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AJF2006スーパーアニソン魂"THE新年会!"

06.1.7 Shibuya O-EAST

 

出演/水木一郎 堀江美都子 串田アキラ 宮内タカユキ 影山ヒロノブ きただにひろし

初参加/クリスタルキング 山田信夫(EX.MAKE-UP) 米倉千尋

 

司会/ショッカーO野

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士)

演奏/Super Rescue BAND(G.鍋島圭一 Ba.三宅博文 Dr.瀧本裕 Key.河合英史)

 

 

2006年最初のライブはShibuya O-EAST。

私共がライブハウスという建物に入った最初の場所でして、訪れるのは04年の戦隊魂以来。

とかく寒かったので、着いた途端に番号が呼ばれたのは幸いでした。

開演時間を五分ほど過ぎるとショッカーさんが登場して新年の挨拶。スキンヘッドはじめました。

するとバンドメンバーとコーラスが定位置に。ここでの登場はSASではお馴染み。

ショッカーさんの鼓舞の後、毎度お馴染み「スゥゥパァアニソンッ!」「スピリィィイッツ!!」の掛け合いで会場暗転。

 

-SE-

 

流れるのは雅やかな調と「いよぉ~」の声と鼓の音。06年最初のライブながらのSE。

と、それを劈く雄叫びが!

 

01:ダッシュ!マシンハヤブサ/水木一郎

 

トップバッターはもちろんこの方。「グランプリの鷹」と並ぶ水木さんのスーパーカーものでの代表作。

他の曲を予想していただけに面食らった感がありました。二番の「ハヤブサァァ」は客席が担当。

 

 

02:魔法少女ララベル/堀江美都子

 

トップが水木さんなら二番手はもちろんララベル・堀江さん。EDですがOPよりもアップテンポで掛け合いもあるので非常にライブ向き。

白いファーの衣装で登場した途端、女性客から「かわいー」の悲鳴が。間奏にはテレビと同じ声での台詞入り。

 

-MC-

 

水木さんを呼び込んでお二人から新年のご挨拶。

"魂"ライブもROBONATIONから数えて九年目。十年目に向けて突き進んでいくという旨のトークでした。

次はお二人で作詞した曲。

 

03:Dear Friend/水木一郎 堀江美都子

 

ここで番狂わせ。SASの象徴的なこの曲が初っ端に来るとは正直、驚きました。

水木さん曰く、憶えにくいところは堀江さんが作詞したとか。

 

04:キン肉マンGo Fight!(2005ver.)/串田アキラ

 

そしていきなりキン肉マン。串田さんは白スーツに赤シャツに金髪というホストもビックリな出で立ち。

一番が終わると新年の挨拶と今年も歌うゾ!宣言。ラストのサビ前の間奏ありの2005ver.でした。

 

05:流れ星 銀/宮内タカユキ

 

三年ぶり、待ちに待った宮内さんのSAS復帰。戌年ですし。

宮内さんもMoJoさんに"タキシード仮面様"と呼ばれたフォーマルな衣装。ここでも曲中で新年の挨拶。

 

06:ウィーアー!/きただにひろし

 

意外と早くだにぃ~登場。もちろん歌うは稀代の名曲「ウィーアー!」。

纏うピンクと黒の縞のセーターには信念の象徴が。またまた年始の挨拶。

 

-MC-

 

ショッカーさんが登場してトーク。並ぶ作品から本日はジャンプ祭り。

と、おもむろにアロハの前を開き始めるショッカーさん。もちろん下のTシャツはアロハ共々次の曲の作品の柄。

 

07:CHA-LA HEAD-CHA-LA/影山ヒロノブ

 

最近定番の黒のズボンとジャケットに白シャツ(フリフリ)で影山さん登場。黒毛でした。

思わずフラッシュバックする恐竜に追われる悟飯。影山さんもここで新年の挨拶。

 

08:WILL/米倉千尋

 

SAS初参加の米倉さん登場。ノースリーブのベストにスカートという、なんとも寒そうな出で立ちでしたが、今回も元気いっぱいでした。

サビ前に回転する様はさながら空を舞っているよう。間奏では年始の挨拶。後奏ではアップル大活躍。

 

09:愛をとりもどせ!!/クリスタルキング

 

堂々たる歩調で挨拶をしながらクリスタルキングことムッシュ吉崎さん登場。

グラサン&長髪は知っていましたが、白い燕尾服に蝶ネクタイ。若干怖い。

こういった催しは二度目なだけあり勝手知ったる風がありました。盛り上がりについての説明は不要でしょう。

こっちの世界での活躍も期待しています。

 

-MC-

 

ショッカーさんとSAS初参加のお二人でトーク。久し振りに恒例行事「愛称決め」。

米倉さんは水木さんもお気に入りの「ちっひー」。クリスタルキングことムッシュ吉崎さんは「ムッシュ」。お二人とも順当に。

 

一旦初参加のお二人が退場し、お馴染みアコギコーナー。

今回の名前は「2006新春・陽気なファミリー」。うれしそうに「名前変わったなぁ」と水木さん。

ファミリーという事で水木さんは父さん、堀江さんは母さん、米倉さんは姉さん、影山さんは兄さん、きただにさんは…犬。

ステージに向かって右から水木さん(AG)、米倉さん、堀江さん、きただにさん(B)、影山さん(AG)。

戌年という事で今回は堀江さんの犬の曲。

 

10:走れ!ジョリィ/2006新春・陽気なファミリー

 

一応水木さんの選曲。なんとなくブレーンがいる気もしますが、貴日…もといさすが水木さん。

原盤と違い前奏のフランス語も堀江さん。そして米倉さん、影山さん、きただにさんと続くのですが、

きただにさんのパートがハマりすぎの「がんばれ チビのボク」。観客大爆笑。

ちなみにこの歌、「みんなのうた」でも流れたとか。

「走れ ジョリィ」の部分はアニィ、ちひぃ、だにぃ、かげぇ、と置き換えられて歌われました。

昨年から行われだしたこういう趣向は楽しい限りです。

 

-MC-

 

「年が明けると大事なことがある」と堀江さん。それに怪訝な顔をする水木さん。

影山さんときただにさんが爪弾き始め、奏でられたのは…。

 

11:ハッピーバースデー/堀江美都子 影山ヒロノブ きただにひろし 米倉千尋 アップルパイ ショッカーO野 観客

 

ご承知の様にこの公演が行われた日は水木さんのお誕生日。舞台袖で見ていたアップルを引き込んでお祝い。

歌が終わると水木さんはとても深くお辞儀をし、「涙腺が緩くなっちゃうだろ!! 俺に内緒でいつの間に決めたんだ!」と照れ隠し。

 

-MC-

 

犬ときたら猫、という事で、

「ここで俺が「イヌのおまわりさん」を歌うっていったら、みんな『なんだよ~』って思うよなぁ」と水木さん。

で次の曲へ。

 

12:みんなネコになりたいのさ/2006新春・陽気なファミリー

 

米倉さんをマリーに据えてのSAS初のディズニー作品。きただにさんのベースが栄え、とてもジャージーな雰囲気。

影山さんの声がぴったりはまっています。鳴き声は水木さんと堀江さん。

 

-MC-

 

出演者の皆さんとアコギセットがはけると、ショッカーさんが登場。

と、再びおもむろにアロハの前をはだけ始めるショッカーさん。今度のTシャツは黄金聖衣!

という事はもちろん、初参加のあの人の登場です!

 

13:ペガサス幻想/山田信夫

 

待望のNoBこと山田信夫さんの登場! ペガサス星矢を思わせるはだけた真赤なシャツにサングラスという出で立ち。

会場に熱い小宇宙が渦巻いたのは言うまでもありません。ガキの時分より聞いていた曲なので感慨も一入。

 

14:Shine on~永遠の夢~/堀江美都子

 

マイクスタンドが運ばれ、黒いコートを纏った堀江さんが粛々と登場。歌い上げるのは「聖闘士星矢 冥王ハーデス篇」のIM。

原盤とは比べ物にならない凛とした歌声が、音としてダイレクトに心の真芯に響き、

改めて堀江さんの凄さを思い知らされました。堀江さんすっげぇえ。

 

15:聖闘士神話~ソルジャー・ドリーム~/影山ヒロノブ

 

堀江さんに圧倒された後に再び観客の小宇宙を燃やす歌&人が登場。

こうきたらこうでしょうという納得の曲順。ブラジルでの影山さんの人気の一因となった曲です。

 

-MC-

 

影山さんが残り、ショッカーさんが登場して「大丈夫かアミーゴ!?」「…ちょっと…休ませて」

息も絶え絶えな影山さんをそのままに山田さんと堀江さんを呼び込んでトーク。

当然、聖闘士星矢の話へ。

影山さん「MAKE.UPが解散してたからこの歌が歌えた。彼等が解散してなかったら歌えなかった」

その山田さんがヴォーカルを勤めていたMAKE.UPと一緒に歌を吹き込む際、

MAKE.UPの皆さんがいるスタジオに「ハイ、ちょっと行って来て~」と軽く放り込まれたと堀江さん。

 

堀江さん「ロックの人達とお仕事するのが初めてだったから…」

影山さん「彼等は悪かったからねぇ」

山田さん「悪くなかったっスよ」

堀江さん「まだ若かったから怖かった」

影山さん「襲われた?」

ショッカーさん「おい!」

影山さん「あぁ、襲った!?」

ショッカーさん「逆にね、…っておい!」

影山さんのトークは終始こんな感じでした。

そして根強い人気を受け、04年に久々に映画化された際の歌を。

 

16:Never-聖闘士星矢のテーマ-/山田信夫

 

再結成したMAKE.UPによる「聖闘士星矢 天界編序奏~OVERTURE~」のTM。

この曲は今回はないだろうなぁと思っていただけにとても嬉しかったです。

山田さんご自信で手掛けた詞が、再び舞い上がるペガサスの後押しとしては最高!

中でも「君がまだ信じてくれるのなら We can fly forever」は白眉!!

 

-MC-

 

ショッカーさんが登場。「後半戦だー!」

と、聞こえてくるつむじ風……。

そしておもむろにマイクを構えるショッカーさん。「ワイは猿や! プロゴルファー猿や!」

 

17:夢を勝ちとろう/水木一郎

 

遂に、遂に来ました!! SAS旗揚げ当時から待ちに待っていたこの曲。曲の性質上今回のトップかと思ったのですが、ここに来ました!!

本当に大好きな曲なので、久し振りに生で聴けてとても嬉しかったです。

間奏では舞台袖のショッカーさんにホールインワン。ナイスショット!!

SRS、SHSに比べると範囲の広いSASで藤子不二雄先生の作品が歌われるのは以外にもこれが初。

次回は堀江さんに是非「君がいるから」を!

 

18:Butterfly Kiss/米倉千尋

 

SEの後の前奏で米倉さん登場。先程の「WILL」同様、鵜島仁文さんとのコンビでのこの曲。風音つながり…ではないはず。

こういった曲が聴けるのもSASならでは。今回唯一の「マガジン」曲だったりします。

 

-MC-

 

米倉さん単独でのMC。

先程のMCでも話されていた、今回と同じ場所で影山さんがライブを行った翌日にライブを行うという事に触れ、

「多分皆さん影山さんのライブにいらっしゃると思うんですが、

 もし良ろしければ次の日もおまけで来て頂けたら……この辺はホテルもいっぱいありますし。男の人同士だとアレですけど…」

そして次の曲へ。

 

19:FRIENDS/米倉千尋

 

この曲は米倉さんご自信の作詞作曲。単純な詞ですが、それ故になんの衒い無しに心にズッシリと来るものがある大好きな良曲です。

今回は好きな曲が多く聞けて非常に嬉しい限りです。

 

20:ポリスマンは強いぞ!/宮内タカユキ

 

米倉さんの余韻を引き裂くようにババギュギュン。

「ジャンプ特集」だけどマイナーなので、ないかなぁと思っていた所にまさかの披露! 

この曲は無闇に清く正しいアニソンなのですが、それもそのはず、作詞作曲は山本正之さん。

宮内さんは何を歌うかわからないダークホースぶりをSASでも発揮。イントロでの客席の呆けっぷりが凄かったですが。

 

21:Red Darkness/きただにひろし

 

「きただにひろし」のアニソンデビュー曲。過去二回のソロライブでも歌われなかった曲が今回初披露。

"救急モノ"好きにとっては嬉しい限り。激しい曲やハツラツとした曲、バラード等も魅力的ですが、

こういった曲を歌ったらきただにさんは本当に上手です。特に2番のサビとか最高です。

 

-MC-

 

ショッカーさんが登場し「Butterfly Kiss」以降の曲及び作品紹介。

そしてラストスパート。「普段聞けないような曲をお送りしてきましたが、次もそんな曲です」

 

22:ユリア…永遠に/クリスタルキング

 

またまた大好きな曲が! 私共は世紀末救世主伝説世代ではないのですが、

今のアニメにはない緊迫した裂帛感の中の絶望的な希望と哀愁。最高です!

決して低音ではないながら、年を経てドスの効いたムッシュの声がまたなんとも言えず、改めてSASの良さを痛感いたしました。

 

23:永遠ブルー/山田信夫

 

名EDニ連続!! 今度は青のシャツでサングラスは無し。山田信夫さんが出演と聞いて「ペガサス幻想」以外には

この曲か「Never-聖闘士星矢のテーマ-」のどちらかが歌われると踏んでいたのですが、まさか両方歌われるとは!

 

24:鬼神童子ZENKI/影山ヒロノブ

 

重低音ドラムとお経で意気最高潮! 影山さんのパワー系の歌で五指に入るであろうこの曲。

前回披露された時よりも盛り上がりが凄かったです。間奏では影山さんのお経あり。次回は大好きな「CROSS FIRE!」を是非!!

 

25:炎のキン肉マン/串田アキラ

 

ここで炎のキン肉マン」!! 今回のセットリストは緩急のツボを心得てます。

そろそろ「キン肉マン旋風!」も聴きたいところ。いっそキン肉マン特集とか。

 

26:紅三四郎(ロックバージョン)/堀江美都子

 

06年初ライブでデビュー曲。アルバム「DEBUT」収録のロックバージョン。

今回は本当に堀江さんの底の深さを思い知らされました。ところで「DEBUT」のコーラス「MIO」さんってもしかして…。

 

27:サバンナを越えて/水木一郎

 

大っ好きな曲がSAS二回連続披露! 私共の世代にとってアニメで聴けた数少ない水木さんの曲で、個人的にも思い入れありまくりです。

原曲はオーケストラですが、今回は素敵過ぎるロックアレンジ。Super Rescue最高だぁー!

 

-アンコール-

 

「Dear Friend」が序盤だったので、アンコール一発目は目星がついていたのですが、

バンドメンバー登場と歌詞貼り付けでもう確信。

 

28:響け!太鼓の達人/水木一郎 堀江美都子 影山ヒロノブ

 

05年新曲中の白眉が二度目の披露。唄っているお三方の想いともオーバーラップする名曲です。

間奏の唸り声は無かったものの、今後の定番になる予感がします。是非ともなって欲しいです。

 

-MC-

 

お決まりの掛け合いで出演者全員を呼び込んでのMC。

各自感想を述べていく中、串田さんがライオンみたいという話に。

水木さんが「金髪だしサファリパーク歌ってるしね」と言うと、一人、声も無くもの凄く驚く人が。

米倉千尋さんでした。

それに気付いたショッカーさんの誘導で米倉さんは串田さんの隣へ。米倉さんの為だけに「富士サファリパーク」を披露。

串田さんが「富士ぃサファリパークッ!」と唄うと「本当だぁ!」と感激した様子。

更に、串田さんは最近のサトームセンも唄っているという事でそれも披露。米倉さん更に感激。

「そういえば俺さぁ、こないだサトームセンでカッコイイ冷蔵庫買ってさぁ。すっごい安くしてくれたよ」

とトークを持っていく水木さん。流石…というか、カッコイイ冷蔵庫ってどんな…。

 

29:バビル二世/水木一郎&全員

 

新年最初のライブの締めはお馴染み「バビル二世」。04年以降毎公演ラストがこの曲という事は固定されたのでしょうか?

一番で主旋律を歌っていた水木さんでしたが、二番で影山さんにアイコンタクト。

「え、オレぇ?」という顔をしながら影山さんが1フレーズ唄うと、水木さんの目線はきただにさんへ。

不意を突かれたきただにさんもなんとか唄い終え、三番になり、水木さんの次の標的は宮内さんへ。しかし宮内さんは視線に気付かず…。

 

曲が終わり恒例のラインアップ。今回はつつがなく。

出演者全員が退場すると、「スゥウパァアニソンッ!」「スピリィイッツ!!」の掛け合いでライブは終了。

 

今回は世間的にも著名な作品や、近年人気が盛り返している作品の歌が多く唄われ、

特に私共より一つ上の、80年代に少年時代を過ごした世代にとっては落涙モノのライブだったのではないでしょうか?

 

 

補足

 

・堀江さんの早変わり

 

・「走れ!ジョリィ」では観客の「Trrrr・・・・」が揃う揃う。が堀江さんだけできず。

 

・米倉さんのリズムの取り方素敵。

 

・きただにさんのHPに書かれていた「初公開」で「偶然にタイムリーだった」曲をやるというのは「Red Darkness」の事。

 "タイムリー"とは前月に「BS冬休みアニメ特選」で放送されていたため。

 

・山田信夫さんの愛称は野郎の図太い声で「ノブちゃん」。

 

・影山さん「今日は全体的にみんな小さいねぇ」。

 

・「やったぁ、私より小さい人がいるぅ~」と堀江さん。そういう面で米倉さんはお気に入り?

 

・終了直前にショッカーさんが山田さんに言った「ノブちゃんは夏あたりにまた会うことに…」という意味深コメント。

 これによって今年の"あの"シリーズの主題歌は山田さんに、もはや確定でしょう。

 

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