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水木一郎 バースデーライブ2017 ~RARE GROOVES~ 
17.1.7 よみうり大手町ホール

 

出演/水木一郎

 

スペシャルゲスト/堀江美都子

 

ゲスト/ボイジャー(TAKERU 瀬下千晶)

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一) 
演奏/G.松尾洋一 Ba.吉岡満則 Dr.岩田"GUNTA"康彦 P&Key.松原ひろし Tr.阿久澤一哉

 


1月7日がお誕生日の水木一郎さんがお誕生日当日にバースデーライブを開催されました。

今回は前年の2016年に水木さんが歌われてきたアニメソングの中からグルーヴィ&メロウな楽曲を集める 
というコンセプトで発表されたアルバム「水木一郎 レア・グルーヴ・トラックス」の楽曲を中心に構成されるとの事で 
大きい規模のライブでは聞く事が出来ない楽曲も披露されるのではと楽しみにしておりました。 

スペシャルゲストとして水木さんと共にアニメソングを盛り上げてこられた堀江美都子さんのご出演が決定し、 
更に当日から放送開始の特撮「ウルトラマンゼロ THE CHRONICLE」のオープニングを前番組「ウルトラマンオーブ」に引き続き 
ボイジャーのお二人と共に歌われる事が決定した事で、ボイジャーのお二人のゲスト出演も決定し、更に楽しみにしておりました。

会場は前回のバースデーライブに引き続き、読売新聞社の本社に併設されているよみうり大手町ホール。 

ロビーにが串田アキラさんや宮内タカユキさん、影山ヒロノブさんらが所属する株式会社ハイウェイスター等 
多くの関係者やファンから祝花が届けられていました。

 

ホール内に入るとステージには幕が下りており、客席は続々と入場していきました。 
開演時間が近い事を知らせるブザーが鳴り、諸注意を促すアナウンスが流れ、 
しばらくすると客席が暗くなり、いよいよ開演です。

 

00:プロローグ(THE HERO ver.)/SE 
01:勝利だ! アクマイザー3 (2C) 
-MC-

 

水木さんのアニソンデビュー40周年時に発表されたアルバム「THE HERO ~Mr.アニソン~」収録の「プロローグ」が流れ、 
観客が曲の調子に合わせて手拍子をする中、曲が終わると水木さんの「ゼェエエエエッ」という雄叫びと共に幕が上がりました。 
特撮「アクマイザー3」オープニングのイントロが奏でられ、水木さん、バンド、コーラスの皆さんに拍手が贈られます。 
水木さんがアクマ族の三銃士を高らかに歌われ、観客も合いの手で参加して盛り上がれる本曲はライブの幕開けにぴったりでした。

 

水木さん「今日で誕生日。69歳。ロックですね。今年はロッカーとして"アニロック"で頑張りたいと思います」 
観客拍手。 
水木さん「ありがとうございます。アニソン歌手の中で一年の最初に誕生日を迎える方なので、責任重大です。 
     ボクがコケたら続く皆に申し訳ないですからね。だからライブ毎に毎回どういった趣向にしようか考えるわけです。 
     有難い事に持ち歌が多いと『あの曲が歌われない』『あれが聞きたかった』

    『あれはもう10年も20年も聞いてない』と言われます。 
     昨年のアニソンデビュー45周年のライブはテレビサイズ主題歌中心に歌ったので、今回はほとんどをフルコーラスでお届けします」

 

02:ディスコワンセブン 
03:レッドマフラー隊の歌 
04:勇気があれば 
-MC-

 

続いては特撮「大鉄人17」より挿入歌を二曲続けて披露。まずは松尾さんのギターが印象的な「ディスコワンセブン」から。 
ムードある演奏とコーラスの中で円熟味を増したアダルトな歌いぶりの水木さんはとても雰囲気があって素敵でした。 
「レッドマフラー隊の歌」でははつらつとしながらも使命感の強さを感じる歌声を堪能。「17」の楽曲の奥深さを感じました。 
まずはアニメ「とんでも戦士 ムテキング」より躍動感あふれる演奏と痛快な水木さんの歌声が特徴の挿入歌。 
間奏の印象的なスキャットはアップルパイのお二人が圧倒的な歌声で披露され、スキャットが終わると拍手が起こりました。

 

水木さん「難しい曲のスキャットやコーラスをよくやってくれました。是非聞いてほしかった曲だったんですよ。 
     作曲の宙明先生は僕なんかが失礼かもしれませんが、天才的な方ですよね。

     91歳の今もお元気で活動されていて頭が下がります。 続いても宙明先生と小林亜星先生の曲を聞いていただきます」

 

05:さすらいの星ジミーオリオン 
06:父をもとめて 
07:五人でひとつ 
-MC-

 

穏やかな曲調からはじまるアニメ「合身戦隊メカンダーロボ」とアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」よりエンディングは 
二曲とも水木さんの優しく哀し気な歌声とカインズの皆さんの柔らかいコーラスが魅力的。

それに観客の合いの手が合わさって会場を包み込みました。 続くアニメ「百獣王ゴライオン」よりエンディングでは、

はつらつとした曲調と水木さんの勇ましい歌いぶりが魅力。 
サビの「五人でひとつの道を行く」が繰り返される個所では観客も一緒になって合唱しておりました。

 

・水木さん父親を語る。 
・「五人でひとつ」はどこかの五人組グループに捧げたかった。 
・今日は喋らない。でもいつか4時間くらいのトークライブをやってみたい。 
・水木さん「今日は皆さん遠くから来て頂いている方も多くて。遅いと帰れなくなっちゃいますからね。 
     ……え? ホテルとってるんですか? 泊まる? じゃあもうちょっとゆっくりやりましょうか?」 
 観客笑。 
・水木さん「アニメソングを歌うと色々なジャンルの歌を歌う事が出来るから他のジャンルに転向しようとは思いませんでした。 
     次はジャンルはクラッシックやポピュラー。"ハネケンさん"こと羽田健太郎先生と風戸慎介先生の楽曲を聞いてください」

 

08:勇者の剣を手に 
09:気まぐれジョーカー 
-MC-

 

続いてはアニメ「ムーの白鯨」よりファンにとっては特別な挿入歌。イントロの管楽器を阿久澤さんによる生演奏で聞く事が出来て感激。 
頼もしい水木さんの歌いぶりを味わった後は「別冊少女フレンド 創刊20周年記念増刊号」より漫画「気まぐれジョーカー」イメージソング。 
ぐっとアダルトで色艶たっぷりな水木さんの歌いぶりに、会場全体がうっとりとした雰囲気で聞き入っておりました。

 

水木さん「素晴らしい作曲家の方々がいらっしゃいますが『この方の曲を歌えるなんて!』と思った方も沢山います。 
     その中からすぎやまこういち先生、宮川泰先生、戸塚泰士先生、戸塚省三先生の曲を聞いていただきます。 
     まずはすぎやま先生がレコーディングの時に僕が一、二回歌って『OK! 水木君、上手い!』と誉めていただいた曲です。 
     ……まぁ、こんな話をすると自慢になっちゃうんで言わないと思ったんですけど、もう言っちゃいましたからね」 
観客笑。

 

10:明日に向って走れ 
11:太陽に走れ 
12:北の狼 南の虎 
13:我が心のロゼッタ星 
-MC-

 

まずはアニメ「マシンハヤブサ」より挿入歌。落ち着いた雰囲気の曲を歌詞の情景が浮かび上がる様に豊かな表現力で歌われる水木さん。 
しみじみと聞き入った後は一転して、エンジン音から攻撃的な曲調のアニメ「アローエンブレム グランプリの鷹」より挿入歌。 
比較的短い楽曲ながらその中にパッションほとばしる水木さんの歌いぶりとバンドの皆さんの演奏がたまりませんでした。 
再びがらりと雰囲気が変わり、アニメ「野球狂の詩」のエピソード「北の狼 南の虎」編より、同エピソードを再編集した劇場版主題歌。 
歌詞の一語一句を噛みしめるように歌われる水木さんの表現力に弾きこまれた後は、特撮「炎の超人メガロマン」よりエンディング。 
ドラマチックが楽曲が進むにつれ、水木さんの哀愁たっぷりな歌いぶりに力が入っていく様子はライブならではの臨場感でした。

 

水木さん「続いては渡辺岳夫先生、小林亜星先生、菊池俊輔先生の楽曲を三曲続けて。このゾーンはメドレーでお届けします。 
     最初の曲は凄く久し振りに歌いますね。もしかしたら皆さんの前で歌うのも初めてかもしれません『きかんしゃやえもん』です」 
観客「ぉぉおおおおおお」

 

14:きかんしゃやえもん (1C) 
~スペースナイツの歌 (1C) 
~少年探偵団のうた (1C) 
-MC-

 

水木さんが曲を紹介されるや観客からどよめきがおこった映画「きかんしゃやえもん D51の大冒険」よりオープニング。 
のんびりとした優しさを感じる曲に乗る水木さんの歌声は頼もしさを感じてとても味わい深く、

カインズの皆さんが前ならえの姿勢で両手を回し機関車の振り付けをされていたのも印象的でした。

続いてははつらつとしたアニメ「宇宙の騎士テッカマン」よりエンディング。 

伸びやかな水木さんの歌声で「スペースナイツは」と歌われるとアップルと観客が「スペースナイツは」と追いかける様子は

ライブの醍醐味でした。 がらりと雰囲気が変わって特撮「少年探偵団」より勇ましいエンディング。

台詞部分をアップルの杉山さんが担当されると観客から拍手がおこりました。 
どの曲も楽しさや勇ましさを感じながらどこか心にグッとくる部分があり、改めてアニメソングの奥深さを体感いたしました。

 

・水木さん「台詞の部分は小絵子が一番緊張したらしんですけど、アレ、もういなくなっちゃった。からかおうと思ったのに」 
 観客笑。 
・ここで水木さんに呼びこまれ、スペシャルゲストの堀江美都子さんがご登場。 
・堀江さん「アニキ、ハッピーバースデー! ロックなオジサンだぜー!」 
 水木さん「ありがとうー! ロックなオジサンだぜ! ミッチも三月に誕生日を迎えますよね」 
 堀江さん「……まあいいんだよ。今日は」 
 観客笑。 
・髪をセットしていた途中で出番が来た堀江さん。 
 堀江さん「大変だったのよ。スタッフさんが『なんか今日はとんとん拍子に進んでます!』って急いで出てきたんだよー」 
 観客笑。 
 水木さん「堀江さんちがうんだよ。スタッフに『堀江さん、今日、ライブの途中でラジオに生出演しますから』って言われて急いだんだよ」 
 堀江さんは当日ラジオ関西の「青春ラジメニア」に電話で生出演されました。 
 堀江さん「でもアニキがあまりにサクサク進むから出演時間を変更しないとってスタッフさんがドタバタしてましたよ」 
 観客笑。 
 堀江さん「あなたは色々読めないひとだー。40年以上も一緒にいてまだ読めないー」 
 観客笑。 
 水木さん「でもあなたとも長いんだから僕がどういう人かわかってるでしょ?」 
 堀江さん「一人のライブだとサクサク進むけど、あたしとか影ちゃんが一緒だと延々と脱線するんですよ」 
 観客笑。

 

15:戦え! 七人ライダー/& 堀江美都子 
-MC-

 

水木さんと堀江さんお二人のデュエットの中から特撮「仮面ライダーストロンガー」より歴代ライダーを歌った挿入歌。 
お二人は歌詞に合わせてそれぞれのライダーを思わせる身振り手振りを交えつつ、時折目配せしあいながら阿吽の呼吸で歌われていました。

 

・水木さん「ちょっと汗をふきに行きますので、この時間は好きなだけ話して下さい」 
 堀江さん「着替えるんですか?」 
 水木さん「え、なんで? 着替えると思ってんの?」 
 堀江さん「なんでもいいよ、早く行きなー」 
 観客笑。 
・水木さんがお見送りされて堀江さんお一人に。 
 堀江さん「今年も元気なアニキが見れて新年を迎えたなーって思います」 
・今年は日本のアニメが始まって100年目。 
 堀江さん「びっくりしましたよね。『鉄腕アトム』からじゃないの? って。実は大正時代からアニメはあったそうです。 
     それが今のアニメと同じようなものかといえば違うと思うので、やっぱり『アトム』くらいから考えちゃいますよね。 
     今年は100年目を記念する行事が多くなるのかと思いますが、あたし達もその歴史の半分ぐらい歌っているんですね。 
     『アトム』から考えたら、歴史のほぼ全てですからね」 
 観客拍手。

・堀江さん「アニキはあんまりいつも近くにいるんで恥ずかしいんですけど、肉親の様な存在です。 
     好きな所も嫌いな所もありますけど、嫌いな所をしても余あるほど好きな所が多いです。一番好きなのは妹思いな所。 
     小さい頃あたしはステージ前にヘソを曲げて『歌いたくない』とか『お腹痛い』とか言って心配させました。 
     でもステージでちゃんと歌って、アニキが心配し過ぎて歌詞を間違えるなんて事もありました」 
 観客笑。 
 堀江さん「最近はテレビに沢山出て、その度にスタッフさんに『堀江美都子をよろしく』って宣伝してくれます。 
     あたしがテレビは苦手だよっていってるんですけど『いやっ宣伝したいんだ』って。本当にありがたいです。 
     今年もロックなオジサンの背中についていこうと思います。歌手デビュー50周年は私の方が先にくるんですけどね」 
 観客笑。

16:あしたがすき/堀江美都子 
-MC-

 

堀江さんがソロで歌われたのはご自身の代表作アニメ「キャンディ キャンディ」よりエンディング。 
透明感のあるしなやかな堀江さんの歌声が会場を優しい雰囲気に包み込み、観客はうっとりと聞き入っていました。

 

・拍手をしながら水木さんが合流。 
・堀江さん「あら! 着替えたじゃないですか!」 
 水木さん「汗ふいてたらね、スタッフが着替ろっていうんですよ。替えはこれしかもってないのに」 
 堀江さん「それは嘘だなー」 
 観客笑。 
・拍手で堀江さんが見送られ、水木さんお一人に。 
 水木さん「持つべきものは同士ですね。アニソン界はみんなそれぞれ個性が違うから仲がいいんですよ。 
     それにしても堀江さんは凄いですね。いつまでも素晴らしい歌声でね」

・水木さん「昔からジャズっぽい歌が好きなんですけど、ジャズといえば大野雄二先生。 
     僕も『ルパン三世』のエンディングを歌わせてもらっているんですけど、実はオープニングもレコーディングしたんですよ。 
     テレビをつけたらエンディングは僕なんですけどオープニングは別の人でね。これもよくある事なんですけどね。 
     後で考えた時にサビの所が出てなかったのかなぁって思ったんですけど、 
     10年位前にオープニングの音源が発見されたんですよ。それを聞いてみたらサビの所は出てるんですよ。 
     そうしたら理由は単純な事で作品の性質上、オープニングの歌手は外国の名前の方が良いんじゃないかって事だったらしいです。 
     ……だったら名前変えたのに」 
 観客笑。

 

17:ルパン三世 愛のテーマ 
18:ルパン三世のテーマ 
19:ロマンティック・アゲイン 
-MC-

 

アニメ「ルパン三世(新)」より二代目エンディングと二代目オープニングを続けてご披露。 
アンニュイな楽曲の世界観が魅力の「愛のテーマ」は水木さんのアダルトな歌唱とアップルのお二人のコーラスも相まってうっとりと。 
「ルパン三世のテーマ」では水木さんのダンディな歌いぶりが凝縮されていて素敵。今回は阿久澤さんがイントロ、間奏と曲中で 
二つのトランペットを使い分けられていたのが印象的。間奏のソロパートを終えられると観客から拍手が起こっていました。 
続いても大野雄二先生作曲の漫画「エロイカより愛をこめて」よりイメージソング。ここでも間奏で阿久澤さんのトランペットが光ります。 
文字通りのロマンチックな楽曲にスケール感ある水木さんの歌いぶりが相まり、ゴージャスなひと時を味わう事が出来ました。

 

・ここで水木さんからバンドの皆さんをおひとりづつ順番にご紹介、 
 続いてコーラスの皆さんをそれぞれのユニット名の由来などを交えて、おひとりづつご紹介されました。

 

20:愛のエレジー 
21:はるかなる愛にかけて 
-MC-

 

アニメ「わが青春のアルカディア無限軌道SSX」より挿入歌。こちらもイントロが阿久澤さんのトランペットの生演奏で聞けて感激。 
静かでさびしげな楽曲を歌詞を噛みしめるように哀しげな表情で歌われる水木さんにどんどん惹きつけられました。 
続いては水木さんが「全てのライダー、ヒーロー達に捧げたい歌」という特撮「仮面ライダー(新)」よりエンディング。 
原曲から更に円熟味を増した水木さんの歌いぶりもあって、勇ましい中に哀愁の塊のようなものを感じました。

 

水木さん「今日はレア・グルーヴという事で、新年早々普段歌わないような歌を中心に聞いてもらいましたけど、

     最初はどうなるか心配でした。 でもたまにはこういうライブもいいですかね。

     せっかくレコーディングしたのに歌わないと歌が可哀想ですもんね」

 

22:男はひとり道をゆく

 

本編のラストソングは特撮「快傑ズバット」よりエンディング。渡り鳥さながらの爽やかかつおおらかな曲調と 
若干の寂しさを感じながらも伸びやかに歌われる水木さんがとても印象的で、ラストにぴったりの一幕でした。


-アンコール- 
-MC-


拍手の中、水木さん、バンド、コーラスの皆さんが退場されると拍手がアンコールを意味する手拍子に。 
しばらく手拍子が続くとまず水木さんが登場され、続いてバンド、コーラスの皆さんが登場されセッティングをされました。

 

水木さん「ありがとうございます。本当に自分の人生は恵まれていると感じていて、 
     十代、二十代、三十代……と各年代が終わりに近づくと必ず良い事があったんです。 
     さすがに六十代は無いだろうと思っていた時、ウルトラマンの50周年と自分のアニソンデビュー45周年が重なって 
     『ウルトラマンオーブ』の主題歌を歌う事が出来ました。しかもボイジャーというとってもいい子達と一緒に。 
     今日も東京シティドーム……東京ドームシティ……どっちだ」 
観客笑。 
水木さん「ウルトラマンのステージから駆けつけてくれました。ボイジャーの二人です!」 
水木さんに呼びこまれて、お祝いの言葉を述べながらボイジャーのTAKERUさんと瀬下千晶さんがご登場。 
お二人は年末年始にかけ開催された「ウルトラマン」のイベント「ウルトラヒーローズ EXPO 2017 ニューイヤーフェスティバル」の 
ステージを終えられて駆けつけられたそうです。

 

・TAKERUさん「今日は東京ドームシティから来ました!」 
 観客笑。 
 水木さん「このツッコみがまた最高だよね。ずっとトークできるんだもん」 
 TAKERUさん「ありがとうございます。こんな失礼な後輩にも優しくして頂けて、僕らは甘えてばっかりです」 
 水木さん「ホントだよな」 
 観客笑。 
 TAKERUさん「では失礼ついでに……今度いつお肉を食べさせてもらえますか?」 
 千晶さん「水木さんとお食事に行かせて頂くとお肉率が高いんです」 
 観客笑。 
 水木さん「いいですよ。新年会やりましょうよ」 
 TAKERUさん「じゃあお肉の値段は今日の僕達の出来によって変わってくるんですね」 
 水木さん「グラム数が変わります」 
 千晶さん「わー責任重大」 
 TAKERUさん「500グラム行けるように頑張ります!」 
 観客拍手。

 

・この年の3月に公開予定の劇場版「ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!」のお話。 
 水木さん「千晶ちゃんとは一緒に撮影も見に入ったもんな」 
 千晶さん「ハイ! ご一緒させていただきました! TAKERUはいませんでしたけど」 
 観客笑。 
 水木さん「ウルトラマンエックスとかギンガと写真撮ったりしてもいっつもいないんだよなぁ」 
 千晶さん「すっごい楽しかったですよね!」 
 水木さん「その後、すっごい長いステーキ食べもんな」 
 TAKERUさん「ウソですよそれー。ただ、すっごい美味しそうな料理の写真は送られてきましたけど」 
 観客笑。 
 TAKERUさん「僕、福岡に住んでいて、その日も福岡に帰る飛行機に乗ってたんですけど、 
      福岡の空港についた時に携帯の電源をつけたら二十枚くらい料理の写真が送られてきたんですよ」 
 水木さん「これはですね。単純にいやがらせなんですよ。そろそろ到着するなって頃にみんなで送ったんだよな」 
 観客笑。

 

23:オーブの祈り/with ボイジャー 
-MC-

 

アンコール一曲目はボイジャーのお二人と歌われた特撮「ウルトラマンオーブ」よりオープニング。 
堂々とした水木さんの歌声とボイジャーのお二人の躍動感たっぷりの歌声、厚みのあるコーラスの皆さん、 
間奏の松尾さんのギターソロや、ガンタさんのクライマックスでの速叩き等、ステージ一体のフュージョンアップは圧巻。 
ラストは水木さん、ボイジャーのお二人が両手で円を作るオーブのポーズで締められていました。

 

・水木さん「『オーブの祈り』は僕、ボイジャーのそれぞれのソロバージョンがあるんですよ。 
     その時々でそれぞれのバージョンを楽しんで頂ければと思います。今度TAKERUがいないバージョンもやりましょうね」 
 千晶さん「いつかやりたいシリーズですね」 
 TAKERUさん「僕、どんな仕事があってもスケジュール調整して駆けつけますから! 絶対欠席しませんから!」 
 観客笑。

・水木さん「ボイジャーとのコラボも終わっちゃて寂しいともっていたら、なんと今日! 僕の誕生日から放送開始! 
     ……『ウルトラマンゼロ THE …コロニクル』」 
 千晶さん「もう運命としか言えませんよね」 
 TAKERUさん「『ウルトラマンゼロ THE クロニクル』」 
 水木さん「『クロニクル』か……」 
 TAKERUさん「今のは千晶さんにダメ出ししたいです。水木さんがせっかくボケてくださったのに」 
 千晶さん「えっ」 
 TAKERUさん「水木さんがちゃんとタイトルを言わないというボケをしていたのを拾わないというねっ!」 
 千晶さん「ああー!! なんでも拾うボイジャーなのにっ!!」 
 TAKERUさん「水木さんに恥をかかせるんじゃないよっ!!」 
 観客笑。

・水木さん「『すすめ! ウルトラマンゼロ』はもとからある曲なんだよね。オレこの曲は昔から好きでね。原曲は君達も歌ってたの?」 
 TAKERUさん「歌われていたのはボイジャーの初代のメンバーで、僕達は新メンバーなのでコーラスで参加していました」 
 水木さん「そうなんだ。前から凄く好きな曲でさ。良い歌だよなぁ。作曲は小西貴雄さんで」 
 千晶さん「ご本人がリアレンジされましたね」 
 水木さん「そうだよね。小西さんに誘われて中西圭三さんのライブを見に行かせてもらった時に楽屋でご挨拶させてもらってね。 
     中西さんが今度のゼロの歌詞を書き下ろしてくれる事になったんですよ。

     だからカバーじゃ無くて新しい曲として生まれ変わったんです」

 

24:GO AHEAD ~すすめ! ウルトラマンゼロ~/with ボイジャー 
-MC-

 

アンコール二曲目は当日放送されたばかりの特撮「ウルトラマンゼロ THE CHRONICLE」オープニングをライブ初披露。 
歌詞が成長したゼロを歌ったものになっていたほか、原曲でとても印象的だった口笛が松尾さんの啼かせるギターになっていたりと、 
全編が一層ダイナミックなアレンジに。ボイジャーのお二人それぞれにソロ、水木さんが盤石の歌声に、 
更にコーラスの皆さんも合わさってとてもドラマチックでした。二番が終わると客席の通路からウルトラマンゼロが登場。 
思わぬサプライズに観客も大沸きで水木さんも大喜びのご様子でした。

 

水木さん「えぇっ? ゼロ! ありがとう! 知らなかったよ」 
ゼロとがっちり握手をする水木さん。 
TAKERUさん「すいません! 実は僕達、知ってました」 
千晶さん「ゼロがどうしても水木さんのバースデーをお祝いしたいという事で駆けつけてくれました!」 
観客拍手。 
TAKERUさん「お祝いしたかったんだよね、ゼロ」 
ゼロ「ヘェアッ!!」 
水木さん「戦ってない時は割とひょうきんなんだよね」 
TAKERUさん「そうですね。お調子者なんですよ」 
千晶さん「ヤンチャ系ですからね」 
水木さん「ノリノリだったもんね。良い曲だからね。じゃあお返しにもう一人のゲストをゼロにも紹介するね。

     堀江美都子、ミッチでーす!!」

 

25:ハッピーバースデー/堀江美都子 TAKERU 瀬下千晶 アップルパイ ザ☆カインズ 観客 ウルトラマンゼロ 
-MC-

 

大きい3輪のバラの造花の花束を持った堀江さんが登場され、水木さんへのサプライズ第二弾として会場全体で「ハッピーバースデー」。 
堀江さんから花束を手渡され、少々照れながらもとても嬉しそうな表情の水木さんでした。

 

・水木さん「僕もよくミッチや影ちゃんの誕生日にはサプライズをやるんですけど、まさかね。

     オレの場合はキリがないからやめようって言ったじゃん」 
 堀江さん「さーあ?」 
 観客笑。 
 水木さん「この花束誰が作ったの?」 
 堀江さん「さーあ?」 
 千晶さん「おっきいですねー」 
 水木さん「もしかしてファンクラブの人たちが作ってくれたの?」 
 TAKERUさん「すごーい」 
 堀江さん「そうなんですよ。素晴らしいね。あたしには本物のバラをくださいましたよ。アニキのファンクラブの方々が」 
 観客笑。 
 堀江さん「でもアニキのは枯れないように手作りですからね。一層愛が込められてますよ」 
・堀江さん「しかしあれですね。最近のウルトラマンさんはノリが良いですね」 
 観客笑。 
 堀江さん「あたし達の頃はウルトラマンさんは手を胸の所で振る位でしたもんね。あ、これ円谷さんに怒られちゃう?」 
 水木さん「大丈夫ですよ。子供達に親しみやすいんですよ。ゼロのノリの良さは」 
 TAKERUさん「ゼロ、今日は楽しかったんだよね?」 
 ゼロ「シェーアッ!!」 
 水木さん「なんか今の声、宮内洋みたいだったね」 
 観客笑。 
 堀江さん「今の声は本物なの?」 
 TAKERUさん「本物ですよー。ゼロはゼロの声ですからねー」 
 水木さん「あの"宮"が付く人じゃなくて?」 
 TAKERUさん「"宮"が付く方はゼロととーっても仲良しですけど。今の声はゼロですよー」 
 観客笑。

 

・ここで水木さんの発案でバンド、コーラスの皆さんもステージ前方に登場され。今回の出演者と観客とで一緒に記念写真を撮影する事に。 
・ゼロは水木さんと堀江さんの間に。 
・TAKERUさん「観客の皆さん大丈夫ですか? ゼロ、悲しい背中じゃないですか?」 
・ゼロに触られて嬉しい堀江さん。 
 堀江さん「ゼロに触られたぜー。パワーもらったぜー」 
・水木さん「まずはセンターから撮ります。センター? 戦隊? 戦隊歌いたいなー」 
・写真のポーズはZのポーズとゼロのワイドゼロショット。 
・水木さん「アレ? ゼロのポーズはどっちだっけ?」 
 堀江さん「あたしは初代からのテレビっ子だったからわかりますよー。アレ? 逆じゃない?」 
 TAKERUさん「光線のポーズも色々あるんですよ」 
 水木さん「セブンと一緒でいいんだよね?」 
 堀江さん「え? セブンなの?」 
 TAKERUさん「セブンの息子なんですよ」 
 堀江さん「息子なの!!? マジかー!!!! あたしの一番好きなウルトラマンだー!」 
 観客笑。

・水木さん「息子なんですよ。だから『GO AHEAD』を歌う時はボイジャーがゼロ。オレはセブンやレオの視点で歌ってるんですよ」 
 堀江さん「びっくり。そーかーぁ。これがかー。まー大きくなってねぇー」 
 TAKERUさん「昔好きだった人の息子似合ったみたいですね」 
 堀江さん「そんな感じそんな感じ」 
・堀江さん「いいなぁアニキ、ウルトラマンと一緒で。あたしもセブンなら歌いたいなぁー」 
 水木さん「今日は円谷さんいらっしゃってるからお願いしたら叶うかもしれませんよ」 
・水木さん「TAKERUの態度が凄く良くて。女心をくすぐるんですよ」 
 TAKERUさん「僕はもう一生懸命生きているだけです」 
 堀江さん「アンタァ、上手いこというなぁ。Gパン破れてるし」 
 TAKERUさん「これは衣装なんで……」 
 堀江さん「後で縫ったろ」 
 TAKERUさん「衣装やいうたろぉ、お母さん」 
 観客笑。 
・ここでゼロはパトロールの為、一足先に退場。 
・水木さん「じゃあねーゼロ。また来週土曜日ねー」 
 堀江さん「ともだちかよ」 
 観客笑。

 

26:マジンガーZ/& 堀江美都子 TAKERU 瀬下千晶

 

ラストは水木さんの代表曲アニメ「マジンガーZ」よりオープニングを堀江さん、TAKERUさん、千晶さんと。 
水木さんを中心に、堀江さんはもちろんボイジャーのお二人もしっかりと歌われていました。 
ラストで花束のバラの頭が取れてしまい、慌てて付け直した水木さん。じっくり話し込もうとして堀江さんにツッコまれていました。

 

閉演BGM:マジンガーZ~グランド・アニキ・スタイルBrass version~ (カラオケ)

 

拍手の中、堀江さん、ボイジャーのお二人が拍手で見送られ、水木さんお一人に。

 

水木さん「ありがとうございました! 2017年も頑張ります! 愛してるゼェエエッ!!」

 

Zのポーズをされながら退場され、残られたバンド、コーラスの皆さんへ向けて観客から拍手が送られる中、 
幕が下りていき「水木一郎 バースデーライブ2017 ~RARE GROOVES~」は終演となりました。

 

近年お馴染みだった楽曲が少なめ、かつアルバム「水木一郎 レア・グルーヴ・トラックス」収録の楽曲が全曲歌われた事で 
久し振り、もしくは初めて聞く事ができたんじゃないかという曲ばかりでとても嬉しかったのはもちろん、 
「RARE GROOVES」という事で水木さんが作曲家の先生の名前を挙げてお話をされた事もあり、

より楽曲の奥深さを感じながら曲を聞かせていただきました。 

昨年10月に行われた「水木一郎 アニソンデビュー45周年記念ライブ ~GREATEST HERO SONGS~」と対になるような内容で

とても良いバランスでした。 それでいてまだまだ聞きたい曲が多いあたり、水木さんが歌われてきた楽曲の多さを実感しました。 
水木さん、お誕生日おめでとうございます。

 


サプライズゲスト/ウルトラマンゼロ

 


補足

 

・アルバム「水木一郎 レア・グルーヴ・トラックス」の話。 
 水木さん「単純にエンディングや挿入歌をまとめたという訳ではなく、

     時代背景や作曲家、編曲家の皆さんのこだわりを感じる楽曲を選びました。 
     昔、『アニソンなんて漫画の歌、子供の歌だろ?』って言っていた一般のバンドがアニソンを演奏することになった時に 
     難しすぎて青ざめたなんて事もありました。それくらいアニメソングはどれもクオリティの高いものばかりなんですね」

 

・水木さん「アニメソングといえば渡辺宙明先生と菊池俊輔先生ですね。宙明先生は積極的に流行りの音楽を取り入れられますし、 
     菊池先生はどちらかというと土の匂い、日本人の哀愁に訴えかける曲を作られるのが印象的です」

 

・もってるでしょ? 何年するとちがうところがもっちゃう。

 

・水木さん「でも今日はありがとうね。お返しに僕もミッチのバースデーライブに出ますよ。いつも来て頂いてるんだし」 
 堀江さん「当然ですよ」 
 観客笑。 
 水木さん「じゃあベースの吉岡君も付けますよ」 
 堀江さん「最初から付いてるんですよ」 
 水木さん「そうなの? じゃあギターの松尾君も?」 
 堀江さん「最初から付いてるんですよ。おまけはアニキだけ」 
 観客笑。 
 水木さん「おまけっていうと…」 
 堀江さん「そのポーズはグリコのおまけね……っあー。しまったもうちょっと新しい所にすればよかったー。 
     アニキとあたしの間には世代の川が流れていたのにー」 
 水木さん「いつの間にか川が埋め立てられましたね」 
 堀江さん「あたしと影山君との世代の川が埋まったと思ったら、ここも埋まっちゃったよ」

 

・アンコールで登場され、斉藤さんの立ち位置で笑いを誘うガンタさん。

 

・水木さんと出会って歌が変わったというボイジャーのお二人。 
 TAKERUさん「男女デュオなので二人で歌うという事を言葉でも背中でも教えていただいたんですよ」 
 千晶さん「一緒に歌わせていただいた事でどれ程の事を教えてもらった事か」 
 水木さん「今日のゲストのミッチと歌う時も、どうやって歌おうかって言う事は話してきたんだよね。 
     だから今は阿吽の呼吸で出来るんだけど、二人もだいぶ出来てきていると思うよ」

 

・水木さんが部長を務めるアニソン登山部にボイジャーのお二人が参加されたお話。 
 TAKERUさん「至れり尽くせりとはこの事だと思う位に水木さんが全部やってくださって」 
 水木さん「僕は天気も操れますからね」 
 千晶さん「本当に雲一つないいいお天気だったんですよ」 
 TAKERUさん「リアルに水木さんって人間じゃないんじゃないか、神様の一種なんじゃないかって思ってます」 
 観客笑。

 

・"晴れ男"水木さんの国内外での功績の数々。

 

・もうミッキーマウスか水木さんか。

 

・「GO AHEAD ~すすめ! ウルトラマンゼロ~」の際、さりげなくゼロのハンドサインをされていた水木さん。

 

・水木さん「すみません堀江さん、スタッフが長いって」 
 堀江さん「何言ってんの? あたしが出る前からずっと話が長いじゃないの」 
 観客笑。 
 堀江さん「ボイジャーの二人が良い子達で何でも拾ってくれるから、アニキがどんどんしゃべっちゃって長くなったんでしょうが!」 
 観客笑。 
 水木さん「ボイジャーももっとツッコんでいいんだよ」 
 TAKERUさん「……ツッコんではいるんですけど」 
 観客笑。 
 TAKERUさん「もっともっとツッコめるように2017年は精進したいと思います」 
 千晶さん「頑張ります!」

 

・滴るゼロ。

 

・水木さん「新鮮な気持ちで歌っていこうと思っています。歌も衰えて、声も衰えちゃいますからね。 
     なんといってもいさおさんやミッチが全然衰えないですから。自分もまだまだ頑張っていきます」

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