top of page

340スズキ♪ presents 「歌祭63 ~幡野智宏の巻~」
19.8.22 Naked Loft

出演/幡野智宏

司会/鈴木美潮

演奏/カラオケ



特撮ヒーロー好きが高じて自ら立ちあげた疑似政党「日本特撮党」の党首を自称されている
読売新聞の記者であり、メディア局編集委員もつとめられている鈴木美潮さん。
記者として以外にもご自身の主催で様々なイベントを企画、プロデュースされており、
そのイベントの中で特撮作品の様々な関係者を招き、その方の生い立ちを中心としたお話や、
お話の内容を踏まえた様々な楽曲を歌ってもらうトークと歌のライブイベント「祭」シリーズがあります。

俳優さんや作品、ジャンル別等、様々な「祭」シリーズがある中でも
歌、音楽面にスポットを当てたのがこの「歌祭」シリーズです。
特撮やアニメを歌われている歌手の方々を中心に展開され、他では聞けないトークや
持ち歌以外の様々な楽曲をカバーしてもらいつつ、交友数珠つなぎのリレー形式で開催されています。

63回目の今回はドラマー、パーカッショニストの"うっちー"さんこと内田稔さんのご紹介で
"はたのん"こと幡野智宏さんのご登場。「内田祭」です。

幡野さんと言えば独特の高揚感を誘う、とんでもない高さの高音域の歌声が印象的。
声優さんとして活動されたり、ユニットNOAHの一員としてドラマ「猫侍」の主題歌を歌われ、
スーパー戦隊シリーズ特撮「宇宙戦隊キュウレンジャー」のオープニングや、
当時放送中の「騎士竜戦隊リュウソウジャー」のオープニングを歌われております。
現役スーパー戦隊主題歌を歌われている幡野さんのご登場という事はもちろん、
幡野さんにとって初めてのソロイベントという事で、どういった内容になるのか楽しみにしておりました。

「歌祭」は歌の祭りですが、基本的にトークライブですので、詳しい内容は省略します。
来場された方だけのお楽しみという事でご了承いただけましたら幸いです。


会場は居酒屋形式のライブハウスNaked Loft。
開演までの間は特撮作品のオープニングがテレビサイズなどでBGMとして流れており、
ステージ上にはテーブルと椅子があり、テーブルの横にはマイクスタンドと譜面台が設置。
テーブルの横にある音響さんのブースには祝花も飾られていました。
ステージのすぐ近くには関係者用の席、通称「ヒーロー席」が設けられていました。

当日は幡野さんにちなんだメニューが販売。
スペシャルカクテル「蒼に飲まれよ! (ブルーカルピスサワー/アルコール)」と
「蒼に染まれ! (ブルーカルピス/ノンアルコール)」がそれぞれ販売されていました。
幡野さんらスーパー戦隊歌唱歌手が多く出演されているライブ「Anison×HeroSuperLive!!」シリーズにて
出演者のイメージカラーが設定されており、幡野さんのイメージから―は青であったり、
幡野さんがお好きなゲーム「THE IDOLM@STER」シリーズの登場キャラクターを意識されてのネーミングだそうです。

開演の少し前になるとステージの壁面にスクリーンが張られ、
Naked Loftのスタッフさんからお店の説明があり、今後のスケジュール告知映像が流されました。
映像を流し終えてしばらくしすると、スタッフさんに呼びこまれ、司会の美潮さんがご登場。

・スタッフさんの呼び間違いを見逃さない美潮さん。
・イベントづくしだった8月を振り返る。
・特撮出演俳優さんが多い男性歌謡コーラスグループ「純烈」のイベントでご著書を販売した所無事完売。
 さらに会場内を廻って握手する純烈の皆さんと一緒に握手にもなぜか参加。
・今回の幡野さんの様な若手はいう事を聞いてくれるからうれしい。
・幡野さんを呼びこみライブスタート。

01:涙を虹に (1C)

内田稔さんからのバトンを受けて歌われたのは、内田さんがモノマネで得手とされる前田亘輝さんにちなんで
前田さんを有するバンドTUBEの「涙を虹に」。耳通りが実に爽やかで晴れ晴れとしたスタートとなりました。

・ここで美潮さんから現在内田さんが仕事を終えられこちらに向かわれている事がアナウンス。
・当日は夕方から雨という予報でしたが、この時点ではまだ雨は降っていませんでした。
 幡野さん「僕ね『キュウレン』の時はイベントをやるとほとんど晴れてたんですよ。
     でもなぜか『リュウソウ』の時は雨が多いんですよねー」
 美潮さん「それはどこからかの力が働いているという事でしょうか?」
 幡野さん「……いや……MAYOさん……キャスト?……うーん。僕ががんばりますっ!」
 観客笑。
・幡野さんは「蒼に染まれ!」、美潮さんは「蒼に飲まれよ!」で観客とカンパイ。

・幼少期のお話。山梨生まれ横浜育ちのひとりっ子。
・ひとりっ子で未熟児だった為か可愛がられる。
・やさしいおじいちゃんに叱られる。
・子供の頃はふっくらとしていたのでスポーツは興味なし。
・足を使う球技は理解できない。

02:恐竜戦隊ジュウレンジャー (1C)

幼少期に見ていたスーパー戦隊シリーズの中から特撮「恐竜戦隊ジュウレンジャー」オープニング。
オリジナルの佐藤健太さんとはまた違う魅力のはつらつさで、晴れやかに歌われていました。

・ひとりっ子だったのでひとりで「武者頑駄無」シリーズを用いてごっこ遊びを楽しむ。
・バトミントンや卓球などキレイなフォームでキメられる競技は好き。
・コロコロコミック派かコミックボンボン派ならボンボン派。
・幡野さん「どこかオタッキーですよね。あの頃は『コロコロ』はハイパーヨーヨーとかミニ四駆とか健全な感じ。
     『ボンボン』はメダロットとかクラッシュギアとか。ちょっとパクリっぽいといいますか。
     あとどこか大人向けで、今見ると深いといいますか。『王ドロボウJING』とか」 
・中学の頃までどちらかというとオタク的趣味は苦手。
・幡野さん「あの頃はなんで眼が顔の半分くらいあるんだろう、怖いなぁとか思ってたんですよね」
・お友達から「これシューティングゲームなんだけど、パイロットと仲良くして強くなるんだよ」と
 言葉巧みに薦められたゲーム「GALAXY ANGEL」がきっかけであれよあれよとハマっていく。 

03:Eternal Love ~光の天使より~ (1C)

人生を決定づけたゲーム「GALAXY ANGEL」より飯島真理さんが歌われたオープニング。初めて買ったCDだとか。
原曲の意匠そのままに、裏声を交えたシルキーで繊細な歌いぶりをされる幡野さんがとても素敵でした。

・現在の幡野さんの高音での歌唱スタイルに影響を与えた「Eternal Love ~光の天使より~」。
・幡野さん「若い頃はもっと高かったんですよ。ホイッスルみたいな歌唱法も出来たんですよ。
     それこそ『リュウソウジャー』は低めなんですよ。だからこの一年でまた変わると思います」
・中学生当時、放送していたバラエティ「力の限りゴーゴゴー!!」から生まれた
 素人参加型のアカペラ企画「ハモネプリーグ(ハモネプ)」に影響を受けてグループを組むも
 幡野さんは現在のような高音ではなくベースを担当。当時は引っ込み思案で言い出せなかったとか。

・「GALAXY ANGEL」を生みだした株式会社ブロッコリー系の作品にどっぷり漬かる。
・ブロッコリー初代社長でありブシロードグループ創設者である木谷高明社長の手腕。
 幡野さん「中高生の世間を知らないオタクに対してのツボを確実に突いてくる凄い。有難いですよ」
・アニメもゲームも映画も、キャラクターと物語がしっかりしている作品が好き。
・日常系や可愛い女の子が可愛いだけの作品はいまいち響かない。
・心の支えである「THE IDOLM@STER」シリーズとの出会い。
・歌手か声優かで進路を悩んでいた際に「THE IDOLM@STER」のキャラクター天海春香が歌う
 「START!!」という歌詞の「好きなモノだから好きでいたい」に勇気をもらう。

・中学高校と両親の影響で剣道にいそしむ。今も好き。
・幡野さん「世間的にもうちょっと人気が出て欲しいけど難しいですね。臭いし」
 美潮さん「そうなんですよね。なんであんなに臭いのかなぁ」
 幡野さん「なんでなんでしょうねぇ。あーでも剣道の話が臭いで終るのはイヤだなぁー」 
 観客笑。
・剣道をたしなんでいた故・橋本龍太郎総理と当時記者として付いていた美潮さん。
・野球部へのルサンチマン。頑張ってるんでしょうけど憎しみしかない。
 美潮さん「今は甲子園とか見ます?」
 幡野さん「見ないです(即答)」
 観客笑。
・中学の頃にラジオでアニメソングランキング番組を聞く。
・幡野さん「当時は有名な人が歌っているアニソンくらいしか知らなかったんですけど、
     そんな中でラジオで聞いて衝撃だったのがALI PROJECTさんなんですよ。
     『なんだこの世界は!』衝撃で音楽観が変わった瞬間でしたね。」 

04:月蝕グランギニョル (1C)

幡野さんがアニメソングを追いかけるきっかけとなったアニメ「AVENGER」よりオープニング。
原曲のALI PROJECTのお二人によるミステリアスさに加え、色気も感じる歌声が印象的でした。

・お父さんは塗装業。
・祖父の反対を押し切って塗装業をはじめた為、幡野さんの進む道も寛容だったとか。
・教育実習かオーディションか。
・お父さんは神奈川県横浜市の山下公園に係留されている氷川丸の一部も手がけられたとか。

05:限界突破×サバイバー (1C)

続いては氷川きよしさんが歌われたアニメ「DRAGON BALL SUPER(超)」より二代目オープニング。
「"氷川"つながり」という美潮さんならではの采配が光る本曲を歌われる幡野さんは歌声はもちろん、
歌っている時や観客を扇動される際のパフォーマンスもとてもキレ味はとても鋭さを感じました。

06:ロマンスの神様

前半ラストはウィンターソングの決定版であり、高音域女性歌手代表格の広瀬香美さんの「ロマンスの神様」。
前回の「歌祭」で内田さんが幡野さんが歌われる本曲を絶賛されていたのですが、原曲と同じ高さのキーで
歌われるだけでも凄いのに、表情豊かで楽しそうにどこか軽々と歌われている幡野さんのお姿にただただ圧倒。
歌がもうすぐ終わるという頃に内田さんが到着され、観客席で幡野さんを見守っていらっしゃいました。

~休憩~
-MC-


・ここで幡野さん、美潮さん、ヒーロー席の皆さんが退場され、約15分間の休憩。
・休憩時間が終わると美潮さんが登場され、幡野さんが呼びこまれて後半がスタート。
・後半は幡野さんは「蒼に染まれ!」、美潮さんは生ビールで観客とカンパイ。

07:夏が来る (1C)

駆けつけ一曲で「夏が来るから」という美潮さんからのリクエストで大黒摩季さんの代表的な一曲。
幡野さんがとても張りのある凛とした歌声でパワフルに歌われて後半がスタートしました。

・今回歌うにあたって「夏が来る」を初めて聞いたという幡野さん。歌詞に感心。 
・夏が来るどころか春が来ないのを嘆く内田さんと美潮さん。

・歌を志すのは大学生になり、20歳を過ぎた頃から。
・幡野さん「大学の頃は金髪ロン毛でしたね。ちょっと日焼けしたりして」
 美潮さん「随分なイメチェンでしかもちょっと時代的には遅れてる格好でしょ?」
 幡野さん「いやー大失敗でしたね」
 観客笑。
・見た目のせいか大学の友達と話題が合わない。
 幡野さん「僕が話したいのは単位がどうとか、先生がどうとかの話じゃ無いんですよ!
     今日の夜にやるアニメの話がしたいんですよ!!」 
・大学で見るからにオタクな人を捕まえてアニメ系のサークルに連れて行ってもらいバラ色の生活がスタート。
・当時はヤバいヤツが来たと思われていたとか。
・ゲーム「モンスターハンター」やカードゲームの事しか考えない日々が始まる。 
・カードゲーム3、モンハン3、バイト3位の生活。あとの1は休む。
・人生を変えたカードゲーム。その魅力を語る。今は待っているのは「WIXOSS-ウィクロス-」。

08:Be The One (1C)

高音と言えばこの曲という事で仮面ライダーシリーズより特撮「仮面ライダービルド」オープニング。
オリジナルのBeverlyさんもかくやと言う程に歌われる幡野さん迫力にひたすら感心するばかりでした。

・仮面ライダーとスーパー戦隊のお祭り「超英雄祭 KAMEN RIDER×SUPER SENTAI LIVE & SHOW」にて
 楽屋が二部屋離れても歌の練習をする声が聞こえてくるBeverlyさんの凄さ。
・そしてそれをマネしようとする高橋秀幸さん達。やりたくなっちゃう。
・美潮さん「でもはたのんみたいな高音は聞いても気持ちいいんですよ」
 幡野さん「ありがとうございます。実は僕みたいな高音を出す人の悩みでもあるんですよ。
     自慢っぽくならないかなとか、聞いていてキンキンしちゃわないかなとかって」
・大学と声優の専門学校のダブルスクールの日々。
・勉強してカードゲームして湯切りして。

09:DreamRiser (1C)

夢に向かい進みだした頃の歌という事でアニメ「ガールズ&パンツァー GIRLS und PANZER」よりオープニング。
ChouChoさんが歌われた本曲は歌い出しからはじまる曲なので、一回失敗してしまい仕切りなおす場面も。
とても楽しそうに歌われている幡野さん。ここまで凄さを目の当たりにすると感服するばかりでした。

・声優として事務所に所属し、CDデビューも決まっていたものの紆余曲折で立ち消えに。
・悩んでいた頃のマネージャーさんの言葉に救われる。
・事務所を辞めて再び勉強。新しい事務所に所属するも、嫌な予感がしてフリーに。
・作曲家のKoTaさんに誘われて仮歌の仕事をするように。
・特撮「動物戦隊ジュウオウジャー」主題歌コンペに提出する用の仮歌も歌う。
・幡野さん「良い曲だったんですけど、タカさん(高取ヒデアキさん)の曲を聞いちゃったらね。
     勝てるわけないですよ。『アーアーアアアー』からはじまるんですよ」

・流れを無視して美潮さんが突然ブッ混んだのは初恋の話。
・小学校の頃。女子の鏡のような女の子。
・美潮さん「それでその子とは何もなかったんですか?」
 幡野さん「なんかあったら陰キャになってませんよ!」
 美潮さん「だってそんなに歌うまかったらそれで口説けるんじゃない?」
 幡野さん「副産物ですよ! 歌ってる人をBGMにして口説いてるような奴が一番モテるんじゃあ!!」
 観客笑。
 幡野さん「僕はBGMなんじゃああああ!!」
 ヒーロー席で深くうなずく内田さん。
 内田さん「わかるよ! もうね。他人とは思えないの。だからはたのんとは凄く仲がいいの」 
・女の子が苦手。本気でトラウマ。
・美潮さん「ということは特に男性が好きとか言うわけでもない?」
 幡野さん「いやそれはないですよ。普通の女性が好きなんですよ」

10:シュガーソングとビターステップ (1C)

高音でテクニカルな曲をという事で歌われたのはアニメ「血界戦線」よりUNISON SQUARE GARDENの皆さんによる
一世を風靡したエンディング。小気味よく軽快な曲調ながら歌うととても難しいとされる本曲ですが、
幡野さんはどこか軽々と楽しんで歌われている様子で、ラストのアドリブも実に痛快なものでございました。

・美潮さん「学生時代は悪いこととか制服を改造したりとかは?」
 幡野さん「しないですね。ダークエネルギーはオタク方面にいってました。
     あと剣道をやっていたので、それでバランスをとってたんだと思います」
 内田さん「わっかっる。バランス!」
 美潮さん「ちなみにうっちーさんは何でバランスをとってたんですか?」
 内田さん「空手かな? 結構強くなっちゃったんでそれがなんか支えになってた感じですかね。
     時代が時代だから見た目はヤンキーだったけど、中身ははたのんと同じでしたよ」

・金髪ロン毛から金髪坊主へ。
・「そんな見た目なのに良い声で高いって使いづらいよ!」と言われて我に返る。
・「LUCKYSTAR」を歌う事になったお話。
・スーパー戦隊シリーズの音楽スタッフが新体制になったので新しい事がしたい。
 KoTaさんが元の曲を全部やりなおして改めて作曲する際に、まだ誰が歌うかわからない中、
 仮歌を歌う幡野さんありきの高いキーで作成。大気圏を突き抜ける様な曲にしたかった。
・「キュウレンジャー」の合いの手を採用するかしないか。
・イベントで歌とか関係なしに楽しそうに体を動かしている子供達を見て吹っ切れる。
・思い出深いシンガポールで開催されたイベント「CharaExpo」。
・「キュウレンジャー」が放送していなくても言葉がわからなくても通じるものがある。

・「騎士竜戦隊リュウソウジャー」を歌う事になったお話。まさかこんなに早く歌えるとは。
・歌はオーディション。初めて曲を聞いてから絶対歌いたかったとか。
・幡野さん「松原さん(剛志さん)から『1年が勝負だよ』って言われてたんで、
     ロスを引きずりつつ、新しい事を勉強しようと思った矢先に決まったんです。
     だからそういった前向きな気持ちが引き寄せてくれたのかもしれないですね」
・現在の所属事務所MOJOSTの寒河江康隆社長からの言葉。

11:イェイ!イェイ!イェイ! (1C)

シリーズ中で特にお好きというアニメ「スマイルプリキュア!」より吉田仁美さんが歌われた初代エンディング。
事前に踊りは苦手と話されていた幡野さんでしたが、弾むようにキューとに歌われながら、
終始エンディング映像の振り付けを手振りで表現されていました。


プレゼント抽選会

ここで入場時に配られた番号札を用い、幡野さん自らがクジを引かれていくという形式のプレゼント抽選会。
今回はご自身の人生を変えたという小説「十二国記」やライブ「スーパー戦隊"魂"XI 2017」のTシャツ、
更に特撮「仮面ライダーオーズ」の変身ベルトの玩具「「DXオーズドライバー」使用済み欠品アリ等でした。

お友達紹介

・ここで次回の「歌祭」へバトンをつなぐべく、その場で生電話をする事に。
・幡野さんからの生電話の声の主は事務所の大先輩である高橋洋樹さん。
・美潮さん「次回のゲストとして出演してくださいますか?」
 電話の高橋さん「……これって『いいとも!!』とかいった方がいいんですか?」
 観客笑。 
・幡野さん「高橋さんにも踊ってほしいですね」
 美潮さん「自分が終わったからってそんな事言って。高橋さんの後ろで踊ってもらいますよ」
 幡野さん「……ハイ。がんばりますっ」 
 観客笑。

12:LUCKYSTAR
-MC-
13:騎士竜戦隊リュウソウジャー


ラストブロックは幡野さんご自身がが歌われたオリジナル楽曲をご披露。
まずはスーパー戦隊シリーズより、幡野さんの代名詞ともいえる特撮「宇宙戦隊キュウレンジャー」オープニング。
それまでとは違う凛とした表情で気合の入った歌声とシャープなパフォーマンスを披露される幡野さんに合わせ、
「キュレンジャー」と合いの手を入れる観客の声は救世主を待ち望んでいた宇宙の人々の歓声の様でした。
ご挨拶をはさんでラストに歌われたのは、当時絶賛放送中特撮「騎士竜戦隊リュウソウジャー」よりオープニング。
幡野さんのしなやかで力強い歌声はもちろん、剣を構えたり斬る様な振り付けのパフォーマンスの鋭さが快活でした。

幡野さん「美潮さんが司会をしてくださいますが、僕にとって初めて共演者がいないソロでのイベントでした。
     とても緊張しました。色々な所で僕を知ってくださった方々がいると思うんですけれど、
     僕の中身をお見せしました。こんな人間ですけどこれからも頑張っていくのでよろしくおねがいします!!」 

拍手の中、美潮さんが幡野さんをご紹介。その後幡野さんが観客をハイタッチでお見送りする旨が告知され、
スタッフさんが準備を進めていき「340スズキ♪ presents 「歌祭63 ~幡野智宏の巻~」は終演となりました。

スーパー戦隊シリーズを歌う歌手の中では若手、ルーキーとされる幡野さんによる「歌祭」は、
歌はもちろんトークがとても濃密であっという間。思いを込めてお話される様子はとても表情豊かな印象でした。
女性が歌われ、しかも女性でも高いような楽曲を原曲と同じ高さのキーで歌われるお姿に圧倒されっぱなし。
本格的に歌を志して10年足らずというのに驚くと共に、今後のご活躍がより一層楽しみになりました。


補足

・当日幡野さんが着用されていたピンクのシャツは歌の師匠である坂本英三さんから頂いたものだとか。

・幡野さん「徐々に僕がガタイが良くなっちゃったんで着られなかったんですけど、
     今年はダイエットしたのでやっと着られるようになりました。でもこの夏ちょっとヤバいです」

・毎年開催されている遊園地よみうりランドのプールイベント「真夏のアニソンスプラッシュ!!」のお話。
 今年は高取ヒデアキさん、鎌田章吾さん、伊勢大貴さん、大西洋平さん、うちやえゆかさんが参加。
 美潮さんは司会でご参加。いきなり水着姿になった大西さん、伊勢さん、鎌田さんに驚いたとか。
 更にそのお三方を含めた集合写真を昔からの友人達に最近の仕事内容として送付した美潮さん。
 友人達から「アンタ、何の仕事してるの?」と言われたとか。

・美潮さん「若い半裸の男達や着ぐるみに囲まれてるし、タカさんはテキ屋の元締めみたいな格好だし」
 観客笑。

・美潮さん「ちなみに好きな球団は?」
 幡野さん「それはもーよみうりじゃいあんつですよー」  

・「GALAXY ANGEL」は思い入れが強すぎて未だにミルフィーユ・桜葉のシナリオはクリアできていないとか。
 幡野さん「これってゲーム好きな方はちょっとわかってもらっるかなって思うんです。
     自分の『GALAXY ANGEL』が終わっちゃうって思うとなかなか足を踏みだせないんですよね」

・まるごとのトマトが苦手。

・思いこんだらのめり込む性分。大学ではボウリングにもハマる。
 マイボールも作る。でもスタミナは5ゲームくらいしか持たない。

・30歳を越えてギターに挑戦中。
 ライブ「Anison×Hero Super Live!! 2019 Let’s TAKOYAKI PARTY Vol.2」ツアーで
 アコースティックギターの弾き語りに初挑戦されたとか。

・幡野さん「譜面も読めないんですよ。でも変な意地で『じゃあ耳を良くしてやる』って思ったんです。
     だから今困ってるんです。みんながやってるのはやらないって変な意地があったんですね。
     ゲームでもFF(ファイナルファンタジー)もドラクエ(ドラゴンクエスト)もやってない!
     なんならテイルズ(テイルズ オブ シリーズ)だ!!っていうね」 

・「ガルパン」も物語がしっかりしているので好き。

・幡野さんの学生時代のあだ名は「L(エル)」。
 幡野さん「でも『デスノート』のエルじゃなくて大好きだった漫画『ラブひな』の頭文字なんです。
     ちなみに剣道をやるきっかけの一つが『ラブひな』の青山素子さんが好きってのもありますね」 

・挿入歌「滾れ! リュウソウジャー」の難しさ。高音はギターの音であってほしかった。
 作曲家の持田裕輔さんは凄く優しいのに曲は優しくないレコーディング当日に更に変わる。

・いつかはエンディング。そして追加戦士の歌。ゆくゆくは作る側にも。

bottom of page