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ウルトラマン放送開始50年記念 ウルトラマンの日 in 杉並公会堂 「THE ROCK 2016」 
16.7.9 杉並公会堂  大ホール

 

出演/高見沢俊彦 水木一郎 つるの剛士 DAIGO 宮野真守 ボイジャー(TAKERU 瀬下千晶) 

 

音楽監督/高見沢俊彦

 

演奏/G&Co.高見沢俊彦 
   Band of Prince-T(G&Co.ルーク篁(CANTA ex 聖飢魔II) G&Co.KOJI(ALvino ex La'cryma Christi)

             Ba&Co.大桃俊樹 Key&Co.ただすけ Dr&Co.吉田太郎)

 


ウルトラマン。 
「ウルトラQ」の後を継いで1966年7月17日に放送が開始された「空想特撮シリーズ」。 
銀色の巨人が地球人と共に怪獣や宇宙人等による災害や超常現象の解決に当たるドラマを描いた本作は 
放送終了後も根強い人気を保ち、今まで数多くの続編、シリーズが制作され続けております。 
そんなウルトラマンが2016年に放送開始から50年目を迎えました。おめでとうございます。

 

50年前、杉並公会堂にて番組PRイベントとして「ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生」が 
「ウルトラマン」放送開始を一週間後に控えた7月9日に公開録画され、10日にテレビで放送されました。 
それを記念し、ウルトラマンが初めてお茶の間に登場した7月10日は 
日本記念日協会によって「ウルトラマンの日」として登録されています。

 

「ウルトラマンの日」である7月10日と前日の9日に50年前と同じ杉並公会堂で 
「ウルトラマン」放送50周年の記念事業の一環として二日間開催されたのが、今回の「ウルトラマンの日 in 杉並公会堂」です。 
大ホールでは9日にTHE ALFEEの高見沢俊彦さんを中心とした「ウルトラマン」縁のアーティストによるライブ「THE ROCK 2016」、 
10日には50年前の「ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生」に出演した

初代「ウルトラマン」関係者を中心としたトークライブ「THE LEGENDS 1966」、 
小ホールでは「ウルトラマン」の関係者、愛好家によるトークライブ「ウルトラトークライブ」、 
ロビーや地下の特設会場では「スペシャルホビーマーケット」と、二日間で数多くのイベントが開催されていました。 
今回は一日目「THE ROCK 2016」のレポートです。

 

本イベントはこれまで「ウルトラマン」の楽曲をメインとしたライブ「ULTRAMAN ROCK DAY」の特別編的なイベント。 
「ウルトラマンダイナ」のエンディングをはじめ、近年のウルトラマンの楽曲を数多く手掛けられている高見沢さん、 
「ウルトラマンダイナ」でウルトラマンダイナ/アスカ・シンを演じられたつるの剛士さんさん、 
ウルトラマンゼロの声を担当しステージ「ウルトラマンプレミア2011」東京公演では

人間体のモロボシ・シン役も演じられた宮野真守さん、 

2009年以降、ウルトラマン関連の数々の楽曲を専属で歌われているボーカルユニット・ボイジャーのお二人など 
過去に「ULTRAMAN ROCK DAY」に出演されていた方々に加え、 
映画「ウルトラマンサーガ」でウルトラマンゼロ/タイガ・ノゾムを演じられたDAIGOさん 
この日放送開始されたばかりのシリーズ最新作「ウルトラマンオーブ」の主題歌を歌われている水木一郎さんが参加と 
これまでにない顔合わせになり、とても楽しみにしておりました。

 

会場は前途の杉並公会堂。50年前とは建物が立て変えられているとはいえ、 
同じ場所から「ウルトラマン」がはじまったかと思うと感慨深いものがございました。 
木目調の広々とした大ホールに入ると、ステージ上はバンドブースの後方に大型ビジョンが設置されており、 
ライブにおける諸注意の他、「ウルトラマン」関係の各種CM映像が流れていました。 
開演間近になると再び諸注意のアナウンスが行われ、ウルトラマンの日 in 杉並公会堂 「THE ROCK 2016」開演です。

 

00:メインタイトル 
~ウルトラ戦士の祈り/SE

 

開演時間になると大型ビジョンにマーブリングで「ウルトラQ」のタイトルが絵描かれる

「ウルトラマン」のオープニング冒頭部分の映像が流れ、 
マーブリングから赤一面の画像と共に「ウルトラマンの日 in 杉並公会堂 『THE ROCK 2016』」のタイトルが映し出されると観客拍手。 
ステージ上が暗くなり、高見沢さんがプロデュースしたアルバム「高見沢俊彦プロデュース ウルトラヒーローソング列伝」より 
インストゥメンタルの「ウルトラ戦士の祈り」が流れる中、バンドBand of Prince-Tの皆さんがスタンバイ。 
続いて逆光の中、ギターを携えた高見沢さんを中心につるのさん、DAIGOさん、

宮野さんがご登場されると観客から黄色い声援が送られました。

 

01:ウルトラマンのうた (2C) 
~ウルトラセブンの歌 (1C) 
~君だけを守りたい (サビ) 
~ウルトラマンタロウ (1C)/高見沢俊彦 つるの剛士 DAIGO 宮野真守 
-MC-

 

四人に加え、ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンダイナ(フラッシュタイプ)、ウルトラマンゼロが合流され、 
オープニングはアルバム「ウルトラヒーローソング列伝」収録のメドレー「ウルトラマン組曲『サーガ』」をベースに 
「ゼロの掟」「ウルトラマンダイナ」の代わりに「ウルトラマン」オープニングと

「ダイナ」エンディングが加えられたオリジナルメドレーからスタート。 
メインはそれぞれ「ウルトラマン」はDAIGOさん、「セブン」オープニングは高見沢さん、「ダイナ」はつるのさん、 
高見沢さんのギターソロを挟んで「タロウ」オープニングは全員。

という余すところないパートわけで最初から大いに盛り上げられました。「タロウ」では「ゼロもいるよー!」と宮野さん。

高見沢さん「ウルトラマン放送開始50周年記念ライブへようこそー!!」 
・今回の音楽監督でもある高見沢さんは司会も担当。 
 高見沢さん「地球で長い事歌ってますけど、司会は初めてです」 
・この日、この場所でウルトラマンのイベントが行われる謂れを簡単にご説明。 
 高見沢さん「今までULTRAMAN ROCK DAYを続けてきましたが、

      今回は"THE ROCK"と題しましてウルトラマンの曲だけをお届けします!」 
 観客「おぉぉおおぉ!!」 
・高見沢さんのご紹介で、まずはトップバッターのボイジャーのお二人が登場されてご挨拶。 
 TAKERUさん「やっと最近高見沢さんにお会いしても気絶しないようになりました」 
 瀬下さん「もうオーラが凄いんです」 
 観客笑。 
・お二人の最初に見たウルトラマンは「ウルトラマンティガ」。 
 高見沢さん「最近じゃん! 昨日だよ昨日!」 
 観客笑。

 

02:ウルトラマンギンガの歌/ボイジャー 高見沢俊彦

 

ボイジャーのお二人が歌われたのは「新ウルトラマン列伝」より「ウルトラマンギンガの歌」。 
TAKERUさんと瀬下さんの伸びやかな歌声と疾走感あふれる楽曲は文字通り銀河を思わせ、胸に響くものがありました。 
お二人とも盛り上げ上手。さらに高見沢さんによるギターソロと共にウルトラマンギンガも登場され、ステージに華を添えていました。

 

03:君だけを守りたい2013/Takamiy with つるの剛士 
-MC-

 

ボイジャーのお二人を見送り、荘厳な音楽が流れる中、つるのさんがご登場。 
アルバム「ウルトラヒーローソング列伝」でカバーされたアレンジ版の「ウルトラマンダイナ」エンディング。 
パワフルな歌声と観客のアジテートは"不死身のアスカ"そのもので、

間奏ではウルトラマンダイナも登場され、大いに盛り上がっていました。

 

・つるのさん「ウルトラマンの日 in 杉並公会堂へようこそー!!」 
 高見沢さん「つるの君がいるなら、司会はいらないわ」 
 観客笑。 
 つるのさん「改めまして、アスカ・シンでーすっ!!」 
 観客「おぉぉおおお!!」 
・一か月ほど前に第五子が生まれ、一か月の育児休暇から復帰されたつるのさん。 
 つるのさん「また一人、光の戦士が生まれましたー!!」 
 観客「おぉおぉおお!」 
 高見沢さん「男の子?」 
 つるのさん「男の子です。なので5回はウルトラマンの主役ができますね」 
 高見沢さん「あと一人生まれたら『おそ松くん』ができるよ」 
 つるのさん「今は"さん"ですね」 
 観客笑。 
・つるのさん「20年経ちますけど、これかもアスカ・シン、頑張っていきます!」 
 観客拍手。 
 つるのさん「夜もウルトラマン!」 
 観客笑。 
 高見沢さん「夜もウルトラマン? 持続は?」 
 つるのさん「3分!」 
 観客笑。 
 つるのさん「ちょっとぉ、ちびっこもいるんですから」 
 高見沢さん「ちびっこはわかんないよ。お父さん、耳ふさいでおいてくださいね」 
 つるのさん「"ウルトラマンダイナシ"になっちゃいますから」 
 観客笑。 
 つるのさん「やっぱオヤジになるとまずいっすね」

 

04:ULTRA BURN -Dedicated to ULTRA HERO-/つるの剛士 with Takamiy 
-MC-

 

続いてはライブ初披露となる「CRぱちんこウルトラバトル烈伝 戦えゼロ! 若き最強戦士」よりメインテーマ。 
地球を守る使命感に満ちた歌詞とスピード感抜群のハードな楽曲を、熱の入ったパフォーマンスで魅せるつるのさんと 
クールなギターとコーラスをされる高見沢さんのステージは好対照でとても素敵でした。

 

・高見沢さん「つるの剛士でしたー!」 
 つるのさん「ラジャー!!」 
 観客の拍手と歓声に送られつるのさんご退場。 
 高見沢さん「素晴らしい声と資質を持ってますよね。でも今のところはオレがシメるはずだったんだけど……」 
 観客笑。 
・続いては女優の北川景子さんと結婚されたばかりのDAIGOさんがご登場。 
 DAIGOさん「タイガ・ノゾムことDAIGOですっ!」 
 観客拍手。 
 高見沢さん「DAIGOさ……あの……なんていうの? ……あれさ」 
 DAIGOさん「なんすか?」 
 高見沢さん「なんだろうな……最近どう? いろいろと落ち着いた?」 
 DAIGOさん「落ち着いたってのはアレですか?」 
 高見沢さん「そうそう。みんなその事で頭いっぱいだと思うから」 
 観客から笑いと「おめでとう」の声が。 
 DAIGOさん「ありがとうございます」 
 高見沢さん「DAIGOのうらやましい話ー!」 
 観客笑。 
 DAIGOさん「えっ、おれがうらやましい話するんすか? まじすか?」 
 高見沢さん「結婚前と後でどううらやましいか、一人と二人でどう違うかオレに教えてよ」 
 DAIGOさん「そうっすか。えっと、やっぱりアレっすね。なんていうんすかね。あのー……」 
 高見沢さん「一言で言えよ! お前の言葉あるじゃん! YMCAとか!」 
 DAIGOさん「YMCAだと西城秀樹さんになっちゃいますよ」 
 観客笑。 
・DAIGOさん「結婚できたことはわかりやすく言うとUHですね」 
 高見沢さん「UH? なに?」 
 DAIGOさん「Ultra Happy」 
 観客「おおお」 
 高見沢さん「なるほどね。でもなんかオレはあれだね、MK」 
 DAIGOさん「MK? なんですか?」 
 高見沢さん「めんどうくさい」 
 観客笑。 
 DAIGOさん「使い方完璧じゃないっすか」 
・かつてフジテレビ系音楽番組「新堂本兄弟」にレギュラー出演されていたお二人。 
 高見沢さん「定期的に会えなくなるとたまに会った時にすごくしゃべっちゃうよね」 
 DAIGOさん「そうっすね」 
 高見沢さん「じゃあその会わなくなった間にいろいろあってUHなDAIGOと……ふざけんなばかやろー」 
 観客笑。 
 DAIGOさん「すみません先輩」

 

05:ULTRA BRAVE/DAIGO with Takamiy 
-MC-

 

UHなDAIGOさんとそんなUHなDAIGOさんが羨ましい高見沢さんが歌われたのは「新ウルトラマン列伝」5代目オープニング。 
初めてDAIGOさんを生で拝見しましたが、テレビで拝見していたそのままの独特のロックかつ艶やかな歌声で、 
高見沢さんとのパフォーマンスは色香も感じる程でした。ラストはDAIGOさんによる「フィニッシュ!」で締められました。

 

・拍手の中、DAIGOさんがご退場。 
 高見沢さん「オレもいつかUHな日々を……今もUHだけどね。続いては宮野真守! マモー!!」 
 歓声の中「シャアッ!」という声と共に宮野さんがご登場。 
 宮野さん「盛り上がってますかっ!!」 
 観客「キャー!」 
 宮野さん「高見沢さん! ……ずっと出てますね?」 
 観客笑。 
 高見沢さん「なんで年上の方のオレが頑張ってんだろうね」 
・宮野さんが登場される間にギターを持ち替えられていた高見沢さん。 
 宮野さん「ゼロのギターだっ!!」 
・この日から約1か月後にミュージカル「王家の紋章」が控えている宮野さん。 
 高見沢さん「えっ、紋章になるの?」 
 宮野さん「そうそう胸にこうやってねっ、てばかやろう」 
 観客笑。 
 宮野さん「カラータイマーみたいじゃないですか」 
・高見沢さん「ミュージカルの稽古で忙しいのに今日は来てくれて」 
 宮野さん「ウルトラマンの日ですからねっ!」 
 高見沢さん「じゃあウルトラマン呼んでよ」 
 観客「おおおおおぉぉお!」 
 宮野さん「ボクが呼ぶウルトラマンっていったらアイツしかいないですよね? 
     どこから来るのかな? ゼロォォオっ!!」 
 宮野さんの声に呼ばれ、客席中央通路のへ出入り口からウルトラマンゼロが登場。 
 ゼロ「おうおうおう! 元気かぁッ!? 疲れたりしてねえだろうなぁッ!!」 
 客席を通ってステージへ向かうゼロに観客大沸き。 
 宮野さん「ゼロひさしぶりー!」 
 ゼロ「マモちゃん会いたかったぜぇッ! あぁッ! Takamiy!!」 
 高見沢さん「元気ー?」 
 ゼロ「元気です。ありがとうございますぅ。オレと親父のギターを使ってくれてるんですね」 
 高見沢さん「親子どんぶりギターっていうんだ」 
 ゼロ「おもしろいっ……ですねっ……腕がありますよね」 
 観客笑。 
・高見沢さんに誘われてお肉を食べに行った宮野さん。 
 高見沢さん「こいつすごいんですよ」 
 宮野さん「なんでなんで?」 
 高見沢さん「牛一頭食べますから」 
 観客笑。 
 宮野さん「そんな食べないですよ。でも誘っていただいた時、 
         『肉食野獣の会、行くぞ』って言われて。そんなんいつできたんですか?」 
 観客笑。 
 高見沢さん「ゼロも今度行くか」 
 ゼロ「ッ!! そう、だな。オレも野獣と呼ばれて早2万年……」 
 観客笑。 
 高見沢さん「ヤンキーだったもんな」 
 ゼロ「最初のうちは皆さんにご迷惑をおかけして、すいませんでした」 
 観客笑。 
・高見沢さん「お前のトゲは……」 
 宮野さん「トゲじゃないです」 
 観客笑。 
 高見沢さん「お前のツノは取れないだろうけどオレのは取れるんだぜ」 
 高見沢さんのゼロギターのゼロスラッガーは着脱可能。 
 ゼロ「オレは……怪獣がいないと取らないんだ。 
      ここには怪獣はいないから……オレの……トゲ……ツノは……」 
 高見沢さん「マモになってるじゃん」 
 観客笑。 
 ゼロ「オレのツノ……を取るところを見るのは、2万年早いぜぇッ!!」 
 観客大歓声。 

 

06:Legend of Galaxy ~銀河の覇者/Takamiy with 宮野真守 
-MC-

 

ゼロと共に宮野さんが歌われたのは「新ウルトラマン列伝」より、高見沢さんとのデュエットである初代オープニング。 
しなやかな歌声で観客を盛り上げつつ、長身を活かしたダイナミックなパフォーマンスで魅せる宮野さんはとても魅力的。 
高見沢さんのソロパートでは膝立ちになってギターに顔を近づけられる一幕もありました。

 

・高見沢さん「ここで、私の尊敬する大先輩をお呼びしたいと思います。アニキこと水木一郎ぉおぉお!!」 
 大歓声の中、真っ赤なロングコートを翻し、水木さんがご登場。 
 水木さん「こんばんはぁぁ!!」 
・高見沢さん「いやあ、いいですね、この衣装」 
 観客笑。 
 水木さん「やはり我々熟年にもなりますとね……あ、ちょっとすいませんね」 
 と、かがんだ水木さんが床から拾い上げたのは、金色の針状になっている装飾具。 
 水木さん「これ高見沢さんじゃないですね?」 
 高見沢さん「僕じゃないですね」 
 水木さん「刺さると危ないんでキーボードの上に置いておきますね」 
 観客笑。 
 水木さん「出演者の方で心当たりの方いらっしゃったら言ってくださいね」 
 高見沢さん「落とした方は水木さんまで」 
 観客笑。 
・水木さんは今年でアニソンデビュー45周年。 
 水木さん「それで放送50周年のウルトラマンのイベントに呼んでいただくなんて縁がありますね」 
 高見沢さん「だって水木さん、今回の出演者で初代の放送を知ってるのは我々だけですからね」 
 観客笑。 
・まず水木さんが歌われる曲は今回だけの高見沢さんによるアレンジ。 
 高見沢さん「すいません。かなりハードなアレンジにしました」 
 観客笑。 
 水木さん「いやいや、水木一郎、まだハードなのいけますから。あと5年は大丈夫です」

 

07:ウルトラマン物語~星の伝説~/水木一郎 高見沢俊彦 
-MC-

 

映画「ウルトラマン物語」のエンディングを、今回のライブのために高見沢さんがアレンジされたバージョンで。 
高見沢さんアレンジ版はよりロック色が濃くなっており、円熟味を増した水木さんの雄々しく優しい歌声も相まってとても素敵でした。 
個人的に大好きな曲なので、ウルトラマン50周年記念の今回のライブで歌われた事がとても嬉しかったです、

 

・1999年に行われ、水木さんと高見沢さんの縁となった「24時間1000曲ライブ」のお話。 
 高見沢さん「1000曲歌うってどうなんですか? 喉とか?」 
 水木さん「これがね、600曲歌った頃が一番良いんですよ! 8月31日の朝でしたけど」 
 高見沢さん「朝っ!?」 
 観客笑。 
 水木さん「喉の調子も声の伸びも歌詞も、全部よかったんです」 
・水木さんを高見沢さんがプロデュースされて歌われた「Golden Rule ~君はまだ負けてない!~」のお話。 
 水木さん「あの曲を作っていただいたので1000曲ライブを頑張れたんですよ。 
             いつかコラボしたいんですが、最近、高見沢さんもセルフカバーされましたよね?」 
 高見沢さん「歌いましたね」 
 水木さん「聞いてみたら高くて歌えないんですよ。ヒーってなっちゃって」 
 観客笑。 
 高見沢さん「そんな高くないですよ。でもやる時が来たら水木さんのキーでやりますよ」 
 水木さん「ありがとうございます。そう! キーといえば今回の『オーブの祈り』も僕のキーに合わせて作っていただいて」 
 高見沢さん「当然じゃないですか!」 
・ご自身のアニソンデビュー45周年で50周年のウルトラマンの歌を歌えたことが感慨深い水木さん。 
 水木さん「自分が歌った歌はみんな子供みたいなもんですから大切にしているんですけど、 
             今回の『オーブの祈り』も大切に大切にしていきます。 
             もちろん高見沢さんも大切にしていきますし、ボイジャーの二人も大切に……」 
 観客笑。 
・レコーディングの際、水木さんに魂を注入してもらったTAKERUさん。 
 TAKERUさん「今まで自分に無かった熱い歌い方ができるようになったんですよ。だから今日もお願いします!」 
 瀬下さん「お願いします!」 
 という事でボイジャーのお二人に水木さんが魂注入。そして客席にも魂注入。

 

08:オーブの祈り/水木一郎 with ボイジャー 高見沢俊彦

 

当日放送開始されたばかりの「ウルトラマンオーブ」よりオープニングをライブで初披露。 
緊張感の中のダイナミックな表現力が光る今の水木さんの魅力をしっかり味わえつつ、 
脇をしっかり固めているボイジャーのお二人のエネルギッシュな歌声が合わさっている快曲はライブでも迫力満点でした。 
サビをはじめ曲がとても覚えやすいのも特徴的。後半にはウルトラマンオーブ(スペシウムゼペリオン)も登場して盛り上げていました。

 

余韻もそのままにバスドラがリズムを刻み続けます。 
高見沢さん「なんでこんなに疲れてるんだ? オレもアニキに注入してもらえばよかった」 
観客笑い。 
高見沢さん「佳境になってきましたが、そろそろ歌っちゃおうかな」

 

09:ULTRA STEEL/Takamiy 
-MC-

 

ソロコーナーのラストは高見沢さんによるソロ曲「ウルトラマン列伝」より6代目オープニング。 
とにかく疾走感がたまらない一曲。サビではヘドバンをしつつギターを弾きながらハイトーンで歌われる高見沢さんに圧巻。 
大型ビジョンには高見沢さんがウルトラマンタカミ―になって怪獣と戦うプロモーションビデオが映し出されていました。

 

またも余韻もそのままに、それぞれの楽器がかき鳴らされながら高見沢さんによってBand of Prince-Tの皆さんの紹介が行われました。 
そして高見沢さんが出演者をお一人ずつ呼び込まれ、全員で最後の曲へ。

 

10:Final Wars!/高見沢俊彦 水木一郎 つるの剛士 DAIGO 宮野真守 ボイジャー

 

出演者全員が登場して歌われたのは「ウルトラマン列伝」より高見沢さんが所属するTHE ALFEEが手がけた8代目オープニング。 
つるのさん、DAIGOさん、宮野さん、ボイジャーの皆さんがステージ前方まで乗り出してきて観客を大いにアジテート。水木さんは見守るかたちに。 
それぞれにソロパートが設けられており、二番終わりのサビ部分で水木さんのソロになると出演者全員が膝立ちになり盛り上げていました。

 

~アンコール~


出演者の皆さんが拍手の中見送られ、バンドのみなさんもご退場。 
照明が落とされたままの会場内には手拍子と共にアンコールの声が響き渡りました。 
しばらくして暗いステージにバンドの皆さんが登場され、セッティングを始められると、観客は再び総立ちに。

11:ウルトラマン組曲『サーガ』 
 ウルトラセブンの歌 (1C) 
~ウルトラマンダイナ (サビ) 
~ウルトラマンタロウ (1C) 
~Sprit (サビ) 
~ZEROの掟/高見沢俊彦 水木一郎 つるの剛士 DAIGO 宮野真守 ボイジャー 
-MC-

 

出演者の皆さんが全員登場され、アルバム「ウルトラヒーローソング列伝」よりメドレー「ウルトラマン組曲『サーガ』」。 
「セブン」は全員で高らかに歌われ、「ダイナ」では宮野さんの「アレは!! ダイナ!! ダイナがいる!!」という声を受け、つるのさんがソロで。 
「タロウ」は水木さんと他の出演者の皆さんとで交互に歌われ、

続く「ウルトラマンコスモス」オープニングはボイジャーのお二人をメインに。 メドレーの最後である「ZEROの掟」になると

 

宮野さん「いくぜタイガァ!」 
DAIGOさん「まかせろゼロォ! 本当の戦いはこれからだ!!」

 

というゼロとタイガのセリフの掛け合いの後、DAIGOさんと宮野さんお二人がそれぞれソロパートを担当するという 
今回のライブならではのパート分けになっており、とても楽しませていただきました。 
最後の締めは水木さんがスペシウム光線のポーズをされたものの、タイミングが合わず、 
ドラムの吉田さんへ向けてスペシウム光線のポーズをした所で締められ、他のみなさんがズッコケるという終わり方でした。

 

・高見沢さん「ここで素敵なゲストの方をご紹介します。とても緊張しています。 
             初代『ウルトラマン』のハヤタ隊員こと、黒部進さん!!」 
 なんと、事前には告知されていなかった黒部さんがサプライズでご登場。観客は大きな歓声と拍手でお迎えします。 
 タキシード姿で登場された黒部さんは客席へ深々と一礼されました。 
・黒部さん「今日はみなさんとお会いするために髪を白く染めてきました」 
 つるのさん「20年くらいまえから白かったです」 
 観客笑。 
・黒部さん「50年続生きましたのも、みなさんのようなコアなファンがいてくれたからだと思います。 
     これからもずっと続いていくお思いますが、みなさん、よろしくお願いします」 
 観客拍手。 
・高見沢さん「子供の頃の自分に教えてやりたいよ! だってハヤタ隊員と一緒にならんでるなんて!」 
 と、高見沢さんと肩を組まれる黒部さん。 
 高見沢さん「うわぁ~! 緊張するぅ~!! ありがとうございます!!」 
 そして高見沢さんががっちりと握手を交わされました。 
 水木さん「ワタクシも握手してもらっていいですか。子供のころ見てたので」 
 観客笑。 
・黒部さん「水木さんとは40年くらい前にもご一緒した頃がありまして」 
 水木さん「そうですね。桜井浩子さんとか全員いらっしゃいましたね」

 

12:ウルトラマンのうた/黒部進 高見沢俊彦 水木一郎 つるの剛士 DAIGO 宮野真守 ボイジャー 
-MC-

 

黒部さんをメインに「ウルトラマン」オープニングを出演者、観客全員で大合唱。ハヤタ隊員と歌えて感慨深かったです。 
それぞれが高らかに歌われる中、ステージの後方で歌われていた黒部さんをDAIGOさんがスマートにステージ前方へ、 
キメ所で黒部さんがスペシウム光線のポーズをされると会場大歓声。3番まで歌い終った後、高見沢さんの誘導で 
最後に観客だけでもう一回1番を歌唱し、ラストは黒部さんが再びスペシウム光線のポーズで締められました。

 

・出演者全員で黒部さんをお見送り。 
 つるのさん「かっこいー」 
 宮野さん「すごくない? やばくない?」 
 水木さん「やばいよ!」 
 高見沢さん「上には上がいるもんだ」 
 観客笑。 
 高見沢さん「最後見た?」 
 宮野さん「見ました。生シュワッチ」 
 水木さん「さっきオレやんなきゃよかった」 
 観客笑。 
 高見沢さん「アレはアレでいいんですよ。みんなでコケたとこ最高でした」 
・高見沢さん「さて、水木さん。どうですか? 一番古い歌をやったので、一番新しい歌というのは?」 
 観客「おおぉぉぉお」 
 水木さん「いいんですか? こんなうれしいことはありません。みなさんも覚えやすいところがあるんで一緒に歌ってくださいね。 
     みんな大丈夫ね?」 
 と、出演者一人一人に「大丈夫ね?」と聞いて回る水木さんの姿に観客から笑いが。 
 宮野さん「気遣いが凄い」 
 水木さん「もうね、どこ歌ってもいいんで」 
 観客笑。 
 水木さん「作詞作曲の高見沢さんに指示してもらって」 
 高見沢さん「もうどこ歌ってもいいです」 
 観客笑。 
・水木さん「ボイジャーの二人が上手と下手に別れちゃったけど、仲悪いんだろ?」 
 観客笑。 
 TAKERUさん「そんな事ないですよ! 最後の最後でなんて事いうんですか!」 
 つるのさん「自由だわ!」 
 水木さん「気を抜いたらダメなんだよ」 
 TAKERUさん「わかりました!」 
 瀬下さん「気を抜かないです!」 
 高見沢さん「じゃあアニキ、ラストは気を抜かないでシメてくださいね」 
 水木さん「え゛っ!」 
 観客笑。 
 高見沢さん「シュワッチでジャンプすればいいじゃないですか」 
 水木さん「じゃあシュワッチでジャンプしますので……」 
 と、ドラムの吉田さんに確認をする水木さん。 
 宮野さん「打ち合わせ生で見ちゃった」 
 水木さん「で、着地の時に合わせてください」 
 高見沢さん「普通そうですよ!」 
 観客笑。 
 水木さん「そうですか?」 
 高見沢さん「だいたいそうですよ」 
 水木さん「じゃすいません。だいたいそうらしいのでお願いします」 
 吉田さんに最終確認をした途端に「ちょっと待って!」と水木さん。 
 高見沢さん「どうしたんですか?」 
 水木さん「まだオーブを歌う気持ちになってなくて……」 
 観客大笑。 
 高見沢さん「一番緊張しちゃってるじゃないですか!」 
 水木さん「新曲で今日が初披露なんですよ」 
 つるのさん「お願いしますよアニキぃ。そもそもなんちゅう服着てるんですか!」 
 観客笑。 
 高見沢さん「なんだ文句か?」 
 高見沢さんは紫に輝くノースリーブのコートの様な陣羽織の様なお衣装。 
 観客笑。 
 つるのさん「いや、すいません。先輩方すごいっすね」 
 水木さん「これはオーブのためにあつらえて……」 
 TAKUMIさん「そうなんですよ」 
 高見沢さん「えーい! 曲やるぞー!!」 
 観客笑。

 

13:オーブの祈り/水木一郎 with ボイジャー 
        高見沢俊彦 つるの剛士 DAIGO 宮野真守

 

ウルトラマンの日 in 杉並公会堂 「THE ROCK 2016」のラストは再び「オーブ」のオープニング。 
ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンダイナ(フラッシュタイプ)、ウルトラマンギンガ、ウルトラマンゼロ、 
ウルトラマンオーブ(スペシウムゼペリオン)も合流し、出演者の皆さんとステージ前方に勢揃いした様子は壮観でした。 
水木さんとボイジャーのお二人を中心にそれぞれが思い思いに歌われる中、つるのさんとガイアが方を組んだり、 
DAIGOさんと宮野さんとゼロとが揃いのポーズをしたり、TAKERUさんがギンガと見つめ合って歌ったり、 
高見沢さんのソロギターに合わせてゼロがエアギターをしたり、宮野さんがセブンと親子の対面をしていたり、 
ゼロが瀬下さんの方に手を回していたり、とにかくステージのそこかしこが見所。 
ラストは水木さんが見事に絞められ、とても賑やかなステージでした。

 

閉演:オーブの祈り

 

観客から拍手が贈られる中、ウルトラマン、Band of Prince-Tの皆さん、出演者の皆さんが退場され、 
最後に高見沢さんが観客へ向けて一礼され見送られ、ウルトラマンの日 in 杉並公会堂 「THE ROCK 2016」は終演となりました。

 

近年のウルトラマンのミュージックシーンには欠かせない方々が集まってロックに特化した本ライブ。 
ステージを初めて拝見する方々ばかりでしたが、高見沢さんをはじめとして、エンターテイメントの第一線で活躍されている方々ばかりで、 
みなさんそれぞれの個性あふれるパフォーマンスは圧巻。熱気たっぷりのステージはとにかくあっという間でした。 
50年目の新作である「ウルトラマンオーブ」の放送当日にライブで主題歌を聞く事が出来たのも感慨深く、 
また、応援ゲストのウルトラマン達、なにより黒部さんのご登場はとても嬉しかったです。50周年おめでとうございます。


 

応援ゲスト/ウルトラマン ウルトラセブン ウルトラマンダイナ(フラッシュタイプ)  
       ウルトラマンギンガ ウルトラマンゼロ ウルトラマンオーブ(スペシウムゼペリオン)

 

特別ゲスト/黒部進


 

補足

 

・大ホールまでの通路には各シリーズに登場したマシンの紹介パネルが展示されていました。

 

・今回の観客は女性が多い印象。

 

・いくつかの楽曲では大型ビジョンに作品の映像が映し出されていました。

 

・曲ごとに様々なウルトラマンモデルのギターを使い分けていたらっしゃった高見沢さん。

 

・高見沢さん、つるのさん、DAIGOさん、宮野さんの"ウルトラROCK四兄弟"は3分しかもたない。

 

・DAIGOさんのロックステップを方々でマネする出演者の皆さん。

 

・"好きというのが恥ずかしいくらいお酒が好き"なTAKERUさんと、そのTAKERUさんより呑まれるという瀬下さん。 
 高見沢さん「こんど行くか?」 
 TAKERUさん「本当ですか!? 聞きましたかみなさん! 
      後で『高見沢さんが今度TAKERU君を飲みに連れってってくれるって言ってた』ってツィートしてくださいね!?」 
 観客笑。 
 高見沢さん「今の若い人は困るわぁ」 
 瀬下さん「私も便乗したいですね」

 

・来年で「ウルトラマンダイナ」から20年。つるのさんと高見沢さんのお付き合いも20年。 
 高見沢さんが「君だけを守りたい」を作られたのは今のつるのさんと同じくらいの歳の頃。 
 つるのさん「まだまだ10年、20年と『君だけを守りたい』が『おじいちゃんを守りたい』になっても頑張っていこうと」 
 高見沢さん「20年はどうかわかんないけど、10年は頑張ろうと思ってます」

 

・DAIGOさん「おれ30歳を超えてウルトラファミリーに入ったんですよ」 
 高見沢さん「まあ年の事はね」 
 観客笑。 
 DAIGOさん「そうっすよね。高見沢さんが先を照らしてくれてますから」

 

・ゼロにインタビューしたい高見沢さん。 
 宮野さん「じゃあなんかわかんないですけどボクは後ろにいきますね」 
 と、ゼロの影にしゃがみ込む宮野さんに観客笑。 
 高見沢さん「今日はなに食べた?」 
 ゼロ「ッ! 今日は……太……陽光をいっぱい浴びたぞッ!」 
 観客笑。 
 高見沢さん「じゃあさ、ゼロの好きな女の子のタイプは?」 
 観客「キャー!」 
 ゼロ「やっぱり母さんみたいな……ッ……母さん……母さんはどこにいるんだ……」 
 観客笑。 
 宮野さん「なんか物語の核心に触れましたけど」 
 高見沢さん「一瞬ピリッとしたね」

 

・このイベントのこの日の朝に放送となった「ウルトラマンオーブ」を録画しながらリアルタイムでご覧になった水木さん。 
 ここでボイジャーのお二人も呼び込むことに。 
 TAKERUさん「裏で水木さんと高見沢さんのお二人が並ばれてるのを見ると、なんかご神体みたいで輝いて見えました。レジェンド過ぎて」 
 高見沢さん「ご神体はしゃべらないから。まだ生きてるから」 
 観客笑。

 

・ボイジャーのお二人も「オーブ」をリアルタイムで視聴。 
 TAERUさん「映像がかっこいいんですよ」 
 高見沢さん「……なんか見てないオレが悪いみたい」 
 観客笑。 
 高見沢さん「いや、9時に起きようと思ったの! でも気が付いたら10時過ぎてて……録画はしてあるんだけど」 
 TAKERUさん「大丈夫です。Youtubeの円谷公式ウルトラチャンネルで見逃し配信をやってます!」

 

・黒部さん「僕にとっての『ウルトラマン』は自分の血であり肉であり分身みたいなものです」

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