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堀江美都子プロデュース 「アニソン女子部クリスマスライブ ~はーとふるWinterをあなたと~」 
17.12.13 よみうり大手町ホール

 

出演/堀江美都子 大杉久美子 Salia 三重野瞳 米倉千尋 
   bless4(AKASHI KANASA AKINO AIKI) 鈴木結女 池田彩 吉田仁美

 

司会/鈴木美潮

 

コーラス/KAKO♪  渡邊恭子 

演奏/JYOSHIBU-BAND(Dr.岩田"GUNTA"康彦 B.吉岡満則 Key.中村智美 G&AG.松尾洋一) AG.米倉千尋 カラオケ

 


2000年より開催されている堀江美都子さんプロデュースの「アニソン女子部」。通称"アニ女"(あにじょ)。 
出演者はバンドのミュージシャンを除いて全員がアニメソング界で活躍する女性アーティストのみで構成されており、 
それぞれが歌われてきたアニメや特撮などの歌はもちろん、ご自身のオリジナルソング等も聞く事が出来るだけでなく、 
演劇やコント、ヒーローショーなど、毎回様々な出し物が催されており、部長の堀江さんを中心に個性豊かな部員の皆さんが 
一丸となって取り組まれている様子は、文字通りの部活動のような、女子部でしか見る事の出来ない華やかな光景です。

 

毎年夏に開催されているアニメソングフェス「ANIME JAPAN FES "夏の陣"」の初日に開催されていましたが、 
今回は2001年以来となる冬公演、クリスマスライブとして開催されました。 
レギュラー出演者の皆さんに加え、鈴木結女さん、吉田仁美さんが復帰、さらに池田彩さんが初出演という事で 
どういった雰囲気になるのかとても楽しみにしていました。

 

会場はよみうり大手町ホール。これまで多くのアニメ、特撮ソング関係のイベントが開催されおりますが、女子部としては初の会場です。 
ステージ中心には大きなクリスマスツリーが飾られており、その下にはプレゼントが数多く置いてありました。 
ツリーを挟むように位置しているバンド、コーラスのブースやステージ前方のスピーカー付近等の様々な場所に 
モールなどのクリスマスの飾りつけがされており、とても煌びやかな空間となっておりました。

 


●DJタイム

 

開演の10分前頃になると堀江さんのナビゲートによるDJタイムが場内アナウンスとして流れました。 
池田さん、吉田さん、三重野瞳さん、米倉千尋さん、KANASAさん、AKINOさん、鈴木さん、堀江さんの順番で 
入れ替わりにそれぞれの近況や今後の予定をアナウンスされていました。

 

-MC-

 

開演時間を少し過ぎた頃、ゆっくりと照明が暗くなり、会場のプロデューサーである読売新聞記者の鈴木美潮さんがご登場。 
会場のオープン当初から「よみうり大手町ホールからアニソンを」という言葉を掲げ様々なイベントを開催している旨や 
来る2020年東京オリンピックの開会式に堀江さんが立たれる事を切望する旨を熱をもってお話されていました。 

美潮さんが拍手で見送られると「アニソン女子部クリスマスライブ ~はーとふるWinterをあなたと~」がいよいよ開演です。

 

01:Silent night/bless4

 

ステージ上が暗くなりスポットライトが客席通路に当たるとbless4の皆さんが通路にご登場。 
クリスマスの定番曲「Silent night」を素敵なハーモニーで披露されながら客席通路を通ってステージへ移動されていき、 
一番を歌い終る頃にステージ中央に集合され、その間にステージ上ではバンドの皆さんが準備を整えられておりました。 
一番は英語詞、二番は日本語詞で歌われており、ラストはAKINOさんによるソロで締めくくられました。

 

bless4「Mary Christmas!!」

 

02:Sing☆Girl☆Magic~アニメで女子でいんじゃない!?~/堀江美都子 大杉久美子 Salia 三重野瞳 米倉千尋 
                              KANASA AKINO 鈴木結女 池田彩 吉田仁美 
-MC-

 

AKASHIさん、AIKIさんが退場され、入れ替わりに揃いの水色の女子部Tシャツ姿で女子部の皆さんがご登場。 
KANASAさん、AKINOさんもそれまで着ていたジャケットを脱がれ女子部Tシャツ姿に。 
2011年に東日本大震災被災者救援のチャリティーソングとして発表された「Sing☆Girl☆Magic」。 
後半のラップ部分からは女子部顧問である大杉久美子さんが合流。とてもポジティブで元気づけられる本曲は、 
女子部の皆さんの揃いのダンスも相まってなんともキラキラして素敵でした。

 

・美潮さんがご登場されて女子部の皆さんと合流。 
・練習ではスニーカーだったものの、本番でヒールがあるブーツを履いたので転びそうになった堀江さん。 
・ここからは女子部の皆さんが順番にご挨拶。 
・池田さん「初めての『アニソン女子部』という事で、いつもオッサンと言われることが多いのですが、 
     やっと女子と認めてもらったような気がします!」 
・三重野さん「去年は吉田がいなかったのでアニ女の"ひとみ"は私一人で楽だったんですけど、 
      今日は吉田がいるのでアニ女No.1の"ひとみ"の座を譲らないように頑張ります」 
・吉田さん、池田さんは次の準備のためにご自身のご挨拶が終わり次第一旦ご退場。

・美潮さん「今回はリハーサル等もこのホール内にある施設を使って下さったんですけど、 
     その時に部屋の前に『アニソン女子部』という張り紙が張ってあるんですね。 
     ちょうどその時にこの会場で読売日本交響楽団の方々が演奏会をされておりまして。 
     楽団の方々に『美潮さん、読売新聞の方って部活やってるんですか』って聞かれました。

     社員の部活動だと思われたみたいです」 
 観客笑。 
 堀江さん「それいい! 部長は美潮さんで決定!」 
 美潮さん「いいんですか!? がんばります!」 
・女子部の皆さんが退場されるとソロコーナートップバッターの吉田さんと池田さんがご登場。

 

03:イェイ! イェイ! イェイ! (TVサイズ)/吉田仁美 池田彩 
~満開*スマイル! (1.5C)/吉田仁美 
~Let's go! スマイルプリキュア! (TVサイズ)/池田彩 
-MC-

 

吉田さんは白、池田さんは赤のドレス姿で登場され、アニメ「スマイルプリキュア!」の楽曲をメドレーで。 
まずは吉田さんが歌われた初代エンディングを池田さんと共に。お二人それぞれの魅力が光る歌いぶりで、 
印象的なダンスも一緒になって踊られると、池田さんが退場され、吉田さんお一人で二代目エンディング。 
弾ける様な元気印な歌声とダンスで観客を盛り上げ退場された後は、池田さんお一人でオープニングを。 
人気の高い楽曲なので池田さん独特の張りのある歌いぶりに観客も大盛り上がりでございました。

 

・吉田さんも合流されお二人でトーク。 
・「スマイルプリキュア!」放送当時お二人で日本全国色々な所で歌われていたとか。 
・吉田さん「いっしょにうたえたのも女子部ならではだなーとおもいまーす」 
 池田さん「ねー。ワタシも女子と認めてもらったんやなぁって思うわー」 
 吉田さん「なぁにいってんのー。『スマイルプリキュア』のときはアイドルだったのにー」 
 池田さん「今も現役アイドルやけどね」 
 観客笑。

 

04:Ring My Bell (Main Vocal Hitomi)/吉田仁美 
05:Road/池田彩 
06:ひとつのハートで/三重野瞳 
-MC-

 

ここからは女子部の皆さんのソロコーナー。まずは吉田さんがクリスマスベルにちなんで選曲されたという 
アニメ「そらのおとしもの」より、声優の早見沙織さんとのユニットblue dropsとして歌われたオープニング。 
はつらつとしたポジティブな歌いぶりで観客を魅了されると、続く池田さんはご自身初のオリジナル曲であり 
OVA「金田一少年の事件簿 黒魔術殺人事件」にも使われた「Road」 。激しめのハードロックである本曲を 
スタイリッシュな歌声で歌われて会場を盛り上げる池田さんは、「スマイルプリキュア」の時とはまた違った魅力。 
続いては三重野さんが登場され、アニメ「超魔神英雄伝ワタル」より超おもしろかっこいい初代オープニング。 
三重野さんは観客一人一人を眺めたり、手を振りながら歌われていましたが、途中で歌詞を忘れてしまうハプニングも。

 

・三重野さん「クリスマススペシャルバージョンでお届けしました。何でかなぁ、いつも歌ってる曲なのに。 
      今日はステージと客席の距離が近いから、お客さんの顔を見つめて歌おうと思ってたのにあのザマですよ」 
 観客笑。 
 三重野さん「次の曲は何を歌おうかと思ったんですけ、もう年末ですから来年に向けて皆さんには大きな大志を抱いてほしいと。 
      そういった思いを込めて選びました。『BOYS BE AMBITIOUS』」

 

07:BOYS BE AMBITIOUS/三重野瞳 
08:エースをねらえ!/大杉久美子 
-MC-

 

続いての三重野さんのソロ楽曲はアニメ「超魔神英雄伝ワタル」より超おもしろかっこいい初代エンディング。 
三重野さんが等身大でやさしさを感じる歌声を披露された後は、大杉さんによるアニメ「エースをねらえ!」よりオープニング。 
序盤の物悲しさを感じる歌詞と曲調が、段々と前向きに表情が変わっていく様子を情感一杯に歌われる大杉さんはとてもドラマチック。

 

・大杉さん「次はですね。みなさんと一緒に歌いたいと思うんですけど。そうです『ドラえもん』です」 
 観客「おぉぉおぉおおおぉお」 
 大杉さん「『ドラえもん』が放送してる時、一年生だったひとー? ……あらいない。五年生だったひとー? ……あららいない。 
     15歳だったひとー? ……んん? 30歳だったひとー? ……結構いるわね。じゃあ15歳と30歳の間が多いのねっ!」

 

09:ドラえもんのうた/大杉久美子 
10:Trust/Salia 
-MC-

 

続いて大杉さんが歌われたのは、ご自身の代表曲の一曲であるアニメ「ドラえもん」より初代オープニング。 
大杉さんはご自身で歌われながらも歌詞をナビゲートされ、観客も一緒になって歌われる楽しいひとときでした。 
がらりと雰囲気が変わる曲調の中、Saliaさんが登場されて歌われたのは、アニメ「VANDREAD」よりオープニング。 
Saliaさん持ち前の繊細ながら張りのある歌声で颯爽としたパフォーマンスを交えてのステージングはとてもスマートでした。

 

・Saliaさん「私が大先輩の大杉さんの後に、『ドラえもん』の後に歌わせてもらえるなんて。 
      今日の構成を堀江さんから頂いた時に思わず『ぇぇえええええ!!』って思いました……恐縮です」

 

11:ヒーリン'ユー/Salia

 

続いてSaliaさんが歌われたのは、スーパー戦隊シリーズより特撮「百獣戦隊ガオレンジャー」よりエンディング。 
Saliaさんの地球の雄大さを感じさせる穏やかでひろがりのある歌いぶりに、観客もうっとりと聞き入っている様子でした。

 


●朗読劇 星空機関車

 

Saliaさんが退場されると、スタッフさんがステージに椅子やマイクスタンドを運びこんで準備に取り掛かられます。 
準備が整ったところで堀江さんによるナレーションが流れる中、女子部の皆さんがご登場。 
ステージ向かって右側に黒い衣装で統一された堀江さん、三重野さん、吉田さん、池田さん、大杉さんがマイクスタンドの前に立たれ、 
向かって左側に白い衣装で統一された米倉さん、KANASAさん、AKINOさん、鈴木さん、Saliaさんが椅子に着座といった具合で位置につかれていました。

 

朗読 
語り/堀江美都子 
麗らかな人/三重野瞳 
輝く人/吉田仁美 
豊かな人/池田彩 
凛とした人/大杉久美子

 

歌 
Salia 米倉千尋 KANASA AKINO 鈴木結女

 

今回の女子部の演目は朗読劇。 
クリスマスの夜空を走る列車・星空機関車での出来事が朗読で披露され、物語の進行に合わせて以下の歌が披露されて行きました。 
これまでの女子部の演目では笑いを交えたものが多かったのですが、今回は落ち着いた雰囲気のお話となっており、 
ほっこりとしつつもどこか寂しさも感じるお話でした。

詳細は当日来場された方のみのお楽しみということでご理解いただけましたら幸いです。

 

12:なんでもないや (movie ver.)/米倉千尋

 

アコースティックギター一本で米倉さんが演奏されたのは映画「君の名は。」よりエンディング。 
しっとりとした曲調の中、米倉さんの凛とした強さを感じる歌声が会場全体を包み込む様でした。

 

13:Rudolph the Red-Nosed Reindeer (赤鼻のトナカイ)/Salia 米倉千尋 KANASA AKINO 鈴木結女

 

Saliaさん、米倉さん、KANASAさん、AKINOさん、鈴木さんが歌われたのはクリスマスソングの定番曲「赤鼻のトナカイ」。 
全編英語詞の本曲をそれぞれのソロあり、ハーモニーありで魅力たっぷりにお互いを見合いながら歌われている様子はとても楽しげでした。

 

14:ひかりふる/Salia 米倉千尋 KANASA AKINO 鈴木結女

 

締めくくりはSaliaさん、米倉さん、KANASAさん、AKINOさん、鈴木さんによる

映画「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 後編」よりエンディング。 
思わぬ選曲でびっくり。とても穏やかな曲調に乗る皆さんの歌声に包まれる様な素敵な感覚に、うっとりと聞き入りました。

余韻を残しながらステージ上が暗くなり、拍手が贈られる中、女子部の皆さんがご退場。 
スタッフさんに寄ってマイクスタンドや椅子が片付けられる間は穏やかな音楽と共にミラーボールが回り幻想的な空間になっていました。

 

15:WINTER WISH/米倉千尋 
-MC-

 

ここからは再びソロコーナー。まずは米倉さんによる

アニメ「ラブひな クリスマス・スペシャル ~サイレント・イヴ~」より「WINTER WISH」。 
ミラーボールが回って降雪さながらに彩る中、米倉さんのひろがりのある歌声が響き、楽曲の世界にじっくりと浸っていました。

 

・米倉さん「さてもう一曲歌わせていただきたいのですが、ここはやっぱり私らしく元気な曲を。 
     来年の一月からまた新しくアニメが放送される作品で、私も今から楽しみにしています。 
     今日は私が歌った初代の方を聞いてください。『仙界伝 封神演義』より『WILL』!!!」

 

16:WILL/米倉千尋 
17:SAYONARA/bless4 
-MC-

 

続いて米倉さんが歌われたのは、ご自身の代表曲の一つであるアニメ「仙界伝 封神演義」よりオープニング。 
中盤で乾燥からか米倉さんの声の調子に変化を感じましたが、持ち前のパワフルな歌いぶりとパフォーマンスで観客を盛り上げていました。 
米倉さんに続いてはbless4の皆さんが登場され、デジタルシングル「SAYONARA~再会の約束」より、オリジナル曲「SAYONARA」。 
冬のせつなさを感じる本曲をbless4の四人が極上のハーモニーと、それぞれのソロとで魅せられ、とてもドラマチックでした。

 

・KANASAさん「今回の女子部はクリスマスという事で、ちょっといつもと違うんですよね」 
 AKINOさん「ガラリと雰囲気が変わってね。真剣な感じに……前までも真剣だったんですけど」 
 観客笑。 
 AKINOさん「感動的なライブになるようにとかなり緊張してました」 
 KANASAさん「特に最初のアカペラは凄い緊張したんですけど……あのー……ちょっと気持ちを表す日本語が出て来ません」 
 AKASHIさん「女子部なのでボク達はあえて喋らない様にしてるからね、お願いね」 
 観客笑。

 

18:エクストラ・マジック・アワー/AKINO with bless4 
-MC-

 

続いては時計を思わせるフォーメーションからアニメ「甘城ブリリアントパーク」より、AKINOさんをメインに据えたオープニング。 
AKINOさんの突き抜ける程にパワフルな歌声とAKASHIさん、KANASAさん、AIKIさんの躍動感の塊のようなダンスは圧倒的迫力でした。

 

・堀江さん、Saliaさん、三重野さん、米倉さん、鈴木さん、池田さん、吉田さんがbless4の皆さんに合流。 
・皆さんはそれぞれがクリスマスらしい衣装でご登場。 
・堀江さんは雪だるまの着ぐるみに水木一郎さんを思わせる針金入りで風になびく赤いマフラー。 
・堀江さん「最初はね、前に巻く予定だったんだけどなんか違くて。位置を探るうちに首に落ち着いたら、アニキじゃんってなったのよ」 
 観客笑。 
・Saliaさんはサンタクロース的な赤いミニドレス。 
・三重野さんはトナカイの着ぐるみ。 
・米倉さんはクリスマスツリー的な緑のミニドレス。 
・bless4の皆さんはこれまでの衣装にサンタ帽。 
・鈴木さんはツリーの形の緑の大きめな帽子。装飾が光る。 
・堀江さん「鈴木さんがかぶると魔法学校の先生みたいね」 
・池田さんはサンタクロース的な青いミニドレス。 
・吉田さんはケーキの着ぐるみ。 
・三重野さん「ひとりだけ幅がでかいわよ」 
 吉田さん「そうなんです。だからエレベーターにはいれなかったんですよーあはははー」

 

19:All I Want For Christmas Is You (恋人たちのクリスマス)/堀江美都子 Salia 三重野瞳 米倉千尋 
                               AKASHI KANASA AKINO AIKI

                               鈴木結女 池田彩 吉田仁美 
-MC-

 

アメリカの歌姫マライア・キャリーさんが1994年に発表され、クリスマスソングとして愛されている本曲をアカペラでご披露。 
AIKIさんがボイスパーカッションでリズムをとり、途中、KANASAさんをメインに今回のライブに関してのラップが設けられたり。 
お互いを見合いながらソロパートやハーモニーを交えて歌われている様子はとてもハッピーでゴージャスな光景でした。

 

・堀江さん「続いては再びソロコーナーです。結女さんよろしくー」 
 鈴木さん「ハイ! じゃあちっひーに帽子を預けて……」 
 かしずいた鈴木さんから帽子を渡されてご自身もかしずく米倉さん。

 

20:輝きは君の中に/鈴木結女 
-MC-

 

ソロコーナーラストブロックは鈴木さんによるアニメ「NINKU -忍空-」よりオープニングからスタート。 
鈴木さんならではのクールな歌いぶりと華麗なステージの中、

後半の「自分の色で輝け」を「自分の色でみんな輝け!!」と替えて歌われる一幕も。

 

・鈴木さん「前回女子部に呼んで頂いた時は本当にドキドキしてまして、私が幼少の頃から聞いていて大尊敬する先輩方や、 
     大大大好きな方々とご一緒でとても光栄でした。そして今回も呼んで頂いて、練習にも参加させてもらいました。 
      その時に『それにしても、鈴木さん、女子部だよね?』って堀江さんに不思議そうな感じで言って頂きまして、

     なんか申し訳ないですねっ」 
 観客笑。

 

21:それでも明日はやってくる/鈴木結女 
22:セーラースターソング/堀江美都子 
-MC-

 

続いて鈴木さんが歌われたのは、同じくアニメ「NINKU -忍空-」より前向きで少し哀しげな初代エンディング。

後半の「僕は君を愛してるよ」では片膝をついて舞台袖の堀江さんへ向けて

「僕は女子部と堀江さんをみんなを愛してるよ!!」と歌詞を替えられて、力こめて叫ばれていたのが印象でした。 
ソロコーナーラストは堀江さんが企画アルバム「美少女戦士セーラームーン THE 20TH ANNIVERSARY MEMORIAL TRIBUTE」で

カヴァーされた アニメ「美少女戦士セーラームーン セーラースターズ」のオープニング。

堀江さんの魅力が凝縮されたかのように、その歌声は力強くも颯爽として煌びやかでした。

 

・堀江さん「旗上げから17年、沢山の仲間が増えました。

     最初の目標はアニメソングを歌う女性達の縦のつながりや横のつながりを飛び越えて、 
     馴れ合いじゃ無くて、仲が良い時は仲が良く、勉強する所はみんなで切磋琢磨して勉強していける様にとはじめました。 
     今日もみんなの歌を聞きながら凄く感動しました。17年間やってきてよかったなあと思いました」

 

23:グローイング・アップ/堀江美都子

 

本編ラストは世界名作劇場シリーズよりご自身が主人公・ジュディ・アボットを演じられたアニメ「私のあしながおじさん」よりオープニング。 
情緒的でひろがりのある堀江さんの歌声が、しなやかで繊細な曲調と相まって、会場内を穏やかで優しい雰囲気に包みこんでいる様でした。

 

-アンコール- 
-MC-

 

堀江さん、バンド、コーラスの皆さんが退場されるとステージ上が暗くなると、 
それまでの拍手が小気味よくなり、アンコールを表す手拍子に。 
しばらくするとステージ上が明るくなり、揃いの水色の女子部Tシャツ姿の女子部の皆さん、バンド、コーラスの皆さんがご登場。

 

・ここで堀江さんがバンド、コーラスの皆さんをお一人づつご紹介。 
・超大天才師匠の松尾さん。 
・女子部の"二代目"キーボード中村さん。 
・若きベーシスト吉岡さんもお父さん。ツリーの飾りは持って帰らない。 
・堀江さんと子供の話をしたいようなしたくないようななガンタさん。 
・渡邊さんは「きょんちゃん」と呼ぶ。 
・堀江さんと長い付き合いなKAKOさん。 
・見えないながらもサンタ帽をかぶっているライブスタッフさん達。

 

・ここからは女子部の皆さんが一言づつご挨拶。 
・大杉さん「毎年の様に言ってますけど、来年は生きているかどうかわからないので……」 
 三重野さん「いやいやいやいやいやいや」 
 観客笑。 
・AKINOさん「アニソン女子部! サイコーです!!」 
・堀江さん「さっき鈴木さんにステージで『愛してるよー!』って言ってもらっちゃって」 
 鈴木さん「あ、聞いていてくださってたんですか!」 
 堀江さん「もちろん。舞台袖でキャーってなってましたよ」 
・米倉さん「夏に出来なくて寂しかったんですけど。こうして一年に一回皆さんと会えると自分の居場所を実感できて幸せです」 
・池田さん「初めての女子部という事で緊張していたんですけど、

     皆さん本当に面白くて面白くて面しくって面白くて。噛んでしまいましたけど」 
 観客笑。  
 池田さん「本当に楽しくて終わってしまうのがとてもさびしいです。もしワタシを女子と認めてくれるならまた呼んで下さると嬉しいです」 
・挨拶の途中で感極まって泣いてしまった吉田さん。 
 堀江さん「なんで泣くのよぉー」 
 吉田さん「みなさんの女子部へのだいすきなきもちがつたわってきてぇへええぇぇ」 
 三重野さん「よーしーだー。泣くなよぉー」 
 吉田さん「すみませぇへえぇん。ほんとうにほんとうにもどってこれてうれしぃんでぇえへええ」 
・三重野さん「吉田の後に挨拶するの重ーい!! なくなよぉー!」 
 堀江さん「でも泣きながら笑ってるよ」 
 三重野さん「こわーい!! 泣きながら笑う人こわーい!!」 
 観客笑。 
 三重野さん「でもアニ女の"ひとみ"の思いは吉田が全部話してくれたから、私はそれで満足です」 
・吉田さんの涙が伝染してしまうKANASAさん。 
・さらに涙がSaliaさんにも伝染。 
 Saliaさん「泣かないもん! 先程の堀江さんのお話を聞いていて、

     私も小さい時に堀江さんや大杉さんの歌を……聞いてぇ……元気になってえええ」 
 三重野さん「泣くなー!!」 
 堀江さん「みんなを泣かせる為に話をしてたわけじゃないのよー」 
 観客笑。 
・その様子を見ていてこっそり涙を拭われていた鈴木さん。 
・堀江さん「私は再来年には新しい元号になる年になんとデビュー50周年を迎えてしまいます」 
 観客拍手。 
 堀江さん「それまでは聞いてくださる皆さんが『あの頃と同じだね』って言ってくれるようにまだまだ歌い続けていきます」 
 観客拍手。 
 堀江さん「そしてこれからもアニソン女子部をよろしくお願いします!」

 

24:アニジョ! One Night カーニバル☆/堀江美都子 大杉久美子 Salia 三重野瞳 米倉千尋 
                    KANASA AKINO 鈴木結女 池田彩 吉田仁美

 

ラストは2016年に発表された熊本地震被災者救援のチャリティーソングとして制作された「アニジョ! One Night カーニバル☆」。 
サビでは女子部の皆さんがタオルを振り回されるのですが、観客もタオル等の手持ちの布を一緒になって振り回し、

一体感を生みだしていました。 女子部の皆さんがソロやハーモニーでそれぞれがとても楽しそうで、

ライブの締めくくりにぴったりのとても賑やかで素敵な光景でした。

 

堀江さん「気をつけて帰ってくださいね! ありがとうございましたー!!」

 

歌が終わるとバンド、コーラスの皆さんもステージ前方に集合され堀江さんの合図で万歳三唱が行われ、 
拍手の中、女子部の皆さん、バンド、コーラスの皆さんが順番に退場されていき、 
「アニソン女子部クリスマスライブ ~はーとふるWinterをあなたと~」は終演となりました。

 

アニメソング界で活躍する女性アーティストのみで構成されているだけに、とても華やかな「アニソン女子部」。 
歌われる楽曲の年代やジャンルも幅広く、女子部の皆さんのそれぞれの個性あふれるステージもとても魅力。 
そして最たる魅力である皆さんの部活さながらに一丸となって望まれる演目は、今回はクリスマスという事で、 
これまでの喜劇的な楽しさから趣向を変えた朗読劇とアカペラ。 
その穏やかで和やかな素敵さは、ライブのタイトル通りのとてもハートフルな一夜でした。

 


補足

 

・かなり早めに準備ができてしまった吉田さん。楽屋でずっと仁王立ちされていたそうです。

 

・大杉さん「もう電車の中で席を譲られることが多くなりました。むき出しの老人扱いには屈しないわっ!!」 
 観客笑。

 

・KANASAさん「私お姉ちゃんなのに、よく妹に間違えられるんです。髪が短い方がお姉ちゃんです!」

 

・AKINOさん「髪の長いのが次女のAKINOです!!」

 

・池田さん「ワタクシごとなんですけど、来年歌手活動10年目になるんですよ」 
 観客拍手。 
 吉田さん「ふふふーいっしょいっしょー。10周年ー!」 
 池田さん「ひーちゃんもそうやったん?」 
 吉田さん「そうだよー。おないどしっ!」 
 池田さん「いやいやひーちゃんの方が年上でしょ。ステージ上でウソつくのはやめよう」 
 観客笑。

 

・Saliaさん「皆さん今年はどんな年でしたか? ……って急に聞かれても困っちゃいますよね」 
 観客笑。 
 Saliaさん「私はめちゃくちゃ楽しい事もありましたし、めちゃくちゃ悲しい事もありました。 
      皆さんもきっといろいろな事があったと思いますが、来年はとても良い年になりますように」

 

・AKASHIさん「長男のAKASHIです!! 皆さん『お兄ちゃん』と呼んで下さいね。せぇええのっ!!」 
 観客「おにぃいいいちゃああああああああん」 
 AKASHIさん「ありがとうございます!!」

 

・AKINOさん「女子部は本当に絆がアツくてこの絆が届いていれば嬉しいです」

 

・堀江さん「実はアニキのマフラーに『針金入れた方がいいんじゃない?』って言ったのは私なんですよ」 
 三重野さん「じゃあコレが本家なんですね」 
 堀江さん「そうなの。なんかこれを巻いてるとなんでも出来る気がしちゃうね」

 

・鈴木さん「女子部は皆さんのプロフェッショナリズムといいましょうか、とにかくハートがあります。 
     色んな瞬間に人としても音楽人としても学ぶ事が多いです。こんな格好してますが女子の端くれとして大変勉強になります」

 

・堀江さん「アニメソングが始まった頃は『ああ、子供の歌ね』と下に見られる事が多い時代でした。 
     でもその頃からアニメソング界には音楽的にとても高度な技術を持つプロフェッショナルの方々が沢山いらっしゃいました。 
     子供達に初めて聞かせる音楽ですから、いい歌を届けたいという思いが強かったんですね。 
     私もいつも目の前の子供達が目を輝かせて聞いてくれる事を思って歌ってきました」

 

・ぱくりんちょ。

 

・三重野さん「あそこは怖いですよー」

 

・吉田さん「きょねんはさんかできなかったんで、こんかいもどってくることができていちばんよろこでるのは三重野さんだとおもいます」 
 観客笑。 
 吉田さん「さっきおみずのペットボトルに『ひとみ』ってかいておいたら三重野さん、のもうとしたんですよ。ね」 
 三重野さん「ずるいんだよー。罠だよー。私は『三重野』って書いておいたのにさー。そりゃあ飲むわよっ」 
 観客笑。

 

・堀江さん「あんなに練習したのにもう終わっちゃうんだよね。打ち上げ花火みたいですね。

     ……そして私はまた次は何しようかと頭を悩ますんです」

 

・堀江さん「私は、これからアニメソングを歌いたいと思っている人達に向けて、線路を作ってきたんだと思っています。 
     後を継いで歌ってくれる人達が沢山出てきてくれていますけど、アニメソングがどうやって始まって今があるのか、 
     それをよく理解してくれる人達に後を継いでいって欲しいし、アニメソングを伝えていって欲しいと思います」

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