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スーパーヒーロー魂2017"夏の陣"
17.8.12 Zepp Tokyo

 

出演/串田アキラ 水木一郎 MoJo 宮内タカユキ 
   前田達也 松原剛志 高取ヒデアキ 石原慎一 樫原伸彦 

初出演/幡野智宏

 

司会/ショッカーO野

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一) 
演奏/Super Rescue BAND(G&Ag.鍋嶋圭一 Ba.吉岡満則 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原ひろし) 
   Z旗horns(Tr.ヤッシー Tr.KENITO Tb.Ozaki Sax&Fl.Chouemon)

 


1998年から開催されているアニメソングライブフェスの殿堂「ANIME JAPAN FES」。通称AJF。 
毎年8月の中旬に「"夏の陣"」として開催されおり、アニメソング、特撮ソング、ゲームソング、イメージソングといった 
広い意味でのいわゆる"アニメソング"をライブ形式で楽しむ事が出来る老舗のライブフェスです。

 

今年の東京公演二日目に開催されたのは「スーパーヒーロー魂2017"夏の陣"」です。

串田アキラさんが座長を務める本ライブは現在、数多く開催されているアニメソングライブの中でも 
特撮作品の歌に特化しているという他に類を見ないライブ。通称"SHS"です。

 

今回は串田アキラさんを筆頭に水木一郎さん、MoJoさん、宮内タカユキさん、石原慎一さんらレギュラーの皆さんに加え、 
前田達也さん、松原剛志さん、高取ヒデアキさん、樫原伸彦さんとバラエティ豊かな皆さんがご出演。 
当時放送中のスーパー戦隊シリーズ最新作「宇宙戦隊キュウレンジャー」の主題歌でデビューされた幡野智宏さんが初参加。 
毎年AJFの中日に開催され、他にはない盛り上がりを見せるSHS。今回はどんな感じになるのか楽しみにしていました。

 

会場は東京のお台場にあるライブハウスZepp Tokyo。 
ステージの背面には黒の幕が一面に張られ、その手前に今回のAJFのロゴマークがあしらわれた旗が掲げられ、 
舞台中央にはステージ後方から前方にかけて階段が用意され、それを挟むようにバンドブースが設置されていました。

-MC-

 

開演時間からほどなくして司会のショッカーO野さんがご登場。 
・ショッカーさん「今年もお台場の花火大会は無くなりましたが、AJFとコミケは無くなりません!」 
・ショッカーさん「盛り上がってくれるかぁああ!!!」 
 観客「ぉおおおおおおおおぉぉおおおぉぉおお!!」 
 ショッカーさん「歌ってくれるかぇええぇええぇええ!!!」 
 観客「ぉおぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおぉ!!」 
 ショッカーさん「スーパーヒーローォオォオッ!!!?」 
 観客「スピリィいいィィィイイイッッ!!!」 
 ショッカーさん「はじまります!!!」 
  
00:SE 
01:宇宙刑事ギャバン/串田アキラ 
02:星雲仮面マシンマン/MoJo 
03:仮面ライダーBLACK RX/宮内タカユキ 
04:ウルトラマンダイナ/前田達也 
05:道-タオ-/水木一郎 
-MC-

 

バンドとコーラスの皆さんが位地につかれ、

渡辺宙明先生作の曲を思わせるSEから高らかなイントロは「宇宙刑事ギャバン」よりオープニング。 
座長の串田さんは登場されると「ギャバン」の名乗りポーズをご披露。

雄々しい歌声は持ちろん、ラストに「蒸着」のポーズも決められ、勇ましく先陣を切られました。 
続いては流れ込むようなドラムから「星雲仮面マシンマン」よりオープニングでMoJoさんがご登場。

間奏ではChouemonさんのサックスソロをフォーカスさせたり、「すっくと立った星雲仮面」の振り付けや合いの手など、

MoJoさんは観客とのやり取りを楽しむように歌われていました。 緊迫感が増した赤い照明が照らすステージに、

イントロと共に登場された宮内さんが歌われるのは「仮面ライダーBLACK RX」よりオープニング。 
後奏ではショッカーさんが登場され、RXの名乗りを披露されると共に、

宮内さんによる次回予告の決め台詞「ぶっちぎるぜ!!」で曲が締められました。 
この年に放送20周年を迎えた「ウルトラマンダイナ」よりオープニング。作品の舞台となった2017年に久し振りに歌われました。 
肩まである長い銀髪をたなびかせながら登場された前田さんは、間奏で観客に手拍子を促したり、

情感たっぷりに溜められたりとライブ感溢れるステージをみせれらました。 

最初のブロックのシメはAJFのリーダーである水木さんによる「獣拳戦隊ゲキレンジャー」のエンディング。 
こちらはこの年で10周年を迎えた「ゲキレンジャー」。当時のお衣装と襟巻姿の水木さんの重厚な歌いぶりはもちろん、 
サビではお弟子さんであるコーラスのアップルとカインズのみなさんとの揃いの振り付けに、歌の世界同様の風格を感じました。

 

・ショッカーさんが登場されて水木さんとトーク。 
・水木さんは今年のAJFは全公演にご出演。 
 水木さん「オレはいいけどバンドのみんなが大変。リハ合わせると200曲以上弾いてるから。 
     キーボードのひろしなんか、今、自分が何弾いてるかわかんなくなってるよ」 
 観客笑。 
・前日に行われた「ウルトラマン魂2017"夏の陣"」を振り返る。 
 客席でご覧になっていたショッカーさん。 
 ショッカーさん「初めてAJFの公演を最初から最後まで客席で見ましたね。今日と明日(スーパーアニソン魂2017"夏の陣")があるんで、 
        おとなしくしていようと思ったんですけど、ラストの昭和のウルトラマンメドレーで気が付いたら大声で歌ってました」 
 観客笑。 
・水木さん「昨日はオープニングのSEは生演奏でこれがまた良くってね。今度から昨日みたいにオープニングのSEは生演奏でやろう」 
 ショッカーさん「バンマスのナベちゃんが不服そうですけど」 
 首を振るナベさん。 
 観客笑。 
・水木さん「昨日出てくれた濱田龍臣がかわいくてねぇ……」 
 ショッカーさん「あのゴーカイレッドの小さい頃を演じていたのが今やウルトラマンですからね」 
・ショッカーさん「今日はアニキには初披露の曲とか昨日に引き続いて巨大なヤツとか、まだまだ歌っていただきます!」 
 水木さん「……今、オレキーボードのひろしと同じで何が何だかわかんなくなってんだけど、……あるの? 初披露? え?」 
 ショッカーさん「……水木のアニキでしたー!!」 
 観客の拍手と笑いの中、笑顔で水木さんがご退場。 
・メタルヒーロー、石ノ森ヒーロー、仮面ライダー、ウルトラマンときて、水木さんの「道-タオ-」でスーパー戦隊シリーズへ。 
 ショッカーさん「アニキが文字通り道を切り開いてくれたところで、スーパー戦隊のコーナーへ行きたいと思います!! 
                まずは高取ヒデアキさんのご登場です! 
                ……多くの命が生きる星、地球。1人の人間と4人のジューマンが出会い、1つの群れが生まれた。地球を守るために!! 
                動物戦隊ジュウオウジャー!!」 
 観客「オォォオオオオ!!」

 

06:動物戦隊ジュウオウジャー/高取ヒデアキ 
-MC-

 

イントロの中、Z旗のみなさんを従えて悠然と登場された高取さん。

雄叫びも高らかにスーパー戦隊40作目である「動物戦隊ジュウオウジャー」よりオープニング。 

しなかやかに歌われる高取さんは、2番では戦士のカウントに6人目の戦士ザワールド、

そして7番目の戦士バードが登場するライブオリジナルバージョンで歌われました。

 

高取さん「っん盛り上がってるかぃ!?」 
観客「いぇぇえぇい!」 
高取さん「っ楽しんでるかぃ!?」 
観客「いぇぇええい!!」 
高取さん「ところで……どっから来たんだぃ!?」 
観客「家ぇえぇええい!!」 
高取さん「……アニキに『わっしょい』は2回までって言われてるんで魂込めていきます! 
         わっしょい!!」 
観客「わっしょい!」 
高取さん「ぅわっしょい!」 
観客「ぅわっしょい!」 

高取さん「四六時夢中っ! シュぃンケンジュぁッ!」

07:四六時夢中 シンケンジャー/高取ヒデアキ with Z旗 
08:海賊戦隊ゴーカイジャー/松原剛志 
09:We are the ONE~僕らはひとつ~/串田アキラ 
-MC-

 

戦隊コーナーを加速させるのはお祭り騒ぎの「侍戦隊シンケンジャー」のエンディング。

縦横無尽に歌いまわった高取さんは、曲が終わると共に一と殷盛りした乙旗のみなさんを空気の刀で斬り伏せ、

最後は観客にも一太刀浴びせると「よみがえれぇ!」とZ旗の皆さんを起こし「逃げろっ!」と退場されました。 
続いて「海賊戦隊ゴーカイジャー」よりオープニングへ。イントロと共に颯爽と登場された松原さん。前日にも出演された松原さんは、 
シャープで凛々しい歌とステージングでゴールドのジャケットを華麗にはためかせられました。

間奏ではショッカーさんによる海賊戦隊の各戦士の名乗りも。 不穏ながらも期待感を煽るイントロから一転、

曲調が明るくなると共に登場された串田さんが歌われるのは「爆竜戦隊アバレンジャー」よりエンディング。 
観客がサビのダンスでひとつになれるのが楽しいこの曲。曲調が再び一転して不穏になる間奏で、

串田さんが爆竜戦隊の名乗りをなされたのには感嘆しました。

 

・串田さんと入れ替わりで登場され、観客に着席と水分補給を促すショッカーさん。 
 ショッカーさん「激しい曲が続きますからね……水飲みましたか? 大丈夫ですか? じゃあまた立ってくださーい」 
 観客笑。

 

10:救急戦隊ゴーゴーファイブ/石原慎一 
11:超電子バイオマン/宮内タカユキ 
12:科学戦隊ダイナマン/MoJo 
-MC-

 

ショッカーさんの口上と曲紹介から「救急戦隊ゴーゴーファイブ」よりオープニング。

スマートに登場された石原さんは、勇ましくも艶のある歌声で一度休憩を挟んだ観客を大いに観客を盛り上げられました。

続いては「超電子バイオマン」よりオープニング。ゆっくりと登場された宮内さんは 
本調子ではないご様子でしたが、しっかりと堅実に歌われ、観客から大きな声援を受けられており、

ショッカーさんも名乗りで参加されていました。続く「科学戦隊ダイナマン」よりオープニングでは

MoJoさんご自身の歌と観客とのやりとりはもちろん、一番終わりではショッカーさんの名乗り、 
二番終わりではナベさんのギターソロをフィーチャーされ、

ステージ上のパフォーマンスと観客の盛り上がりとを一体とされていました。

 

・MoJoさん「あのねあのね。長い事このライブに出させてもらってるけど、なんか若返っちゃってごめんね」 
 観客笑。 
・最近ハマっているガーデニングのお話。 
 MoJo「花とか育ててあげてるんだ。かわいいよ?」

 

13:夢をかなえてダイナマン/MoJo 
-MC-

 

「科学戦隊ダイナマン」から続いてエンディングをオリジナルバージョンで披露。エンディング曲とはいえ「スーパーヒーロー魂」では 
あまり披露されなかっただけに、MoJoさんの頼もしい歌声と合わさる観客の「ダイナマン」の合唱が印象に残りました。

 

・「ダイナマン」は34年前の作品。その頃はジャシンカ帝国に洗脳されていたショッカーさん。 
 ショッカーさん「たしかしっぽを早していたような気がしますが…。今は正義の方に帰依してます」 
 観客笑。 
・ショッカーさん「脈々と続いている戦隊シリーズですが、

        続いては今活躍しているスーパー戦隊の方をお呼びしましょう! 幡野智宏さんでーす!!」 
 拍手の中、「どーもー! 幡野智宏でーす!」と幡野さんが元気よくご登場されて自己紹介とご挨拶。 
 ショッカーさん「やー。さわやかだねぇ。声のトーンが高くて心が洗われるようですよ」 
 幡野さん「正義の心になられて……」 
 ショッカーさん「そう、もう過去の事を忘れますね」 
 観客笑。 
・「宇宙戦隊キュウレンジャー」のキャンペーンで全国を周られている幡野さん。 
 ショッカーさん「色々な所に行ってると思いますが、どうですか? 今日のちびっこたちは?」 
 観客笑。 
 幡野さん「とても発育の良いちびっこたちですね。笑顔が素敵です」 
 観客笑。 
 ショッカーさん「もう何十年もちびっこをやってますからね。ちびっこたちのプロですね」 
 幡野さん&観客笑。 
・ショッカーさん「それでは早速歌っていただこうと思います! 
                ……宇宙が心なきものの手に落ち、人々が涙する時、キュータマに選ばれた9人の救世主が宇宙を救う!!」

 

14:LUCKYSTAR/幡野智宏 
15:伝説のホウオウソルジャー/石原慎一 
16:キュータマダンシング!/松原剛志 幡野智宏 石原慎一 高取ヒデアキ ショッカーO野 
-MC-

 

当時絶賛活躍中「宇宙戦隊キュウレンジャー」よりオープニング。スピーディーな楽曲をしなやかに歌い切られる幡野さんは、 
「スーパーヒーロー魂」初登場とは思えない堂々とした歌いぶりで、高揚感あるハイトーンを響かせられました。 
続いて、なんてこった「キュウレンジャー」より"スペースバスター"ホウオウソルジャーおよびギガントホウオーのテーマ。 
「キュウレンジャー」の戦士の中でも先輩格のキャラに、石原さんのクールな歌声がベストマッチ。観客はその姿に括目していました。 
そして「キュウレンジャー」エンディングのディスコティックなイントロと共に松原さんがご登場。 
松原さんはキレッキレにダンスをされながら歌われる姿はカッコよくも色っぽく。

さらに2番になると同じ「キュウレンジャー」から幡野さんと石原さん、 
さらに高取さんとショッカーさんも登場されてダンシング。客席にも踊っている観客が多く、会場全体が一体になっていました。

 

・石原さん、高取さん、松原さん、幡野さんを見送り、ショッカーさんお一人に。 
 ショッカーさん「最近の戦隊は大変だね。いつもショーで後輩たちが躍ってるのを見ながら、悪者でよかったって思ってたけど……」 
 観客笑。 
・ショッカーさん「続いては先ほども登場してくれました水木一郎アニキに登場していただきましょう。 
        ヒーローが生まれ、彩っていった70年代の様々なヒーローを歌っていただきたいと思います!!」

 

17:ぼくらのバロム1 (2C) 
~友情のバロム・クロス (2C)/水木一郎 
-MC-

 

「バロォォォーム!!」の雄叫びと共に登場された水木さん。雄叫びの代名詞である「超人バロム・1」よりオープニングを高らかに歌われると、 
そのまま演奏はエンディングへ。水木さんの派手さだけではない渋みの効いた歌声にヒーローソングの妙を感じました。 
この年で45周年を迎えた「バロム・1」のオープニングとエンディングの思わぬ連続は

なかなか生で聞くことができないだけにとても嬉しかったです。

 

・「キュータマダンシング!」を踊りたかったものの、出番が直後なので止められた水木さん。 
・「友情のバロム・クロス」はAJF初披露。 
 水木さん「さっきショッカーが言ってたのはその事だったんだ。オレ今日は新曲無いから何の事かと……」 
・水木さん「他の出演者にあんまりしゃべるなって言っといて自分がしゃべっちゃって……次の歌行きます!」 
 観客笑。

 

18:地獄のズバット (2C)/水木一郎 
-MC- 
19:オー!! 大鉄人ワンセブン/水木一郎 
-MC-

 

続いての70年代ヒーローは2017年に放送40周年を迎えた不世出で唯一無二のヒーロー、"炎の中の渡り鳥"「快傑ズバット」のオープニング。 
観客からの一番では「飛鳥」、二番では「アニキ」のコールを受けながら、水木さんはドスの効いた歌声で魅せられました。 
そして「そうか。巨大なヤツって…ショッカーはこの事を言ってたのか」と話されて歌われたのは、

"謎の鋼鉄巨人"「大鉄人17」のオープニング。 「17」もこの年で40周年を迎える作品で、

水木さんとカインズ、アップルのみなさん、観客が一体となったコーラスはそれを祝うかのようでした。

 

・「大鉄人17」や「鋼鉄ジーグ」、「アストロガンガー」などを例に出され、海外での特撮、

 アニメ作品及びその歌の様々な取り上げられ方を話された水木さん。 
 水木さん「そんな事を話しているうちにタイムリミットがきました」

 

20:タイムリミット/水木一郎 
-MC-

 

水木さんが歌われてきたヒーローも70年代から80年代へと移り、2017年に放送30周年を迎えた「超人機メタルダー」よりエンディング。 
ハードでシリアスな曲で歌われる歌詞に描かれた、天使と悪魔の対比を歌い分けられる、積み重ねられた水木さんの表現力に感嘆しました。

 

・ショッカーさん「『メタルダー』は87年の作品ですね。

        80年代といえば『メタルダー』もそのひとつであるメタルヒーローシリーズが35周年を迎えます」 
・「ギャバン」は35年前の作品。その頃は宇宙犯罪組織マクーに在籍していたショッカーさん。 
 ショッカーさん「あの頃は上司の命令でギャバンをマクー空間に引きずり込んでいました」 
 観客笑。

 

21:TRUE DREAM/前田達也 
-MC-

 

照明がステージを青く照らす中、メタルヒーローの中でも異色のヒーロー「ブルースワット」より、

ヒーローソングとしても異色のオープニング。 やさしいメロディーに乗るのびのびとした前田さんの優しい歌声は

とても豊かで、聞いていて心が洗われる思いでした。

 

・前田さん「次の曲の前に、せっかく沖縄から来たからね。ちょっと話すね」 
・本公演当日の東京は平均気温24度、最高気温29度と、8月にしては涼しい陽気。 
 前田さん「今日は涼しくて良いね。いつも夏に呼んでもらうけど、暑い沖縄からきたのに東京も暑くてね。 
          東京でもべちょべちょになるけど、考えたらみんなの方がべちょべちょだったからね」 
 観客笑。

 

22:HELLO THERE!/前田達也 
23:重甲ビーファイター/石原慎一 
-MC-

 

同じく「ブルースワット」よりオープニングに続いてエンディング。荘重なオープニングと好対照な軽快でノリのいい曲だけあり、 
観客の手拍子を受ける前田さんは、明るく軽やかに歌われていました。

続いては一変してヒロイックな「重甲ビーファイター」よりオープニング。 
石原さんのシャープで圧倒的な歌声とパフォーマンスが高揚感を誘い、サビでは観客は腕を振り上げ大合唱でした。

 

・石原さん「昨日の『ウルトラマン魂』では『ウルトラマンUSA』から今年で28年になる事が判明しました。 
            さっき歌った『伝説のホウオウソルジャー』で9年ぶりに戦隊に帰ってこられて、

     番組の放送で流れたのを見てとても嬉しかったです。 
     『ビーファイター』は22年前になるんですね。ではそのエンディングを」

 

24:地球孝行/石原慎一 
25:ビーファイターカブト/樫原伸彦 
-MC-

 

「重甲ビーファイター」よりすべての生き物のためのエンディング。

石原さんの抱擁感ある歌声がとてもはっきりと、とても澄んでのびやかに聞こえました。 
そして奏られたのはギターが唸るイントロから、「重甲ビーファイター」の続編である「ビーファイターカブト」よりオープニング。 
樫原さんはハスキーでどこか親しみやすい力強い歌声で観客を扇動され、後奏ではソウルフルなアドリブを披露されました。

 

・3年ぶりに「スーパーヒーロー魂」にご出演の樫原さん。 
 樫原さん「いつも呼んでいただく度にお久し振りなので、盛り上がってもらえるか心配でしたが、全然大丈夫でしたね」

 

26:大声で歌えば/樫原伸彦 
-MC-

 

樫原さんが「よければ大声で歌ってください」と曲紹介されたのは同じく「ビーファイターカブト」よりエンディング。 
気取らないシンプルな歌詞とまっすぐな樫原さんの歌声が気持ち良く、

観客の合唱が会場内に響きました。時折、歌詞に合わせて歌い方を変えられる場面も。

 

・樫原さんを見送られながらショッカーさんがご登場。 
・また「メタルヒーロー魂」をやりたい。 
 ショッカーさん「会場がね空いてなくて大変なんですよ。

        まぁ、もし『メタルヒーロー魂』を開催したら一番大変なのはクッシーなんだけど」 
 観客笑。

 

27:星空のメッセージ/串田アキラ 
-MC-

 

35周年を迎えた「宇宙刑事ギャバン」よりエンディング。

この年に発表された映画「スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー」でも印象的な場面で流れました。 
ミラーボールが客席を彩る中、串田さんは時に哀愁を感じさせ、時に力強く、

そしてやさしくと、ドラマチックに歌詞の世界を表現されていました。

 

・串田さん「いやー『ギャバン』は35年前になるんだよ。今、二人の『ギャバン』は今も世界を飛び周ってるよね」 
 当時、ギャバン/一条寺烈役の大葉健二さんとギャバン/十文字撃役の石垣佑磨さんはイベントで世界各国を廻っていました。 
・串田さん「やっぱりヒーローの歌って歌詞が良いんだよね。自分で歌いながら自分に言い聞かせているみたいなんだよね」

 

28:ジライヤ/串田アキラ 
29:特捜エクシードラフト/宮内タカユキ 
-MC- 
30:ゴールは未来/宮内タカユキ 
31:時空戦士スピルバン/水木一郎

 

続いて「世界忍者戦ジライヤ」よりオープニング。

たくましい歌声を精悍に響かせる串田さんは、間奏では戸隠流正統・磁雷矢の名乗りを披露されました。 
串田さんと入れ替わりに宮内さんが登場され、「特捜エクシードラフト」よりオープニング。

宮内さんの衣装の青いシャツには胸に特別救急捜査隊のエンブレムが。 「エクシードラフト」がこの年で25周年であるというお話から、

エンディングの「ゴールは未来」へを観客と一緒に爽やかに大合唱。 きらびやかなイントロのなか登場された水木さんが歌われるのは、

ご自身が主人公の父・ベン博士役で出演された「時空戦士スピルバン」よりオープニング。 
揚々と歌われる水木さんでしたが、ベースにトラブルがあったらしく、演奏と歌が進む中、

吉岡さんとスタッフさんが修復にあたられていました。

 

32:結晶だ! スピルバン (俺の怒りは、爆発寸前! バージョン)/水木一郎 
-MC-

 

続いても「時空戦士スピルバン」より2代目エンディング。

ダイアナの「OK!」の声は1番は杉山さん、2番は平山さんと、アップルのお二人で交互に。 
曲の途中でベースも復旧し、力強く歌われる水木さんでしたが、

最後の繰り返しで表情がくもり、歌と演奏がちぐはぐになる場面がありました。 

最後まで歌いきられましたが、終わるとすぐに「もう一回! もう一回やろう!」と言われ、ショッカーさんが助け舟にご登場。

どうやらベースのトラブルが気になり、早く曲を終わらせて時間を設けようとされたものの、タイミングがうまくいかなかったとの事。 

 

ショッカーさん「もう一回聞けるんだからラッキーですよね。 
        じゃあ前のは"俺の怒りは、爆発寸前! バージョン"で、今度は"俺の怒りは、今、爆発! バージョン"という事で」

 

33:結晶だ! スピルバン (俺の怒りは、今、爆発! バージョン)/水木一郎 
-MC-

 

仕切りなおして再度「時空戦士スピルバン」より2代目エンディング。

今度は頭からベースも頭から入り、吉岡さんは小気味良いリズムを奏でられていました。 
2回目という事で水木さんの「ガガン ガガン」にはよりいっそう力が入り、観客もそれに呼応して盛り上がっていました。

 

・ショッカーさん「何が起こるかわかりませんね。まるで『スピルバン』の最終回みたい」 
 観客笑。 
・ショッカーさん「さぁ、みなさんまだまだ歌えるかぁああ」 
 観客「おぉぉおぉおおおおおおお」 
 ショッカーさん「最後まで一気に行くぞぉぉおおぉ」 
 観客「おぉぉおぉぉぉおおおおおおおおおおお」 
 ショッカーさん「スーパァーヒーローォ!?」 
 観客「スピリィィイイイイイイイイッツ!!」 


34:宇宙刑事シャイダー 
35:ハリケンジャー参上!/高取ヒデアキ 
36:大戦隊ゴーグルV -オルタネートバージョン-/MoJo 
37:永遠のために君のために/水木一郎

 

ラストのコーナーでも先陣を切るのは串田さん。「宇宙刑事シャイダー」よりオープニング。

アップルのお二人と観客のスキャットを受けながら、串田さんは青い照明の下で精悍に歌われました。

続いては2017年に15周年を迎えた「忍風戦隊ハリケンジャー」のオープニング。 
高取さんはZ旗のみなさんを連なって、ステージ狭しとアクティブに動き回って歌われていました。

そしてこちらは35周年を迎えた「大戦隊ゴーグルV」よりオープニング。 
手拍子や合いの手、追っかけと、観客が参加できる箇所が満載な曲だけあって、MoJoさんはとても楽しそうに歌われていました。 
イントロで「ラストソォーング!」の声と共に登場された水木さんが歌われるのは、「仮面ライダーBLACK RX」の挿入歌。 
時折ドスの効かせながら、芯からの情念を込めた水木さんの歌いぶりに観客も大盛り上がり。

久し振りに聞く事が出来て嬉しうございました。

 

-アンコール- 
-MC-

 

バンドとコーラスの皆さんが退場されていくと、観客からアンコールの声が起こりました。 
しばらくするとそのアンコールの声に合いの手を入れつつショッカーさんがご登場。 

・ショッカーさんの「スーパーヒーローォオオオッ!!?」の声に観客が「スピリッッツ!!」の声に応えて

 出演者、バンド、ホーンズ、コーラスの皆さんを呼び込みます。

・バンド、ホーンズ、コーラスのみなさんをご紹介。 
・ポーカーフェイスのナベさん。怒っているわけではない。 
・キーボードの松原"ひろし"さんがご紹介の際、

 芸人のヒロシさんのネタで有名な「ガラスの部屋(CHE VALE QUESTA MUSICA STASERA)」を歌いだされる水木さん。 
 するとMoJoさんが絶妙なタイミングで「……ひろしです」と前に出てきた途端に観客大笑。 
 ショッカーさん「なんですか二人のそのやってやったっていうような顔は!」 
・Z旗のみなさんが紹介されている間、紹介されている人の名前を呼びまくる水木さんとMoJoさん。嬉しそうな高取さん。 
・休業されていてこのAJFから復帰された杉山さんにショッカーさんの扇動で「おかえり」コール。 
・常見"弘士"さんが紹介されると、またもおもむろに「ガラスの部屋(CHE VALE QUESTA MUSICA STASERA)」を歌いだされる水木さん。 
 ショッカーさん「大先輩に向かって申し訳ないですが……やかましい!」 
 観客笑。 
 水木さん「MoJoっ! もう一回出てこなきゃだめじゃねーかよっ!」 
 MoJoさん「いやぁ、アニキ、2回はちょっと……」 
 観客笑。 
 水木さん「でもオレは2回歌ったよ?」 
 観客笑。 
・初々しい幡野さんにはその感じを失わないで欲しい。 
 水木さん「オレも昨日は初々しかったよ。なぁ慎ちゃん?」 
 石原さん「えぇもう。今日とは別人のようで」 
 観客笑。 
 水木さん「それが今日は戻っちゃったじゃねえか」 
 流れでショッカーさんに詰め寄る水木さん。 
 ショッカーさん「え、オレたちのせい?」 
 観客笑。 
・樫原さん「久し振りなもんで不安でしたが楽しかったです。また潜伏期間に入ると思いますが……」 
 観客笑。 
 樫原さん「次の時もよろしくお願いします」 
・石原さん「今日は3年ぶりの『ビーファイター』チームでした。潜伏期間に入らずにいきたいです」 
 観客笑。 
・前田さんは「機動刑事ジバン」のドクターギバから「宇宙戦隊キュウレンジャー」のヘビツカイシルバーへ。 
・MoJoさん「もう若返っちゃってスイマセン」 
 観客笑。 
・串田さん「もう言っちゃってもいいかな? この前久し振りに三人でレコーディングしました」 
 観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉおおおお」 
 串田さん「『キュウレンジャー』の『正義の兵リベリオン』っていう曲です。来月にCDが出るので、よろしくぅ~」 
・翌日の「スーパーアニソン魂2017"夏の陣"」では自分より先輩達がいるので水木さんは若手になる。 
・今日の水木さんはショッカーさんと話がかみ合わない。 

 

38:太陽戦隊サンバルカン/串田アキラ 水木一郎 MoJo 宮内タカユキ 前田達也  
            松原剛志 高取ヒデアキ 石原慎一 樫原伸彦 幡野智宏 ショッカーO野

 

「スーパーヒーロー魂」のラストは串田さんが歌われた「太陽戦隊サンバルカン」のオープニングを出演者全員で。 
幡野さんが観客にマイクを向けながらご自身も歌われていたり、水木さんは串田さんと一緒に歌われていたり、 
間奏ではショッカーさんの「イーグル シャーク パンサー」の名乗りがあったりと見所満載で、

ラストにふさわしく会場一体となって大合唱となりました。

 

バンド、ホーンズ、コーラスの皆さんもステージ前方に登場され、出演者の皆さんが一列に。 
ガンタさんがアップル・パイのお二人にはさまれ、両手に花の状態を出演者、観客からうらやましがられつつ、 
串田さんの号令で出演者と観客が一緒になって万歳三唱。 
拍手と歓声の中、ショッカーさんの紹介で出演者の皆さんがお一人ずつ退場されていき、最後は串田さんとショッカーさんだけに。 

「最後は生声でいってみようかな」とマイクを下した串田さんの「ありがとぉぉおっ!!」の生声に観客からは拍手と歓声が送られました。

 

ショッカーさん「楽しみましたかぁああっ!!」 
観客「ぉぉおおおお!!」 
ショッカーさん「歌いましたかあぁああ!!!」 
観客「ぉぉおおおぉおおお!!」 
ショッカーさん「また会いましょうっ!!!!」 
観客「ぉぉおおおおぉおおお!!」 
ショッカーさん「じゃあ、約束のっ、スーパーヒーローッ!!!?」 
観客「スピリィいィイイィィイイイッッ!!!」 
ショッカーさん「ショッカーO野でしたっ。また明日お会いしましょう!」

 

ショッカーさんが退場され、「スーパーヒーロー魂2017"夏の陣"」は終演となりました。 
今回は「ギャバン」の35周年からのメタルヒーロー特集を中心に、○○周年の作品が多く選曲され、 
そのために1970年代から2010年代まで各年代を網羅していました。 

また、これまでに比べてエンディング曲が多く披露され、出演者のほとんどがエンディングを歌われたのも印象的。 
スーパー戦隊とメタルヒーローを中心にしつつ、水木さんが70年代のヒーローを多く歌われたことで、 
よりバラエティに富んだ内容になったように感じました。

 


補足

 

・AJF恒例グッズのパンフレットは今回は無し。残念。

 

・MoJoさん「ちょっと日焼けしたんだ。山形君みたいでしょ?」

 

・「ジュウオウジャー」ロスが続く50歳の高取さん。

 

・そんな高取さんに「50歳でその高音は凄いよ」と感心する水木さん。

 

・前田さん「さっき会場が開いていないって言ってたけど、会場が無いなら沖縄でやりましょう!」 
 ショッカーさん「いっすね。ツアーでね『水木一郎と行く沖縄ツアー』って。1000人くらいでいきましょうよ」 
 石原さん「1000人ならね、旅客機五台もだればいけますもんね。」

 

・ライブを主催するバースデーソングがtwitterを開始。出演者の中で一番最初にフォローしたのはChouemonさん。

 

・ショッカーさん「高取ヒデアキさんでしたー……まだ一回くらい言えると思うよ」 
 高取さん「!! わっしょい!」 
 観客「わっしょい!」 
 高取さん「どこに帰るんだいっ?」 
 観客「家ぇえええ!!」

 

・串田さん「みんなの声援が僕たちの命です」

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