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~東日本大震災チャリティアニソンコンサート~

(AnimeSong) Smile アニソンでできることをしたいだけ

11.6.3 中野サンプラザ

 

出演/azusa 彩音 池田彩 石田燿子 石原慎一 柿島伸次 工藤真由 五條真由美 サイキックラバー (YOFFY JOE)

    榊原ゆい Salia たいらいさお 高取ヒデアキ 高橋秀幸 谷本貴義 Zwei (Megu  Ayumu) nao

    NoB 松本梨香 MIQ 宮内タカユキ 宮内真友 山形ユキオ 山野さと子 結城アイラ はなしまなおみ

 

スペシャルゲスト/髙崎裕士 立川俊之 (大事MANブラザーズオーケストラ)

ダンス/ヒメストレンジャー (Hi  Fu)

 

司会/寺島拓篤 金元寿子

 

ライオンズクラブ/小笠原耕司 河合悦子 東京武蔵野ライオンズクラブ諸代表者

武蔵野市長/邑上守正

進行/那須恵理子

 

演奏/カラオケ Ba.Megu G.JOE Ag&harp.柿島伸次 Key.azusa Ag.立川俊之

   Key.女性の方 (名前わからず。申し訳ありません) Vio.はなしまなおみ

 

 

東北地方太平洋沖地震を受けて、ボランティア組織東京武蔵野ライオンズクラブが中心になり

開催されたチャリティーライブ「(AnimeSong) Smile アニソンでできることをしたいだけ」。

アニメ、特撮、ゲームのテーマソングを歌われているアーティストの方々が総勢30名近く出演されました。

 

会場は中野サンプラザ。アイドルファンの間では殿堂ともいえる会場だそうで、今回初めて訪れました。

ロビーでは今回のコンサート限定のTシャツや各種CDの販売がされていました。

 

-MC-

 

開演時間を5分ほど過ぎた頃に開演のブザーが鳴り、場内が暗くなると、

ステージに下ろされた幕の前にニッポン放送のアナウンサー那須恵理子さんがご登場。

自己紹介と今回の趣旨説明をされた後、東京武蔵野ライオンズクラブ会長の小笠原耕司さんがご挨拶。

既に今回の収益の中から被災地の学校へ文房具が寄付されているそうです。

小笠原さんが話をされている間に続々と東京武蔵野ライオンズクラブ諸代表者の方々が登場され、

その中から武蔵野市長の邑上守正さんと、ライオンズクラブガバナーの河合悦子さんからそれぞれご挨拶。

そして那須さんが東京武蔵野ライオンズクラブからのメッセージを読み上げた後、

最後に小笠原さんが開会の合図として観客との「アニソン!」「スマイル!」の掛け合いを提案。

 

小笠原さん「アニソン!!?」

観客「スマイル!!!」

 

いよいよ「(AnimeSong) Smile アニソンでできることをしたいだけ」開演です。

 

00:津軽じょんがら節/髙崎裕士

-MC-

 

三味線の音が響く中、幕が上がり、異分野ながらも今回の趣旨に賛同したという髙崎さんによるオープニング演奏。

最初は三味線のみの緊迫した演奏でしたが、途中からカラオケが混じり、観客の手拍子と共にコンサートの開始を彩られました。

 

司会の寺島さんと金元さんがご登場され、それぞれご挨拶。

幕が開いたステージ上には大きなスクリーンが設置され、その下に中くらいのステージが設置されていました。

 

1st STAGE

01:プリキュア5、フル・スロットルGO GO! (1C)/工藤真由

02:Alright! ハートキャッチプリキュア!/池田彩

03:DANZEN! ふたりはプリキュアVer.MAXHEART/五條真由美

 

1st STAGEは髪をバッサリと切ってショートにされ、"くどまゆ"工藤さんの「プリキュア5GOGO」で元気に幕開け。

続く池田さんはフリフリの衣装で人気作「ハートキャッチプリキュア」のオープニング。一年間を歩んだ為か原曲より力強く感じました。

そして"女の子向けアニソン"の定番となった「ふたりはプリキュアMAX HEART」のオープニングで登場した五條さんは安心の盛り上がり。

 

04:ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア/工藤真由

05:ワンダフル↑パワフル↑ミュージック!! (1C)/池田彩

-MC-

06:GO! GO! サンシャイン (1C)/五條真由美

-MC-

 

当時放送中の「スイートプリキュア♪」からオープニングとエンディングを連続で。

より活発な印象の工藤さんの快活な歌いっぷり。一方の池田さんは唄われながらもエンディング映像と同じダンスを踊られる姿に感嘆。

「プリキュア」特集が終わると五條さんが登場され、曲紹介があり、同じく当時放送中の「ジュエルペット サンシャイン」のオープニング。

「プリキュア」シリーズに負けず劣らず合いの手が多く楽しい曲で、1st STAGEは締めくくられました。

 

司会のお二人が登場され、五條さん、工藤さん、池田さんそれぞれからのメッセージがあり、

コンサートは次のステージへ。

 

2nd STAGE

07:風の旋律/Zwei

08:ソラノシズク (1.5C)/Zwei

 

2nd STAGEの先陣は女性ファンの黄色い声援と共にベースのMeguさんとボーカルのAyumuさんのユニットZwei(ヅヴァイ)のお二人。

PSP用ゲームソフト「Memories Off ゆびきりの記憶」から当時はまだCD発売前のオープニングと、そのカップリング曲をいち早く披露。

恥ずかしながら初めて拝見しましたが、Meguさんの縦横無尽なステージングと、Ayumuさんの凛とした歌声はとても格好よかったです。

 

09:キューティーハニー/Salia

10:ヒーリン' ユー/Salia

 

雰囲気一変「変わるわよ」。「キューティーハニー」のリメイク「キューティーハニーF」より、

アニソンファンでなくてもお馴染みのオープニング。他の人にはないSaliaさん等身大の歌声やダンスが印象的な

「キューティーハニー」からまたもや一変。「百獣戦隊ガレンジャー」のエンディング「ヒーリン' ユー」へ。

Saliaさんは歌われる前に「心を込めて歌います」とおっしゃられ、被災された方々へ、

文字通り"癒し"のメッセージを届けようと歌われていました。

 

11:侍戦隊シンケンジャー/サイキックラバー

12:冒険者 ON THE ROAD (1.5C)/サイキックラバー

-MC-

 

2nd STAGEラストに参上したサイキックラバーのお二人は、戦隊つながりで「侍戦隊シンケンジャー」のよりオープニング。

人気作であり振付けも楽しい人気曲だけに、観客の垣根を越えて大盛り上がりで、

戦隊の流れのまま「轟轟戦隊ボウケンジャー」のエンディングへ。

YOFFYさんとJOEさんは舞台の左右を入れ代わりつつも、最後のサビでは中央で決めるという呼応したステージングで、

さわやかな応援歌を披露されました。

 

寺島さんと金元さんが次の3rd STAGEに登場される榊原さん、柿島さん、azusaさんを呼び込んで、

お三方からメッセージがあり、3rd STAGEトップバッターの榊原さんがステージ中央へ。

 

3rd STAGE

13:刻司ル十二ノ盟約/榊原ゆい

14:そして僕は…/榊原ゆい

 

名うての榊原さんはゲームおよびアニメ「CHAOS;HEAD」内でご自身が声優を務める"岸本あやせ"が、

"FES"としてボーカルを担当しているロックバンド「ファンタズム」の曲という設定の、アニメ版「Steins;Gate」のエンディングと、

ご自身にとっては初のオープニングテーマであるというアニメ版「PRISM ARK」のオープニングを。

張り詰めたイメージの「刻司ル十二ノ盟約」と疾走感のあるサビが印象的な「そして僕は…」の対照的な2曲で

バラエティ豊かな3rd STAGEは始まりました。衣装は私服だとか。

 

15:CALL YOU…君と僕の未来 (2C)/柿島伸次

-MC-

16:スイヘイリーベ~魔法の呪文~/柿島伸次

 

アコースティックギターを携えて柿島さんが歌うのは「トランスフォーマー ギャラクシーフォース」より初代オープニング。

当方大好きな曲なので、初めて生で聞けて大変嬉しかったです。続いては「みんなで元素を覚えよう」と、

ハーモニカをセットされ、"かっきー&アッシュポテト"名義の、歌詞のほとんどが元素の名前な「エレメントハンター」のエンディング。

途中で「うしろ(のスクリーン)に歌詞が出てるからみんなで歌おう」と柿島さん。

 

17:真夏のフォトグラフ/azusa 

18:夢ノート/azusa

-MC-

 

3rd STAGEを締めくくるのは素朴でやわらかな歌声のazusaさん。

まずはアニメ「アスタロッテのおもちゃ!」のオープニングを披露され、続いては小説を端に発し、

あらゆるメディアで展開された「もしドラ」こと

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」のアニメ版のオープニングを。

一番はキーボードだけの弾き語りでしっとりと、二番からはカラオケでハンドマイクでという当日だけのスペシャルバージョンでした。

 

4th STAGE

19:ぱすてるチャイム/nao

20:きりひらけ!グレイシー☆スター (1.5C)/nao

 

マリンルックも涼しげなnaoさんが歌うゲーム「ぱすてるチャイムContinue」のPSP移植版のオープニングで4th STAGE開始。

サビでの"おっかけ"が耳に残る「ぱすてるチャイム」に続く「きりひらけ!グレイシー☆スター」は、

naoさんが5pb.ちゃん役で声優に初めて挑戦されたという、ゲーム「超次元ゲイム ネプテューヌ」の

続編「超次元ゲイム ネプテューヌmk2」のオープニングが、ゲームとCDの発売に先駆けて披露されました。

 

21:星を求めて/結城アイラ

22:LAMENT~やがて喜びを~/結城アイラ

 

どことなくエスニックな印象がある出で立ちの結城さんがしっとりと歌われるのは、

2010年にアニメ「装甲騎兵ボトムズ」の新作三本が劇場でイベント上映された

「ボトムズフェスティバル」の第一弾「装甲騎兵ボトムズ Case;IRVINE」のエンディング。

一方のアニメ「伝説の勇者の伝説」のオープニングである「LAMENT~やがて喜びを~」は力強い歌い方と歌詞で、

あたかも震災からの復興へのメッセージを歌っているかのようでした。

 

5th STAGE 東日本大震災特別ステージ

23:シャンプー王子のこもりうた/宮内真友 

-MC-

 

宮内タカユキさんのご息女、宮内真友さんが歌われるのはアニメ「シャンプー王子」のエンディング。

血筋だけではない、実力に裏付けされたほんわかやわらかな歌声を久し振りに堪能できました。

 

歌い終わると司会のお二人と合流。

真友さん「みなさーん、よく眠れましたか?」

寺島さん「長丁場のイベントですのでみなさんの体力回復になったと思います。ありがとうございます」

 

24:それが大事/立川俊之(大事MANブラザーズオーケストラ)

 

ここでスペシャルゲスト大事MANブラザーズオーケストラ(元・大事MANブラザーズバンド)の立川俊之さんがご登場。

アコースティックギターをかき鳴らしてのコール&レスポンスから、歌われたのは大ヒット曲「それが大事」。

真友さんも小学校の頃によく聞いていらしたそうで、カラオケを加えての大合唱は、ジャンル垣根を越えた今回だけの光景でした。

 

6th STAGE

25:ペガサス幻想-Pegasus Fantasy-/NoB

26:ハリケンジャー参上!/高取ヒデアキ

 

立川さんが歌い終わるや「聖闘士星矢」オープニング「ペガサス幻想」のイントロで6th STAGEスタート。

NoBさんの研ぎ澄まされた歌声に、観客も大盛り上がりのまま、「ハリケンジャー」に続きます。

歌声の清しさと反比に躍動感あふれるパフォーマンスは高取さんの魅力です。

 

27:ガオレンジャ-吼えろ!!/山形ユキオ

28:炎神戦隊ゴーオンジャー/高橋秀幸

 

雰囲気ががらりと変わり山形さんがご登場。2011年に10周年を迎えた「ガオレンジャー」です。

荒々しくも情熱的な山形さんの歌声が場内を蹂躙した後は「Project.R」Tシャツ(黒)を纏った高橋さんの「ゴーオンジャー」。

高橋さんの歌声とパフォーマンスは正統派で健やか。久し振りに聞く事が出来嬉しゅうございました。ドルドルドル。

 

29:永遠ブルー-Blue Forever- (2009 ver.)/NoB

30:四六時夢中シンケンジャー/高取ヒデアキ

 

イントロで「みんなで被災地に届けようね!!」とNoBさんが叫ばれ、「聖闘士星矢」エンディング「永遠ブルー」。

後半、NoBさんの扇動により会場全体が大合唱となる光景は、いつ体感してもたまりません。

「アニソンスマイル、まだまだ盛ぉり上がるぞォ!!」と黒の真剣陣羽織をはためかせ高取さん。

なんと2番が終わると客席へ降りてこられ、観客と共に「ワッショイ!!」しまくられました。

 

31:その翼で…/山形ユキオ

32:ガッチャ☆ゴセイジャー/高橋秀幸

-MC-

 

続いて山形さんが静かに登場され歌われたのは、「ガオレンジャー」より、当方大好きな名挿入歌「その翼で…」。

今回のコンサートのテーマに見事に合致している壮大なバラードを、渾身の思いで歌われていた印象でした。

6th STAGEのラストは高橋さんによる「天装戦隊ゴセイジャー」の初代エンディング。ガッチャ。

エンディングのダンスを交えながら、サビ前の手拍子も軽やかに、爽やかにはつらつと歌われていました。

 

7th STAGE

33:Arrival of Tears (1C)/彩音

34:KIZUNA~絆/彩音

 

7th STAGEのオープニングを飾る彩音さんは、アニメ「11eyes」オープニング。

荘厳さをはらんだ「Arrival of Tears」の後は、息つく間もなくアニメ「W~ウィッシュ~」オープニングで、

疾走感のある「KIZUNA~絆」。パワフルでかつ艶やかさも感じられる歌声でした。

 

35:見えない翼/谷本貴義

36:Dragon soul (1C)/谷本貴義

 

続いては"タッキー"(タニー?)谷本さんが「金色のガッシュべル!!」の三代目オープニングでご登場。

歌詞が今回の趣旨を重なるように感じられました。そして「Dokkan Dokkanいくよー!」という掛け声で

「DRAGON BALL KAI(改)」のオープニング。記憶に新しく盛り上がる曲だけに、観客の「Dokkan Dokkan」が激しい事激しい事。

 

37:乙女のポリシー (1.5C)/石田燿子

-MC-

38:STRIKE WITCHES2~笑顔の魔法~/石田燿子

-MC-

 

谷本さんのロングトーンと重なるように石田さんのステージへ。「美少女戦士セーラームーンR」エンディング「乙女のポリシー」は

今回、改めて歌詞に元気づけられた思いです。「続いては盛り上がる曲です」と話され「ストライクウィッチーズ2」オープニングへ。

どちらの曲も石田さんの元気溌剌でクリアな歌声が魅力で会場内はとても盛り上がりました。

 

寺島さん、金元さんも合流され7th STAGEに出演されたお三方それぞれからメッセージがあり、

続く8th STAGEの出演者の方々と曲紹介がされました。

 

8th STAGE

39:復活のイデオン/たいらいさお

40:「鳥取戦士サキューン」のテーマ/MIQ ヒメストレンジャー

 

ご自身のデビュー35周年の「"ありがとう! コンサート"」でも着用されていたスーツ姿でたいらさんがご登場。

たいらさんの軽やかな歌声の中に緊迫感が込められた歌声が最高です。「必ず日本を"復活"させよう!!」とたいらさん。

MIQさんが登場曲はヒメストレンジャーのお二人を従えて「天体戦士サンレッド」より「『鳥取戦士サキューン』のテーマ」。

鳥取ご出身のMIQさんならではの力強くも地元愛に満ちたステージでした。まさかこの曲を聞けるなんて。

 

41:仮面ライダーAGITO/石原慎一

42:めざせポケモンマスター'98 (1.5C)/松本梨香

 

続いては石原さんのご登場。歌うは放送から10周年を迎えた"目覚めろ、その魂"「仮面ライダーAGITO」。

静かで神秘的な序盤からストイックな激しさに変わる石原さんの歌声はたまらないものがありました。

「ポケモン、ゲットだぜェエ!!」の掛け声も勇ましい松本さんは、今もなお続く"ポケモン"シリーズの幕開けとなった初代オープニング。

松本さんの歌、声で育った世代が多く見受けられ、会場全体が時にピカチュウ、時にオーキド博士になって掛け声を入れていました。

 

43:銀河旋風ブライガー/たいらいさお

44:EVERGREEN(1C)/MIQ

 

間髪いれずにはじまったイントロ、たいらさんの前口上も軽やかに「コズモレンジャーJ9」が登場。

たいらさんのシャープで渋みを感じさせる歌声と、小粋できりっとしたパフォーマンスはとびきりです。

一転してしっとりとしたイントロの中、MIQさんが登場されOVA「機動戦士ガンダム0083-STARDUST MEMORY-」より二代目エンディング。

イントロで「きっと、心から笑いあえる日が来ます!」とMIQさん。一言一言を渾身で歌われている印象でした。

 

45:救急戦隊ゴーゴーファイブ/石原慎一

46:生きてこそ/松本梨香  はなしまなおみ

-MC-

 

"人の命は地球の未来、燃えるレスキュー魂"「救急戦隊ゴーゴーファイブ」。間奏で「レスキュー ジャパン!!」と石原さん。

使命に満ちた歌詞、疾走感あふれる曲調、石原さんの緊張感ある歌声。今回のコンサートでこの曲が歌われる意味は深いです。

続いて松本さんがご登場。アルバム「まんまる」でカバーされているアニメ「甲虫王者ムシキング 森の民の伝説」のオープニング。

歌詞に込められたメッセージを丁寧に歌われる松本さん。震災後という事もあり、より一層心に沁み込むように感じました。

 

松本さんとはなしまさんが退場され、曲紹介がありいよいよラストステージへ。

 

9th STAGE

47:仮面ライダーBLACK RX/宮内タカユキ はなしまなおみ

48:メイプルタウン物語/山野さと子

-MC-

 

WAKE UP!! 宮内さんがご登場され「仮面ライダーBLACK RX」。歌詞の一節一節に奮い立たされる思いです。

久々に体感した宮内さんの歌声は凄まじい迫力でした。2010年に複雑骨折された左膝も回復されたご様子。

がらりと雰囲気が変わって山野さんがご登場されて「メイプルタウン物語」。

山野さん独特のはちきれんばかりの溌剌な歌声は、原曲以上に感じられました。

 

49:誰かが君を愛してる/宮内タカユキ

-MC-

50:ドラえもんのうた/山野さと子 ALL CAST

-MC-

 

山野さんの紹介を受けて、宮内さんが再びご登場され、「仮面ライダーBLACK RX」のエンディング。

この曲も被災地の方々へ向けて歌われていると考えると、とても感慨深く、じっくりと聞き入りました。

宮内さんの紹介で9th STAGEの最後は山野さんの「ドラえもんのうた」で締めくくり。

二番中盤から出演者の皆さんも次々にご登場され、会場も一緒になって大合唱状態でした。

 

出演者全員が揃う仲、最後に出演者を代表して山野さんと宮内さんから一言づつ。

山野さん、予期していなかったらしく、とても驚いておられました。

山野さん「みなさんと『ドラえもん』を合唱できてとても嬉しかったです。

     アニソンが持つ力、アニソンだからできる事を実感しました」

続いて宮内さんから一言という時に、宮内さん思わず感極まって涙で言葉に詰まってしまったご様子。

宮内さん「ごめん、ちょっとオヤジの事が浮かんでね…死んじまったからさ…」

この日を遡る事、数日前に宮内さんのお父様が逝去されました。

涙ぐむ宮内さんを見て、心配そうに近づく山野さん、松本さん、宮内さんの肩を抱くたいらさんの姿が印象的でした。

宮内さん「自分なんかが声をかけて、こんなに多くの仲間、スタッフのみんなが力を貸してくれて、

      オヤジも喜んでると思うし、何より、みんなの想いは被災地の皆さんにもと届いていると思います!」

 

51:鉄腕アトム (2C)/ALL CAST

 

はなしまさんのヴァイオリンと女性の方(名前わからず。申し訳ありません)のピアノが

しっとりと奏でられ、「(AnimeSong) Smile アニソンでできることをしたいだけ」は独自にアレンジされた「鉄腕アトム」でフィナーレ。

たいらさん、宮内さんを筆頭に意気揚々と歌われる男性陣、途中でアトムのポーズをとる工藤さんと池田さん、

真友さんに誘導されながら歌うZweiのお二人、3番まであると思ったら2番までで驚く高取さんと、それを見て大笑いする山形さんなど

総勢30名近いアーティストの方々が揃っているだけに見所満載でした。

後奏で出演者の皆さんが名残惜しそうに手を振られる中、ものすごい速さで幕が降り、

「~東日本大震災チャリティアニソンコンサート~(AnimeSong) Smile アニソンでできることをしたいだけ」は終演となりました。

 

アニメソングの中でもアニメ、特撮、ゲームとバラエティに富んだジャンルが取り上げられており、

総勢約30名の出演者の方々も幅広い顔ぶれがそろったのは今回ならではの事だと思います。

曲数もショートバージョンがあったものの、全部で50曲越えでのべ3時間半という大ボリュームでした。

今回の「(AnimeSong) Smile アニソンでできることをしたいだけ」が、

少しでも被災地の復旧、復興の力になることができていたら嬉しいです。

補足

 

・曲がはじまる前には司会のお二人による曲および作品紹介がされたりされなかったり。

 

・寺島さん「このイベント自体がプレシャスですよ!」

 

・せっかく立川さんが今回の趣旨に賛同されて参加されたのでしたら、

 大事MANブラザーズバンド時代に手掛けられたアニメソングを

 メドレーでもいいので歌って頂きたかったりもしました。

 

・高取さん「…どっから来たんだぁああぁああああああああい!!?」

 観客「家ぇえええええええええええええ!!」

 というライブでお馴染みのやり取りをやられなかったのは、

 被災地から非難された方々も招待されていた事を考慮しての事かと思います。

 

・寺島さん「特撮と美少女ゲーム好きにとってたまらないライブですよ!」

 

・「サキューン」でMIQさんと共に奏上されたダンサー"ヒメストレンジャー"は

 MIQさんと同じ事務所に所属されている双子シンガーソングライター「光と風Hi-Fu」のHiさんとFuさん。

 

・最後の「鉄腕アトム」において、おそらく全出演者中でただ一人、完璧に歌われていた真友さん。

 

・事前に配布されていたプログラムには最後の曲は「ふるさと」になっていました。

 おそらく公演時間が大幅にオーバーしていたので、その都合でカットされたのだと思います。

 

・いわゆる「オタ芸」は、出演者の方々を応援する手段の一種と捉えています。

 ですが、それが他の観客に迷惑をかけてしまうのであれば、それはよろしくない行為だと思っております。

 

・主催者の方々には"アニソンファンにも種類がある"という理解が浅かったようにお見受けします。

 オタ芸を打たれる方、打たれない方、それぞれが楽しめるよう、考慮して頂きたいと思いました。

 

・終演後、最前列中央の席の下に使用済みのサイリウム・ウルトラオレンジが10数本、捨てられていました。

 その席にいらした観客の方々には、今回のコンサートの趣旨が何一つ理解されていなかったと思います。

 アニソンでできることは、騒いでゴミを捨てて帰るチャリティーイベントではないはずです。

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