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アニソンヒットパレードin足立
19.5.19 ギャラクシティ 西新井文化ホール ギャラクホール

出演/水木一郎 堀江美都子 串田アキラ

演奏/カラオケ



水木一郎さん、堀江美都子さん、串田アキラさんという
アニメソング、特撮ソング界を代表するお三方によるライブ「アニソンヒットパレード」。

東京等の大都市やライブハウスで行われる大規模なライブではなく、
アニソンファンはもちろん、なかなかイベントに足を運ぶことが難しいご家族連れをはじめ、
幅広い年齢層へ向けたアニメソングイベントとして日本全国津々浦々の市民ホール等で開催されています。 

水木さん、堀江さん、串田さんにより「アニソンヒットパレード」の他にも
水木さん、堀江さんのお二人の他に影山ヒロノブさんが加わった「アニソンBIG3」、
ささきいさおさんが加わった「アニソンライブ スーパー3」、
遠藤正明さん、石田燿子さん、きただにひろしさんによる「アニソンMIDDLE3」、
時に「BIG3」や「ヒットパレード」に「with 1」として山本正之さんやきただにさんが加わられたりと、
様々なバリエーションで開催されております。

これまで東京では開催されず、なかなか足を運べなかったのですが、
今回は初の東京開催という事で、初めて見に行く事が出来ました。

会場は東京都足立区西新井にある複合施設ギャラクシティにある西新井文化ホール ギャラクホール。
チケットは予定枚数が終了したという事で、多くの観客がつめかけている会場に入ると、
ステージ上には紗幕がかかっており、「アニソンヒットパレード」のロゴとお三方のお名前が映し出され、
紗幕の奥には星型のフレームが舞台セットとして設置されているのが見てとれました。

開演5分前になると諸注意を促すアナウンスがあり、
しばらくすると会場がゆっくり暗くなっていき、いよいよ開演です。

00:プロローグ (THE HERO ver.)/SE 
01:マジンガーZ/水木一郎
02:キャンディ キャンディ (2C)/堀江美都子
03:キン肉マンGo Fight!/串田アキラ
-MC-


水木さんのアニソンデビュー40周年の時に発表されたアルバム「THE HERO ~Mr.アニソン~」収録の
重低音と手拍子が印象的なインストゥメンタル曲「プロローグ」がオーバチュアとして流れ、
お三方によるタイトルコールから、水木さんによるアニメ「マジンガーZ」のオープニングで幕開け。
水木さんならではの颯爽とした歌声で観客を盛り上げると、続いては堀江さんのご登場。
ステージ上も明るい照明に変って歌われたのは、アニメ「キャンディ・キャンディ」よりオープニング。
堀江さんのはつらつとした歌声を堪能した後は、串田さんが登場されアニメ「キン肉マン」よりオープニング。
串田さんはステージの前方ギリギリまで進まれ、観客を見渡しながら逞しい歌声を披露されていました。
どの曲もお三方の代表曲中の代表曲だけに、オープニングから大盛り上がりでした。

・水木さんと堀江さんも合流しお三方でトーク。
・水木さん「ホンモノだー、テレビと同じ声―!」
 堀江さん「三人ともだよ」
 観客笑
・今回は「アニソンヒットパレード」初の東京開催。
 水木さん「『BIG3』と合わせてみてもこれまでで一番お客様がいらしてくださっているそうですよ」

・ここでお一人づつ自己紹介。
・水木さんは昨年からこの年の7月までデビュー50周年期、串田さんと堀江さんも今年50周年。
・堀江さん「三人合わせて150周年。重厚ですぅ……重いっ!」
・水木さん「この50年トリオってちょっと珍しいよね。これもアニメソングを続けてたからだと思うよ。
     クッシーは元々ソウル歌手だけど、ソウルだけだと腰とか曲がっちゃって歌えてないかもよ」
 串田さん「そうだね。もしかしたらもう歌をやめてるかもしれない」
 水木さん「だからこそ今、ソウル歌ったらすげーんですよ。さっき楽屋でタダで歌ってもらったんだ~」
 観客笑。

・水木さん、堀江さんを見送り、まずは串田さんのソロコーナー。
 串田さん「じゃあ、新曲ですっ。よろしくっ!」

04:銀河道中ヒザクリガー!/串田アキラ
-MC-


当時絶賛放送中のアニメ「Robihathi」より劇中アニメ「銀河道中ヒザクリガー」のテーマ。
この日の串田さんの歌声はいつにも増してキレキレでパワフルに感じられ、
激しい楽曲を歌われた後の最後の「おぉおおおおお」というシャウトに至るまでとても迫力満点でした。

・「Robihathi」では串田さんはヒザクリガーの声もご担当。
 串田さん「でもロボットだから台詞が少ないんだよねー」
・新曲づくして頭がこんがらがっている串田さん。
 串田さん「次の新曲は47都道府県全部のいい所を歌うんだけど長いんだよね。
     今日は全部は歌えないから1/6くらい。この東京周辺の県をまとめましたので聞いてください」

05:あっぱれ! ジモトがイチバン!! (栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県)/串田アキラ
-MC-


続いても当時絶賛放送中のテレビ東京系「おはスタ」内のアニメ「ジモトがジャパン」エンディングを、
開催された東京周辺の県を選抜してご披露。ファンキーな曲調と串田さんのソウルフルな歌声が魅力的。
原曲自体は約8分に及ぶ楽曲ですが、今回は開催地の東京ということで原曲の二番に類する関東地方周辺。
一番がとても短く、物凄い早さで進んでいくので、歌われたのが一都七県ながらあっという間でした。

・串田さん「どんどん次の県が出てくるから、ぼーっとしてるとわけわかんなくなっちゃうんだよね」
 観客笑。
 串田さん「じゃあ、ここで、ちょっとコマーシャルです」

06:富士サファリパークCMソング/串田アキラ
-MC-
07:太陽戦隊サンバルカン/串田アキラ
-MC-


串田さんが歌われたのは文字通りCM。静岡県にあるサファリパーク「富士サファリパーク」よりCMソング。
関東地方在住なら一度は耳にした事があるCMソングだけに、イントロで歓声が起こり、

串田さんが歌い終えられると観客も拍手喝采でした。

続いては串田さんのアニメ、特撮ソングのデビュー曲である特撮「太陽戦隊サンバルカン」よりオープニング。
さながら太陽の様なカラりと爽やかな串田さんの歌声は実に爽快。間奏の三戦士の呼称の際はポーズを交えてご披露。

08:花の子ルンルン (2C)/堀江美都子
-MC-


串田さんとハイタッチをされて入れ替わりに堀江さんが登場され、アニメ「花の子ルンルン」よりオープニングを。
堀江さんは清らかな歌声を披露され、「ルルルンルンルン」では観客にマイクを向ける場面もありました。

・堀江さん「子供の頃にデビューして50年。学校より、友達といるより、アニメソングを歌っている時間が長かったです。
     だから自分の成長と共にアニメソングを歌ってきたので一曲一曲が懐かしく思えます」
・平成に発表したアニメソングを集めたアルバム「平成の堀江美都子」を発表された堀江さん。
 堀江さん「あたし昭和生まれなんですけど、思ってみれば平成の方が長く生きているんですよね。
     つくづく思ったんですよ。『若いじゃーん』って」
 観客笑。

09:グローイング・アップ/堀江美都子
-MC-
10:ニュームーンに恋して/堀江美都子
-MC-


続いては世界名作劇場シリーズよりアニメ「私のあしながおじさん」オープニング。
穏やかな堀江さんの歌声をじっくり味わった後は、アニメ「美少女戦士セーラームーンCrystal」の
「デス・バスターズ編」より二代目オープニング。堀江さんご自身が難曲と言われており、
堀江さんの歌いぶりも原盤では大人しめなのですが、発表後にステージで披露される度に
ご自身のものにされている様で、凛とした格好よさがどんどんと増しているように感じました。

11:バビル2世/水木一郎
-MC- 


堀江さんと入れ替わりに水木さんが登場され、アニメ「バビル2世」オープニング。
水木さんの代表曲の一つだけに、観客の合いの手を入れる声もとても大きく感じられました。

・先日とあるアニメのオープニングナレーションを収録した水木さん。
・水木さん「ミッチも声優さんとして活躍されてますけど、声優さんって本当に尊敬します。
     ボクは口パクとかに合わせるのが苦手なんですよ。口パクを見て台詞を見てって出来ないの。
     自分の間で自由に出来るナレーションは得意なんですけどね。
     今回もナレーションだから『よしっ』って思ったら絵があって『8秒で合わせて』って言われたんですよ」
 観客笑。
 水木さん「そしたら合わせられなくてね。台詞削ってもらってなんとか合わせたんですけど、トラウマになっちゃって」

12:キャプテンハーロック (2C)
~おれたちの船出 (1.5C)/水木一郎
-MC-
13:オーブの祈り (ICHIRO MIZUKI SOLO VERSION) (1.5C) 
~GO AHEAD~すすめ! ウルトラマンゼロ~ (水木一郎ver.) (1.5C)/水木一郎 
-MC-


水木さんが「僕も大好きな作品」と話され、アニメ「宇宙海賊キャプテンハーロック」オープニングと
アニメ「わが青春のアルカディア無限軌道SSX」オープニングをメドレーで形式で。
二曲とも雄大な曲調と哀愁を感じる水木さんの歌いぶりがとても魅力的なので、
メドレー形式で一度に聞く事が出来るというものなかなかに味わい深かったです。
続いては特撮「ウルトラマン」シリーズより、水木さんがボイジャーのお二人と共に歌われた
特撮「ウルトラマンオーブ」および特撮「ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE」のオープニングと、
特撮「ウルトラマンゼロ THE CHRONICLE」よりオープニングを、アルバム収録の水木さんのソロバージョンで。
水木さんはスピーディーな「オーブ」とじっくりとした「ゼロ」の好対照な二曲を迫真の歌いぶりで歌われていました。

・堀江さんと串田さんが合流され、続いてはトークコーナー。
・今回のお題は「50年でこんな事があったとさシリーズ。昔はこうだった。こんな所で歌ったぞ」

・アニメソングが「まんがの歌」と呼ばれ、低く扱われていた時代の思い出。
・アニメソングを歌う前は歌謡曲を歌っていた水木さん。
 日劇などのホールで歌っていた所から一転してミカン箱をひっくり返した上で歌ったり。
・水木さん「一番多かったのはデパートの屋上や遊園地ね。でも屋上も遊園地も好きだったよ」
・堀江さんのステージ中にカラオケのテープが暑さで伸びた事件。
・水木さん「オレもありますよ。歌ってて飛んできたテープが股間に当たって……」
 堀江さん「そのテ―プじゃない!」 
 観客笑。
・いさおさんと大杉久美子さんのカラオケテープ入れ違い事件。「宇宙戦艦ヤマト」が「ドラえもん」になる。
・返還前の沖縄でR&Bを歌っていた串田さん。
 串田さん「外国の人が多くて、普段は日本人が歌っても全然聞いてくれないんだけど、その時はなぜか外国の人がすげえ盛り上がってるの。
     なんでかなと思ったら後ろのアンプが燃えてたの。返還前だからボルテイジが違ってて」
 堀江さん「うわー」

・マイクではなく拡声器で歌った事もあった堀江さん。
 堀江さん「アレはボタンをずっと押してなきゃいけないんですよ。指が痛いなー。顔見えないなー、って」
・船上ステージで歌った水木さん。
 水木さん「電気が無くてカラオケが使えないの。よくドラマとかで『お客様の中でお医者様はいませんか』って
     船内放送で呼ぶ事があるじゃん? オレの時は『どなたかギターをお持ちの方いませんか』って。
     そしたら偶然いてさ。ギターをお借りしてオレが弾き語りで歌うなんて事もあったね」 
・堀江さん「アニメソングって、たかだか56、7年の歴史で、新しい子供の音楽として作られたんですよね。
     その中で目指したのが『娯楽性の高さ』と『音楽性の高さ』だったと思うんですよ。
     この50年の中であたしたちはアニメソングがメジャーになるようにって歌ってきたけど、
     今はコアな方が受けるし、人が集まる方んだよね」
・野外のステージでは「よいこのみんなーもっと前の方においでー」ではちびっ子たちは来てくれない。
 串田さん「司会のおねえさんが呼びかけても来ないの。だけどおれが『何してんだ!? こっちこいよ!!』って言うと
     子供達は口をとがらせて『なんだよー!』って寄ってくるんだよね」
 堀江さん「それは健康な子だったんだね」
 串田さん「そう。全然よいこじゃなかったんだよ」 
 観客笑。

・ここからは歌のコーナーに戻ってそれぞれとデュエットをする事に。
・水木さんと堀江さん、堀江さんと串田さんはそれぞれデュエットされているものの、
 水木さんと串田さんのお二人だけで歌われた曲は無いので、とある楽曲をカバーすることに。
・水木さん「なんでオレとクッシーのデュエットってないんだろうね?」
 串田さん「なんでだろ?」
 堀江さん「それはね、熱くるしいからだよ」
 観客笑。

・水木さんが見送られ、まずは堀江さんと串田さんによるデュエットから。
・堀江さん「本当にデュエットしている曲があるのに別の歌を歌いますよ」
 観客「おぉぉおおおお」

14:進め! ゴレンジャー/串田アキラ 堀江美都子
-MC-
15:戦え! 七人ライダー/水木一郎 堀江美都子
-MC-
16:ルパン三世のテーマ/水木一郎 串田アキラ
-MC-


まずは堀江さんと串田さんのデュエットは特撮「スーパー戦隊」シリーズから。
堀江さんがいさおさんと歌われた特撮「秘密戦隊ゴレンジャー」オープニングを串田さんと。
二番では堀江さんのソロ、三番ではお二人で歌う箇所が増えたりと、今回ならではのパートが設けられていました。
お二人のデュエットといえば映画「烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS」より
トッキュウジャーサファリのテーマ「烈車戦隊トッキュウジャーサファリ」があるので、
今回は「サファリ」を聞く事が出来るかと思いきや、「進め! ゴレンジャー」が歌われたので嬉しいサプライズでした。
串田さんと入れ替わりに水木さんが登場され、堀江さんと特撮「仮面ライダーストロンガー」より「戦え! 七人ライダー」。
数多くの楽曲をデュエットされてきたお二人だけに、盤石のコンビネーションで七人ライダーの雄姿を歌われました。
堀江さんを見送り、水木さんと串田さんが歌われたのはアニメ「ルパン三世(新)」より二代目オープニング。
アニメファン以外にも広く知られる本曲を、お二人によるデュエットで聞く事が出来るというのはなんとも嬉しく。
水木さんはロマンチックに、串田さんはドラマチックにとお二人それぞれの個性を感じる歌声で披露されていました。
原曲は二番までですが、更にサビが一回繰り返されるアレンジになっていました。

・「ルパン三世」のヒロイン"謎の女"峰不二子的な口調で「ルッパぁ~ん」といいながら堀江さんがご登場。
 水木さん「それをさっき歌う前に言ってほしかったなぁ」
・水木さん「オレもクッシーもこの年齢で『ルパン三世』のあの高音が出せるっているのね」
 堀江さん「これは自慢していいですよ」

・水木さん、串田さんを見送って堀江さんお一人に。続いては「名曲コーナー」。
・堀江さん「あたしが歌うのは『ドラえもん』の劇場版の挿入歌なんですけど、
     この曲は世界名作劇場も手がけられて、世話になった楠葉宏三監督から直々にお話をいただきました。
     東日本大震災の後に作られた映画で『ドラえもん』からのメッセージソングとして作られた歌です。
     楠葉さんはもうお亡くなりになっているんですけど、今、自分が望まれている歌というのは
     こういう曲なのかなと思って自分の宝物になっている曲です」

17:キミのひかり/堀江美都子
18:ルパン三世愛のテーマ/水木一郎
19:宇宙刑事ギャバン/串田アキラ
-MC-


名曲コーナーまずは堀江さんが映画「ドラえもん のび太と奇跡の島 ~アニマル アドベンチャー~」の挿入歌。
生で聞く機会に多く恵まれている曲ですが、何度聞いても浄化される思いでじっくりと聞き入りました。
続いては水木さんが登場され、アニメ「ルパン三世(新)」より二代目エンディング。
水木さんの甘美な歌声にうっとり。水木さんが最後の最後に歌詞を間違えてしまうという珍しい場面もありました。
がらりと雰囲気が変わって串田さんは特撮メタルヒーローシリーズより特撮「宇宙刑事ギャバン」オープニング。
串田さんのギャバンの名乗りや変身「蒸着」を交えたパフォーマンスと骨太な歌声に、観客も大いに盛り上がっていました。

・水木さん、堀江さんも串田さんに合流。
・「ルパン三世」のヒロイン"謎の女"峰不二子的な口調で「ギャッバぁ~ン」といいながら堀江さんがご登場。
 水木さん「それ違うでしょ?」
 堀江さん「しまった!」
 観客笑。
・堀江さん「いよいよこのライブもラストコーナーです」
 観客「えぇええぇええぇえええ」
 堀江さん「大丈夫です。このラストが長いんです」
 水木さん「今から三時間くらいありますから」
 観客笑。

・最近、何もコワく無くなってきた水木さん。
 水木さん「もう何を言われても平気。歌をちゃんと歌えれば……さっき間違えちゃったけど」
 観客笑。
 堀江さん「そうなの?」
 水木さん「"昨日"と"明日"を間違えて歌っちゃった」
 串田さん「アレンジしちゃったんだ」
 観客笑。
 堀江さん「そのうち昨日も明日もわかんなくなっちゃうよ」
 水木さん「そうですよー。これからどんどん楽しくなってきちゃいますよー」
 観客笑。

20:「アニソンヒットパレード」アニソンスペシャルメドレー
コン・バトラーVのテーマ (1C)/水木一郎
~緑の陽だまり (2C)/堀江美都子 水木一郎 串田アキラ
~We are the ONE~僕らはひとつ~ (1C)/串田アキラ
~魔女っ子チックル (1C)/堀江美都子
~がんばれロボコン (1C)/水木一郎 堀江美都子
~サザエさんのうた (1C)/堀江美都子 水木一郎 堀江美都子
~ジライヤ (1C)/串田アキラ 水木一郎
~道-タオ- (1C)/水木一郎
~疾風ザブングル (1C)/串田アキラ
~ボルテスVの歌 (1C)/堀江美都子 水木一郎 堀江美都子 
~夢を勝ちとろう (1C)/水木一郎
~炎のキン肉マン(2005ver.)(1C)/串田アキラ
~マジンガーZ/水木一郎 堀江美都子 串田アキラ


ラストはメドレー形式でお三方の楽曲が次々と怒涛の勢いで披露されていく「アニソンスペシャルメドレー」。
まずはアニメ「超電磁ロボ コン・バトラーV」オープニングで水木さんと観客が一緒の振り付けで盛り上がり、
アニメ「山ねずみロッキーチャック」では堀江さんの歌声に水木さん、串田さんが合いの手やコーラスで参加、
更に揃いのステップなども披露され、続いての串田さんによる特撮「爆竜戦隊アバレンジャー」エンディングでは
観客がバーミア兵よろしく踊るのですが、水木さんも物凄い早さで手を上下に振って踊りに参加されていました。
続いて堀江さんのアニメ「魔女っ子チックル」オープニングでは、冒頭や随所の振り付けを
歌いながら軽々と振り付けされる堀江さんと、その様子を見様見真似で水木さんと串田さんとの対比が興味深く。
高らかなイントロから水木さんが歌われたのは特撮「がんばれ!! ロボコン」初代オープニング。
冒頭の台詞や山上万智子さんパートは堀江さんが担当され、水木さんもコミカルなパフォーマンスをご披露。
そのまま流れるようにアニメ「サザエさん」の関東圏での再放送版「まんが名作劇場 サザエさん」より初代オープニング。
堀江さんの晴れやかな歌声からガラリと変わって串田さんによる特撮「世界忍者戦ジライヤ」オープニング。
わびさびの効いた串田さんの歌声はたまらないものがあり、「ハッハッ」という合いの手を水木さんが入れている豪華さ。
続いては水木さんが特撮「獣拳戦隊ゲキレンジャー」エンディングを風格たっぷりに歌われた後は
串田さんの高揚感たっぷりの歌声が魅力のアニメ「戦闘メカ ザブングル」オープニングと
堀江さんの颯爽とした歌とステージが楽しめるアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」オープニングでは
イントロが聞こえた時の観客の歓声や盛り上がりがとても大きく感じられ、人気のほどを伺う事が出来ました。
続く水木さんのアニメ「プロゴルファー猿」オープニングは水木さんののびやかな歌声は素晴らしく、
最後に堀江さんがゴルフのアクションをされ水木さんが「ナイスショット!」と言われる場面も。
串田さんがアニメ「キン肉マン」二代目オープニングの2005年にセルフカバーされたバージョンを軽快に力強く歌われると、
観客も合いの手や大合唱で大いに盛り上がり、そのままアニメ「マジンガーZ」オープニングをお三方で。
一番は水木さんがメインで歌われ、二番は堀江さんと串田さんも一緒になって歌われていました。

-アンコール-
-MC-


拍手の中、お三方が退場されるとステージ上が暗くなり、しばらくすると拍手が「アンコール」を表す手拍子に。
しばらくするとステージ上が明るくなり、お三方が水木さんのオフィシャルグッズ「よいこのアニキマフラー」を首に巻き、 
更に「BIG3」のグッズであるビームプレート(ペンライトの一種)を持ってご登場されました。

・串田さんに寄り添う水木さん。
 水木さん「クッシー」
 串田さん「ん?」
 水木さん「カニ」 
 お二人は「よいこのアニキマフラー」を左右対称に着けられていたので
 並ぶとマフラーの風になびく部分がカニのハサミの様に見る事が出来ました。
・堀江さん「そこもあたしはツッコまなきゃいけないのー?」
 観客笑。
 堀江さん「皆さんわかりますー? 50年間こんな兄を持った人の気持ちがー」
 観客笑。
 堀江さん「でも大好きだよっ」
 串田さんと同じように堀江さんに寄り添う水木さん。
 水木さん「カニ」
 観客笑。
・そしてすぐに「よいこのアニキマフラー」を外される水木さん。
 水木さん「歌ってると汗かくでしょ? それでこれしてたらあせもが出来ちゃうんですよ」
 観客笑。
・外した「よいこのアニキマフラー」をステージ前方に置いた後、堀江さんと串田さんが腕につけているのを見た水木さん。
 水木さん「あ、置いちゃいけねえんだ」
 「よいこのアニキマフラー」を手に持ち、イタズラっぽく体の色々な所につけてみる水木さん。
 堀江さん「いーですよ。そのままでー。それでまたボケようとするからー。
     ほらほらー首に巻いてネクタイとかーやめてー。顔にあててヒゲとかーやめてー。
     次は頭に乗せてバニーガールとかーやめてー。全部ひろってツッコまなきゃいけないからー」
 観客笑。
 水木さん「さすがですよ。全部お見通しだもんね」

・2018年夏に行われたライブ「水木一郎 デビュー50周年記念 特別公演 ~原点オンパレードだゼーット!~」において、 
 堀江さんと遠藤さんが作詞し、影山さんの作曲による楽曲「ハピネス」をサプライズで水木さんにプレゼント。 
 その「ハピネス」を今回のしめくくりとしてお三方で一緒に歌う事に。
・水木さん「クッシー、この曲はジャズっぽいからさ、せっかくだからルイ・アームストロングみたいに歌ってみて」
 堀江さん「またそうやってムチャ振りしてぇ」
 串田さん「えぇ? ……♪I see trees of green, red roses too」
 串田さんが「What A Wonderful World(この素晴らしき世界)」をひと節歌われると観客から拍手がおこりました。

21:ハピネス/水木一郎 堀江美都子 串田アキラ

「アニソンヒットパレードin足立」のラストは水木さんのデビュー50周年記念曲「ハピネス」。
水木さんがメインで歌われる中、ゲストのお二人にもソロパートが設けられ、
堀江さんは晴れやかな歌声で、串田さんはグルーヴを感じる歌声で歌われながら、
それぞれのソロパート時にはスキャットやコーラスで参加されるのも実に豪華に感じました。
ラストは「50周年も嬉しかったですが、60周年目指してこれからもアニソンでガンバるゼェーッツ」と
水木さんが挨拶を交えつつ、最後はお三方と観客とで「Z」のポーズで締めくくられました。

閉演BGM:ハピネス (カラオケ)

「ハピネス」のカラオケが流れだし、観客の拍手の中、お三方がそれぞれお別れの言葉を口にされながらゆっくりと舞台袖へ。 
最後に水木さんが「愛してるゼェエエエエッ!!」とポーズ付きで挨拶されるのと同じタイミングで堀江さん、
先に退場されていた串田さんも戻ってこられ同じポーズをされ、 合わせて観客も水木さんと同じポーズをとり、
お三方が退場されると客席の照明が明るくなり「アニソンヒットパレードin足立」は終演となりました。

水木さん、堀江さん、串田さんそれぞれの代表曲はもちろん、現在放送中の最新曲や
ここでしか聞けないカバーによるデュエット、ラストの怒涛のメドレーと
数々のアニメソングが次々と披露されていく様子は文字通り「ヒットパレード」で圧巻でした。
更に仲の良さが伺える掛け合いや、デビュー50周年を迎えたからお三方だからこその様々なお話など
他のライブではなかなか聞く事が出来ないお話も多く聞く事が出来たのも嬉しく、あっという間の楽しい時間でした。


補足

・水木さん「さっきリハーサルしたんですけど、こちらのホールはとても歌いやすかったんですよ」
 堀江さん「という事は皆さんもとても聞きやすいて事ですね」

・「キン肉マンGo Fight!」の間奏では「へのつっぱりはいらんですよ。キン肉マン40周年おめでとー!」と串田さん。

・堀江さん「こうして50年歌ってる三人だけでライブって珍しいよね」
 水木さん「これが来週には60周年って言う方と一緒ですからね。ささきいさおさんって言うんですけど。
     あの方はロカビリーの頃から歌ってますからね」
 串田さん「おれ、その頃って中学生だったからね」
 堀江さん「あたし生まれてなかったですもん」
 水木さん「……まってぇ」 
 観客笑。

・水木さん「もう一人の影山君は40何周年ですからね。今日はちょっと海外に行ってますけど」
 堀江さん「影ちゃんはほっときましょ」
 水木さん「そうですねほっときましょ」
 観客笑。

・「コマーシャルは短いよね。短いといえばこんなも」と串田さんが音声を担当された
 特撮「仮面ライダーオーズ」の変身ベルト、オースキャナータトバフォームの音声を披露される場面も。

・「富士サファリパーク」に続いての「サンバルカン」でちょっとした動物つながりだったのも心憎く。

・水木さん「我ながら50年よく歌ってこれましたねぇ。ファンの方々に守られていたおかげですね。
     ……これもボクの人徳でしょうか」
 観客笑。
 水木さん「んなっはっはっは。もう誰も言ってくれないから自分で言うしかないんですよね」

・「ルパン三世のテーマ」の間奏では串田さんが次元大介よろしく水木さんを撃つ真似をされたり、
 水木さんが十三代目 石川五ェ門よろしく串田さんを斬る真似をされたりと、楽しく遊ばれていました。

・堀江さん「アニキはこっち(ステージ向かって左側)に歩きだしたら話が長くなりますからね。気をつけてくださいね」

・水木さん「もうね悩んでもしょうがないの。でもねみんなまだ若いから悩むでしょ?
     いいんですよ。若いうちに悩むのは成長するから。オレはもう悩んでも成長しねえんだもん」
 観客笑。

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