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影山ヒロノブ・遠藤正明の「"帰ってきた"アコギな二人旅だぜ!」 
15.6.27 よみうり大手町ホール

 

出演/影山ヒロノブ 遠藤正明

 

ゲスト/きただにひろし

 

司会/鈴木美潮

演奏/Ag.影山ヒロノブ Ag&Je.遠藤正明 B&Paきただにひろし 
      Broadway (Key&Pi&Co.須藤賢一 B&Co.村上聖 Dr&Pa&Co.岩田"GUNTA"康彦)  

 


影山ヒロノブさんと遠藤正明さんが2000年ごろから行ったライブツアー「アコギな二人旅だぜ!」。 
お二人のアコースティックギターをメインに、気の向くまま西へ東へ全国各地を周ったこのツアーは、 
アコギならではの身軽さで地方にまで足を延ばし、ファンとの距離を縮め、大好評を博しました。

 

その「アコギな二人旅だぜ」が2014年の7月、「よみうり大手町ホールからアニソンを」をスローガンに 
大手町ホールのオープン以来、で数々のアニソンイベントを企画されている読売新聞記者の鈴木美潮さんの手により、 
きただにひろしさんをゲストに迎え、12年ぶりに開催されました。 

その公演が大好評だった事を受け、約1年後の今回再び開催されることになりました。

当日の天候は大荒れの予報だったものの、午後にはほぼ雨があがり、 
会場の読売新聞東京本社内の大手町ホールは多くの観客が足を運び、満員となっておりました。 

また、入場時には各種フライヤーと共に、この催しから10日前、 
カルチャー面「Pop Style」内の時代の先を走る人物の見開き特集コーナー「ALL ABOUT」に 
影山さんが掲載されている読売新聞夕刊が配られました。

 

ステージ奥には向かって左からキーボードとグランドピアノ、ベース、ドラムがセットされており、 
その前面にはアコギとマイクスタンドが二本づつ置かれ、その一方、向かって右側だけに譜面台が設置されておりました。

まもなく開演時間という頃になると諸注意を促すアナウンスがあり、 
その開演時間を少し過ぎると客席の明かりが落ち、SEが流れ始めました。 
     
00:キーハンター(非情のライセンス)/SE

 

音楽ユニット・東京パノラママンボボーイズがカバーしたドラマ「キイハンター」のオープニングテーマをバックに、 
Broadwayのみなさんが、続いて影山さんと遠藤さんが登場され、それぞれ楽器にセッティング、 
準部が終わった影山さんと遠藤さんが握手を交わされいよいよ開演です。

 

01:BRAVE HEART/影山ヒロノブ 遠藤正明 
02:疾風になれ/JAM Project featuring 影山ヒロノブ 遠藤正明 
-MC-

 

SEがキーボードとクロスフェードしていき、影山さんと遠藤さんのハーモニーから始まったのは、 
「アコギな二人旅だぜ!」の1曲目といえばこの曲、アニメ「爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX」のオープニング。 
お二人は一曲目から抜群のコンビネーションをみせられ、続くJAM Projectが手掛けた楽曲の第一作である 
OVA「eX-D エクスドライバー」オープニングの特にラップでは、さらに息の合った歌と演奏を披露されました。

 

・影山さん「一年ぶりの『アコギな二人旅だぜ!』ですけども、今日はみなさん足元の悪い中……」 
 観客笑。 
 遠藤さん「もう降ってないんですよね? 予報では凄かったんですよ。"近年稀にみる"って言ってましたからね」 
・影山さん「今日のゲストは凄いですよ。お客さんの9割は彼が目当てだと思うんですけど……」 
 観客笑。 
・お二人が「アコギな二人旅だぜ!」をはじめたのは影山さんが39歳の頃。 
 遠藤さん「兄さんが39!? 若っ!」

 

03:Good-bye to Yesterday/遠藤正明 影山ヒロノブ 
04:Trust You Forever/影山ヒロノブ 遠藤正明 
-MC-

 

影山さんも大好きな曲という紹介で奏でられたのは、遠藤さんがかつて組んでいたアコースティックデュオ・STEEPLE JACKの曲であり、 
アニメ「魔装機神サイバスター」のイメージソングにもなった「Good-bye to Yesterday」。影山さんはコーラスを担当され、 
メインを務める遠藤さんののびやかな声を堪能した後は、お二人によく似た鋼鉄兄弟がカバーされ、影山さんもカバーされている 
アニメ「機動武闘伝Gガンダム」の二代目オープニングへ。イントロで遠藤さんが「ジークジオン! ジークジオン!」と観客を扇動する場面も。 
ピアノの音色が際立っていてこのホールにとてもぴったりなアレンジをされていました。

 

・ここで今回の司会鈴木美潮さんを紹介する事に。 
 影山さん「オレたちは本当に世話になってます」 
 遠藤さん「兄さん新聞に載ってましたよね」 
 影山さん「大阪の友達が『お前なにしたんや』って言ってましたね」 
 遠藤さん「インサイダー取引ですよね」 
 観客笑。 
 影山さん「そんな頭脳ねぇし、株わかんねぇ」 
 遠藤さん「じゃあ、その美潮さんを……インサイダー取引でお馴染みの鈴木美潮さんでーす」 
 影山さん「そのじゃねぇよ」 
・美潮さんご登場。 
 美潮さん「今日はみなさんに影山さんの記事が掲載されている夕刊を配らせていただきました。 
     あと購読申し込み書も入っていますので、こんな記事が載っている読売新聞をよろしくお願いいたします」 
 影山さん「野球は巨人。新聞は読売ですよ」 
・遠藤さん「いつも僕たちは美潮さんにムチャ振りをされているんですが、今回は美潮さんにムチャ振りをする事で、 
     仲間の悔しさを晴らそうと思います」 
 美潮さん「なんかそういうイベントになってますね」 
 遠藤さん「……ジークジオン!」 
 観客笑。 
 影山さん「びっくりしたわ」 
 美潮さん「私も袖で見てて急に何をしてるんだろうって思いましたよ」 
 遠藤さん「僕ガンダム大好きですから」 
 影山さん「聞いた事ないわっ」 
 遠藤さん「みなさん知らないんですか? ジークジオン! って」 
 美潮さん「いえ、多分みなさん突然の事でどうしたらいいかわかんないんだと思います」 
 遠藤さん「自分でもわかんないです」 
 影山さん「そんなだからちっひー (米倉千尋さん)にカバーの人って言われんだよ」 
 遠藤さん「まぁカバの人じゃなくてよかったですけどね」 
 観客笑。 


・前年の暮れに行われた「影山ヒロノブ with Broadway especially Precious Night 2014 Winter Concert」では 
 借り物ながら100万円越えの装飾品を身に着けていた美潮さん。そんな美潮さんの初めての著書 
 「昭和特撮文化概論 ヒーローたちの戦いは報われたか」がこの催しの前日に発売されました。 
 遠藤さん「僕らもいただきまして、忙しくて時間なくてちょっと読もうかなと思ったんですけど、 
     これが面白くて、半分くらいまで読ませていただきました」 
 美潮さん「ありがとうございます。しかも差し上げたのに今日もう一冊お買い上げいただきまして」 
 遠藤さん「あまりにも面白いんでね。サインもしてもらったんですけど、サインの日付が2025年て書いてあるんですよ」 
 観客笑。 
 美潮さん「間違えてしまいまして。東京オリンピック終わっちゃってますね」 
 遠藤さん「完全にオリンピック後ですね」 
・遠藤さん「ここで本日のメインでありますスペシャルゲストの方をご紹介します。どうぞっ」 
 と、きただにさんがサングラスをかけ、JAM Projectのサイクルウェアを着た姿で登場されると、観客大歓声。 
 美潮さん「後ろは何が入ってるんですか?」 
 きただにさん「ちゃんとサドルからケツを守るパットが入ってます」 
 遠藤さん「なにからケツを守るんですか?」 
 観客笑。 
 影山さん「読売新聞の本社の中でなに言ってんねん」 


・ここで美潮さんがご退場。そして遠藤さんはアコギからジャンべへ。きただにさんはベースをセッティング。 
 影山さん「似合ってるね~」 
 きただにさん「あの、名前を名乗ってないんですけど」 
 影山さん「キミはアレやろ、アゴ田君やろ?」 
 観客笑。 
 きただにさん「変な名前付けるのやめてくださいよ。みんなホントにそれで呼んでくるんですから」 
 遠藤さん「知らない人もいるかもしれないんですからちゃんと紹介しなきゃだめですよ。 
     ……X JAPANのToshiさんです」 
 観客笑。 
 きただにさん「誰がや! 確かに2回ほど言われた事あるけど……」 
・なぜきただにさんがサイクルウェアを着ているか。 
 自転車好きが高じてこの年の9月3日に行われる第三回キャラクターサイクルウェアミーティング「GSR CUP」に 
 JAM Projectチームとして出場される影山さん。 
 影山さん「一人だとなんなんで、JAMで一番体力があって、石巻まで自転車で行った遠藤を誘おうと思ったんですけど、 
     もう地方の仕事が入ってたんですよ」 
 遠藤さん「僕もそっちに出たかったんですけど、コッチがね……」 
 と、右手の親指と人差し指で輪をつくる遠藤さん。 
 きただにさん「そーなんや」 
・遠藤さん「でも、だにぃ君は自転車はどうなの?」 
 きただにさん「まぁ戦力にはならないでしょうね」 
 観客笑。 
 影山さん「下手したらオレとお前と二人だけになるで」 
 遠藤さん「大五郎みたい」 
 影山さん「5時間くらい走るから」 
 きただにさん「そんなん聞かされる間もなく着させられたからね」 
 観客笑。 
・今回きただにさんが身に着けている小物は影山さんが用意したもの。 
 影山さん「でもコイツなぜかタイツはいてるんですよ」 
 遠藤さん「自転車ってタイツはくんですか?」 
 きただにさん「いや、兄さんにもらった『初めてのサイクル』みたいな本を見たら、みんなタイツはいてたから……」 
 影山さん「あれはケガとか日焼け防止のカバーみたいなもんだから。タイツじゃねぇ」 
 きただにさん「タイツなら持ってる持ってると思って、紺がいいかなーとか選んで。 
                 知ってます? タイツって薄さが違うんですよ。肌触りも違って、実際に肌に当てて、 
       あ、紺は違うかな? 黒かな? って選んだんですよ」 
 遠藤さん「まぁキミの場合はそれが性癖ですから」 
 観客笑。 
・影山さん「次はきただにの格好に合わせたカバー曲をお届けします!」

 

05:リクライム/MANGA TORIO 
-MC-

 

自転車競技を題材にしたアニメ「弱虫ペダル」より第一期オープニングをカバー。曲紹介で黄色い歓声が。 
早口で譜割りの複雑な曲だけあり、お三方は序盤こそ少々苦戦されていたものの、さすがのハーモニーを重ねられていました。

 

・最近自転車熱が再燃している影山さん。 
 遠藤さん「やっぱり兄さんはもってますね。もってる人って趣味を仕事にしちゃうんですね。この前なんかラジオ出たんですよね?」 
 影山さんはこの数日前にTBSラジオの「ミラクル・サイクル・ライフ」第119回の収録にゲストとして出演されました。 
 影山さん「突然決まったんだけど、台本に"アニソン界唯一のサイクリスト"って書いてあって。 
     声優さんは結構いるんだけど、アニソン界でいったらオレとだにぃ~しか……」 
 観客笑。 
 遠藤さん「お前、そんな好きだったの?」 
 きただにさん「スーパー行くのも歩いて行きますけど」 
 観客笑。 
 遠藤さん「あの水木のアニキいるじゃないですか? 登山が趣味で兄さんも参加してる『アニソン登山部』ってやってて、 
     あの人も仕事にしてるじゃないですか? だから凄いですよね。お前、スーパー仕事にしてないもんな?」 
 きただにさん「はい。でもやったらめっちゃ働きますよ。いい仕事すると思います」 
 観客笑。 
・遠藤さん「『弱虫ペダル』終わったから脱いでもいいよ」 
 きただにさん「これ脱いだら凄いんですよ」 
 遠藤さん「放課後電磁波クラブみたいなんですよ」 
 きただにさんがウェアをはだけると、観客から黄色い歓声が。 
 きただにさん「わ、ちっちゃい子がめっちゃヤな顔してる!」 
 遠藤さん「いつもはこんなじゃないんだよ~」 
 きただにさん「……ほらほらお父さんと一緒」 
 観客笑。

06:ウィーアー!/MANGA TORIO 
-MC-

 

ゲストなのできただにさんの曲をという事で、きただにさんの代名詞であるアニメ「ONE PIECE」初代オープニングを。 
きただにさんがメインでしなやかに歌われ、影山さんと遠藤さんはコーラスで支えられていました。

 

・ベースをおろしたサイクルウェア姿のきただにさんを見て「似合うね」と影山さん。 
 影山さん「ノーパン?」 
 きただにさん「違いますよ! ノーパンに近いパンツ」 
 遠藤さん「ノーパンに近いパンツ?」 
 観客笑。 
 きただにさん「薄手のヤツです」 
 遠藤さん「へー……どれどれ」 
 観客笑。

 

07:"Scarborough Fair/Canticle/MANGA TORIO 
-MC-

 

イギリス民謡にSimon & Garfunkelが詠唱を加え、映画「卒業」の挿入歌にもなったバージョン。メインを歌う影山さんに 
きただにさんがハモり、遠藤さんが詠唱を重ね、それまでのトークがウソのように神秘的な空気を作り出されていました。

 

・MANGA TORIOの名前の由来から、次の曲は初めて"三人で"というオファーを受けてレコーディングした曲。 
 遠藤さん「服部さんのお父さんが作られた曲です」 
 きただにさん「服部さんって……」 
 遠藤さん「服部さんって服部半蔵じゃないですよ?」 
 影山さん「それ忍者やろ? ……えっ!? だからこの曲を服部さんが作ったんか!?」 
 遠藤さん「そういうのもあるんじゃないんですか? いや、わかんないすけど」 
 観客笑。 
・と、観客の中に手作りのスシニンジャの団扇を持っている方がおり、きただにさんがそれを持って歌う事に。 
 きただにさん「ありがとうございます。すげー手作り…。……ここのノリ付けが甘いスねぇ」 
 遠藤さん「そんな事ないですよね。使い回しですよね?」 
 観客笑。 
・遠藤さん「あんまり歌ったことないんですよ。去年の……なんでしたっけ? 夏にウチらが夜やってる……」 
 影山さん「ヒドいな。自分達のイベントを」 
 きただにさん「『ゆかいな仲間たち』ですよ」 
 遠藤さん「その時はウチらだけだったんですけど、今日はちゃんとした……バックバンドが……」 
 影山さん「バックバンドって!」 
 きただにさん「ちゃんとしたバックバンドのみなさんです!!」 
 影山さん「今日は暴言がヒドいな」 
・ラップが難しい。 
 影山さん「なんかキュッキュってこなくて上手くいかないんだよなぁ」 
 遠藤さん「兄さんのラップ古くないっスか?」 
 影山さん「だってラップってあれやろ? ケーシー高峰の……」 
 遠藤さん「みんな知らなっ、いや多分知ってるな」 
 観客笑。

 

08:Go! Go! スシニンジャ/影山ヒロノブ 遠藤正明 きただにひろし 
-MC-

 

JAMとも縁のある服部隆之さんのお父さんである服部克久さんが作曲と作詞の一部を手掛けられた

CGアニメ「スシニンジャ」のエンディング。 お三方は寿司ネタが盛り込まれたラップ部分を、

研ぎ澄まされた集中力で見事に歌い切られました。

 

・ここでスペシャルゲストのきただにさんはご退場。 
 影山さん「アゴ田くーん! アゴ田くーん!!」 
・「GSR CUP」の後に行われる「ツール・ド・NIKKO 2015」にも出場される影山さん。 
 遠藤さん「……兄さんはどこに向かってるんでしょうね?」 
 観客笑。 
 影山さん「なんかやろうと思ったらやらずにおれないんだよね」 
 遠藤さん「兄さんらしいですよねー応援しましょうねー」 
 影山さん「……なんか困った人みたいな扱いしてない?」 
 遠藤さん「そんな事ないですよー」 
 観客笑。

 

09:ZORRO/遠藤正明 影山ヒロノブ  
10:Volare/影山ヒロノブ 遠藤正明 
-MC-

 

続いてアニメ版「快傑ゾロ」のオープニング。テレビサイズしか作られなかったものを、

「アコギな二人旅だぜ!」の為にフルサイズの詞が書き起こされたとか。 アコギ映えするメキシカンでスパニッシュな雰囲気そのままに、

イタリアのカンツォーネをGipsy Kingsがルンバ・フラメンカスタイルでカバーした「Volare」へ。 

ビールのCMで一躍有名になった躍動感ある一曲ですが、間奏ではBroadwayのみなさんの紹介とソロパートがあり、

それぞれが情熱的なプレイをみせられました。影山さんの「Gracias!!」の声と共に曲が終わると、少しの間があり、 
突如「ラブラブショー」のタイトルコールが。

 

11:ラブラブショーのテーマ/きただにひろし 鈴木美潮 
-MC-

 

70年代に放送されていたカップルトーク番組「ラブラブショー」のテーマを歌いながら、

舞台向かって右から白いタキシード姿のきただにさんがご登場。 
続いて向かって左からドレスアップした美潮さんが登場され、会場をぐっと大人な雰囲気に染めました。

 

・客席はノリノリな人とポカンとしている人に分かれる。 
・「ラブラブショー」は芳村真理さんを司会に、主に若手有名人の男女をゲストにトークをくりひろげた番組。 
 遠藤さん「なんとウチの兄さんが出てたんですよ」 
 どよめく観客。 
 影山さん「オレだけじゃなくてLantisの社長も出てたけどね」 
 その時の影山さんのお相手は故・清水由貴子さん。 
 遠藤さん「当時のアイドルの方って出会いが無かったじゃないですか? ……まぁ今の方たちもないんでしょうけど」 
 きただにさん「……まぁ色々とあるんでしょうけど」 
 影山さん「今は温泉とか行っちゃうんじゃないの?」 
 遠藤さん「まぁ○○君とかは行くんでしょうけど」 
 きただにさん「あ゛ぁあー!」 
 美潮さん「実名報道はやめてください。裏が取れてないんで」 
 観客笑。 
・遠藤さん「でも『ラブラブショー』って名前凄くないですか? イエモンの歌しか思い浮かびませんけど」 
 きただにさん「僕らの世代はそうですよ」 
 美潮さん「これ歌ってくれって言われてどうしようかと思いましたよ」 
 遠藤さん「今日の練習してて兄さんが『ラブラブショー』で出てきたら面白いじゃん、って言ってたんですけど、 
     笑ってたのは賢さんと兄さんだけでしたね」 
 観客笑。 
・当日は客席に美潮さんのお父さんもご来場。 
 美潮さん「今日は私が歌うとは言っていないので、とてもいたたまれないと思います」 
 きただにさん「まぁ、これがご縁でね、僕は美潮さんとラブラブに…」 
 影山さん「財産狙いだなっ!」 
・美潮さんの装飾品はレンタルながらウン百万。対してきただにさんのタキシードはヤフオク! で5千円。 
 まだSOLID VOXができたばかりの頃にファンイベントの為に買った、どこかの手品師の中古だとか。

 

12:I'm in you/きただにひろし 鈴木美潮 
-MC-

 

美潮さんが前回は影山さんとデュエットされた影山さんのアルバムと同名の曲を、今回はきただにさんとデュエット。 
不安そうな美潮さんと、その美潮さんを気遣うようなきただにさんの視線が交わされ、今回ならではのステージとなりました。

 

・遠藤さん「歌うたびに良くなってますよね」 
 美潮さん「毎回スタジオ借りてうちやえゆか先生にレッスンを受けてるんですよ」 
 遠藤さん「それがなんか心苦しいんで、うちやえさんも一回呼んでみたいですね。どうでした?」 
 きただにさん「緊張しましたね。こう、美潮さんの方見ると高いイヤリングがチラッと……」 
 観客笑。 
 美潮さん「そこですか!? まさに"ダイヤモンドに目がくらみ"。『金色夜叉』ですね。読売新聞連載ですよ」 
 きただにさん「おっ! 宣伝上手!!」 
・美潮さんときただにさんがご退場。 
 影山さん「なんか今日あっという間だよね。オレも笑った。超ハッピーなんだけど」 
 遠藤さん「オレも笑ったって、企画考えてるの兄さんですからね」 
 影山さん「もう次で最後のブロックなんですけど、今日はほとんどきただにが歌ってましたからね」 
 観客笑。 
 遠藤さん「兄さん、もう『I'm in you』飽きたって言ってましたよね」 
 観客「えぇえー!」 
 影山さん「言ってねぇよ! お前は今日暴言に次ぐ暴言を吐くな」 
 遠藤さん「年下の現場ってあんまりないんで楽しくて。あと、とてもキレイな会場なんで、悪いものが出てくるんでしょうね」

 

13:悲しみの森/影山ヒロノブ 遠藤正明 
14:Return to Forever/影山ヒロノブ 遠藤正明 
15:宇宙は僕らを待っている/影山ヒロノブ 遠藤正明

 

最後のブロックは「アコギな二人旅だぜ!」から生まれたオリジナル曲コーナー。まずは10年ほど前に作られた「悲しみの森」。 
夏前のこの時期を歌った失恋の歌で、アコギがメインの曲ならではのせつない歌声を味わえました。 
続く「Return to Forever」は前回に作られた曲。かつての「アコギな二人旅だぜ!」を振り返りながらの今を歌ったような曲で、 
等身大のお二人を感じることが出来たように思いました。 
そして本編ラストは「宇宙は僕らを待っている」。「アコギな二人旅だぜ!」ではおなじみの曲だけに、 
観客の「I Love you. I need you.」での手話の振り付けも揃い、本編を締めくくるのにピッタリの光景でした。

 

-アンコール- 
-MC-

 

観客の拍手の中、影山さんと遠藤さん、須藤さん、村上さんがご退場。 
最後に残ってしまったガンタさんには一際大きな拍手が送られ、その拍手はアンコールの意を含んで一つになりました。

アンコールを示す拍手が続く中、しばらくするとステージの照明が付き、 
影山さんと遠藤さんが「"帰ってきた"アコギな二人旅だぜ!」のオリジナルTシャツを着てご登場。

 

・影山さん「このTシャツいーねー!」 
 遠藤さん「なんですか? 急に」 
 影山さん「いや、帰りに買ってくれるかなって……みんなどうでもいいような顔してるけど」 
 遠藤さん「豪華二色刷りですよ? 豪華かどうかわかんないですけど」 
 観客笑。 
・ここでBroadwayのみなさんをお一人ずつ呼び込みながらコメントをもらうことに。 
 ガンタさん「感無量です」 
 村上さん「ありがとうございます」 
 須藤さん「去年12年ぶりで、今回1年ぶり。嬉しいですね」 
・Broadwayは最後に村上さんが加入してから25年。 
 須藤さんがCSで「カックラキン大放送!!」を見ていたら影山ヒロノブ&ANSWER時代の映像が流れたとか。 
 影山さん「多分『ほとんどクレイジー』ですね。オレがオールバックで上半身裸にサスペンダーっていう……さっきのだにぃ~じゃん!」 
 観客笑。 
 影山さん「男物のビキニってマンキニっていうらしいですよ」 
 遠藤さん「そうなんですか。……買いに行こ」 
 観客笑。 
 影山さん「買うのかよ!」 
 遠藤さん「僕も『ほとんどクレイジー』なんで」 
 影山さん「さすが身体自慢!」 
・影山さんと遠藤さんがアコギを準備されたところで、ゲストのきただにさんもオリジナルTシャツを着てハーフのジーパン姿でご登場。 
 影山さん「もう帰る格好じゃねぇか! あと、さっき着てたサイクルウェア、そこに丸めて置いてたろ」 
 きただにさん「たためない人間なんで」 
 影山さん「なんでタイツだけ持って帰るんだよ」 
 きただにさん「タイツは取られないように」 
 観客笑。 
・前回から一年。きただにさんが当時横行していたLINE詐欺にあってから一年。 
 きただにさん「みんな知ってたんですけど、情報が遅かったんですよね……」

 

16:夢スケッチ/JAM Project featuring 影山ヒロノブ 遠藤正明 きただにひろし 
-MC-

 

この年に結成15周年を迎えるJAM Projectのナンバーから、アニメ「バクマン。」第三期の二代目エンディングを。 
原曲は5人ですが、今回は3人で、3人ならではのパート分けとハーモニーを響かせて歌われました。

 

・再び美潮さんを呼び込まれてトーク。 
・会って2週間後にJAMのブラジル行についてきた美潮さん。奥井雅美さんとは現地で初対面。その後帰国してすぐに生放送へ出演。 
 遠藤さん「本当に忙しいのに取材されたり本書かれて」 
 きただにさん「あと酒呑んでね」 
 美潮さん「お酒は命の水ですよ」 
 遠藤さん「聞きましたかお父さん?」 
 美潮さん「多分うんざりしてますよ」 
・本の執筆をはじめた3月から1日2時間くらいしか寝ていない美潮さん。 
 美潮さん「後半はドリンク剤を飲みすぎて変なにおいの汗が出て来ましたよ」 
 遠藤さん「ウチらも耳の裏あたりからでますよね?」 
 きただにさん「そうそう加齢臭ビーム! ってなんでや!」 
 観客笑。 
・きただにさんに「新聞読めよ」と影山さん。 
 美潮さん「新聞読んでれば詐欺の事とか載ってますから」 
 きただにさん「新聞さえ読んでれば! 読売新聞さんさえ読んでいれば!!」 
 観客笑。 
・新たな詐欺に引っかかりかけた疑いのあるきただにさん。 
・美潮さんが挨拶をされてご退場。 
 遠藤さん「美潮さんはかまないですよね」 
 きただにさん「あの、テレビの、新聞、読むやつ、あるじゃないですか?」 
 遠藤さん「なんでカタコトなん?」 
 影山さん「コイツ"てにをは"がなってないんだよ」 
 遠藤さん「あと主語が無い事があるよね」 
 影山さん「お前は五月の蠅だな」 
 きただにさん「なんですか?」 
 遠藤さん「五月蠅いって事」 
 影山さん「漢字もダメだな」 
 きただにさん「いや、それは習ってないっスね」 
 観客笑。

 

17:不滅のヒーロー SEAJETTER KAITO/影山ヒロノブ 遠藤正明 きただにひろし

 

最後はお三方でレコーディングした石巻のローカルヒーロー「シージェッター海斗」のテーマソング。 
影山さんがピアノの上に置きっぱなしになっていた、きただにさんが最初に登場された時にかけてきたサングラスをかけたり、 
サビの(カイト!)の投げ込みにはBroadwayの皆さんも参加されたり、ラストにふさわしいにぎやかな盛り上がりを見せました。

 

・影山さん「多分、外は大雨ですよ」 
 遠藤さん「"近年稀にみる"ですからね」 
 影山さん「でもここは駅と直接つながってるんで、オレと遠藤にはぴったりです!!」

 

最後に美潮さんを呼び込み、全員で万歳三唱。 
そして影山さんと遠藤さんがみなさんを送り出し、最後に挨拶をされ、「"帰ってきた"アコギな二人旅だぜ!」は終演となりました。

 

前年に復活をした際にチケットを購入できず、私達にとっては今回が待望の初観覧となった「アコギな二人旅だぜ!」。 
他のどのイベントよりも影山さんと遠藤さんの息の合ったコンビネーションを強く感じ、 
そこにきただにさんが加わる事で、より飾らない、のびのびとした楽しいステージを見ることが出来てとても嬉しかったです。

 


補足

 

・きただにさん「Toshiじゃねえよ。そんなに声高くねえよ」 
 遠藤さん「でも似てると思わない?」 
 きただにさん「フォルムはね」 
 遠藤さん「間違って売れるんじゃない?」 
 きただにさん「そんな甘くないよ!」 
 遠藤さん「あ、もう売れてるか」 
 きただにさん「いやいやいやいや」

 

・きただにさん「弱虫メダッ……言えてない。7文字が言えてない」 
 遠藤さん「漢字とカタカナだからねー」 
 観客笑。

 

・遠藤さん「だって寿司に忍者ですよ? 嫌いなトコが無い……強いて言えばわさびぐらいですか?」

 

・ドレスで出ても周りのスタッフがなにも言ってくれなくなった美潮さん。

 

・影山さん「自分達のソロやJAMではできないような音楽をやっていって、そのうち音源とか残せたらいいなって」

 

・遠藤さん「兄さんといっしょに歌うとしっくりくるっていうか、安心するんですよね。 
     バンドの皆さんも僕が兄さんのバックコーラスやってた頃からお世話になってる方々なんで、 
     とても落ち着くんですよ」

 

・きただにさん「詐欺にはお気をつけください」

 

・美潮さんは緊張されているものの、どんどん歌が上手くなられているように感じました。

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