分が演奏される段取りだった様子ですが、
 生田目さんが演奏されたのは「SAFARI」でなくドラムロール。ここで高取さんにサプライズ。
・ドンキー松葉さんが25というロウソクが立てられたケーキ、スタッフさんがバラの花束を持ってご登場。
・花束はZ旗の皆さん、ケーキはファン有志からのプレゼントだそうで、
 さらに客席から「旗盤」と書かれた習字やZ旗がデコレーションされたワインボトルがプレゼントされました。

・高取さん「ありがとーう。ちょっと警戒してたんだけどさ、本編じゃなくてここだったかぁ」
 Toshiさん「でもさ、こういう時って何を演奏すればいいのかわからなくてさ、ドラムロールになりました」
 高取さん「そういう事かぁ。生ちゃん何やってんだよぉって思っちゃったよ」
 Nobuさん「生ちゃんはちゃんと籠島クンに相談して『ドラムロールで』っていわれてドラムロールにしたからね」
 籠島さん「でもちょっと不安になってたよね」
 観客笑。
 高取さん「もう何もないよね? ドッキリとか大嫌いだからねっ、結構ビビりなんだからっ」
 観客笑。

・ここで改めて「SAFARI」の「ウォウウォウ」を観客と一緒に歌ってみる事に。
・かなり早い段階で体得した観客たちに対して「流石!」「サバンナが見えてきた」「録音して使いたい」とToshiさん。

23:SAFARI
-MC-


観客との「ウォウウォウ」の練習をされた後、ラストに再び新アルバム「旗盤」より「SAFARI」を松葉さんと共に。
一度披露されたという事もあって、Z旗の皆さんも観客もある種の緊張がほぐれた様子で、とてもリラックスされた印象で
件の「ウォウウォウ」の部分では会場一体になって大合唱となり、とても楽しそうに歌い、演奏されていました。

・高取さん「ウィーアーZ旗!! これからもよろしくお願いします!!」

・演奏陣の皆さんがステージ前方に集まる間に高取さんが今後のZ旗の活動をお知らせ。
・Toshiさん「あれ? 松葉なんでかえっちゃったの?」
・全員で万歳をされ、高取さんがToshiさんにマイクを渡しバトンタッチ。
 皆さんが退場される中、高取さんとNobuさんはだいぶ残られ前方の観客とハイタッチ。
 Toshiさん「そんなに残ってるなら、自分で話せばいいじゃん!」
 観客笑。

高取さん、Nobuさんが退場されるとToshiさんが改めて今後の予定や物販のご案内をされて退場され、
「高取ヒデアキ 25th anniversary ZETKIレコ発 one-man LIVE ~全て此処から始まった~」は終演となりました。

Z旗の皆さんによる"Hard Boiled Brass Rock!"な力強さあふれるステージを近距離でたっぷりと味わいつつ、
高取さんをはじめとしたメンバーの皆さんの飾らないやりとりが、格好よくも親しみやすくてとても魅力。
高取さんにとって思い出のライブハウスであるShibuya eggmanで25年の歴史を振り返りながら
Z旗としての新アルバムの楽曲も披露され、まさにこれまでとこれからが詰め込まれたライブでした。
高取さんデビュー25周年おめでとうございます。


補足

・高取さんのお名前はZ旗のメンバーとしての名称"TAKA"と表記すべきところですが、
 ライブタイトルに「高取ヒデアキ 25th anniversary」とあるので、"高取さん"で統一しております。

・会場には石原慎一さんや大西洋平さん、アーケードゲーム「ポケモンガオーレ」スタッフ等からの
 祝花が贈られていました。

・「風を抱いて」は籠島さんと川瀬さんが在籍したバンド・STAYのデビュー曲「輝いていたい」を
 とても大切にされているのに感銘を受けての披露。

・B'zのモノマネが目に留まりアニソンデビュー。

・話に尾ひれがつき、渋谷のごみ溜めから拾われた事になっていた高取さん。

・コブシを上げすぎて照明に手が当たっちゃって慌てて直す長衛門さん。

・NHK BSプレミアムにて行われた「プリキュア」シリーズの特番
 「発表!全プリキュア大投票」に触発された「高取ヒデアキZETKI楽曲大投票」。

・「高取ヒデアキZETKI楽曲大投票」の「スーパー戦隊 ヒーローゲッター」を一人で歌うというリクエストが。
 「無理ですから」という高取さんに観客から松原剛志さんは一人で歌ったという情報が。
 高取さん「松原ね。松原剛志ならできる。オレはできない! 松原は凄い!!」
 観客笑。

・「高取ヒデアキZETKI楽曲大投票」で投票があった楽曲を振り返りつつ、
 特撮「炎神戦隊ゴーオンジャー」のCMソング「装甲車輪ゴローダーGT」や
 のりものバラエティ「のりスタNEO」の「いえるかな しんかんせん」を口ずさむ高取さん。

・レンタカーを借り、博多湾で車を止め、その中で作られた「銀河の煌」。
 Toshiさん「そうなの?」
 Nobuさん「……えらいね~。お兄ちゃんえらい」
 観客笑。
 Toshiさん「わざわざレンタカー借りて博多に行くなんてねぇ」
 高取さん「言っとくけど東京からじゃないよ? 東京から飛行機で行って、福岡でレンタカー借りてだからね」
 観客笑。

・高取さん「『ジュウオウジャー』は広大なサバンナを思わせる曲で子供の為、
     『SAFARI』は大人の為というイメージで、オレの中では繋がっている曲なんですよ」

・途中からNobuさんのマイクにもリバーブがかかる。恐縮されるNobuさん。
 Toshiさん「Nobuのはイイよー」
 Nobuさん「いいですねこれ。ちょっと酔いしれたいねー」 

・Nobuさん「COAは別に解散したわけじゃありませーん」

・「ブリキの兵士」で高取さんの後ろで熱唱されていた長衛門さん。

・Toshiさん「なぜこの16年間、グッズに旗が無かったのか!」

・高取さん「こんなに沢山の皆さんとライブが出来てスゲエ嬉しいです。
     52ちゃいですけど、まだまだ緊張しっぱなしですけど、楽しく歌が歌えて幸せです。
     途方もない先にいる先輩方、同い年でも下でも、すげえヤツラがいっぱいいるので
     まだまだ頑張っていきますので、これからもZ旗をよろしくお願いします!」
 

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