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松原剛志デビュー20周年記念ライブ 
~tenderly and kindly~
19.6.22 江古田Buddy

出演/松原剛志

スペシャルゲスト/大門一也 KATSUMI

司会/岩下直人 (1部のみ)
演奏/G.川瀬智 B.瀧元風喜 Key.中原裕章 Dr.森拓也 カラオケ(1部のみ)



松原剛志さん。
10代の頃に「水木一郎ヴォーカルスクール」に入門され水木さんに師事。
学習研究社が発光した雑誌「学研アニメディア」「アニメV」主催による
アニメソングコンテスト「DORACON'97」にて、アニメソング部門の準グランプリを受賞。

​その後も歌手としてはもちろん、スーツアクターとしても活動されていた中、

1999年に特撮「ウルトラマン」シリーズを代表とした円谷プロの作品を歌うボーカルユニットである
Project DMMに大門一也さん、KATSUMIさんと共に参加。
数多くの楽曲を歌いステージに立たれ、2000年代になると
ソロでアニメ「爆球Hit! クラッシュビーダマン」や「ねぎぼうずのあさたろう」、
特撮「海賊戦隊ゴーカイジャー」等のスーパー戦隊シリーズの主題歌を担当。
東映特撮作品の楽曲を手がけるクリエイター集団Project.Rの一員としても活動される一方で
ミュージカル「レ・ミゼラブル」「タイタニック」「王家の紋章」等に出演され、舞台俳優としてもご活躍中。
凛々しい歌声と颯爽としたパフォーマンスで独自の存在感を発揮されている松原さんが
この年、デビューから20周年を迎えられました。おめでとうございます。

今回はデビュー20周年記念のライブという事で、
1部・昼の部は結成20周年を迎えたProject DMMの大門さん、KATSUMIさんを迎えてのトークライブ。
2部・夜の部は同じく大門さん、KATSUMIさんを迎えての20周年記念ライブという二部構成。
両方ともチケットは予約の段階で予定枚数が終了しており、盛況ぶりが伺えました。

会場はザ☆カインズの皆さんが定期的にライブを開催されている江古田Buddy。
日本コロムビアや円谷ミュージック、福山芳樹さんや幡野智弘さんらが所属する事務所MOJOST、
スーパー戦隊シリーズの俳優さん達によるユニット・ニヤニヤエンタープライズ、奥井雅美さん、
作詞家の松井五郎さんなどなど、多方面の方々からの祝花が会場の入り口や会場内に飾られていました。 

入場すると松原さんが「海賊戦隊ゴーカイジャー」歌唱時に着用されているゴールドの専用ジャケットや、
松原さんが歌われたスーパー戦隊シリーズのロボット等が展示されており、自由に撮影が可能になっていました。
ちなみに二部になるとウルトラマンシリーズやスーパー戦隊シリーズのフィギュアも増えており、
ウルトラマンはちょっとしたジオラマに展示されていました。


●1部・Project DMM トークショー

1部は大門さんとKATSUMIさんを迎えたProject DMMトークショー。

前途のようにチケットは予約の段階で予定枚数が終了。当日券も発売しないとの事でしたが、
1部はテーブルと椅子が全面に配置されたトーク用のゆったりと余裕を感じる客席になっていました。

Project DMMは1999年に既にウルトラマンシリーズの歌を歌われていた前田達也さん、大門さんに加え、
円谷プロの芸能部に所属されていた松原さんのお三方で結成。
その後、前田さんに変わってKATSUMIさんが加入されて以降は日本全国の様々なステージで活躍されました。
現在は個々の活動が中心になってはいますが、不定期ながらお三方揃ってステージに立たれています。
今回は2017年のライブ「ウルトラマン魂2017"夏の陣"」以来のお三方揃い踏みのステージとなりました。

トークショーなので、詳しい内容は来場された方だけのお楽しみという事で省略致します。
来場された方だけのお楽しみという事でご了承いただけましたら幸いです。

松原さんと共に本ライブの共同プロデュースをされている
シンガーソングライターの岩下直人さんを司会に、カジュアルな装いのお三方が
ステージ前方に張られたスクリーンにProject DMMの歴史をたどる写真を映し出しながら、
それにまつわる当時の思い出をお話されるという形でトークが展開されていきました。

各ウルトラマンのソングコレクションの楽曲の思い出や衣装の遍歴、ステージでの出来事など、
Project DMMの皆さんは終始和気あいあいとしたトークされ、貴重で楽しいお話を聞く事が出来ました。
トークの後はお三方の私物がプレゼントされるじゃんけん大会も催されました。

01:ウルトラマンメビウス(1.5C)/Project DMM

「1部しか来る事ができない方もいらっしゃるので」という事で、トークショーのラストに
特撮「ウルトラマンメビウス」のオープニングをショートサイズのカラオケで。
DMMのみなさんも観客も揃いの振り付けで大いに盛り上がりました。



●2部・松原剛志デビュー20周年記念ライブ ~tenderly and kindry~

2部は松原さんの20周年を記念した生バンドの演奏によるライブです。

1部ではテーブルと椅子が全面に配置されたトーク用のゆったりとした客席でしたが、
2部は1部よりかは定員数が多く設定されている様で椅子がメインの配置に変更されていました。
前途の様に予約の時点で完売になっている事もあり、多くの観客が入場しており、
関係者席には歌手の方々や舞台関係の方々、スーツアクターの方々のお姿も見られました。

岩下さんによる開演にあたっての諸注意のアナウンスがあり、
開演時間になるとバンドの皆さんが登場されてそれぞれのブースでセッティング。
会場内の照明も暗くなる中、バンドの皆さんの準備が整った所でいよいよ開演です。

01:ウルトラマンメビウス/松原剛志
02:ウルトラマンコスモス~君にできるなにか/松原剛志
-MC-


白いジャケット姿のフォーマルな装いで松原さんがご登場。まずはProject DMMとして歌われたウルトラマンシリーズから。
特撮「ウルトラマンメビウス」のオープニングを松原さんのスマートな歌声に合わせ、
観客も揃いの振り付けで一体感を堪能した後は、特撮「ウルトラマンコスモス」より初代エンディング。
本曲を松原さんのソロで聞くのもとても新鮮。優しさあふれる歌声を披露されながら、
「Can you do it?」「Can you carry out?」のコーラス部分も松原さんご自身で歌われていました。

・今回のライブタイトル「tenderly and kindry」は「ウルトラマンコスモス~君にできるなにか」の歌詞から。
・松原さんは年々この歌詞が好きになり、近年ではご自身の座右の銘のようになっているとの事。
 今回ライブタイトルにするにあたり本曲を作詞された松井五郎さんに使用許可を得られたそうです。
・これまでアコースティックスタイルのソロライブはやった事があるものの、
 バンドスタイルでのソロライブは初めて。

03:Never Stop Dreams/松原剛志
04:Radiance ~ウルトラマンヒカリのテーマ~/松原剛志
-MC-


続いては特撮「ウルトラマンコスモス」より松原さんが作詞・作曲を手がけられたイメージソング。
疾走感あふれる曲調の中、松原さんならではの快活でパワフルな歌いぶりを披露された後は、
そのまま流れるように特撮「ウルトラマンメビウス」よりウルトラマンヒカリのテーマであり、
ウルトラマンヒカリが主人公の特撮「ウルトラマンメビウス外伝 ヒカリサーガ」のエンディング。
しなやかな松原さんの歌声はもちろんの事、前奏と共に歓声があがったのも印象的でした。

・「Radiance ~ウルトラマンヒカリのテーマ~」を手がけられた高取ヒデアキさんと
 編曲を担当された籠島裕昌さんのコンビのお話。アレンジに感服。
・松原さん「当時は高取さんやサイキックラバーのお二人がスーパー戦隊に参加しはじめた頃で、
     僕より年上の高取さんも中堅と呼ばれる前、サイキックラバーのお二人は若手でした。
     コロムビアさんの方がアーティストの経験として色々な機会を与えたいと思って
     ウルトラマンの楽曲を高取さんが手がけられたりJOEさんがソロでギターを弾いていたり、
     片や大門さんが籠島さんと組んで『全力ウサギ』というアニメを手がけられたり、
     そういった交流をしてたんじゃないかと思います」
・ここからはスーパー戦隊シリーズの楽曲。
・松原さん「僕のスーパー戦隊シリーズでのデビュー曲は藤林聖子さんの作詞、菊池俊輔先生の作曲でした。
     アレンジはProject.Rの籠島さんと並ぶ巨頭、大石健一郎さんによるデジポップに仕上がりました。
     菊池先生の楽曲をデジポップにされるというのが当時画期的だと思いましたね」

05:六人の侍/松原剛志
06:咆哮! ブラギガス/松原剛志
-MC-


松原さんのスーパー戦隊シリーズデビューとなる特撮「侍戦隊シンケンジャー」より天下御免の挿入歌。
きりりとした松原さんの歌声が実に痛快で、生で聞くと一層に高揚感を誘われました。
続いては不穏な音色とドラムのリズムに観客の手拍子が合わさり、特撮「獣電戦隊キョウリュウジャー」より、
獣電竜ブラギガス、ギガントブラギオー、ギガントキョウリュウジンのテーマ。
序盤の重々しさから、後半の突き抜けるように高らかに歌われる松原さんの歌声は圧巻の一言でした。

・松原さん「『咆哮! ブラギガス』は聞いていただくと何となくわかると思うのですが、
     QEENの『We Will Rock You』がモチーフとして取り入れられています。
     確か当時、QEENの楽曲を使った舞台があったので、そこから着想してるのかもしれません。
     何かのきっかけで過去の曲が思い出されてヒーローにつながっていくのも音楽の面白い所ですね」

07:ジュウオウザワールド/松原剛志
-MC-


特撮「動物戦隊ジュウオウジャー」より6人目の戦士"世界の王者"ジュウオウザワールドのテーマ。
独特の小気味よい曲調の中、悩めるヒーローを松原さんならではの奥深い表現力で歌われていました。

・ここでライブグッズのタオルとTシャツのご案内。
 松原さん「これから暑くなりますからTシャツもタオルも使いますよね」
 観客笑。
 松原さん「だったらいつ買っても同じですよね。だったいつ買うの? せーのっ」
 観客&松原さん「今でしょ?」
・松原さん「続いてはウルトラマン……というか怪獣コーナーなんですけれど、
     今、『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』でヒュウガ隊長を演じられた
     欽ちゃんファミリーの"コニタン"小西博之さんとお芝居の稽古で毎日一緒なんですよ。
     『オリバーツイスト』というミュージカルで全国周っていくんですけど、
     小西さんはさすがの存在感でお芝居に引き込まれるんですけど、歌が得意でないらしく、
     僕は歌がそこそこ得意なので、小西さんに歌を少しお教えして、
     その一方で僕は小西さんのお芝居を勉強させていただいています」

08:Eternal Traveller/松原剛志
-MC-


続いては宇宙を感じる前奏から特撮「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル」よりオープニング。
わくわくするマーチ調に松原さんのはれやかな歌声が合わさり、なんともいえない素敵さでした。

・ここからはProject DMMコーナー。松原さんに呼びこまれ、大門さんとKATSUMIさんがご登場。
・お二人とも1部のカジュアルな格好と好対照にフォーマルな装い。
・松原さんの成長が感慨深い大門さんとKATSUMIさん。
 KATSUMIさん「やっぱり松原剛志の後を僕たちがついて行くくらいがちょうどいいかなって思いますよ」
 大門さん「そうだねぇ」
 観客笑。
・松原さん「たまに大門さんが『オレたちってそんなに人気あるの?』って聞くんですけど、ありますからね。
     少なくともDMMとしての曲はかなり多くの方々が支持してくださってますから」
 観客拍手。
・割と忘れんぼうな大門さん。自分が作った曲も忘れがち。

09:Spirit(1C)
~ウルトラマンマックス(1C)
~ウルトラマンメビウス(1.5C)/Project DMM
-MC-


Project DMMのお三方が揃ったところで、まずは代表的な楽曲群を贅沢にメドレー形式で。
まずは特撮「ウルトラマンコスモス」よりオープニング。Project DMMの結成20周年という節目に
改めて歌詞や曲の魅力を再確認。何より生で聞くとお三方の歌の迫力にぐっときました。
続く特撮「ウルトラマンマックス」オープニングは「マックス」の力強い連呼が魅力。
曲中の要所要所でKATSUMIさんが観客を扇動していたのも印象的でした。
メドレーの最後は特撮「ウルトラマンメビウス」よりオープニングを改めてお三方で。
松原さんのソロも素敵でしたが、お三方が揃うとやはり声の厚みが増し、高揚感抜群でした。

・三人で初めてステージに立った遊園地、多摩テックでの思い出。
・KATSUMIさん「コスチューム、振り付けがあって三人だけでトークするっていう事もそうだし、
         遊園地で歌うっていう事にチャンネルを合わせるのに不安だったし、戸惑ったよね。
         でも初回が終って、二回目にはもう吹っ切れて。
          上手くいったとかじゃなくて、こうすればいいんだって」
 松原さん「あの時は『ウルトラマンコスモス』放映一週間前だから子供達も『ぽかーん』でしたけど、
     放送後は子供達がどんどんと仲間になってくれましたよね。大門さん覚えてました?」
 KATSUMIさん「いやいや、大門さんはそういうボケ担当じゃないからね」
 観客笑。
・松原さん「KATSUMIさんが『心の絆』っていう曲を作られた時、すごくハートウォーミングな曲で、
     さわやかで、ウルトラマンという事を抜きしてもとても素敵な曲だって思いました。
     最近の円谷さんの作品って結構『絆』っていう言葉をテーマにしている事が多いんですけど、
     僕が言いたいのは、きずぬっのはじっっ……」
 KATSUMIさん「大事な所だと思うからー、噛まない方がよかったなーぁ」
 観客笑。
 松原さん「……僕が言いたいのは、『絆』をはじめに取り入れたのはKATSUMIさんだよって事」
 観客拍手。
 大門さん「そこら辺はどう思ってるの?」
 KATSUMIさん「あのー、僕なりにですけど、ウルトラマン大好きなんですよ。
         幸運にもこういう場に恵まれて、ウルトラマンと一緒にステージにも立てる。
         凄く感激してその思いがうれしいなぁ、また会いたいなぁって思ってるだけなんですよね」

10:心の絆/Project DMM
-MC-


続いては特撮「ウルトラマンコスモス」より、明るいながらどこかせつなげ二代目エンディング。
直前のトークを受けて本曲を聞くと、ウルトラマンコスモスの世界ははもちろんの事ですが、
どこかProject DMMやファンの事を歌っているようにも思え、しみじみと聞き入っていました。

・いよいよProject DMMのコーナーは次の曲でラスト。
・松原さん「まだ僕達の代表的な曲を歌ってないですよね。大門さん」
 大門さん「そうかなぁ。もうだーいぶ歌ったと思うけど」
 松原さん「もうちょっと欲張らないと。自分が作った曲なんですから」
 観客笑。
・松原さん「この曲は『ウルトラマン ファンタジックライブ』で約二年間全国を周った時に
     必ず歌っていてたんですけど、この曲には簡単な振り付けがあるんですね」
 ここで「ウルトラの奇跡」の「ウルトラマン」の繰り返し部分で手を左右に振るという
 簡単な振り付け講座が行われました。

11:ウルトラの奇跡/Project DMM
-MC-


特撮「ウルトラマンマックス」の挿入歌であり、ウルトラマンシリーズを象徴しているかの様な楽曲。
優しく頼もしいお三方の歌声に合わせ、観客が手を左右に振る光景はなんとも素敵でした。
間奏では松原さんが大門さん、KATSUMIさんに感謝の言葉を述べられていました。

・大門さん、KATSUMIさんが拍手で見送られ、松原さんお一人に。
・松原さん「続いては再びスーパー戦隊シリーズなんですけど、まだあの踊る曲ではありません」
 観客笑。
 松原さん「同じ『宇宙戦隊キュウレンジャー』からロボソングをまずは聞いてください」

12:キュウレンオー 銀河無敵伝説/松原剛志
-MC-


特撮「宇宙戦隊キュウレンジャー」より、究極のスペースロボ・キュウレンオーのテーマ。
軽快なテンポの楽曲と松原さんの伸びやかな歌声は生で聞くと実に心地よく、
特にラストの「キュウレンオー」での松原さんのロングトーンは圧巻でした。

・続いては「キュータマダンシング!」なのですが、いつも松原さんは歌いながら踊られているので、
 今回は歌いながら踊っているのを見たいという事で、この曲のダンスをしてくれる観客を募る事に。
 観客から有志のお二人がステージに登場されると、客席後方の関係者席から松原さんを呼ぶ声が。
・松原さん「え? ……幡野くん?」
 幡野さん「まーつばらさーん!! 踊らせてくださーい!」
 関係者席から特撮「宇宙戦隊キュウレンジャー」オープニングを歌われている幡野智弘さんがご登場。
 松原さん「ごめんごめん。でも最初、声が高いから女の人かと思ったよ」
 幡野さん「凄く声出してるのにこっち見てくれないんですもーん」 
・松原さん「じゃあちょっと僕、準備してくるから幡野くんちょっとお話してて」
 幡野さん「えっ!? ウソやん!!? いきなりっ!?」 
 観客笑。
・松原さんがいったん退場され、幡野さんが改めて自己紹介。
・1部の「Project DMM トークショー」から来場されていた幡野さん。
 幡野さん「松原さんにも新人時代があって、先輩達にいじられてる頃があったんだって新鮮でした。
       僕は『キュウレンジャー』で歌手としてデビューして、新人だったんですけど、
     社会人としても新人で、松原さんと全国を周っている中で色々な事を教わりました。
     松原さんが新人の頃に先輩方から教えてもらった事を僕に繋いでくれたたんだと思いました」

・ここでパナマ帽にサングラス姿の松原さんがご登場。
 松原さん「ちょっとこんな感じの格好で歌ってみたかったんだよね」

12.25:LUCKYSTAR (さわりのみ)/幡野智弘
-MC-
12.5:騎士竜戦隊リュウソウジャー (サビのみ)/幡野智弘
-MC-


ここでせっかく幡野さんが来てくれたという事で松原さんからの急なリクエストで
特撮「宇宙戦隊キュウレンジャー」と特撮「騎士竜戦隊リュウソウジャー」よりオープニングを
アカペラで少しだけご披露。幡野さんは「LUCKYSTAR」では観客に「キュウレンジャー」の合いの手を促し、
「リュウソウジャー」では振り付けを一緒に行い、その場で急にお願いされたとは思えない程に
しっかりと観客と一体感を作りだされており、その前のトーク共々、高い対応力に感嘆いたしました。

13:キュータマダンシング!/松原剛志 幡野智弘 観客の方
-MC-


スーパー戦隊コーナーのラストは特撮「宇宙戦隊キュウレンジャー」よりエンディング。
ステージ上では幡野さんと観客の方が踊られている中、松原さんはステージを降り客席へ。
歌いながら観客と握手を交わしながらステージへ戻られ、最後は一緒に歌い踊られていました。

・幡野さんと観客の方お二人が拍手で見送られ、松原さんお一人に。
・松原さん「名残惜しいもので、ライブも残り二曲になりました」
 観客「えぇえええええええええええ」
 松原さん「でも結構歌ったと思うんですけどね」
 観客笑。
 松原さん「次は松井五郎さんの作詞なんですけど、僕がとても好きな曲なんです。
     歌っていて考えさせられるというか、それこそ感化された曲でもあります」 

14:空想少年/松原剛志
-MC-


続いては映画「ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティスTHE FINAL BATTLE」及び
映画「新世紀劇場版ウルトラマン伝説」より、前向きなメッセージが込められた「空想少年」。
松原さんははつらつとした歌声で歌われながらも、胸に込み上げてくる思いがあったらしく、
二番後半あたりから声を震わせて涙ぐまれているご様子でした。

・松原さん「ラストはエンディングらしく、派手に、ゴーカイに歌っていきたいと思います。
     『海賊戦隊ゴーカイジャー』!!」 

15:海賊戦隊ゴーカイジャー/松原剛志

本編ラストは松原さんのソロとしての代表曲、特撮「海賊戦隊ゴーカイジャー」よりオープニング。
松原さんは20周年を超えた新しい船出を思わせる様に晴れやかに歌われ、途中ではハイキックもご披露。
曲中のギターソロでは川瀬さんがステージ前方に登場され、松原さんが「本物ですよ!」と言われる場面も。

-アンコール-

松原さんとバンドの皆さんが退場され、しばらくすると拍手が手拍子に、
手拍子がアンコールへと変わっていきました。 

15.5:ウルトラマンコスモス~君にできるなにか/BGM

アンコールが続く中、「ウルトラマンコスモス~君にできるなにか」が流れ出し、
岩下さんが特大ケーキをもってステージご登場。ケーキに立ててあったろうそくに灯をともし
観客が合唱しだす中、松原さんがご登場。

・松原さん「びっくりしたー。なんでもう客出しのBGMが鳴り出したんだろうと思ったー」
 観客笑。
・更にファンの方から松原さんの似顔絵と、松原さんが歌われてきたヒーロー達が描かれたイラストが
 額縁に入れられてプレゼントされました。
・松原さんのご提案でこの時間だけ観客の記念写真撮影&SNSへの掲載OKに。
 イラストを持たれたお姿と、パナマ帽&サングラス姿の2タイプで撮影に望まれていました。

・ここで松原さんに呼びこまれてバックバンドの皆さんがステージに合流され、
 松原さんがお一人ずつコメントを添えながらご紹介。
・アンコールはこの日の為に松原さんが作曲されたという新曲を歌われることに。
・松原さん「松井さんに今回のライブタイトルを『tenderly and kindry』にしたいと連絡した時、
     すぐに『いいよ』って返事を頂けて、更に『最近曲作ってるの?』と訊かれたんです。
     『曲作ってる』? ……『いいえ』なんていえないじゃないですか」
 観客笑。
 松原さん「『Never Stop Dreams』以来作って無いなんて言い訳がましい事言えないでしょ?
     なので若干ぼかしながら『しばらく作ってないですけど、作りますよ』と返事しました。
      そうしたら『一緒に曲作らない? 詞を書くよ』と言って頂けたんですよ」
 観客「おぉぉおおおおぉおお」
 松原さん「僕は曲を書くと10日はかかるんですけど、松井さんは24時間以内に歌詞を送ってくださって。
     ちょうどその時、デパートで買い物をしてたんですけど、歌詞を見たら泣けてきちゃって……」
 観客笑。
・松井さんの歌詞がまるで自分の20年間を見ていたかの様にご自身にあてはまった松原さん。
・「Never Stop Dreams」を作った頃の松原さんが置かれていた状況と心境と苦悩。
・松原さん「DMMやミュージカル等の活動を経て、今こうして皆さんの前で歌えているのは
     まだまだ自分の納得のいく形には遠いですけど、凄く幸せな仕事をしています。
     20代、30代の頃の『もっと上にいってやる』っていう気持ちを経て思うのは
     今、自分が伝えていけるものは何なんだろうという事を考える様になりました。
     今から歌う曲は僕の曲であり、皆さんの歌にもなったら嬉しいです。
     "tenderly"や"kindry"を経て、こんなタイトルをつけてくださいました。
     まっすぐとか純粋という意味です。『Genuinely』」

16:Genuinely/松原剛志

「松原剛志デビュー20周年記念ライブ ~tenderly and kindry~」のラストは
松井五郎さん作詞、松原さん作曲による今回のために作られた新曲「Genuinely」。
悩んでいる人を励ましてくれる歌詞と穏やかな曲調に、松原さんの誠実な歌声が合わさり
会場はなんとも優しく、とても素敵な雰囲気に包まれてライブは締めくくられていきました。

松原さん「今日は本当にありがとうございました。みなさんどうぞ健やかにお過ごしください。
     またお会いしましょう。ありがとうございました!!」

観客から拍手を受けながら、松原さん、バンドの皆さんが退場されていき、
「松原剛志デビュー20周年記念ライブ ~tenderly and kindry~」は終演となりました。

1部のトークショーではProject DMMの現メンバーでの活動を振り返りながら、
お三方ならではの穏やかなやりとりで、ここでしか聞けないお話を沢山伺う事が出来、
2部のライブはではなかなか生で、バンドで聞く機会に恵まれなかった特撮ソングを
松原さんならではの凛々しい歌声と颯爽としたパフォーマンス多く堪能出来ました。
1部、2部どちらとも終始暖かさを感じる雰囲気で、
松原さんのお人柄を感じるTenderlyでKindlyでGenuinelyな素敵ライブでした。
松原さん20周年おめでとうございます。


飛び入りゲスト/幡野智弘


補足


・開演までの間はProject DMMの楽曲がBGMとして流れていました。

・松原さん「初めてのバンドでのライブでペース配分がおかしくなっちゃって
     最初の二曲はだいぶ飛ばしてしまったなぁと思っています」
 観客笑。

・松原さん「僕は声が軽いのでそれまで割とポップス寄りの曲が多かったんですけど、
     『ブラギガス』みたいな曲を頂けるとは思わなかったので驚きました」

・松原さん「ジュウオウザワールドは最初に見た時は、なんて強くて悍ましい存在なんだろう、
     果たして味方になるのかっていう程に強かったんですけど、仲間になったらなんて事なく……」
 観客笑。
 松原さん「凄く気弱で、ネガティブで、それでいて可愛らしいキャラクターでしたね」

・松原さん「ウルトラマンの歌って、歌っていると自分達も感化されるというか、
     電車の中でも気を抜けないですし、悪い事できないなって思います」
 観客笑。
 松原さん「ボイジャーさんが僕達の後を継ぐ形でウルトラマンの歌を歌ってくれていますけど、
     お二人もとても気さくで良い人達なんですよね」

・松原さんは胸ポケットのチーフが赤、KATSUMIさんは黄、大門さんは首のスカーフが青と
 それぞれのご衣裳の中にProject DMMとしてのイメージカラーをさし色として用いられていました。

・KATSUMIさん「さっきも松原君が言ってたけど、ウルトラマンの歌って自分達も感化されるよね」
 松原さん「そうですよね。僕も歌っててふわっと感化されるんですよ」
 KATSUMIさん「僕はふわっとじゃないね。ちゃんと感化されるよ」
 観客笑。
 
・大門さん「当時の思い出はね。衣装が暑くて」
 松原さん「毎回衣装が変わる毎に改善されてはいるのものの、ずっとつきまとった課題でしたね」
 大門さん「靴も厚底で重くてねぇ」
 KATSUMIさん「神奈川県民ホールだったかな? 靴の厚さがつかめずにステージから落ちそうになったの。
       その時、僕、引退しようと思いましたもんね」
 観客笑。

・松原さん「『絆』をはじめに取り入れたのはKATSUMIさんっていうのは僕は言い続けようと思います」
 KATSUMIさん「じゃあそれ僕も自分のライブで言っていい?」 
 松原さん「自分で言っちゃうと、ほら。他の人に言われてこそってあるじゃないですか」
 観客笑。

・「ウルトラの奇跡」ではベースの瀧元さんもベースを左右に振りながら演奏されていました。

・幡野さん「松原さんって本当に頭がキレるというか。『キュウレンジャー』の頃は僕を引き立ててくれて、
     それでいてご自身も存在感をしっかりと示されているんですよ。凄い先輩だと思いました」

・終演後は開場出口に松原さんが登場されてお見送り。観客一人一人と握手や言葉を交わされていました。

・松原さん「こんなに一曲一曲を集中して歌ったのは初めてかもしれません。
     20周年とはいえ、まだまだ僕自身、新人の気持ちです。
     ウルトラマンやスーパー戦隊の力を借していただいて、メッセンジャーとして、
     歌に芝居に頑張っていきたいと思いますので、みなさん応援よろしくお願いいたします」

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