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影山ヒロノブバースデーライブ2019 
19.2.18 Shibuya eggman

 

出演/影山ヒロノブ

 

演奏/BROADWAY (Key&Cho.須藤賢一 B&Cho.村上聖 Dr&Pa&Cho.岩田"GUNTA"康彦 G&Cho.松尾洋一) 
    Ag&Harp.影山ヒロノブ

 


1985年に特撮「電撃戦隊チェンジマン」の主題歌でアニソンデビューされて以来、 
アニメ「DRAGON BALL Z」のオープニング「CHA-LA HEAD-CHA-LA」を筆頭に、 
数多くのアニメ、特撮の歌を歌われアニメソング界を牽引し続けられている影山ヒロノブさん。

 

アニメソング以外でもご自身の源流であるロックバンドLAZYのボーカルとしての不定期活動や、 
シンガーソングライターとして月二回、日本全国でアコスティックギター一本でのライブを開催される等、 
国内外で活躍されている影山さんは、毎年、ご自身のお誕生日である2月18日近辺で 
バースデーライブを開催されており、2019年はお誕生日当日に開催されました。

 

会場は影山さんが毎年バースデーライブを開催されており、これまで多くのライブを行ってきた 
東京の渋谷にある老舗ライブハウスShibuya eggman。毎年ファンクラブ会員だけでほぼ完売になるチケットは今回も完売。 
会場前の看板には満員御礼の札止めがされていました。フロアは満員状態で開演を待つ観客でひしめいていたました。 
開演時間になると照明が少しずつ暗くなっていき、「影山ヒロノブバースデーライブ2019」いよいよ開演です。

 

00:Ray of Hope ~Anthem of KAGE☆STARS~/SE 
01:超鬼神ZENKI、来迎聖臨! 
02:聖闘士神話~ソルジャー・ドリーム~ 
-MC-

 

影山さんのオリジナルアルバム「ROCK JAPAN」のオープニングがオーバーチュアとして流れる中、 
長年影山さんのバックバンドをつとめられているBROADWAYの皆さんが登場され、それぞれのブースに入り準備。 
BROADWAYの皆さんの準備が整うと、アニメ「鬼神童子ZENKI」の二代目オープニングが流れる中、影山さんがご登場。 
黒のスーツ姿で荒々しい曲調をワイルドに歌われる影山さん。随所でのシャウトはなんとも痛快でした。 
そのままの勢いで、続いては影山さんの代表曲の一つであるアニメ「聖闘士星矢」二代目オープニング。 
笑顔で颯爽と歌われる影山さんに合わせ、観客も合いの手やコーラスを入れて大盛り上がりでした。

 

・影山さん「今日も鮨詰め状態やね。スタンディングは通称"マダム"と言われるLAZYファンはつらいやね。 
     んまぁっ、一年に一回なんで、頑張ってください!」 
 観客笑。 
 影山さん「松尾も、ガンちゃんも、聖クンもバンマスの賢ちゃんもみんなの事を応援してます!」  
・影山さん「気合入れて髪の毛を切ったんすよ。 
   "ガンちゃん"(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE、EXILEのメンバーで俳優でもある岩田剛典さん) 
     みたいにしてくれって……岩田のガンちゃんじゃないよ」 
 ガンタさん「ボクの方が先輩ですからね」 
 影山さん「ホンマ、お父さんくらい年の差あるもんなぁ」 
 観客笑。 
・影山さん「バースデーライブは毎回、とりとめのない選曲になるんすけど、それは今、自分が歌いた曲を選ぶからです。 
     今回は後半に30年、40年ぶりに歌うような曲もあります。……でも多分みんなが思ってるのじゃあないかも」 
 観客「えぇぇぇええええ」 
 影山さん「こわいなぁ、イントロでみんなが落胆する音が聞こえたら……」  
 観客笑。 
・影山さん「そいじゃぁ、次は久し振りにスーパーロボットの曲、しかもカバーを二曲やりたいと思います!!」

 

03:ゲッターロボ! 
04:メロスのように~LONELY WAY~

 

現在のアニメソングムーヴメント黎明期に影山さんが数多くカバーされてきたロボットアニメの楽曲の中から、 
「チェンジゲッターワン・スイッチオン!」の台詞から、アニメ「ゲッターロボ」よりささきいさおさんが歌われたオープニング。 
アルバム「ゲッターロボ・真ボーカルアルバム」収録のスピーディーで激しさが強調されたアレンジの本曲は、 
影山さんの躍動感ある歌声が堪能出来ます。「ゲット ゲット ゲッター」では観客にマイクを向ける場面も。 
続いてはアニメ「蒼き流星SPTレイズナー」よりAIRMAIL from NAGASAKIの皆さんが歌われたオープニング。 
アルバム「スーパーロボット大戦 VOCAL COLLECTION2」でカバーされて以来、一時期ライブで頻繁に歌われていましたが、 
近年は歌われる機会が少なくなっていただけに、今回久し振りに聞く事が出来てとても嬉しうございました。 
影山さんのどこかせつなげな歌声はもちろん、BROADWAYの皆さんの厚みのあるコーラスもとても素敵でした。

 

・「メロスのように」が終わるとそのままアニメ「DRAGON BALL Z」初代オープニング「CHA-LA HEAD-CHA-LA」が流れ出し、 
 影山さんが驚いた表情を見せる中、お笑いコンビ、アイデンティティの田島直弥さんと見浦彰彦さんがご登場。 
 田島さんは「DRAGON BALL」の孫悟空役を演じられている声優界の宝・野沢雅子さんのモノマネで巷の人気を集めています。

・見浦さん「どうもーアイデンティティの見浦と申しますーそしてー」 
 田島さん「オッス、オラ、野沢雅子! 『DRAGON BALL』の孫悟空でおなじみ御年82のでぇベテランだぁ」 
 見浦さん「ニセモンですよー」 
 観客笑。 
 田島さん「ホンモンだよ、どこだニセモンなんだァ?」 
 見浦さん「髪の毛そんなに赤くないでしょーよ」 
 田島さん「うっせぇな、ぶっコロすぞォ!」 
 観客笑。

 

4.5:ハッピーバースデー/BROADWAY アイデンティティ(田島直弥 見浦彰彦) 遠藤正明 きただにひろし 喜多修平 観客 
-MC-

 

アイデンティティのお二人のちょっとしたネタが終わり、お二人の「影山さん、お誕生日おめでとうございます」を合図に 
「ハッピーバースデー」が演奏される中、影山さんの所属事務所HIGHWAY STARの後輩である 
遠藤正明さん、きただにひろしさん、喜多修平さんが登場され、「ハッピーバースデー」を合唱されました。 
遠藤さんはバースデーケーキを持ち、きただにさんと喜多さんはバースデーケーキ型の帽子を被っていました。

 

・遠藤さん「本当の野沢雅子さんはやっぱりお忙しいので」 
 田島さん「ジェネリックの野沢雅子で簡便してくれ」 
 観客笑。 
・野沢雅子さんのマネをする田島さんをマネしている事を影山さんにバラされるきただにさん。 
 田島さん「だぁから、かぁみの毛まで赤にしてくれてっのかぁ?」 
 見浦さん「たまたまだよ!」 
 影山さん「でもね、全然似てねぇの」 
 きただにさん「ぶっコロすぞォ!」 
 影山さん「ほら似てねぇ」 
 見浦さん「ただの暴言ですよ!」 
・遠藤さん「ちなみに、にいさんとは初対面なんですか?」 
 田島さん「はじめましてだなっ」 
 影山さん「実はね、この前、スキーに行ったんすよ。そしたらスキー場で二人が営業やってたんすよ」 
 田島さん「えっ!!」 
 見浦さん「見てたんですか!?」 
 田島さん「ベェジータの芸人(R藤本さん)とフリーザの芸人(BAN BAN BANの山本正剛さん)と行ったゾ!」 
 影山さん「いやー仕事してるなぁと思って見てました」 
 田島さん「いやぁ~おでれぇたぁーァ!」 
・ここでせっかくなのでという事で、BROADWAYの皆さんを除く全員で記念写真を撮影されました。

・遠藤さん「せっかくなので歌とか歌います?」 
 影山さん「歌う?」 
 田島さん「いっちょやってみっかァ!」

 

4.7:ユカイツーカイ怪物くん (冒頭のみ)/田島直弥

 

田島さんが歌われたのは1980年版のアニメ「怪物くん」より主人公怪物くん役の野沢雅子さんが歌われたオープニング。 
歌いだされた途端に相方の見浦さんから「それじゃねえよ!」とツッコまれ、観客の笑いを誘っていました。

 

・遠藤さん「ちなみに『DRAGON BALL』は色々シリーズがありますけど、何が好きですか?」 
 田島さん「そりゃあもちろん『Z』です」 
 遠藤さん「『GT』じゃなくて?」 
 影山さん「ぶっコロすぞォ!」 
 遠藤さん「一番ホンモノを聞いてるはずなのに似てない」 
 見浦さん「ただの暴言ですよ!」 
 観客笑。 
・アイデンティティのお二人はこの後、事務所のライブが控えている為、ここでお別れ。 
 遠藤さん「せっかくなんでにいさんにメッセージをお願いします」 
 田島さん「……ブルーベリーアイ!!」 
 見浦さん「なんでだよ! それ野沢さんがやってる『わかさ生活』のCMだろうがよ!!」 
 観客笑。

 

・アイデンティティのお二人が拍手で見送られ、残ったみなさんでトーク。 
・話題は今回のバースデーライブのグッズであるTシャツの話に。 
 今回のTシャツは画家のヨハネス・フェルメールの代表作「真珠の耳飾りの少女」に赤い目線が入り 
 その中に白文字で「KAGEYAMA」という文字が描かれているというデザイン。

・遠藤さん「なんであのデザインだったんですか?」 
 影山さん「それは、オレがあの画を愛してやまないからだよ」 
 きただにさん「へー」  
 遠藤さん「なんで目線が入ってるんですか?」 
 影山さん「なんかスタッフに聞いたらああいうデザインが流行ってるって言ってたから。 
     いいっすか、これ、無断じゃないですよ。ちゃんと許可とってますからね」 
 きただにさん「やっぱそういうのは許可とってるんですねー」  
 影山さん「あたりまえやろぉ?」 
・ここで遠藤さん、きただにさん、喜多さんから一言づつメッセージ。 
・この日から数日後に同じ会場でライブをされる事を軽くブッ混んでくる喜多さん。 
・軽めの挨拶なきただにさん。 

・遠藤さん、きただにさん、喜多さんが拍手でご退場。

・影山さん「あーびっくりしたー。賢ちゃん、知ってた?」 
 須藤さん「もちろん。段取りもばっちりだったよ」  
 影山さん「そうなんやぁ、なんやぁ、急に『チャラ』が流れてびっくりしたわぁ~。 
     じゃあ、『DRAGON BALL』の好きな曲をメドレー作ったんで、聞いてくださあい!!」

 

05:ドラゴンパワー∞(無限大) (1C) 
~青い風のHOPE (1C) 
~奇蹟のビッグ・ファイト (1C) 
~HERO(キミがヒーロー) (1.5C) 
~最強のフュージョン (1.5C) 
06:流星図書館~コメットライブラリー~ 
-MC-

 

アニメ「DRAGON BALL Z」メドレーは、まず映画「DRAGON BALL Z 超戦士撃破 勝つのはオレだ!」エンディングから。 
影山さんのヒロイックな歌声に合わせて観客も「ドラゴンパワー!」や「D・R・A・GO・N」の合いの手を入れた後は 
特番「DRAGON BALL Z スペシャル 絶望への反抗!! 残された超戦士・悟飯とトランクス」エンディング。 
トランクスを歌った本曲を、影山さんが実に爽やかに歌われました。照明が青くなっていたもの印象的でした。 
続いての映画「DRAGON BALL Z 危険なふたり! 超戦士はねむれない」よりエンディングでは 
からりと明るい影山さんの歌声に合わせるような観客の「ビッグ・ファイト」の合いの手も楽しく。 
少しシリアスな曲調に変わり映画「DRAGON BALL Z 激突!! 100億パワーの戦士たち」よりエンディング。 
本曲のオリジナル版では影山さんとYUKAさんとの掛け合いが印象的ですが、 
今回YUKAさんの部分は途中まで須藤さん、「YOU'RE THE HERO GUY」のみガンタさんが担当されていました。 
メドレーのラストは映画「DRAGON BALL Z 復活のフュージョン悟空とベジータ」よりエンディング。 
影山さんのキレ味の鋭い歌声に観客も一緒になって「DRAGON BALL」や「いくぜ! 今だ!」と歌っていました。  
メドレーが終わると雰囲気ががらりと変わり、アニメ「DRAGON BALL Z」よりバラード「流星図書館」。 
宇宙空間さながらにミラーボールが会場を彩る中、甘く柔らかな影山さんの歌声を堪能しました。

 

・40周年記念のオリジナルソロアルバム「A.O.R」で憧れの音楽プロデューサー、デイヴィッド・フォスターさんに 
 曲を書いてもらえ、アメリカのデイヴィッドさんのスタジオでレコーディング出来たお話。 
・本当は須藤さんも同行したかったものの、仕事で断念。 
・英語が話せるのが影山さんくらい。 
・影山さん「井上(俊次さん)君から『影、デイヴィッドにこうこうこう言ってくれぇ』って言われても 
     オレのつたない英語力では伝えきれなくて、『Mr.David, Ah...Ah...Ah...Ah...』ってなっちゃう」 
・へヴィーメタル幕開けの頃、自分達の音楽を模索していた時に出会ったデイヴィッド・フォスターさんへの憧れ。 
・影山さん「キーボードもいるしぃ、スパッツはかなくていいしぃ」

 

07:Beginning 
08:ワイルド・フラワー 
-MC-

 

ご自身のデビュー40周年記念ソロアルバム「A.O.R」よりデイヴィッドさんプロデュースのオープニング曲「Beginning」。 
影山さんはお話の後だからか穏やかにかつじっくりと噛みしめて歌われているようにも感じました。 
「Beginning」が終わるとスタッフさんから影山さんにアコースティックギターが手渡され、 
準備が整い演奏されたのは、LAZYのアルバム「LAZY V」に収録されているデイヴィッドさんが在籍していたバンド、 
スカイラークの「ワイルド・フラワー」のカバーを切なく柔らかく。 
影山さんのInstagramによると"デビッドフォスター30周年バージョン"という事で、LAZY版のアレンジではなく 
おそらく「君こそすべて~デイヴィッド・フォスター&フレンズ ライヴ」版のアレンジだと思われます。

 

・ここでBROADWAYの皆さんが一旦退場され、影山さんお一人でアコースティックコーナー。 
・影山さん「最近アコギでもアシッドな曲が好きなんすよ。アコギライブ来てくれてる人は『またかよ』って思うかも」 
 観客笑。

09:THE REAL FOLK BLUES 
-MC- 
10:FACE 
-MC
-

 

影山さんお一人によるアコギコーナーは、カバーアルバム「誰がカバーやねんアニソンショー」収録の 
アニメ「カウボーイビバップ」より山根麻衣さんが歌われたエンディングから。 
荒めの乾いたギター演奏と物悲しげな影山さんの歌は心地よく、どんどんと惹きこまれて行きました。 
続いては影山さん、須藤さん、河野陽吾さん、栗山善親さんによる音楽制作ユニットTRY FORCEが手がけられた 
アニメ「ヒートガイジェイ-HEATGUY・J-」よりオープニング。静かにふつふつと沸き上がるような情念を 
影山さん独特のハスキーにかつハードボイルドな歌声でじっくりと歌われていました。 
アルバム「Cold Rain」収録のセルフカバー版よりも、TRY FORCEのオリジナル版に近いアレンジでした。 
個人的にとても思い入れの深い二曲がアコースティックで聞く事が出来てとても嬉しうございました。

 

・BROADWAYの皆さんが合流されそれぞれスタンバイ。 
・影山さん「さぁ、お待ちかね。ウェルカ~ム・マダ~ム・タ~~イム」 
 観客拍手。 
 影山さん「三曲歌うんすけど、最初は今から30年くらい前のAIRBLANCAの曲です。これが一番新しいです。 
     次がソロの最初の頃、20代前半の頃くらいしかやってなかった曲ですね。 
     最後が徳間ジャパンに移籍した頃のアルバムに入ってるんで、これも当時以来っすね」 
 観客「おぉぉおおお」 
 影山さん「なんで今回歌うのかって、理由は一つ、歌いたいから」 
 観客笑。 
 影山さん「曲を知ら無い人もいると思うけど、まんざらノれない曲でもないんで聞いてみてください」

 

11:2000miles 
12:SARAH 
13:オンリー・ワン・フォー・ミー~Only One For Me~ 
-MC-

 

影山さんおっしゃる所のウェルカム・マダム・タイムは、歌われる機会の少ないオリジナル曲を披露。 
90年代前半に影山さん、井上さん、田中宏幸さん、須藤さん、松尾さん、ガンタさんというメンバーで 
結成していたバンドAIRBLANCAの楽曲から、アルバム「AIRBLANCA」収録の「2000miles」。 
大人の余裕が漂う夏のロックをムードたっぷりに歌われ、演奏される皆さんはとても楽しそうなお顔をされていました。 
須藤さんのピアノ演奏で観客が歓声を上げる中、ソロアルバム「BROKEN HEART/影山ヒロノブ・ファースト」収録の「SARAH」へ。 
アンニュイでどこか刹那的な雰囲気の本曲を歌われる影山さんは、

アニソンやLAZY、JAM Projectで見せる表情とまた違って魅力的でした。 

続いてはがらりと雰囲気が変わってソロアルバム「BORN AGAIN」収録の「オンリー・ワン・フォー・ミー~Only One For Me~」。 
スローバラードを甘く切なく歌われ、間奏ではハーモニカを演奏される影山さんの姿に、観客はうっとりとしている様子でした。

 

・影山さん「どうだった?」 
 観客拍手。 
 影山さん「マダムだけが盛り上がって後ろの方がシーンとしてたらどうしようかと思ったけど、よかったぁ~」 
 観客笑。 
・影山さん「みんなオレの歌に出会った瞬間、好きになった瞬間ってあると思うんすよね。お母さんはいつっすか?」  
 客席前方にいた観客に尋ねる影山さん。 
 影山さん「……お子さんと名古屋のスパロボ(※ライブ『スーパーロボット魂』)に行った時なんだ? 
     一郎ちゃん(水木一郎さん)じゃなくて、オレの事好きになってくれたんすかぁ~?」 
 観客笑。 
 影山さん「嬉しぃ~。一郎ちゃん今頃、のんきに温泉に入って美味しい物食べて遊んでますよ~」 
 観客笑。 
・影山さん「でもアニキも71でしょ? オレよりも13歳も年上ですからね。アニキ見てると、まだまだ歌っていくんだろうなぁって思います。 
     この前、オレに内緒で堀江さんとクッシーとで『アニソンヒットパレード』? やったみたいっすけど……」 
 観客笑。 
※水木さん、堀江美都子さん、影山さんが日本全国で開催している「アニソンBIG3」というライブがあり、 
  影山さんの代わりに串田さんを招いて「アニソンヒットパレード」というライブも行われています。 
 影山さん「あの三人スゲエっすよ。アニキ51周年、堀江さんとクッシーが50周年でしょ? いさおさんはもっと上っすからね。 
     あのクラスはアニソン界でもやっぱり特別っすよ。オレが『BIG3』っていって混じってるのもおかしいもん。若いから」 
 観客笑。 
 影山さん「思えば今年の歌のスタートはアニキのバースデーライブにゲストで呼んでもらった時だったんすよ。 
     アニキが嬉しそうに歌ってる様子を見て『あぁ、オレもアニキみたいに生きたいなぁ』って思いました 
     その後、打ち上げでアニキと一緒に牡蠣食べて、アタりました。アニキめぇ~」 
 観客笑。 
 影山さん「ちくしょー。一郎ちゃんめぇ~。オレに牡蠣くわせやがってぇ~」  
・スーツのジャケットを脱がれた影山さん。 
 影山さん「やべ、袖、たくってたのがバレる」 
 観客笑。

 

14:CHA-LA HEAD-CHA-LA (2005 ver.) 
15:僕達は天使だった 
16:HEATS 
17:君にあげるために -Boys Be-

 

ラストブロックはアニメ「DRAGON BALL Z」初代オープニングを2005年にリアレンジ&リレコーディングしたバージョンから。 
影山さんの代表曲だけに圧倒的な盛り上がりぶりで、そのまま流れるようにアニメ「DRAGON BALL Z」より二代目エンディングへ。 
明るさを感じながら少しせつなげな本曲を歌われる影山さんの、どこか哀愁を感じる笑顔がとても魅力的でした。 
がらりと雰囲気が変わり、続いてはOVA「真 (チェンジ!!)ゲッターロボ -地球最後の日-」より二代目オープニングへ。 
影山さんの躍動感ある歌声とパフォーマンスに合わせてサビ部分では観客の多くが手をあげて天井知らずの盛り上がりでした。 
「ラストソォング!! この曲も久し振り!」という影山さんの一声からはじまったのは、アニメ「聖闘士星矢」より挿入歌「君にあげるために」。 
影山さんの爽快な歌声はとてもポジティブで、きらきらとした雰囲気でとても晴れやかにライブ本編は締めくくられていました。

 

-アンコール- 
-MC-

 

影山さん、BROADWAYの皆さんが拍手の中で退場されると拍手が次第にアンコールを表す手拍子に。 
次第に手拍子が早くなったと思ったら遅くなり、また早くなったりと速さが変わっていく中、 
しばらくすると今回のライブTシャツに着替えらた影山さんとBROADWAYの皆さんがご登場。

 

・影山さん「ファラメールじゃねえよ。違法じゃねえよ。そんなに見るんじゃねえよ」 
 観客笑。 
 影山さん「でもこのTシャツはみんなが普段も着られる……」 
 観客「えぇ~え~」 
 影山さん「オレじゃないからね。そういったのはスタッフだからね。 
     でもボクはコレ好きです。もう明日から夜寝る時も、外出する時もずっとコレ着ますから」 
 観客「えぇ~え~」 
 影山さん「だってボクはフェルメールが大好きだから」

 

18:Angelique~永遠の約束~ 
-MC-

 

アンコールは再結成後のLAZYが手がけたOVA「アンジェリーク~聖地より愛をこめて」よりオープニング。 
鋭くも切ない楽曲の世界感や、希うような影山さんの歌声はもちろん、歌詞に合わせて跪くパフォーマンスもとても素敵。 
今回、アンコールでまさかこのこの曲が歌われるとは思わず、個人的に嬉しいサプライズでした。

 

・影山さん「みんな、LAZY好きやなぁ……何を隠そう、オレも好きです!」 
 観客拍手。 
 影山さん「今日、たっかん(高崎晃さん)がメッチャ早い時間にLINEで『景ぇ、おめでとう、最高の一日を!』ってくれました。 
     それを見てたっかんの誕生日、2月22日に『おめでとう』って連絡するのを忘れないようにしようと思いました。 
     まぁ、井上君は何もくれへんかったけど……」 
 観客笑。 
 影山さん「ナハハハ。めっちゃ忙しいからね。『ランティス祭り』でもLAZY出ますけど。 
     凄く覚悟していかないといけないんです。でないと鼓膜がもたない」 
 観客笑。

・次の曲はLAZYのライブアルバム「レイジーを追いかけろ」収録曲。 
・影山さん「あのライブで当時のスタッフは『もしかしたら、LAZY、売れてきたな』って思ったらしいです。 
     当時の事務所だったトライアングル・プロダクションの社長で、もう亡くなられた藤田さん(藤田浩一さん)が 
     アンコールが終わって一緒に楽屋に戻る時、背中が震えてたんすよ。 
     当時の16歳の自分は『あんなおっかない社長が泣いてるんだ。LAZY、大切に思ってくれてるんだ』って思いました。 
     なのにデビュー直前に衝動的に前髪を変な感じに切っちゃって社長、ごめんなさい」 
 観客笑。 
 影山さん「六本木の有名なお店で切ってもらったのに、あんな変な。オン・ザ・眉毛5cmだったし。ひどい話やで。 
     まぁ、あの時、ヅラかぶってた人もおったことやしね」 
 観客笑。

 

19:アンダー・マイ・サム 
-MC-

 

LAZYのライブアルバム「レイジーを追いかけろ」よりThe Rolling Stonesの「アンダー・マイ・サム」のカバー。 
ポップで軽快なノリが魅力の本曲。歌われる影山さんも演奏されるBROADWAYの皆さんもとても楽しそう。 
間奏の松尾さんのギターソロでは影山さんが「シヴい! 松尾っシヴいよっ!」と盛り上げる場面もありました。

 

・影山さん「さっき前の事務所の社長(ライブ「ANIME JAPAN FES」等を手がけるバースデーソングの社長、山岸達治さん)が 
     『影~ワインもってきたでぇ』って来てくれて、もうめっちゃ泣きそうでしたよ」 
・山岸さんの企画で一か月全国を周って毎日ライブをしていた頃の思い出。 
・影山さん「11月にやったんすよ。11月って30日でしょ? 一日一ステージで30回じゃないっすか? 
     その中でここ、eggmanの時だけ昼夜二回公演でした。……その時思いました。浮世の鬼かぁああッ!」 
 観客笑。 
 影山さん「それを思って今日ワイン持ってきてくれたのかな? 違うか。でもそんな思い出はもちろん、 
     楽しかった事やつらかった事、汗も涙も挫折も希望もこのeggmanにあるんですよね。 
     その頃はまだ……アニソンカイノプリンスニナルナンテシラナイジャ~ン?」 
 観客笑。 
・影山さんと山岸さんとバンドメンバーとで車で日本全国。宿泊せずに朝の公園で歯を磨いたり。 
・ステージ上より観客の方が少なかった時は開演を少し遅らせる。 
・影山さん「普通お客さんって開演前にはくるでしょ? そうそう遅れてこないし。 
     でもそんな時、社長が『今日はお客さん少ないけど、お前たちのロック魂を見せてやれ!!』って」 
 観客笑。 
 影山さん「なんか、傑作な人生ですけど、今も現役でいられるっていうのが嬉しいです。 
     出来れば、先に天に昇っていった友達の分まで来年、再来年、ずっと現役でいたいっすね」

 

20:スターダストボーイズ

 

「影山ヒロノブバースデーライブ2019」のラストはアニメ「宇宙船サジタリウス」オープニング。 
影山さんの小気味の良い歌いぶりに合わせ、観客も「ダメじゃない」や「スターダストボーイズ」等随所で大合唱。 
間奏ではBROADWAYの皆さんを影山さんがご紹介。BROADWAYの皆さんはそれぞれジャズ風にソロを演奏されました。 
影山さんの代表曲の一つながら、なかなかライブで聞ける機会が少なかっただけにとても嬉しうございました。

 

拍手の中、BROADWAYの皆さんがステージ前方にいある影山さんと合流し万歳三唱が行われ、 
BROADWAYの皆さんが退場され、影山さんお一人に。

 

影山さん「長い時間立っててくれてありがとう! みんなの忍耐力に感謝します!! 
     これはまさに、愛だぁあああああああ!!」

 

退場される影山さんが拍手で見送られて「影山ヒロノブバースデーライブ2019」は終演となりました。

 

影山さんは現在、アコギによるソロライブ以外はJAM Projectでの活動に重点を置かれており、 
ライブ「スーパーロボット魂」以外の「ANIME JAPAN FES」系列のライブにも出演も少なくなっている為、 
バースデーライブ以外でご自身のバンドであるBROADWAYの皆さんを率いたバンドスタイルでのソロライブはほぼなく 
まさに年に一度のお楽しみなのが影山さんのバースデーライブ。

 

今回はアニメソングの中でも「DRAGON BALL Z」関係の楽曲、中でもとりわけ劇場版の主題歌が多かった印象。 
加えてLAZY時代の「アンダー・マイ・サム」「ワイルド・フラワー」やその後の「スーパーロボット魂」を発端とした 
アニメソングムーヴメント黎明期に頻繁に歌われたロボットソング、「THE REAL FOLK BLUES」等のカバー曲、 
更にAIRBLANCA時代や徳間ジャパン所属時のソロの楽曲など、ソロライブだからこそ聞く事が出来る楽曲も多く、 
様々なキャリアを凝縮した内容をパワフルに歌われれる影山さんをたっぷり堪能することが出来ました。 
最近はアコギでのソロライブや、JAM Projectのメンバーとしてのご活躍がメインとなっておりますが、 
バンドを従えてご自身の歌を楽しそうに歌われる影山さんをもっと拝見したいので、 
今後はご自身のバンドでのソロライブの開催や、ANIME JAPAN FES関係のライブへのご出演も増えて下さると嬉しいです。 
影山さんお誕生日おめでとうございます。


お祝いゲスト/アイデンティティ(田島直弥 見浦彰彦) 
        遠藤正明 きただにひろし 喜多修平


 

補足

 

・影山さん「なんか、そろそろ還暦の足音が聞こえて来ません? でも頑張って若作りします!」

 

・息子さんがお金持ちという事や靴のブランドを影山さんに不意にバラされる松尾さん。

 

・田島さん「サプレェズってことだけっども、スケジュールに『影山ヒロノブさんバースデーライブ』って書いてあって 
     オラたちの方が、サプレェズだったぞォ。ウソだろォ、ドッキリだと思ったぞぉ」

 

・遠藤さん「お二人はお忙しい中、来てくれて、渋谷の街をこの格好で歩いて来たらしいですからね」 
 田島さん「そうだぞ、渋谷の街をこの格好だぞォ、ヘロウィンでもねぇのに!」 
 観客笑。

 

・「最強のフュージョン」の間奏でお一人でフュージョンをされていた影山さん。

 

・影山さん「『DRAGON BALL』の曲は凄くレコーディングしました。ゲーム含めると60曲くらいっすかね? 
     80年代後半から90年代に歌った曲を聞くと『あぁ、頑張ってんな』って思います。いや今も頑張ってるけど」 
 観客笑。 
 影山さん「とにかくがむしゃらでしたからね。今は後輩もいますけど、あの頃は遠ちゃんもいないし、 
     だにぃ~なんかまだ山口で鼻くそ食ってるくらいの頃ですからね。あ、それは今も同じか」 
 観客笑。

 

・影山さん「影山ヒロノブってなんなん」

 

・影山さん「昔、6年くらい連続でバースデーライブの日に雪が積もった事があったんすよね。 
     それも始まる前は降ってないのにライブ終わったら積もってるっていう、 
     でも温暖化なんすかね? 今日なんかメッチャあったかくてもう海パン一丁で歌おうかって」 
 観客笑。 
 影山さん「今に見てろぉ、あと二、三ヶ月したらオレの胸筋がピクピクいうのを見せてやる!」

 

・影山さん「たった一年で一回だけでBROADWAYの皆と一緒にやれるのも自分にとって、とても貴重です。 
     一年に一回、鮨詰め状態で苦しそうなみんなを見られるのがとても嬉しいです」 
 観客笑。 
 影山さん「なんなら苦しそうなみんなを見ながらここで一杯やりたいぐらいです」 
 観客笑。

 

・影山さん「たまに思うんすけど、オレは聞いてくれる人がいるから歌えるし、幸せだと思うんすよね。 
     たぶん、地球上にオレしかいなかったら歌ってないと思います。こんなにウマいのに」 
 観客笑。

 

・一月に行われた「JAM Project SPECIAL LIVE 2019 A-ROCK」に登場した影山さんに似た謎のDJ、DJKGのお話。 
 まっつーさんこと松村起代子さんに6月開催の大型フェス「ランティス祭り」に「どっかで出れない?」と、 
 DJKGの登場を打診するも、「出れますよ。会場の外に場所作れば」と言われて、ヘコむ影山さん。

 

・影山さん「最悪、駅から『ランティス祭り』をやる幕張メッセに行く途中の橋の上で行き交う人相手とか。 
     きっと一月の豊洲PITほどのウェルカムな雰囲気じゃないやろ? 
     『寄ってってよー寄ってってよー。萌え系まわしてるよー』って。さーびしー」 
 観客笑。 
 影山さん「でも、歌わないのにあんなにみんなと一体になれるって自分にとってちょっとカルチャーショックでしたね」

 

・現在の影山さんの所属事務所がHIGHWAY STARになる前のSOLID VOX時代からのファンクラブ「SOLIVOXL」が 
 今年の6月を期に無くなるという話。 
 所属アーティストが増え、これからは個人単位でのファンイベントが主になっていく為、 
 「SOLIVOXL」の様な全体でのアットホームなイベントは難しくなるものの、スタンプは残してほしい影山さん。

 

・「レイジーを追いかけろ」でThe Rolling Stonesをカバーをしていたのは 
 LAZYは元ザ・タイガースのギタリストである森本太郎さんがプロデュースをしていたから。

 

・影山さん「タイガースはThe Rolling Stonesが大好きでライブでよくカバーしてたんすよ。 
     だから森本さんがよく『沢田が歌うとめっちゃカッコええんやでぇ』って言ってましたね」

 

・"正統派ヒーロー"The Beatlesと"バッドガイのヒーロー"The Rolling Stonesの魅力。

 

・70歳を超えたポール・マッカートニーとミック・ジャガーの格好よさ。 
 影山さん「この前ポール・マッカートニーのライブ見たんすけどビビりました。 
     大好きな『Helter Skelter』って曲があるんすけど、ぶっちゃけ声出てないんすよ。 
     でも、キーを下げないんすよ。それでシャウトしてるのがもう格好良くて。 
     ストーンズもそうで、ミック・ジャガーとかめっちゃ動き回るんですよ。最高だったんすよ」

 

・ホッタイと紹介されて布袋寅泰さんが登場する。

 

・最後の最後に帯状疱疹を患われている事を影山さんにバラされるガンタさん。

 

・影山さん「今日楽しかった?」 
 観客拍手。 
 影山さん「めっちゃうれしい。ありがとう! 
     オレは沢山の素晴らしい先輩と後輩、スタッフに囲まれて音楽が出来ています。 
     これからもこんな日々が一日でも長く続けばいいなと思ってます!」

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