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JAM Project シンフォニックコンサート2011

11.2.3 東京芸術劇場 大ホール

 

出演/JAM Project (影山ヒロノブ 遠藤正明 きただにひろし 奥井雅美 福山芳樹) 

 

指揮/服部隆之

 

演奏/シアター オーケストラ トーキョー

 

 

2011年に結成11年目、ライブ開催10年目をむかえたJAM Projectが、

新たな試みとして、シンフォニーオーケストラとのコンサートを開催されました。

 

オーケストラはバレエダンサーの熊川哲也さんの公演などで活躍されているシアター オーケストラ トーキョーの皆さん。

音楽監督・指揮には三谷幸喜さん作品の音楽などで知られる服部隆之さんという、とても豪華な布陣です。

非常にハードな曲調が多いJAM Projectの楽曲とシンフォニックが合わさるという事で、とても興味がありました。

今回は二日間あった公演の中で初日の2月3日のレポートです。

 

会場は池袋にある東京芸術劇場の中でも、地上7階から9階という、とても高い所にある大ホール。

入場すると木目調のとても落ち着いた雰囲気のコンサートホールでした。

 

開演を告げるアナウンスと音楽が鳴り、開演時間から10分ほど遅れた所で場内が暗転。

続々とオーケストラトーキョーの皆さんが入場し観客が拍手で迎えます。

オーケストラの皆さんが各々楽器を調整する中、指揮の服部隆之さんがご登場。

そしてスーツ姿、ドレス姿のJAM Projectの皆さんが登場されると観客から大歓声。

 

準備が整い、奏でられたイントロに、メンバーも客席もVサインが高く掲げられます。

 

01:VICTORY

 

公演の数日前にサッカー「AFCアジアカップ2011」の準決勝と決勝において、日本勝利時に流れた「スーパーロボット大戦MX」の主題歌。

イントロの旋律がオーケストラの生演奏で聞けたのは嬉しく、また、掛合い部分で観客の声の反響具合の大きさに驚いたりもしました。

 

02:Elements

-MC-

 

続いてはオリジナルアルバム「MAXIMIZER」より、昨年のツアーでも披露された「Elements」。

楽曲全体に漂っているしなやかで荘厳な雰囲気が、シンフォニックだとより一層際立っている印象でした。

 

・影山さん「ぶっちゃけ、あけおめ」

・いつも以上に緊張している皆さん。

・影山さん「まずは非公式サッカー勝利のテーマから…というわけではなくたまたま一曲目だったんですよ」

・遠藤さん「今年最初の日本でのライブは今日です。なんかいつもと違う格好なので慣れませんねぇ」

 影山さん「ソムリエみたいな格好やないか」

 遠藤さん「誰がソムリエやねん」

・きただにさん「えー今日は、朝から温泉…の元をお風呂に入れて入ってきました」

 遠藤さん「温泉入ってきたかと思ったぁ」 

・きただにさん「JAM Projectも2011年目……」

 遠藤さん「何歳やねん」

 きただにさん「なはは、ちょっと"我輩は"みたいな感じになってしまいました」

・奥井さん「いつもより布を多めにしてきました。今日は音も照明もやわらかいです。みんなもモロ見えです」

・福山さん「今日ほどみんなの声がでけえと思った事はないな。どわはははは。

     いつもより動けるスペースが限られているし、立ち位置が前の方なんで…」

 影山さん「ぶつからんように」

・遠藤さんが服部さんをご紹介。

 服部さん「お客さんのパワーが凄くて、いつ始めていいかわからなかったですよ」

 観客笑。

・奥井さんがオーケストラの皆さんをご紹介。

 遠藤さん「ほんとはね、皆さんそれぞれに一言づついただきたいんですけど」

 きただにさん「終わってまう、1時間半くらいかかりますよ」

 

影山さん「次の曲は、みんなんの前で初めて歌います。

     初めて歌うのがオーケストラ版なんすけど聞いてください『Vanguard』!!」

 

03:Vanguard

04:牙狼 ~SAVIOR IN THE DARK~

-MC-

 

JAM Projectの2011年最新作、アニメ「カードファイト!! ヴァンガード」のオープニングを今回初披露。

今回聞けるとは"イメージ"していなかったので驚きました。曲が終了すると、「番組始まったばかりだからよろしくー」と影山さん。

続いてはシンフォニック映えする特撮作品「牙狼<GARO>」の二代目オープニング。イントロと共に大歓声。

間奏ではトランペットが高らかになり響き、原曲とはまた違った荘厳さに高揚感を掻き立てられました。

 

・影山さん「間奏の奥井ちゃんのソロ聞いてて、緊張してんのがビンビン伝わってきたよ」

・オーケストラの皆さんがごっそり退場。

 遠藤さん「いろいろ予算の都合がありましてね。これで終わりですよー」

 きただにさん「ぅえ゛ええええええええ」

 

・ここからは国内公演ではあまり見られない、メンバーのソロコーナーを少人数オーケストラで。

 

05:CLOWN/featuring 遠藤正明

-MC-

 

JAM Projectが手掛けた作品の中でも燻銀の存在感、アニメ「よみがえる空 -RESCUE WINGS-」より挿入歌。

少人数の弦楽器だからこその味わい深い演奏も相まり、感情たっぷりに歌われている遠藤さん。

途中、緊張の為か歌詞が不明瞭になった箇所がありましたが、それ以上に遠藤さんの歌力がびしびしと響き渡っていました。

 

遠藤さん「緊張するもんですねー。次は赤い髪の人ですね」

きただにさん合流。

遠藤さん「だにぃ~。一言いい?」

きただにさん「なんすか?」

遠藤さん「…めっちゃ緊張するよー」

きただにさん「ええええええ」

 

きただにさん「『CLOWN』ええ曲ですよねー」

遠藤さん「自分のしか聞いてないくせに」

きただにさん「なぁっ! ちゃぁんと聞いてますよー」

遠藤さん「みんな挿入歌扱いなのに自分のだけ…」

きただにさん「そそそそイメージソング…ってじゃっかぁあっしゃぁっ」

遠藤さん「ほらそんなことばっかり言ってると服部先生が『長い』って怒っちゃうよ」

きただにさん「ええ! 先生すみません!!」

 

06:Divine love/featuring きただにひろし

-MC-

 

きただにさんのソロコーナーはアニメ「セイント・ビースト ~光陰叙事詩天使譚~」のオープニング。

スピーディーな曲調の原曲と好対照にダイナミックでミドルなアレンジになり、きただにさんの歌声をがっつりと堪能しました。

序盤まで曲の雰囲気と不相応な観客の手拍子がありましたが、服部さんがジェスチャーで制していました。

 

きただにさん「キンチョー。靴の紐とけちゃったやん」

ここで福山さんが合流。

福山さん「さっきだにぃ~が歌ったやつ、えーと、ドライビングラブ?」

きただにさん「そうそう、運転して恋が芽生える…」

福山さん「あぁ、違った、ダイビングヘッド」

きただにさん「そうそう、プロレスでどりゃーって」

福山さん「えーダイナマイトキック」

きただにさん「そうそう、プロレスでだぁああああ」

福山さん「あ、ダイニングキッチン」

きただにさん「最初から関係ないじゃないっすか! ディバイディングラブ!」

お笑いコンビのハライチさん風の掛け合いに会場笑。

 

福山さん「何が気になるって歌詞! カンペないんだぜ」

きただにさん「しかも明日は生放送(※)があるんですよ」

※この日の翌日、2月4日の公演は動画サイト「ニコニコ動画」の「ニコニコ生放送」にて有料生放送される予定でした。

福山さん「じゃあ、今日はテキトーにやるよ」

観客「えええええ」

きただにさん「でた。アニソン界の高田純次」

福山さん「サビの歌詞が分かれば何回でも繰り返してやる」 

ここでオーケストラの皆さんが続々増員。

きただにさん「うぉっ増えてる!」

福山さん「これが格差社会なのだよ」

 

06.5:I LOVE YOU/featuring 福山芳樹

-MC-

 

福山さんはオリジナルアルバム「MAXIMIZER」よりご自身が作詞、作曲、編曲を手掛けられた「I LOVE YOU」をお一人で。

…のはずでしたが、序盤で歌詞を忘れてしまったようで、やりなおし。

 

福山さん「みなさんごめんなさい…歌詞が…」

 

06.7:I LOVE YOU/featuring 福山芳樹

-MC-

 

改めて、もう一回、「MAXIMIZER」より「I LOVE YOU」をお一人で。

…のはずでしたが、先程と同じ箇所で躓いてしまい、観客からの声援を受けつつもう一回。

 

福山さん「本っ当にすいません! …申し訳ないっ!」

 

07:I LOVE YOU/featuring 福山芳樹

-MC-

 

三度目の正直。「MAXIMIZER」より「I LOVE YOU」をお一人で。先程までの失敗はなんのその。

福山さんのシャープでやさしげな歌声はオーケストラにとても映え、会場全体を包み込んでいました。

 

続いては奥井さんのご登場。

奥井さん「ドレスをふんずけないようにゆっくり歩かなくちゃいけないんですよ」 

福山さん「緊張するけどソロが終わればパーティーだ」

 

08:Little wing/featuring 奥井雅美

-MC-

 

奥井さんはJAM Project加入後初のソロ楽曲、アニメ「スクラップド・プリンセス」のオープニング。

こちらも楽曲の雰囲気としなやかな奥井さんの歌声が、シンフォニックとがとても相性が良く、聞き入りました。

奥井さんもとても緊張していたご様子で、頻繁に服部さんやオーケストラの皆さんを確認しながら歌われていました。

 

ソロコーナーのトリはリーダーの影山さん。

影山さん「おねーはんのドレスを踏まないようにせんとなぁ」

奥井さん「でもさっき楽屋に戻った時、ピロちゃん(きただにさん)にちょっと踏まれましたよ」

影山さん「ナハハハ、もぉ、ピロちゃんなぁ…」

 

影山さん「ソロで歌うのは遠ちゃんと同じ『よみがえる空』のエンディングなんすけど、

     打ち合わせの時、アニメのプロデューサーの杉山潔さんと話したのを思い出すんです。

     この作品は自衛隊の中のレスキューチームのお話なんすけど、自衛隊って、戦車とかいわゆる戦闘集団じゃないすか?

     そういった集団の中でレスキューチームがあるというのはなかなか知られていない事で、

     災害時なんかに人が入れないような所にも、命を救う為に出動するチームがいるという事をアニメで描きたい、

     そして主題歌はJAM Projectに頼みたいっていう杉山さんのお話がとても印象に残ってます」

 

09:エンブレム~名も無き英雄達へ~/featuring 影山ヒロノブ

-MC-

 

ソロコーナー最後は影山さんの「よみがえる空 -RESCUE WINGS-」よりエンディングテーマ。

シンフォニックならではのダイナミックさと影山さんの"啼き"の歌唱法と、そして前述のエピソードが合わさり、とても素敵。

改めて影山さんの歌力の凄さ、表現力の深さというのを身を持って体感しました。

 

・影山さん「あー福ちゃんみたいにならなくてよかったー」

・ここでメンバーの皆さんが合流し、服部さんとオーケストラの皆さんは一旦休憩のため退場。

・一緒に退場しようとする遠藤さん。

・しばらくJAM Projectの皆さんだけでトーク。

・遠藤さん「きんちょーしたー」

・福山さん「もうコワいものはないな」

・JAMでおねーはんのドレスを踏んだものに未来はない。

・それぞれのフォーマルなスタイルに違和感。

 影山さん「でもピロちゃんは違和感ないなぁ」

 きただにさん「そうっすかぁ?」

 福山さん「ホントだ見た事ある」

 影山さん「109-②(いちまるきゅーつー)みたいな格好や」 

 遠藤さん「ラーメン、つけ麺、いかソーメン」

 きただにさん「誰がいかソーメンやねん!!」

 遠藤さん「まぁ、それも古いですけどね」

 きただにさん「何言ってんすか! 頑張ってるじゃないっすか、狩野英孝~」 

・「シンフォニックコンサート」開催記念ワイン「JAM Project Special Selected WINE」の話。

・きただにさん「JAMっつったら酒ですからね」

 影山さん「そら、お前だけやろ」

・ワインをセレクトされたマスターソムリエの高野豊さんのお話。

・べろべろでレコーディング。

・人生を変える酒。

・高野豊さんの本の話。

・「JAM Project LIVE 2010 10th Anniversary Tour MAXIMIZER ~Decade of Evolution~ Domestic Final」の話。

・DVDを見た人、見ない人。

・当日はスタッフの皆さんも正装。

・遠藤さん「みんなどっかの会社の面接に行くのかと思いました」

 

・服部さんとオーケストラの皆さん再登場。

・服部さん「休憩はありがたいですね。このまま打ち上げに行っちゃおうと思いましたよ」

・影山さんはオーケストラのチューニングしていつる雰囲気が好き。

・拍手はどんどんやっていい。

・服部さん「さっき皆さんに『やめて』ってジェスチャーしたのは、あの曲で拍手をしちゃうと

     オーケストラの音が死んじゃうんですよ。でもこれからはどんどん拍手してください」 

 

影山さん「せっかくなんで、ここで服部先生とJAMがコラボをお届けします!」

ここでJAM Projectの皆さんはいったん退場され、服部さんとオーケストラの皆さんだけに。

 

10:メインテーマ・オブ・華麗なる一族

-MC-

 

服部さんが手掛けられた作品の中から、2007年SMAPの木村拓哉さん主演TBS系列ドラマ「日曜劇場 華麗なる一族」のテーマ曲。

重厚なテーマ曲を生で聞く事が出来たという嬉しさ、オーケストラの生演奏の迫力にたっぷりと酔いしれました。

後半になるとゆっくりと遠藤さんが登場され、勇壮かつのびやかにスキャットを披露されるという貴重な一幕でした。

 

・影山さん「のびるねーびびるねー」

・福山さん「いいなぁ、歌詞ないって」  

・少しだけ木村拓哉さんのモノマネをする遠藤さん。

・影山さん「ここからほぼノンストップです。結構キツイのが続きます。先生大丈夫っすか? あぁ、カラータイマーが…」 

 

11:Always be with you

 

後半は「MAXIMIZER」より、アコースティック以外では初披露という「Always be with you」から。

等身大のメッセージという印象だった原曲と比べると、より格調高く、やわらかになっている印象を受けました。

 

12:TRANSFORMERS EVO.

 

続いてはアニメ「トランスフォーマー アニメイテッド」よりオープニング。観客の「HEY!!」が響く事、響く事。

プログレッシブなロックとシンフォニーが合わさっている印象の原曲でしたが、今回更に金管楽器が加わる事で、

更に重厚さが増し、より一層ロボットソングらしくなっていました。どえらい迫力。どえらい格好良かったです。

 

13:レスキューファイアー

 

しっとしとしたアレンジではじまった「トミカヒーロー レスキューファイヤー」よりオープニング。

こちらも金管楽器を中心とした迫力ある演奏でヒーローソングとしての趣きがより強まったように感じました。

さらに観客の「motto motto」コールも相まり、会場一体となっての迫真迫力の一幕でした。

 

14:鋼の救世主

-MC-

 

人気曲が立て続けに。ゲーム「スーパーロボット大戦α外伝」よりオープニング。

「鋼の救世主」は不安と希望が同居する快曲なだけに、オーケストラとの相性も抜群の絶妙。

間奏でアコースティックギターの方による渾身のソロパートがたまらなく魅力的でした。

 

影山さん「おーしっ、ラストソぉォオング!!」

観客「えええええええええええええええええ」

影山さん「…とりあえず、ラァストソォオォオオオング!!」

 

15:GONG

 

本編ラストを飾るのはゲーム「第3次スーパーロボット大戦α -終演の銀河へ-」のオープニング。

唸る弦楽器の旋律はイントロ、序盤ではゆっくり、サビから高揚感たっぷりにその魅力をふりまいていました。

最後はGONG(戦鑼)が高らかに打ち鳴らされフィナーレとなりました。

 

-アンコール-

 

服部さん、オーケストラの皆様はそのまま、JAM Projectの皆さんだけが退場。

拍手がJAM Projectのライブでは慣習になっている「motto motto」コールになるやいなや

すかさず遠藤さん、きただにさんがまず登場。

 

きただにさん「はやいでしょー?」

影山さん「先生すみません。疲れてる時に一番スゴイヤツいきます。

     オレたちのマスターピース、Song call 『SKILL』!!」

 

16:SKILL

-MC-

 

アンコール一曲目は「第2次スーパーロボット大戦α」よりオープニングの怪物曲「SKILL」。

印象的なイントロは原曲よりゆっくりと味わい深く奏でられ、そこから弾けるように一気に盛り上がり。

オーケストラ版はバンドの爆発的アレンジで無く、原曲本来のシャープでハードな疾走感が堪能できました。

 

・影山さん「"motto motto"はみんながやらないかもしれないから、

       オレ達でコーラス組んでたんだけど、みんなすごい勢いでやってくれたもんなぁ」

 福山さん「もう途中でおれたちがコーラスすんの辞めちゃったもんなっ」

・遠藤さん「楽しんでくれました? 今までにないくらいに緊張しました。明日も出来るってのがいいですね」

・きただにさん「どんな会場でも、ファンは最高ですね」

・奥井さん「クセになりそうです。またやれるように精進します。部長の出番はなかったけど『SKILL』はいいですね…」

 きただにさん「ぅえ゛えええええ」

 奥井さん「まーそろそろ飽きたし」 

 きただにさん「ぅえ゛えええええぇえええ!!」

・福山さん「今日ほど声援に『コノヤロー!!』と思ったこともなかったぜ」

 会場笑。

・福山さん「今回オーケストラとやれるというい事で全員でコーラスを見直したんですよ。

       そしたらレコーディングと結構違う所を歌っている所があったんですよ」

 影山さん「それ、オレの事か」

・影山さん「デビューして34年やっててこんなにドキドキしたののはあまり無いです。JAM Projectやっててよかったです!」

 

影山さん「2011年も、年齢顧みず、新しい事にチャレンジして行きます!

    でも結成した10年前の基本は忘れずにやっていきます!」

 

17:HERO

-MC-

 

「JAM Project シンフォニックコンサート2011」のラストを飾るのはオリジナルソング「HERO」。

服部さんが途中でオーケストラでなく客席側を向き、観客に手拍子を促していました。おぉ、客席を指揮。

優しい曲調の本曲がオーケストラアレンジになるとより一層やわらかな趣になっていました。

 

閉演BGM:Always be with you

 

拍手が鳴りやまない中、じわじわとスタンディングオベーションに。

そのままオーケストラの皆さんが見送られ、服部さんとJAM Projectの皆さんが一緒に万歳三唱。

服部さんが拍手で見送られると、続いてJAM Projectの皆さんがご退場。

福山さん、影山さん、奥井さん、きただにさんと退場される中、殿の遠藤さんが深々と一礼。

観客有志による三本締めが行われ、「JAM Project シンフォニックコンサート2011」一日目は終演となりました。

 

JAM Project初の試みとなったシンフォニックコンサート。

結成当初から現在まで、イントロや随所で弦楽器のアレンジが印象的な曲は数多くあります。

ですが、通常のバンド形式のライブではシンフォニックな部分等は演奏不可能な為、

半分カラオケが使用されている箇所もあると思うのですが、

今回はその部分がオーケストラの生演奏で体感出来てしまうというのは嬉しいかぎりです。

またゴリゴリのロックサウンドを基調としているJAM Projectの楽曲でも、

シンフォニックにアレンジされる事で、原曲とはまた違った魅力を感じ取る事が出来ました。

 

生演奏のみでのステージということでより一層、歌声が強調されるということもあり、

百戦錬磨のJAM Projectの皆さんがとても緊張されているご様子はとても新鮮でした。

 

 

補足

 

・クラシックコンサートで使用される会場だけに、声援の反響が響きわたっておりました。

 

・とにかく観客からヤジともとれるほどの物凄い声援。

 影山さん「みんな、あんまり騒ぎ過ぎるとYahoo! に書かれるよ」

 

・当日は物販を2000円以上買うとミニプログラムがプレゼントされていました。

 商業的な問題などがあるとは思うのですが、いっそ全員配布して頂いてもよかったのではないでしょうか。

 

・コンサート中のトークから察しますに、メンバーの皆さんはプログラムは全員配布されていると思っていたご様子。

 

・きただにさん「今日はオシャレしてきた人もいっぱいいますね」

 遠藤さん「客席も近いしね。会社帰りですかー?」

 福山さん「あんまこっち見んなよ」

 

・コンサートマスターの方の名前は遠藤さん。しかも金髪。

 遠藤さん「金髪の遠藤さんに悪い人はいませんよ」

 

・バンドでのライブと勝手が違う事もあり、終始服部さんの指揮を確認しながら歌われていた皆さん。

 

・メンバーの皆さんによるソロコーナーはそれぞれの魅力が堪能できとても素敵。

 通常ライブでも是非とも設けて頂きたいと思いました。

 

・福山さん「どわはははは。前代未聞だろう?」

 

・影山さん「『Little wing』よかったでぇ」

 奥井さん「ありがとうございます」

 影山さん「素晴らしい、詞と曲が…」

 会場笑。

 「Little wing」の作詞、作曲は影山さん。

 影山さん「ウソ、ウソ。素晴らしいのは歌と演奏と指揮です」

 

・遠藤さん「飲むなら奇数ですね」

 

・「TRANSFORMERS EVO.」は観客の「HEY!」以外、投げ込み一切無しの歌声勝負。

 

・今回の選曲は代表曲+最近の曲という趣き。

 記憶に新しいアルバム「MAXIMIZER」からの選曲もいいですが、

 オーケストラ映えする「冒険王 ~Across the Legendary kingdom~」なども聞いてみたかったです。

 

・服部さん「色々なアーティストのライブをやっていますが、これ、スゴイ! 何事かと思いました。

     そしてこんなに疲れるステージもないですね。明日が楽しみです! もう栄養ドリンクたくさん飲みます!」

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