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スーパー戦隊"魂"Ⅷ 2014東京  "20世紀編" 
14.11.9  東京 豊洲PIT

 

出演/ささきいさお 堀江美都子 MoJo 串田アキラ 宮内タカユキ 
    北原拓 鈴木けんじ 速水けんたろう 風雅なおと 
    (主題歌発表順)

 

司会/ショッカーO野

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一) 
演奏/Super Rescue BAND(G.&Ag.鍋嶋圭一 Ba&Key.吉岡満則 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key&Ag.松原博) 
    Z旗horns(Tr.ケニートー Tr.阿久澤一哉 Sax&Fl.Chouemon Tb.Ozaki)

 

 


39年間で38作品を数え、現在も放送中の特撮作品「スーパー戦隊」シリーズの歌で構成されるライブシリーズ「スーパー戦隊"魂"」。 
2004年の初演から10年目を迎えた本2014年は年代別に二日間の開催されました。 

今回は楽日となる"20世紀編"のレポートです。 
初日の"21世紀編"の盛り上がりを受けた"20世紀編"は果たしてどういった内容になるのか、楽しみにしておりました。

 

会場は前日と同じく東京 豊洲PIT。 
前日の"21世紀編"と同じく、前方は数ブロックに分けられた椅子席、その後方、全体の1/5くらいがスタンディング席。 
ステージ上は、バンドブースの後方向かって右手にホーン隊ブース、向かって左手にコーラスブースが設置され 
壁面には今回のライブタイトルロゴをあしらった横断幕が掲げられていました。

 

-MC-

 

そろそろ開演時間という頃合いになると司会のショッカーO野さんの声で 
「本日はご来場いただき誠にありがとうございます。スーパー戦隊"魂"。間もなく開演いたします」 
というアナウンスがあり、そのままショッカーさんがご登場。

 

ショッカーさん「ハイどーもー! こんなんでましたけどー! ゴメンねーみんな待たせちゃってー」 
現東京ドームシティ、旧後楽園ゆうえんちにあったヒーローショーの野外劇場およびスカイシアターにおける 
名物司会者、なりた洋さんを彷彿とさせるハイトーンで流れるように進行されます。 
ショッカーさん「まずはおにいさんとみんなで元気よくご挨拶したいと思います。 
          大きな声で『こんばんわー』って挨拶しようと思います。みんなーわかりましたかー?」 
観客「はーい」 
ショッカーさん「あーもっと大きな声でわかったかぁあああああ」 
観客「はーーーーーい」 
ショッカーさん「よいこのお友達、そしてよいこだったお友達、こんばんわぁああああ」 
観客「こんばんわぁああああああ」 
ショッカーさん「元気ですかぁああああ」 
観客「ぉおおおおおおおおおお」 
ここから、普段のショッカーさんの感じに戻られ、 
ショッカーさん「今日はとことん盛り上がろうぜええええええ」 
観客「ぉおおおおおおおおおお」 
ショッカーさん「スーパー戦隊ぃいいい」 
観客「スピリィイイイイイイイッツ!!」 
ショッカーさん「レジェンド!! ようそいらっしゃいました」

・ショッカーさん「気分は20世紀です。Gロッソじゃなくて野外劇場なんです!」 
・前日の"21世紀編"を振り返る。まさかリアルガオキングがでるとは。 
・ダルタニアスじゃなくてガオキング。

ショッカーさん「さー今日も歌ってくれるかぁあああ」 
観客「ぉおおおおおおおおおお」 
ショッカーさん「盛り上がってくれるかぁああああ」 
観客「ぉおおおおおおおおおお」 
ショッカーさん「スーパー戦っ隊ぃいいい」 
観客「スピリィイイイイイイイッツ!!」 
ショッカーさん「はじまります!!」

 

00:SE 
01:進め! ゴレンジャー/ささきいさお 堀江美都子 
-MC- 
02:ジャッカー電撃隊/ささきいさお 
-MC-

 

荘厳な音楽が流れる中、バンドの皆さんがセッティングされ、Z旗の皆さんはステージ前方にスタンバイ。 
爆発とエンジンの効果音を切り裂くように響くイントロ。「秘密戦隊ゴレンジャー」オープニングからスタート。 
ささきいさおさんと堀江美都子さんの息の合ったステージを受け、一曲目から観客も大合唱となりました。 

ショッカーさんが合流され、改めてお二人をご紹介され、続いてはJAKQ「ジャッカー電撃隊」オープニング。 
いさおさんとコーラスの低音と、ドラムがピックアップされた戦隊屈指のシブいこの曲はライブの躍動感が相まって一層魅力的。

いさおさん「昨日呑み過ぎたんで声が出るか不安だったんだけど、みんなにノせられてガンガン歌っちゃったよ。 
        じゃあ、次は『ジャッカー』の終わりに流れたエンディングの曲、『いつか、花は咲くだろう』。ッゴウ!」

 

03:いつか、花は咲くだろう/ささきいさお 
04:バトルフィーバーJ-オルタネートバージョン-/MoJo 
-MC-

 

2011年の「戦隊"魂"V 2011」以来三年ぶりに歌われた「ジャッカー電撃隊」エンディング。 
哀愁がこれでもかと凝縮された一曲、ライブならではのいさおさんの熟成された節回しを堪能いたします。 
続いては一転明るく「バトルフィーバーJ」オープニングでMoJoさんが元気にご登場。 
そろいの振り付けや掛け声で文字通り一つになれるご覧無敵な一曲。MoJoさんもとても楽しそうでした。

 

MoJoさん「あれー。今日、リハで見たときは椅子があったんだけどみんな立ってる! 椅子なくなっちゃったのー? 
     あ、あるの? オレ、みんなが座ってる所で歌うって珍しいよね。みんな無理しないで座ってもいいよ。体って大事だからさ!」

MoJoさん「いさおさんの次が『バトルフィーバー』なんだよなぁ。……オレ、随分、古い方歌ってたんだなぁ」 
観客笑。

 

05:勇者が行く/MoJo 
06:太陽戦隊サンバルカン/串田アキラ 
-MC-

 

続いてはこちらも「いつか、花は咲くだろう」と同じく、2011年の「戦隊"魂"V 2011」以来三年ぶりの「バトルフィーバー」エンディング。 
鍋島さんのギターが冴えわたり、MoJoさんの緊迫感ある歌声と貴日さんのコーラスが相まってシリアスな一幕となりました。 
続いて時代は80年代に入り、カラッと「太陽戦隊サンバルカン」オープニングで串田アキラさんのご登場。間奏ではショッカーさんも名乗りで彩を加えます。 
例年「スーパーヒーロー魂」のラストを飾っている一曲だけに、観客の盛り上がりも盤石でした。

 

串田さん「うぉっす! いやぁ、オレは20世紀だと『サンバルカン』しか歌ってないけど、

     でも『サンバルカン』の中で結構歌ってるんだよね」 
観客拍手。 
串田さん「もっともっといろいろ話したいけど、今日はこの後、ちょっといつもやったことない事やるから、

     ちょっと静かにしてようかなっ」 
観客「ぉおおおおおおおお」

 

07:1たす2たすサンバルカン/串田アキラ 
08:大戦隊ゴーグルV-オルタネートバージョン-/MoJo 
-MC- 
09:ストップ・ザ・バトル/MoJo 
-MC-

 

続いては2008年に開催された「戦隊"魂"Ⅲ 2008 20世紀編」以来の披露となる「サンバルカン」二代目エンディング。 
串田さんの歌に応えるような合いの手、コーラスが楽しい曲の次は、

さらに合いの手とコーラスが楽しめる「大戦隊ゴーグルV」オープニング。 

そして「戦隊って楽しいねっ」というMoJoさんの言葉から流れるように「ゴーグルV」エンディングへ。

この曲も「戦隊"魂"Ⅲ 2008 20世紀編」以来。 「戦隊"魂"」で「1たす2たす~」や「ストップ・ザ・バトル」が歌われるのは、

Z旗の皆さんが加わってから初。

 

MoJoさんが退場され、入れ替わりにショッカーさんが登場されてトーク。 
・舞台袖で今までの戦隊を名乗っていたショッカーさん。 
・観客の中で32歳の人をアンケート。方々で手が上がります。 
 ショッカーさん「『ゴーグルV』とタメです」 
・ショッカーさん「当時、丁度悪の道に誘われ、暗黒科学帝国デスダークという所に就職しておりまして、長い下積みをしていたのですが、 
        ある時呼び出されて、『ちょっとこれを被れ』と言われて一つ目の被り物をして

        『手を振れ』と言われて振ってたんですね。 
        何だろう、と思ったんですけど、それがなんと一番偉い総統タブーを演じていたという…」 
 観客「おぉおおぉお」 
 ショッカーさん「一応、デスダークを極めた男です」 
・MoJoさんも合流され、改めてご紹介。 
・ショッカーさん「さっき、アンケートで32歳の『ゴーグルV』と同い年の人ー? って聞いたんですよ。結構いらっしゃいましたよ」 
 MoJoさん「じゃあオレとタメって事ですね」 
 観客笑。

 

10:科学戦隊ダイナマン/MoJo 
-MC-

 

スーパー戦隊のオープニングの中でもライブでの盛り上がりが屈指の「科学戦隊ダイナマン」オープニング。 
MoJoさんも観客も大いに歌い、拳を振り上げ、間奏ではショッカーさんも名乗りに駆けつけ、爆発的な盛り上がりとなりました。

 

MoJoさん「ちょっと気分を変えて、いつもあっちいったりこっち行ったりして歌ってますけどね、次は『夢をかねてダイナマン』」 
観客「おぉおおぉおおおお」 
MoJoさん「だけど今日は、ダイナピンクの萩原佐代子さんが歌われたヴァージョンでMoJoが歌ってみますね。動かないで」 
観客「ぉぉおおぉおおおおおおおおおおお」

 

11:夢をかなえてダイナマン~萩原佐代子ヴァージョン~/MoJo 
12:超電子バイオマン/宮内タカユキ 
-MC-

 

ご自身のソロライブや「非公認戦隊アキバレンジャーシーズン痛」のイベントでもカバーされているエンディングの萩原さんバージョン。 
MoJoさんは鍋島さんと松原さんのアコースティックギターのみのシンプルな演奏で、哀愁たっぷりにのびやかな歌声を響かせられました。 
ゆっくりとMoJoさんが退場され、続いて高らかに鳴り響く「超電子バイオマン」オープニングで宮内タカユキさんがご登場。 
シリアスできりりとした宮内さんの歌声に応えるように、間奏ではショッカーさんが名乗りで応援参加されました。

 

宮内さん「みんな元気ー!」 
観客「ぉぉおおおおおおお」 
宮内さん「『バイオマン』は今年で30周年になりました。オレも『バイオマン』で初めて特撮を歌って30年経ちました」 
観客拍手。 
宮内さん「これからも歌っていきます! よろしくー!」

 

13:バイオミック・ソルジャー/宮内タカユキ 
14:伝説/串田アキラ MoJo 宮内タカユキ 
-MC-

 

続いてはつらつとした曲調と使命感あふれる歌詞が魅力の「バイオマン」エンディング。会場の一体感がたまりません。 
盛り上がりはそのままスーパー戦隊30作記念のVシネマ「轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊」のエンディング「伝説」へ。 
まずはMoJoさんが合流され、ご自身のパートとともに串田さんもステージに合流。魂の三兄弟そろい踏みです。 
お三方ともとても楽しそうにお互いをみあいながら歌われ、観客と一緒に高らかに大合唱しました。

 

ショッカーさん「魂の三兄弟でしたー!」 
退場されるお三方を見送りながらショッカーさんがご登場。 
ショッカーさん「さぁ、次の方は、北原拓さんの登場です!! 『超新星フラッシュマァン』!!」

 

15:超新星フラッシュマン/北原拓 
-MC- 
16:ファイティングポーズ、フラッシュマン!/北原拓

 

黒いソフト帽でちょいワルな出で立ちが素敵な北原さんが登場され、「超新星フラッシュマン」オープニング。 
ハードながらもどこかファンキーなノリの曲調と今の北原さんのハスキーな歌声が高揚感を誘う中、 
ショッカーさんが名乗りで加勢された後、同じく「フラッシュマン」からエンディング。観客も一緒になって合唱しておりました。

 

17:輝け! フラッシュキング/宮内タカユキ 
18:地球戦隊ファイブマン/鈴木けんじ 
-MC-

 

合体・フラッシュクロス! 宮内さんが登場され「フラッシュマン」よりフラッシュキングのテーマ。思わぬ不意打ち。 
ロボットソングの中でも熱烈な支持をされている一曲だけに、観客もフルパワーでの合唱となりました。嬉しかったです。 
時代は平成、90年代に移り「地球戦隊ファイブマン」オープニングで渋いえんじ色のジャケット姿で鈴木けんじさんがご登場。 
鈴木さんのさわやかで明るい歌声に乗せて「1・2・3・4・5」や「Wow wow wow wow」での観客の拳の上げっぷりも壮観でした。

 

鈴木さん「この前気づいたんですけど、ボク、デビュー25周年だったんですよ」 
観客拍手。 
鈴木さん「で、一人でお祝いしようと思って、ファミレスに行ったんですよ。

      ハンバーグの上にちょっとフォアグラが乗ってるやつあるでしょ? 
      あれをちょっと食べてたんですよ。一人で。食べ終わってコーヒー頼もうと思って店員さんを呼んだんですね。 
     『すみません、コーヒーお願いします』って頼んだら、『うちドリンクバーしかやってないんですよ』って言われましてね。 
     『あ、じゃあドリンクバーでお願いします』って言ったら『おひとつでよろしいですか?』……はァアッ!?」 
観客笑。 
鈴木さん「二つ頼んだらどうなるかと思ったんですけど、『じゃあひとつで』って頼みました『熱いビートでファイブマン』」

 

19:熱いビートでファイブマン/鈴木けんじ 
-MC- 
20:ファイブマン・愛のテーマ/鈴木けんじ 
-MC-

 

鈴木さんの流れるようなトークに曲紹介が混ぜられ、一瞬何のことやらと動転ましたが、「ファイブマン」より挿入歌。Come on! 
08年の「戦隊"魂"Ⅲ 2008 20世紀編」以来となるこの曲、「BAN BAN BA BA BAN」や「BIN BIN BI BIN BIN」が軽快で小気味いいです。 

 

鈴木さん「いつも衣装を買いに行くとね。『発表会ですか?』って言われるんですけど今日はおかしくないです?」 
観客「かっこいいー」 
鈴木さん「でもなんか、被ってないですかね?」 

当日の鈴木さんとZ旗のみなさんと同じような色合いのジャケットでした。 

 

観客の笑いを誘った後、「ファイブマン」のエンディングでは、

先程までの面白話術とは打って変わりやわらかで優しい歌声を披露されていました。

 

鈴木さんを見送りながらショッカーさんがご登場。ここで全38戦隊名を一気に羅列する業を披露されました。 
ショッカーさん「時代を超えて、世代を超えて愛されている戦隊ですが、今日は"レジェンド"でございます。 
        ここからは後半戦に参りたいと思いますが、やはり"レジェンド"の方々は"20世紀"だけではございません!」 
観客「おぉおぉおおおお」 
ショッカーさん「"21世紀"に歌われた曲をこれから"レジェンド"の皆様に歌っていただきたいと思います!!」 
観客「おぉおぉおおおぉっぉおおおおおおおお」 
ショッカーさん「トップバッターはやはり御大、ささきいさおさんに登場していただきます"! 『ミッドナイト デカレンジャー』」

 

21:ミッドナイト デカレンジャー/ささきいさお 
22:white light~ガオホワイト 冴のテーマ/堀江美都子

 

思いもよらない特集に驚く間もなく、いさおさんが登場され、ハードボイルドに「特捜戦隊デカレンジャー」エンディング。 
この曲をZ旗の皆さんの演奏で聞ける嬉しさ。更に間奏ではChouemonさんのサックスソロもあるという嬉しさたるやなかったです。 
そして白煙が噴射される中、颯爽と堀江さんが登場され、奏でられたのは「百獣戦隊ガオレンジャー」よりガオホワイト・冴のテーマ。 
堀江さんの凛としたたたずまいと、しなやかかつ豪快な歌いっぷりはデビュー35周年だからこその女王の風格。まさに"麗しの白虎"でした。

 

23:We are the ONE~僕らはひとつ~/串田アキラ 
24:究極 サムライハオー 降臨!/MoJo

 

続いては串田さんのご登場で「white ligh」と同じく「戦隊"魂"IV 2010」以来4年ぶりの「爆竜戦隊アバレンジャー」エンディング。 
間奏では恐竜を発見したようなジェスチャーを交える串田さん。久しぶりにアバアバを楽しませていただきました。 
そして静かに鳴り響くイントロに唸る観客。「侍戦隊シンケンジャー」よりサムライハオーとモウギュウダイオーが豊洲に降臨。 
きらきら光るロングコート姿のMoJoさんが、オーラでまくりカリスマありすぎな歌声を威風堂々響かせられていました。

 

25:烈車合体! トッキュウオー/宮内タカユキ 
26:シュッシュッポッポ! トッキュウジャー/串田アキラ 
-MC-

 

宮内さんが登場され歌うのは戦隊シリーズ最新作「烈車戦隊トッキュウジャー」よりトッキュウオーのテーマ。 
疾走するサウンドにぴったりの都会的な宮内さんの歌声は、数多のロボットを歌われてきたからこその貫禄を感じました。 
宮内さんと入れ替わりに登場された串田さんはヘッドセットマイクに白いグローブ姿。 
「よいこのおじさん達、いっしょに体操しましょう!!」と歌われたのはなんと「トッキュウジャー」より体操曲。 
動画サイトでトッキュウジャーが体操しているそのままの振り付けで歌い体操する串田さんに圧倒しつつ一緒に体操しました。

ヘッドセットマイクから通常のハンドマイクに戻り、串田さんがトーク。 

串田さん「さて、次の曲は、一人では歌えません。この方をお呼びしましょう! ミッチー!!」 
堀江さん「シュシュポポシュシュポポ。やりますなークッシー」 
串田さん「やーまさかやるとは思わなかったよー」 
堀江さん「やりますなーにいさん。さて次の曲は、初めてデュエットしたんですよね」 
串田さん「そうなんですよー」 
堀江さん「いつもは、いさおさんとか、今日奈良にいっている誰かとか(※)」 
観客笑。 
※当日は奈良で「おでかけ健康フェスタ」というイベントがあり、そちらでは水木一郎さんのステージがあったそうです。 
堀江さん「あと、どっかでこんな感じで歌ってる誰かとかはデュエットしてたんですけどね」 
影山ヒロノブさんを思わせるジェスチャーをしながら話す堀江さん。 
串田さん「そうなんですよね。新鮮な気持ちで、なんかちょっと若さがあるでしょ?」 
堀江さん「今、若さって言ったの?」 
串田さん「うん、若さって何だってね」 
堀江さん「♪若さー若さーってなんだっ」 
観客笑。 
堀江さん「じゃあちょっと今日は初恋のような感じで」 
串田さん「なんかどんどん照れちゃうなぁ」

 

27:烈車戦隊トッキュウジャーサファリ/串田アキラ 堀江美都子 
-MC-

 

この年の夏に公開された映画「烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS」より、レアだから見逃せない挿入歌。 
串田さんと堀江さんの初デュエットということでしたが、初めてとは思えないコンビネーションで歌われ、とても楽しそうでした。 
「サファリ」だけに串田さんが歌われた「富士サファリパークCMソング」を連想させる単語も随所にちりばめられていました。

 

ショッカーさん「すばらしいデュエットでしたよ」 
串田さん「なんかおれ、野獣みたいだったでしょ?」 
ショッカーさん「大丈夫、昨日、野獣がいたから。ダルタニアスみたいなのが」 
堀江さん「あー、なんかパクったのかな?」 
ショッカーさん「似てるんですよ。あれはあれでリアルガオキングなんですよ」 
堀江さん「でも、こっちのクッシー野獣はかわいい野獣だから」 
串田さん「え」 
ショッカーさん「そうそう。"ホントにホントに"ね」 
観客笑。 
ショッカーさん「歌詞で思いっきり"サファリパーク"って言っちゃってましたよね」 
串田さん「あー」 
堀江さん「そうなんですよ。だからね、最初歌うパートわけの時、『ここは絶対串田さんで!』って」 
ショッカーさん「しかも"カワイくってどうしよう"って言ってましたよね」 
串田さん「あー。あれはね、こっちの歌詞では"カワイくって"だけど、あっちは"♪カワユくって"なんだよ」 
ショッカーさん「あの時代はね。カワユイって言ってましたもんね。じゃあ関係ないっすね!」 
串田さん「でも最初はびっくりしたよ。いいのかなぁって思ったもん」 
堀江さん「串田さん真面目なんで、レコーディングの時も『これ大丈夫?』って言ってましたもんね。いいんですよ」

 

堀江さんと串田さんが拍手で見送られショッカーさんお一人になり、続いての出演者、速水けんたろうさんを呼び込みます。 
速水さん「こんばんはー!」 
ショッカーさん「ほらみろーさわやかだろー!」 
速水さん「実は9月に足を骨折してしまいまして、手術したんですけど、今朝退院してきました」 
観客「ぇえええええええ」 
ショッカーさん「ホントの話です。リハーサルは外出許可もらって来たそうです」 
速水さん「なので入院中歌いたくてしょうがなかったです」 
ショッカーさん「それじゃあその思いも込めて一気に歌っていただきたいと思います。まずはこの曲『オーレ!オーレンジャー』」

 

28:オーレ! オーレンジャー/速水けんたろう 
-MC-

 

「超力戦隊オーレンジャー」よりオープニング。速水さんのさわやかで頼もしい歌声と観客の大合唱のすさまじさ。 
二番では「♪飛びきり熱い、豊洲PITに集まってくれたみんなー!!」と替え歌され、さらに観客の心を鷲掴みにされていました。 
さらに今回はショッカーさんが名乗りで参加され、さらに盛り上がりました。

 

速水さん「リハーサルの時に骨折の状況説明をしたんですけど、

      皆さんすごく優しくて『ステージで椅子用意しましょうか?』って聞いてくれて 
      僕は『大丈夫です』と断りました。みなさんも椅子あるのに立ってるもん。僕だって立って歌いますよ!」

29:緊急発進!! オーレンジャー/速水けんたろう 
-MC- 
30:虹色クリスタルスカイ/速水けんたろう

 

続いては速水さんが初登場された「戦隊"魂"III 2008 20世紀編」以来となる「オーレンジャー」エンディング。 
「オーレンジャー」最終回「愛の勇者たち」のエンディングであり、戦隊ソングの中でも人気の高い「虹色クリスタルスカイ」。 
明るさと頼もしさの中にどこかしらせつなさも感じるのは、速水さんの表現力の奥深さでしょうか。

 

31:電磁戦隊メガレンジャー/風雅なおと 
-MC-

 

ときめく電子音がたまらない「電磁戦隊メガレンジャー」のオープニングに乗せ、エスニックな衣装の風雅さんが軽やかにご登場。 
さわやかさの塊のような歌声はのびやかで、笑顔たっぷりに歌われている風雅さんはとても楽しそうでした。

 

風雅さん「ひゃーぁ。一曲目で体力を使い果たしてしまいましたよ」 
観客笑 
風雅さん「続いての歌は、正直な話、レコーディング以来の曲です。 
     本当はこの曲のために体力を温存しておきたかったのですけど…」 
観客笑 
風雅さん「私も頑張りますが、みなさんも力を貸してください『電磁合体! ギャラクシーメガ』」

 

32:電磁合体! ギャラクシーメガ/風雅なおと 
-MC- 
33:気のせいかな/風雅なおと 
-MC-

 

待ってました。「メガレンジャー」より、んバキッと突き抜ける爽快感、ギャラクシーメガのテーマソング。 
原曲よりもさらに磨き抜かれたズバァッとシャープな風雅さんの歌声を堪能した後は「メガレンジャー」のエンディング。 
「ギャラクシーメガ」と好対照に、やわらかく青春的な歌いっぷりの風雅さんは終始笑顔で素敵さがあふれていました。

 

風雅さんを見送る形でショッカーさんがご登場。 
ショッカーさん「戦隊シリーズというのはホントに幅広くて『気のせいかな』いい曲ですよね 
        昨日の今頃は……ライオンや虎が……阿鼻叫喚の世界でした」 
観客笑。 
ショッカーさん「ラストコーナーですが、まだまだ歌えますかぁあああ」 
観客「ぉおおおぉぉおおおおおお」 
ショッカーさん「まだまだ盛り上がれますかぁあああ」 
観客「ぉおおおぉぉおおおおおお」 
ショッカーさん「ラストは再び"レジェンド"降臨、ささきいさおさん、堀江美都子さんで『ゴレンジャーストーム!!』」 
観客「ぉおおおぉぉおおおぉおおおおおおお」

 

34:ゴレンジャーストーム/ささきいさお 堀江美都子 
-MC-

 

「ゴレンジャー」よりゴレンジャーストームのほか、ゴレンジャーの武器や兵器を歌った勇ましい一曲。 
カインズの皆さんとともに会場全体でスキャットする感覚は一種のトリップ状態かのような楽しさがあります。

 

堀江さんが退場され、いさおさんおひとりに。 
いさおさん「『ゴレンジャー』といえば、ショッカーが必ずこれを歌わせるんだよ。コレはもうみんなが歌ってるようなもんだけどね」 
観客笑。 

いさおさん「オレは歌う所は少ししかないんだよね。では、ラストソング『見よ!! ゴレンジャー』!!」

 

35:見よ!! ゴレンジャー/ささきいさお

 

ラストは「ゴレンジャー」より二代目エンディング。途中でショッカーさんが登場され、歌に合わせて名乗られました。 
勇ましく勢いのあるいさおさんの語りも高らかに、観客はアップルとカインズの皆さんと一緒になって大合唱でした。

 

-アンコール- 
-MC-

 

いさおさんと、バンドの皆さんが拍手で見送られると、ほどなく観客からアンコール。 
しばらく観客のアンコールに合いの手を入れつつ扇動しながらショッカーさんがご登場。 
今回も観客との合言葉「スーパー戦隊"魂"」で出演者の皆様が一斉にご登場されました。 

まずはこの二日間でリハーサル含め100曲近くを演奏し続けたバンドとホーン隊の皆さんをご紹介。 
次いでコーラスの皆さんがアップル、カインズの順番で紹介され、歌手の皆さんおひとりづつコメント。

 

・速水さん「今日は出番が『オーレンジャー』の所だけなので衣装を1ポーズしか……あ、今着てるライブTシャツで2ポーズ目なんですけど、 
     なんか、まだこのTシャツ売ってるみたいですよ。『しまった買い忘れた!』と思われた方、間に合いますよー」 
 観客笑。 
 ショッカーさん「こういう方がいらっしゃると本当に助かります。昨日はアンコールの時は全員がライブTシャツだったんですけど、 
        ……今日は皆様思い思いの格好で。やはりスタッフも大御所の皆様には言いづらかったようです」 
 観客笑。 
・北原さん「今日は皆様のおかげで熱い思いを貰いました。ありがとうございます!」 
・風雅さん「ほーんとにはしゃぎまくっちゃったんですけど、とても楽しかったです、ありがとうございました!」 
・鈴木さん「一応こう見えても最年少です」 
 観客「ざわざわざわ」 
・宮内さん「みんなに元気を貰いました。次会えるまで一緒に頑張りましょうね」 
・MoJoさん「椅子、なんか落ち着いて見れてよかったですね!」 
 ショッカーさん「でも椅子だったから、『夢をかなえてダイナマン』じっくり聞けたんじゃないですか」 
 MoJoさん「あ、そうか」 
 ショッカーさん「あの曲も非公認ではカバーされてましたけど、こっちでカバーしたのは初めてですもんね」 
・串田さん「いやー今日はね、体操のおにいさんとうたのおにいさん両方やっちゃったよ。 
     今日はいつもと違う事をやろうと思ってやったんだけどさ、あの曲は高取君とか伊勢君がやってくれてるらしくて、 
     こりゃあ、本家がやらないわけにはいかないな、と思ってさぁ。頑張ろうと思ったんだよね。でも体操って楽しいですね!」 
・堀江さん「けんたろうおにいさんと違って飛び飛びで出たんで、衣装をいっぱい持ってきました。 
     ちなみにTシャツはこっちには伝達きてませんでしたね」 
 ショッカーさん「むしろ着なくていいです」 
 速水さん「いろんな衣装を着ていただきたいです」 
 ショッカーさん「だって戦隊にはね、ヒロインの七変化がつきものですもん!」 
 観客拍手 
・いさおさん「昨日ちょっとうれしいことがあって呑みすぎちゃったら、眠くてね。 
      二曲くらい歌って楽屋で寝て。また一曲くらい歌って、また二曲くらい歌って寝て。もう、ちょっと眠くなっちゃって」 
 ショッカーさん「それ以外は串田さんと、ミッチのトコの社長さんと釣りトークでしたね」 
 いさおさん「この前もねミッチと串田と釣りに行ってね、今日の事を話してたんだよ」 
 堀江さん「そうそう『今度の戦隊どうする?』って」 
 ショッカーさん「船上会議ですね」 
 堀江さん「で『ちょっとカワハギ連れたから待っててー』なんて言ってね」 
・いさおさん「もうこの年になるといつまで歌ってられるかわかんないから、これで最後かと思って聞いてくださって」 
 出演者一同「いやいやいや」


36:秘密戦隊ゴレンジャー/ささきいさお 堀江美都子 MoJo 串田アキラ 宮内タカユキ 
            北原拓 鈴木けんじ 速水けんたろう 風雅なおと

 

二日間にわたった「スーパー戦隊"魂"Ⅷ 2014東京」ラストを飾るのは「秘密戦隊ゴレンジャー」よりエンディング。 
いさおさんを中心に会場全体が一体になり、高らかにゴレンジャーを讃える、まさに力と技と団結の大団円となりましたが、 
曲中、宮内さんに対してずっと変顔をして笑わせ続けていたMoJoさんから目が離せませんでした。

 

拍手が続く中、バンド、ホーン隊、コーラスの皆さんがステージ前方に登場され全員が一列に並ぶと、 
いさおさんさんの観客と出演者の健康と、「スーパー戦隊」の繁栄を願う音頭で万歳三唱が行われました。 
その後、ショッカーさんの紹介で出演者の皆さんが順番に退場されていきました。

 

ショッカーさん「さぁ、みんなぁ楽しんでくれたかぁあああああ!!」 
観客「おおおおおおおおおおおおお!!」 
ショッカーさん「さぁ、歌ってくれたかぁあああああ!!」 
観客「おおおおおおおおおおおおお!!」 
ショッカーさん「それじゃあみんなぁ、さよーならー……って言っちゃうと、ね! なんだかみんなの顔見えなくなっちゃうみたいでしょ?」 
        だーかーらー。今日はみんなで『またねー』って言ってお別れしたいと思います」 
ざわつく観客。 
ショッカーさん「いいですか、お兄さんが『せーのっ』って言ったらぁ

         みんなは、お・お・き・な・こ・え・で『まーたねー』といってお別れしたいと思います! 
         野外劇場ですよ。それではみなさん、いーーーーきーーーーまーーーーすよーーーーーーー! せーーーーーのっ!!」 
ショッカーさん&観客「まーーーーたねーーーーーーーーー」 
ショッカーさん「スゥー・パァアアアア・戦ったいッ!!?」 
観客「スピりィイイイいいいいいいいいいいいいいいイッツ!!!」 
ショッカーさん「ショッカーO野でしたっ!!」

 

ショッカーさんが退場されると観客有志による三本締めが行われ、「スーパー戦隊"魂"Ⅷ 2014東京  "20世紀編"」および 
二日間続いた「スーパー戦隊"魂"Ⅷ 2014東京」は終演となりました。

 

「戦隊"魂"」が"21世紀編"、"20世紀編"と別れた事で、聞くことができなかった"20世紀編出演者の21世紀に歌われた曲"が聞く事ができたり、 
大きいライブ会場ではなかなか聞くことができなかった挿入歌も聞くことができ、とても嬉しゅうございました。 
また、今回はオープニングが歌われた作品は必ずエンディングもセットで聞く事ができたのも興味深いです。

「スーパー戦隊"魂"」も早くも10年目。毎年、出演者、曲目、演奏順がどうしても固定されてしまいがちではありますが、 
特に今回の"20世紀編"は随所随所で構成がひねられていたので、今後への期待が高まりました。

 


補足

 

・ショッカーさん「昨日もとても盛り上がったんですよ」 
 堀江さん「あぁー。また濃いからねー」 
 観客笑。 
 堀江さん「でもこっちもある意味濃いよねー」 
 ショッカーさん「磨きがかかっているといいますかね」 
 堀江さん「熟成された濃さがあるよね」 
 ショッカーさん「ただ黒いだけじゃないですからね」 
 いさおさん「粉ふいてるもんなー」

 

・MoJoさん「『バトルフィーバー』の歌詞ってさ、いい事言ってるんだよなぁ。みんなで頑張っていこうよね」

 

・ショッカーさん「今日はミッチ働いてますよね。いつもなら最初にいさおさんと一緒に歌って終わりくらいですもん」  
 堀江さん「もっと働かせろーぅ」

 

・「オーレンジャー」ではコーラスの皆さんも一緒にオーレなポーズ。

 

・「メガレンジャー」ではベースの吉岡さんは小さいキーボードを弾かれていました。

 

・キーボードの松原さんの衣装がMoJoさんの衣装と雰囲気が似ている。

 

・ショッカーさん「でもクッシー、体操してあれだけ汗かいたら……呑みたいっすね?」 
 串田さん「呑みたいねぇ。♪のっどごしなーまをのぉーんだらっ」 
 当時放送されていたキリンビールの「のどごし生100パー必ず絶対もらえる篇」のCMソングを少しだけ披露されました。

 

・今年で「スーパー戦隊"魂"」10周年。 
 いさおさん「いいよね戦隊はうるさいヤツがいなくて」 
 観客笑。 
 ショッカーさん「いなくても話題になる、愛されてますね。いまきっと奈良でくしゃみしていますよ」 
 堀江さん「奈良は天気が悪いとほざいておりました」 
 観客笑。

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