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340スズキ♪ presents 「歌祭30 ~美郷あきの巻~」

13.5.24 Naked Loft

 

出演/美郷あき

 

司会/鈴木美潮

 

演奏/カラオケ

 

 

読売新聞の記者であり、特撮ヒーロー好きの鈴木美潮さんが催されている340スズキ♪ presents の中で、

歌手にスポットを当てた「歌祭」シリーズ。多くの歌手の方を招いて開催されてきた「歌祭」も、今回で30回を迎えます。

 

今回のゲストは石田耀子さんからのご紹介で、美郷あきさん。

2004年にアニメ「舞-HIME」エンディング「君が空だった」でデビューされ、アニメやゲームを中心に多くの歌を歌われ、

国内のみならず海外のイベントにも頻繁に赴かれています。

 

「歌祭」は歌の祭りですがトークライブですので、詳しい内容はこれまで以上に省略します。

来場された方だけのお楽しみです。

 

会場は新宿のNeked Loft。居酒屋形式のライブハウスで、ステージにはテーブルとイスが二脚、譜面台が置かれていました。

 

開演時間までの間は美潮さんの弟子二号であるプロレスラーでホストの美月凛音さんが、

前日に同じ会場で行われていたきただにひろしさんが主役の340 presents「ごきげん料理祭5」でもされたという、

ホスト的な乾杯を交え、美潮さんのCD「激流」の物販をされていました。

 

00:激流 (1C)/一星(美月凛音)

 

観客からのフリもあり、「激流」を一番だけ披露。歌われるのは八年ぶりだとか。

 

美月さんがホスト的な話をしつつ、開演時間が近付くと退場され、

スタッフの方からお店の説明があり、司会の美潮さんが登場されました。

今後のイベントの告知もそこそこに、今回の主役である美郷さんが歌のイントロと共にご登場。

 

01:乙女のポリシー (1C)

-MC-

 

石田よう子さんからのご紹介という事で「美少女戦士セーラームーンR」のエンディングで美郷さんご登場。

大きな花をあしらった髪飾りも可愛らしく、の持ち前のやわらかな歌声で、遺漏なくしっかりと歌われました。

 

美郷さんはお酒がお好きなものの、アルバムのレコーディング中でお酒が飲めないとの事で、オレンジジュースで乾杯。

写真を交えながら、目立ちたがりでおてんばだったという幼少期のお話をされました。

02:キャンディ キャンディ (1C)

-MC-

 

美郷さんのお母様に買ってもらった"音源"という事で、アニメ「キャンディ・キャンディ」のオープニング。

女の子アニメソングの金字塔を、じゃれつくようなスイートな歌声で歌われ、美郷さん色に染められました。

 

そうは見られないながら運動がお得意だという美郷さん。小学5年生から中学3年まで、部活動は器械体操をされていたものの、

新体操の強豪高校に進学するも、部活の厳しさから入部はせずに帰宅部に。

 

03:科学戦隊ダイナマン (1C)

-MC-

 

ジャパン・アクション・クラブ(現ジャパンアクションエンタープライズ)に憧れた時期もあったという事で、"印象に残っている"特撮作品

「科学戦隊ダイナマン」のオープニング。ダイナピンクになりたかったとの事。

普段とは違うそれまでにない力強い美郷さんの一面を垣間見ました。

 

美郷さんの「ダイナマン」を聴いたら、オリジナル歌手であるMoJoさんがメロメロになるという話から初恋のお話。無念の「白雪姫」。

 

04:はじめてのチュウ (1C)

-MC-

 

初恋の話が出たところで、アニメ「キテレツ大百科」の四代目オープニングであり、六代目エンディング。

美郷さんのはかなげでせつなげな魅力を十分に堪能できました。途中の「やった やった やったよ」では声を変えられる場面も。

 

婦人警官になりたかった美郷さんが、ステージに立つ仕事へ憧れるきっかけとなったのは中学生の頃に行ったディズニーランド。

高校からダンス教室に通い出し、高校卒業後は地味目なアルバイトをしながらダンス教室に通う日々で、段々と内向的な性格に。

そんな中、とある事務所のオーディションに受かり、舞台をやられたり、レースクイーンとアイドルグループ組んだりされていたものの、

更なる飛躍を目指し、その事務所を辞め、九段下のキッチンジローでアルバイトをされる日々に。

 

05:浪花節だよ人生は (1C)

-MC-

 

苦難の人生という事で、演歌から細川たかしさん版が有名な「浪花節だよ人生は」。

演歌っぽくない美郷さんそのままのアプローチで歌われたのが新鮮。歌い終わると演歌のお約束、口パクの「ありがとうございました」。

 

歌手になるためのボイストレー二ングのお話をされ、とある事情から早めに第一部最後の曲は、

美郷さんが「とても尊敬してますよ。だって神様じゃないですか」と言われる方の曲。

 

06:夢光年 (1C)

-MC-

 

美郷さんの所属事務所「SOLID VOX」の社長・影山ヒロノブさんが歌ったアニメ「宇宙船サジタリウス」のエンディング。

当日の五日前に行われた芝浦工業大学 大宮祭で影山さんと歌われただけあり、自分のものにされている印象を受けました。

 

~休憩~

 

休憩を挟み美潮さんがいそいそと登場され、第二部スタート。見ての聴いてのお楽しみ。

 

07:セーラー服を脱がさないで (1C)

-MC-

 

美潮さんに呼び込まれ、イントロと共に登場された美郷さんは、なんとセーラー服姿。一斉を風靡したおニャン子クラブのデビュー曲。

美潮さんはムチャ振りのつもりが、美郷さんは少し照れつつもノリノリで振り付けをされながら歌われました。

 

沸き立つ観客の惜しむ声を背中に、美郷さんは着替えの為に一旦退場され、美潮さんがお酒トークで場つなぎ。

戻ってこられると、

美潮さん「コスプレされましたよね?」

美郷さん「してません」

というやりとりから祭再開。

 

クラブのイベントで歌われたり、知り合いの作曲家さんのお手伝いで仮歌を歌われたり、

刺激を受けるためにニューヨークでダンスとボイストレーニングを受けられたりされていたものの、

デモテープを送ったりしても梨の礫で、歌の道を仕事にする事をあきらめかけていた時、

後に所属する事になるレコード会社ランティスのプロデューサーから連絡があり、ランティスの楽曲の仮歌を歌うお仕事をする事に。

一年ほど仮歌のお仕事をしていた頃、オーディションの話が。

 

08:Last Kiss (1C)

-MC-

 

オーディションの課題曲だったという、BONNIE PINKさんの歌われたアニメ「GANTZ ~the first stage~」エンディング。

オリジナルの片りんを感じさせつつ、しっかりと美郷さん色に染めて歌われる様子に、オーディションに受かったのもうなずけました。

 

オーディションに合格しても、レコーディングをしてもなかなか信じられない美郷さん。

しかしアニメ「舞-HiME」のエンディングで「君が空だった」が流れたのをお母様とご覧になり、デビューを実感。とても嬉しかったそうです。

それを期にアニメ界を知った事で世界が変わり、フリーの期間を経てSOLID VOXへ所属する事に。

 

09:girls in trouble! DEKARANGER (1C)

-MC-

 

2004年にデビューされたという事で、その年のスーパー戦隊「特捜戦隊デカレンジャー」からスポット放送されたエンディング。

美郷さんは少し苦戦されつつも観客の助けを受けて歌われ、にぎやか系深夜アニメのエンディングの様な赴きに。

 

テレビをあまり見なかったため、アニメには詳しくなかったものの、デビューをきっかけに見るようになり、

ご自身の歌われた作品は必ずチェックされている美郷さん。栗林みな実さんと共に赴いた台湾を皮切りに海外公演も多く、

話題は美郷さんと美潮さんが初めて会ったというブラジルでのお話に。

 

10:勇者王誕生! (1C)

-MC-

 

所属事務所の遠藤正明さんの曲を、という事で、「勇者王ガオガイガー」のオープニング。滅多に聞けない選曲。

曲のキメ所でマイクを両手で持つ所謂"ソリボ持ち"を促され、「ディバイディング・ドライバー!」をコケティッシュに決められました。

 

カレーがお好きな美郷さんのカレーベスト3と美潮さんの二日酔い対策のお話。

 

11:Happy Go Lucky!ドキドキ!プリキュア (1C)

-MC-

 

「ドキドキ!プリキュア」前回の石田さんがエンディングだったので、今回の美郷さんはオープニング。ダンスはまたの機会に。

美郷さんが歌われるとふふわふわとした、少しお姉さんの感じ。「おハロー」で「機動戦士ガンダム」のハロを思い起こされるとか。

 

ここで入場時に配られた抽選権を元に、美郷さんが用意されたハンカチタオルや、大好きなエコバック、ブラジルのお土産の小物入れ、

「宇宙戦艦ヤマト2199」第2章のサイン入りフライヤーなどの、プレゼントの抽選会が行われました。

 

お友達紹介

 

次の出演者に美郷さんが直電話。お相手はアルバムのプロモーションで仙台にいる佐咲紗花さん。

という事で「歌祭」31回目は「佐咲祭」です。

 

12:少女迷路でつかまえて

-MC-

13:君が空だった

-MC-

14:美しい地球を知る者よ

-MC-

 

最後は美郷さんのオリジナルを三曲続けて。まずはアニメ「ストロベリー・パニック」の初代オープニングから。

少し妖しげな曲調に、美郷さんの声からもどことなくミステリアスな雰囲気が醸し出されていました。

続いては話題に上がっていたデビュー曲「君が空だった」。清らかな歌声と澄んだなファルセットを、

生で近距離で聴くと、より素敵に感じました。そして美郷さんからご挨拶があり、

最後は劇場及びOVA版「宇宙戦艦ヤマト2199」の第二章エンディング。

耳にやわらかい美郷さんの歌声で、イベントは穏やかな心地良さで幕を下ろしました。

 

拍手の中でアナウンスがあり、今回はサインと握手だけで写真は無しの観客とのふれあいタイムへと移り、

340スズキ♪ presents 「歌祭30 ~美郷あきの巻~」は終了となりました。

 

美郷さんはここ数年、必ず毎年生で拝見し、お歌を聴く機会があるのですが、

その人となりを知る機会があまりなく、ある種謎めいた印象を持っていました。

それが今回の「歌祭」で等身大のお姿を見、お話を伺った事で、より身近に感じる事が出来ました。

また、ご自身のレパートリーに無いような曲を多く聴け、美潮さんの新たな魅力を感じました。

補足

 

・とある事務所に所属していた頃、舞台で「百獣戦隊ガオレンジャー」のテトムを演じられていた女優の岳美さんと知り合い、

 その後、数年ぶりに美潮さんのお誕生会で偶然再会されたとか。

 

・カラオケでは歌謡曲がお好きで、テレサ・テンさんや渡辺真知子さんを歌われるとの事。

 

・美潮さんが受けた谷本貴義先生のボイストレーニングに疑問符が。

 

・打ち合わせで美潮さんに「セーラー服を脱がさないで」を歌うように言われ、「じゃあ着よう!」と思った美郷さん。

 

・コスプレに目覚めたのは「影山ヒロノブ・遠藤正明・きただにひろしの 『ゆかいな仲間たち2012』」。

 

・親子のよう。

 

・サイキックラバーのJOEさんは別の道に目覚めたのでは。

 

・色々あった事もありオーディションもデビューもなかなか信じられず。

 

・「Last Kiss」は美郷さんのデビュー曲「君が空だった」の参考になったとか。

 

・ランティスの新年会で影山さんと初対面。オーラが凄く、キラキラしていて、緊張して挨拶をした所、

 とても気さく話してもらい、感動されたとか。

 美郷さん「影山さんに嘘はないので」

 

・ブラジルでの衝撃的な「君が空だった」。

 

・お前もな。

 

・過去の出演者は奔放な人が多い。

 美潮さん「車を縦に立てちゃう人とかね」

 美郷さん「へぇ~」

 美潮さん「……割とさっき歌われた人ですけどね」

 美潮さん「あぁ~……やりそうですね」

 

・「美しい地球を知る者よ」の最後で自然と"ソリボ持ち"になっていた美郷さん。

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