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サイショでサイゴ!?のENSONライブ

09.1.24. Shibuya O-EAST

 

出演:遠藤正明

 

オープニングアクト/Rey(Vo.原田謙太 Ba.坂本尭之 G.寺園健二 Dr.真辺雅俊 G.田崎慎也)

 

スペシャルゲスト/井上俊次 影山ヒロノブ

 

ダンス/SHARE LOCK HOMES(Yuma Ryo Shirahan Tak♂)

コーラス/アニマルばんざい合唱団

演奏/G.鍋島圭一 Ba.三宅博文 Dr.瀧本裕 Key.河合英史

      遠藤正明(Ag&harp) 井上俊次(Key) 影山ヒロノブ(Ag)

 

 

"若獅子"吠える。

 

AJFを中心としたアニソンムーブメントが始まった当初から新時代の担い手の呼び声が高かった"若獅子"遠藤正明さん。

ムーブメントも10年を越え、今やアニソン界若手男性歌手の筆頭として無くてはならない存在になられました。

 

遠藤さんがパーソナリティーをつとめるWebラジオ「スパロボOGラジオ うますぎWAVE」の1コーナー「遠藤正明の歌魂(うただま)」。

その中で遠藤さんが、多くのスーパーロボットアニメの歌をカバーした事がきっかけになり、

「自分を育ててくれたアニメソング界に恩返しがしたい」という遠藤さんの思いで完成したアニソンカバーアルバムが「ENSON」。

「ENSON」は続編の「ENSON2」と共に大ヒットを記録し、それ記念して開催されたのが今回の「サイショでサイゴ!?のENSONライブ」です。

当方、「サイショでサイゴ!?」という言葉につられて遠藤さんのソロライブ初参加です。

 

今まで遠藤さんのソロライブは東京では主にeggmanで開催されていましたが、

今回は「ENSON」人気を考慮してか、eggmanからさらに収容人数が多い、おなじみShibuya O-EAST。

待機場所には、関係者から送られた多くのお花に混じって、観光地などにある顔出しパネルの「ENSON」、「ENSON2」版が!!

会場に入ると既に多くの人、さらに時間が経つにつれ、まるでSSSの時のような押すな押すなの大入り満員状態。さすが「ENSON」効果。

ステージ上にはバンドセットの前にもう一式、今回のオープニングアクトを務めるReyのみなさんのバンドセットが。

 

いよいよ開演時間になると会場が暗転。興奮を抑えきれない観客のみなさんの声援の中、Reyのみなさんが登場。

豪快に弾き、打ち響く大音の中、Reyのボーカル原田さんがご挨拶。

 

原田さん「こんばんはぁあ!! オープニングアクトを務めます、本気のアニソンバンド、Reyでぇーすっ!!」

みなさん揃いの赤いタータンチェックの衣装。

原田さん「それでは早速去年出たミニアルバムから聞いてください! 『CHA-LA HEAD-CHA-LA』!!」

 

01:CHA-LA HEAD-CHA-LA/Rey

-MC-

 

Reyのメジャーデビューミニアルバム、その名も「Rey」より、説明不要の「DRAGON BALL Z」より若い力全開の「CHA-LA HEAD-CHA-LA」。

恐らくReyのメンバー全員「DRAGON BALL Z」世代。そのせいか力いっぱいの演奏と歌唱が実に瑞々しく、会場を盛り上げます。

 

原田さん「改めまして、本気のアニソンバンド、Reyですっ! 

            今日は『サイショでサイゴ!?のENSONライブ』のオープニングアクトを務めさせていただけて、とても光栄です!!」

 

原田さん「僕らは去年の11月にLantisからデビューしまして、そのミニアルバムには、

            なんとJAM Projectから影山ヒロノブさん、遠藤正明さん、きただにひろしさんがコーラスで参加してくださってるんです!!

            …ある意味JAMファンは買いだと思います!!

観客「ははははは」

原田さん「それでは次の曲は僕らの名前の元になった作品の歌です!!」

 

02:残酷な天使のテーゼ/Rey

 

「新世紀エヴァンゲリオン」より。数多のアレンジ及びカバーが存在するこの曲が聴けるとは! このRey版は未音源化。これは貴重。

サビ前に"ため"があるのが特徴の、なかなか良いアレンジ。ちなみにReyの名前はボーカル原田さんが綾波レイが好きだからとか。

 

原田さん「最後の曲は僕らのミニアルバムに収録されているオリジナルを聞いてください! 『Generation』!!」

 

03:Generation/Rey

 

ミニアルバムのオープニング曲。ポップかつ激しく、アッパーな歌詞にデビュー作らしい勢いが感じられます。

サビの「WOW! WOW!」では原田さんのアジテートで曲が進むごとに拳が挙がる数が増していく程の盛り上がり。良いですねぇ~。

 

原田さん「それでは『サイショでサイゴ!?のENSONライブ』を楽しんでいって下さい!!」

力いっぱいのステージを終えたReyのみなさんが退場すると、ステージに幕が引かれ、

セットチェンジをする旨のアナウンスが流れ、しばらく休憩。

 

再び会場が暗転すると大歓声。

いよいよ「サイショでサイゴ!?のENSONライブ」本編開演です。

 

04:SE

 

静かな音楽が流れる中、幕が開き、バンドのみなさんが登場。

AJFではSuper Rescue Bandとして毎公演30曲前後を演奏しているタフなバンドのみなさんですが、

普段は遠藤さんと共にライブを行っていたり、遠藤さんのオリジナルアルバムに参加していたりする、いわば遠藤組。

今回も激しい曲の連続が予想されるだけにバンドのみなさんも気合十分といったご様子。

バンドのみなさんのセッティングが終わり、大歓声の中ゆっくりと遠藤さん登場。

 

この時、この場所、この歌をお前の胸に刻んでちょうだい。

 

05:ETARNAL BLAZE

 

一曲目は「魔法少女リリカルなのはA's」より、大人気のオープニング曲。初っ端から会場はものすごい盛り上がりに。

音源と全く遜色ない、むしろそれ以上の歌声を響かせる遠藤さんの凄さったらないです。ある意味武道館の本家以上。

 

06:空色デイズ

 

「天元突破グレンラガン」よりオープニング。息つく暇もなく人気曲が続きます。観客の所々で手が天を突く。

「ENSON2」版より更にロックテイストにアレンジされていて、遠藤さんも気持ちよさそうに歌っていました。

 

07:ゆずれない願い

-MC-

 

遠藤さんの武器の一つである伸びやかな高音がこれでもかと生かされる「魔法騎士レイアース」のオープニング。

突き抜けるような遠藤さんの歌声はまさしく唯一無二のもの。若干の歌詞間違いも何のそのです。

 

遠藤さん「どーもー、えっちーでーす!! みなさん、楽しんでますかぁあ!!?」

観客「おおおおおおおお!!」

遠藤さん「今回は『サイショでサイゴ!?のENSONライブ』ということで、全部やるよぉー!」

観客「おおおおおおおおお!!」

遠藤さん「でも『ENSON』ライブはコレでサイゴです」

観客「えええええええ」

遠藤さん「にひひひひ、でも"!?"マークがついてるから、どうなるかな?」

 

遠藤さん「とういうことで、"ALWAYS FULL VOICE"でがんばりますんで、これからまだまだ楽しんでください!!」

観客「おおおおおおおおおおお!!!」

遠藤さん「次の曲はー、『God knows...』!!」

 

08:God knows...

 

大人気「涼宮ハルヒの憂鬱」より、大人気の劇中歌。ナベさんのギター素敵。

後半部分「あなたがいて~」の部分では観客のみなさん合いの手も凄まじく。ラストの遠藤さんのアドリブがまたカッコイイ!

 

09:嵐の中で輝いて

 

吹き荒ぶ嵐を思わせるSEが流れてから曲が始まるという演出が粋な「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」のオープニング。

米倉さんのオリジナルとはまた違った、雄々しさあふれる遠藤さんの歌いっぷりがとても魅力的です。

 

10:アンインストール

-MC-

 

激しさ一転シリアスに「ぼくらの」オープニング。観客みんなで印象的な「オオエエアアオオエエ」というスキャット(?)。

ガンガン盛り上がる曲もいいですが、「アンインストール」のような緊張感と哀しさがある曲を歌う遠藤さんも素敵。

 

マイクスタンドが用意される中、遠藤さんトーク。

 

遠藤さん「今の自分を育ててくれたアニメソング界に恩返しがしたいという思いで

            『ENSON』というアルバムを作ったんですが、今まで知らなかった素敵なアニソンにいっぱい出会うことが出来ました。

             最初は自分で曲を作らなくていい、詞も書かなくていいってことで、こりゃ楽だって思ってたんですけど…これがつれぇ…」

会場笑。

遠藤さん「やっぱり、原曲を歌われた方に失礼があっちゃいけないですしね。

     でも『ENSON』を出してからオリジナルを歌われた方の反応が気になりましてね…」

会場笑。

遠藤さん「今のところ、お会いしたみなさんにはとてもいい評価をしていただいているので一安心なんですけど、

             "もしこんなこと言ってったよー"って聞いた方がいたなら、ウチの事務所まで知らせてください。速攻逃げますから。

            でも次の曲の人はどう思ってるかなぁ…『ENSON』の中でもカバーさせてもらったんですけど、

            先輩権限を使ってコーラスにも参加してもらったウチの事務所の後輩、美郷あきちゃんの『君が空だった』を聞いてください」

 

11:君が空だった

 

ナベさん、アコギとエレキを何度も持ち替え大活躍。「舞-HiME」より初代エンディング。

しっとりとした曲を歌う時の遠藤さんはとても優しく、あたたかい歌声で曲の世界にぐっと引き込まれます。所々美郷さん風に。

 

12:In the Chaos

 

JAM Project featuring 奥井雅美さんによる「ギャラクシーエンジェルA/AA」最終回エンディング。さながらfeaturing 遠藤さん。

二番終わりの間奏部分は原版では遠藤さん「ENSON」版では奥井さんでしたが、今回はなんとヒロさんが担当。これは貴重。かっこえええ。

 

遠藤さん「あっつー」と上着を脱いでタンクトップ姿になると会場から黄色い歓声が。

そしてアコギをスタンバイ。

 

12.5:やつらの足音のバラード

 

アコギを携えて歌うのは「はじめ人間ギャートルズ」より名エンディング。

…と…。

遠藤さん「…っごっめん、もう一回最初ッからお願いっ」

なにやらミステイクがあった様子の遠藤さん。こういったハプニングライブならでは。

改めて仕切りなおして。

 

13:やつらの足音のバラード

-MC-

 

以前から遠藤さんのソロライブで歌われていた事は知っていたので、今回生で聞く事ができ、とても嬉しかったです。

"なんにもない"感あふれる演奏も素敵、後半の遠藤さんのアドリブがむっちゃくっちゃ素敵でした。

 

遠藤さん「しっとりとした曲を三曲聴いてもらいました」

 

遠藤さん「じゃあ次いっちゃおうじゃないのぉ! カモン!! SHARE LOCK HOMES!!」

 

14:スケッチスイッチ(1C)

~Butter-Fly(1C)

~ダンスソロ

~Butter-Fly(サビ)/ ダンス:SHARE LOCK HOMES

-MC-

 

遠藤さんの呼び声と共にダンスユニットSHARE LOCK HOMESのみなさんが登場!

ガラッと楽しく「ひだまりスケッチ」のオープニング。しなやかに踊るSHARE LOCK HOMESを従えて豪快に歌う遠藤さん。

と曲調が変わって「デジモンアドベンチャー」よりオープニング。なんとメドレーとは!! 各動画系サイトでも根強い人気。

SHARE LOCK HOMESのみなさんと共に踊りつつ、ステージから一段高いドラムブース近くに上る遠藤さん。

ここで遠藤さんがSHARE LOCK HOMESのみなさん一人ひとりを紹介しつつ、ソロダンスコーナー。

再び「Butter-Fly」のサビに戻りパワフルな歌声を響かせました。

 

遠藤さん「SHARE LOCK HOMESのみんなに拍手を!!」

拍手でSHARE LOCK HOMESのみなさんが見送られます。

遠藤さん「ダンス、かっこいい~…おれも踊るはずだったんだけどね」

観客「ええええ~」

遠藤さん「いや、ホント、…でも今日は日が悪かったからね」

観客笑。

遠藤さん「オヤジの遺言で『今日だけは踊るな』って言われてたから、でもいつかはおれも踊るよー。

            もう、にいさんと一緒にEXILEみたいに踊っちゃうから。本気のアニソンオジサンです!!」

 

15:Go Tight!(1C)

~マブラヴ(1C)

~Wing of Destiny(1C)

~鳥の詩(1C)

~キミガタメ(1C)

~Go Tight!(サビ)

 

「創聖のアクエリオン」の二代目オープニングからGo time! Show time!なメドレー。

スピーディーな「Go Tight!」とは違った雰囲気の遠藤さんの歌声が楽しめる「マブラヴ」よりオープニング。

そして息もつかせぬうちに歌いだされたのは以前、やまけんさん主催の「PPPH後の祭」で遠藤さんが歌われて大反響だった

「ギャラクシーエンジェルⅡ 絶対領域の扉」のオープニング。もう遠藤さんのオリジナルかというほどバチはまり。

一転、静かに河合さんのピアノが奏でたのはこちらも"運命の翼"「AIR」より、多くのファンから支持されているオープニング。

シンプルな演奏でも揺らがない遠藤さんの歌力の凄さ。じっくり聞き入りました。次回は是非フルサイズで。

そして「うたわれるもの」より、最終回に使用されたというエンディング「キミガタメ」に流れるという構成のニクイ程に素敵なこと。

改めて遠藤さんの高音の伸びの真骨頂はバラードにあると実感しました。

メドレー最後は再びじわじわ盛り上がる「Go Tight!」の後半へつながりました。

 

16:もののけ姫

-MC-

 

ステージが暗転しバンドブースの数箇所に設置された装置から炎が上がります。ナベさんが人知れず退場。

いわずとしれた「もののけ姫」のエンディング。荘厳な雰囲気で作品の世界観をダイナミックに歌うあげる遠藤さんはホント凄いです。

 

遠藤さん「全部歌うっていっても、時間の都合でどうしてもメドレーになっちゃったんですけど、楽しんでくれましたかー!?」

観客拍手。

遠藤さん「ありがとうございます!」

 

遠藤さんが話している間にバンドのみなさんが一旦退場。そしてスタッフのみなさんがなにやら台を設置している様子。

 

遠藤さん「今歌った『もののけ姫』は前にイベントで歌ったことがあるんですけど、その時、舞台袖で見ていたにいさんが

             『♪ルルルル~』っていう所で『アイツ、歌詞飛びよった! こんなに大胆にルルルって言うてる!!』って思ったらしいんですよ」

観客笑。

遠藤さん「『お、今度は♪ラララに変えよった!! やるなぁ~』って。…そういう曲だって、たぶんにいさん分かってないんだと思います」

 

遠藤さん「全部やります! とはいえ、どうしても出来ないものがあります。そう、『ウルトラセブン』です!」

「ENSON2」版の「ウルトラセブンの歌」は数十人の合唱をバックに遠藤さんがアカペラで歌っています。

遠藤さん「でも、全部やるといったからにはやりたいでんです!! お呼びしましょう! アニマルばんざい合唱団の皆さんです!!」

 

遠藤さんに呼び込まれて登場したのはピンクのリボンがついたゴリラさんを筆頭に、

アニマルなカブリモノにENSONTシャツに身を固めたそうぜい10数名の"アニマルばんざい合唱団"のみなさん。

中には動物というか人物なカブリモノをした方もちらほら。先程用意された台に上がる方数名。

そのうしろには同じENSONTシャツ(白)に衣装変えをしたバンドのみなさんも各ブースに戻られていました。

 

遠藤さん「ENSON2はおれがライオンになったジャケットだから、みなさん動物の格好をしてるんですね。

            一部、動物じゃない人もいますけどー。決してLantisの社員ではないですよー」

観客笑。

遠藤さん「みんなね、こんなことするためにLantisに入ったんじゃないんですよ!

            しかもキミは『ENSON』の仕掛け人、斉藤さんじゃないっすか!! ……なにやってんすかぁ」

ゴリラさん「ふごふご」

遠藤さん「ン? 誰だキミは?」

ゴリラさん「ふごふごふご」

遠藤さん「あッ、もぉしかしてキミはLantisの"鬼のまっつー(松村起代子さん)"じゃないかぁああ!?」

ゴリラさん「ふーごふふごふご」

遠藤さん「えー、絶賛お婿さん募集中だそうです」

ゴリラさん「ふーご!!」

遠藤さん「あ、目が怒ってる…これ以上はやめとこ」

 

遠藤さん「でもこれは音が流れるんでしょ?」

ゴリラさん「ふんごふんご」

遠藤さん「ホントに?」

ゴリラさん「ふんごふんご!」

遠藤さん「いいですか、みなさん。決してカラオケじゃないですよぉ」

 

17:ウルトラセブンの歌/& アニマルばんざい合唱団

-MC-

 

ゴリラさんの指揮の下、合唱団のみなさんの歌声が響か…ず。「ENSON2」版のカラオケ(?)が流れていました。

ものすごく伸びやかに歌う遠藤さん。合唱団のみなさんの後ろではバンドのみなさんがめっちゃ楽しそうに体を揺らしたり、指揮したり。

 

遠藤さん「アニマルばんざい合唱団のみんなありがとーーぉう!!」

観客拍手。

遠藤さん「撤収ーーー!!!」

号令一発そそくさと退場するアニマルばんざい合唱団の皆さんでした。

 

遠藤さん「さぁ! こっからは最後まで一気にいくぜええ!! みんなまだ元気はあるかぁああ!!」

観客「おおおおおおお!!」

遠藤さん「盛り上がってくれるかぁあああああ!!」

観客「おおおおおおおおおおおおお!!」

 

18:明日へのbrilliant road

 

ラストブロック最初は「宇宙のステルヴィア」よりオープニング。バンドアレンジがカッコよく。

全体的に激しい曲が続く今回のライブですが、後半ということを感じさせない遠藤さんのタフさはそれはもう凄まじく。

 

19:愛をとりもどせ!!

 

YouはShoooooooooooock!! 「北斗の拳」より説明不要のオープニング。

原曲よりさらにハードに激しくされたアレンジもさることながら、遠藤さんのパワフルヴォイスがもうたまりません!

 

20:キン肉マンGo Fight!

 

Go! MUSCLE!! 原曲の"明のMUSCLE"とは好対照の、重低音が響く"暗のMUSCLE"にアレンジされた言わずもがな「キン肉マン」のオープニング。

BLIND PIGを髣髴とさせる少し気だるさを持ちながら、内に秘めた強さを感じる遠藤さんの歌声も魅力。ヒロさんも前面に出てベースを響かせます。

 

21:創聖のアクエリオン

 

記念すべき「ENSON」の一曲目。近年のアニソンの中でもインパクトの強さは随一の「創聖のアクエリオン」のオープニング。

「一万年と二千年前から愛してる」の部分では遠藤さんの扇動で、観客のみなさんが手で"1"と"2"を作ります。

 

遠藤さん「ラストソォオオオオング!!」

 

22:銀河鉄道999(THE GALAXY EXPRESS 999)

 

本編ラストは劇場版「銀河鉄道999」のエンディング。曲が始まる時を同じくして白と橙の巨大バルーンが登場!

最後の最後「A journey to the stars」では遠藤さん渾身のロングトーン!! …をバルーンが少し邪魔したり。

 

-アンコール-

 

興奮冷めやらぬ中、遠藤さん、バンドのみなさんが退場。

拍手で見送られてからじわじわとアンコールが沸き起こります。

よき頃合になるとステージが明るくなり、バンドのみなさんが登場、アンコールの準備に。

 

23:GO GO POWER RANGERS

-MC-

 

アメリカ輸入版スーパー戦隊「MIGHTY MOPHIN POWER RENGER」の映画よりオープニング。原曲大好き。

「ENSON」以前からソロライブで歌われており、01年に遠藤さんがSHSに初参加した時に聞いて以来、

ずっと遠藤さん版で聞きたかったこの曲。やっと聞けました!! 遠藤さん最高。いつかはSHSでも聞いてみたいです。

「ENSON」のアレンジは打ち込みだったので若干欲求不満でしたが、今回は生ドラム。やっぱりこっちの方が原曲に近くて好感触。

 

バンドのみなさんが退場していき、スタッフさんによってキーボードがセッティングされていきます。

 

遠藤さん「高校を卒業してすぐ、アーティストを目指して上京して、それから何年かしてやっと歌手になれたのが今から15、6年前。

            でも、なれたからといってもそんなに楽な世界じゃなくて、いっぱい悩んでどうしようもなくって、自暴自棄になった時、

             アニメソングという世界と出会いました。幸運な事に今まで本当に多くの人たちに支えられて来ました。

            その中でもこの人との出会いが無かったら、今の自分は居ないという方を、今日はお呼びしたいと思います。

             …井上俊次さんです」

スペシャルゲスト、"ポッキー"井上俊次さん登場!

遠藤さん「俊次さんが『アニソン歌わない?』って言ってくれなかったら今の自分はいませんでした」

井上さん「遠藤のアニソンデビューから一緒だもんなぁ…『ストリートファイターⅡ』とか、『ゴウ…』…なんやったっけ?」

遠藤さん「…ゴウ?」

井上さん「ゴウ……あ、『ゴウガイザー』や」

 

遠藤さん「『ENSON』で『あの河を越えて』という曲をセルフカバーで最後に入れてるんですけど、

     この曲はどうしても俊次さんのピアノで歌いたくて、無理言ってお願いしたんですよ。

     今日もホントに無理言ってお願いしたんですよ」

井上さん「いやぁ…緊張するわぁ…」

 

23.5:あの河を越えて/& 井上俊次

-MC-

 

井上さんによる演奏が静かに始まり、突然終わりました。

 

井上さん「よっしゃぁあああ!!」

井上さん、突然席を立ちウォームアップ。どうやら間違えてしまった様子。

遠藤さん「ホントにねー、この人がいなければおれは居ないんですよー。無理言ってお願いしたんですよー。」

井上さん「ゴメン、もう一回」

 

23.7:あの河を越えて/& 井上俊次

-MC-

 

改めて。

井上さんによる演奏が再び静かに始まり、再び突然終わりました。

 

遠藤さん「無理言ってお願いしたんすよおー」

井上さん「ゴメン、いやぁ~緊張する~」

 

24:あの河を越えて/& 井上俊次

-MC-

 

改めて仕切りなおし。遠藤さん作曲による「虹の戦記イリス」のエンディング。

井上さんのピアノだけのシンプルな演奏にのせて、時にしっとりと、時に情感たっぷりに歌う遠藤さん。

 

遠藤さん「改めて、井上俊次さんでしたぁああああ!!」

井上さん「みなさん、今後とも遠藤正明をよろしくおねがいします!!」

拍手で井上さんが見送られます。

 

遠藤さん「さっきも言いましたけど、この世界に入ってから多くの先輩、後輩、仲間達にであって

            ホントに多くの人たちに支えられてここまで来ました。

            もう一人、この人がいなければという人がいます。おれの大事なにいさん、影山ヒロノブにいさんです!!」

観客「おおおおおお!!」

笑顔で登場した影山さん、遠藤さんとがっちり抱擁。

影山さん「どうも、オバマと同い年の影山です!」

 

遠藤さん「にいさんとの出会いは…入った事務所にたまたまいたという…」

観客笑。

遠藤さん「でも、にいさんと出会ってアニソンを歌うようになったんで、いつもにいさんと一緒でした。

            おれの歴史はイコールにいさんの歴史と言ってもいいくらい。ホントにええ人なんですよ。いつもおごってくれますし」

アコギセッティング中の影山さん終始笑顔。

影山さん「さっきアンコールの時くらいに、オレとLantisの社長(井上さん)と二人で『緊張するなー、緊張するなー』って言ってて」

会場笑。

影山さん「『こんだけ盛り上がっといてオレら二人が間違えでもしたら、えらいこっちゃで』って言ってたけど

             さっきアイツ二度も間違えやがったからオレかなり身が軽い」

 

影山さん「でも、ホンマ、あぁれいつやったっけ? 去年の正月くらいにLantisの新年会みたいなのがあったんすよ。

             スタッフとかJAMのメンバーも何人かいたんだけど、それぞれに近い目標と言っていったんですね。

            したらその時、遠藤は『おれ、O-EASTでワンマンやりたいっす』って…」

観客「おおおおおおおお」

影山さん「見事に実現したもんなぁ」

遠藤さんテレテレ。

 

遠藤さん「次の曲は『ENSON2』の最後に入ってるセルフカバーで、これも俊次さんと同じでにいさんにアレンジしてもらいたかったんですよ。

             今日も作曲とかで忙しい中、来てくれて、ぶっつけ本番ですからね」

影山さん「今回はめずらしいでぇ、オレが遠藤の上をハモるんやもん。コイツ、ただでさえオレより声高いのに。

            今のJAMで一番低いところを歌ってるオレが、なんで女声の次に高いところが出る遠藤の上をハモるねん」

遠藤さん「じゃぁみなさん見モノですよー」

 

25:Good-bye to Yestearday/& 影山ヒロノブ

-MC-

 

10年以上を共に歌ってきたお二人だからこその阿吽の呼吸。アニメ版「魔装機神サイバスター」のアルバムより。

「裸の王様」(STEEPLE JACK)→「魔装機紳サイバスター」(須藤賢一さん)に続く三度目のアレンジは、ザ・影山節。

影山さんの高音ハモリはまず聞けねぇ。笑顔でアコギを弾く影山さんに途中からハープで合流する遠藤さん。

お二人だけのセッションというのもなかなか見られないので貴重でした。

 

遠藤さん「というわけで、影山ヒロノブにいさんでした!!」

影山さん「これからも遠藤をよろしく!!」

拍手で影山さんが見送られて遠藤さんお一人に。

 

遠藤さん「じゃぁ、バンドメンバーを紹介します!! まずはギター、ナベちゃーん!!」

まずはナベさんこと鍋島圭一さん登場。

遠藤さん「せっかくだからなにか一言」

ナベさん「今日はホントに遠藤のためにありがとうございました! これからも遠藤を応援よろしくおねがいします!!」

観客「おおおおおお!」

ナベさん「その中のちょっとだけ、ボクも応援してね」

 

遠藤さん「ドラムス!! ユウゥゥゥ!!」

続いてユウさんこと瀧本裕さん登場。

遠藤さんとがっしり抱擁。遠藤さんはユウさんの坊主頭をガッシリと。

ユウさん「ちょっと個人的な話していいっすか? あの、一昨日ですね、子供が生まれました!」

遠藤さん&観客「おめでとおおおおお!!」

ユウさん「ありがとうございます!! 前後にこのライブのリハがあって、リハ、リハ、休み、リハの休みの時に生まれてくれたんですよ!」

観客「おおおおお」

ユウさん「あともう一つ、ボクいつものライブですと譜面を見ながらやってるんですけど、今回完全に暗譜しました!!」

観客「おおおおおお!」

ユウさん「…ちょっとカンペは見ましたけど、それでも全部譜面を見ずに叩きました!!」

遠藤さん「個人的な話して最後は自慢かい!!」

 

遠藤さん「キーボーゥ!! エイちゃぁああああん」

エイちゃんこと河合英史が続いて登場。

エイさん「みなさん、今日は遠藤正明こと、まーくんのためにありがとうございました!!」

まーくんと呼ばれテレ気味遠藤さん。

エイさん「じゃ、みんなぁせーのでまーくん。せーのっ!!」

観客「まぁあああああくぅうううううん!!」

遠藤さんテレテレ。

 

遠藤さん「最後、ベース、ヒロぽぉおおん!!」

ラストはヒロポンこと三宅博文さん。遠藤さんとがっちり抱擁。

ヒロさん「今日はいつも以上に楽しかったです!! 演奏しててちょっと泣きそうになりました

            これからも遠藤さんと一緒にがんばります!! ありがとうございました!!」

遠藤さん「ナイスパーマ」

 

遠藤さん「まだみんな盛り上がってくれるかァアアア!?」

観客「おおおおおおおおおおお!!」

遠藤さん「とはいっても『ENSON』はもう無いし、…じゃぁ最後はおれのヒーローソング、ロボソングから歌っちゃおうじゃないのぉ!!」

観客「おおおおおおおおおおおおおおおお!!」

遠藤さん「まずはこの曲!! 『爆竜戦隊ッアバレンジャァアアア』!!」

 

24:爆竜戦隊アバレンジャー

 

ラストは遠藤さんオリジナルのアニソン、ある意味「ENSON」から「爆竜戦隊アバレンジャー」のオープニング。

ライブ後半、アンコールにもかかわらず、遠藤さんアバレスピンフルスロットル。そしてナベさん、ヒロさんも回る回る!

 

遠藤さん「おーし、最後はみんなでとことん吼えてもらおうじゃないのぉ!!! 『勇者王誕生ーーー』!」

 

25:勇者王誕生!

 

遠藤さんの存在を一躍アニソン界に知らしめた代表曲「勇者王ガオガイガー」のオープニング。

二番の間奏終わりからの「ガガガァッ ガガガッ ガァオガイガァー ガガガッ ガガガガ ガオガイガァー」の部分を

遠藤さんのアジテートでこれでもかと繰り返し、会場興奮の坩堝。これは凄い!!

 

閉演BGM:CLOWN~Carry on

 

遠藤さん「ありがとぉおお!!」

大熱狂状態冷め遣らぬまま、バンドメンバーのみなさんもステージ前方へ。

遠藤さん「SHARE LOCK HOMESのみんな、いるかな?」

遠藤さんに呼び込まれてSHARE LOCK HOMESのみなさん再登場。

遠藤さん「Reyのみんないるかなぁ? これない?」

Reyのみなさんは閉演後の握手会のため、ステージに上がれなかった様子。

遠藤さん、バンドのみなさん、SHARE LOCK HOMESのみなさん、観客のみなさん全員で万歳三唱。

みなさん順番に退場していきます。

遠藤さん「SHARE LOCK HOMESのみんなありがとー!! オープニングアクトをしてくれたReyのみんなもありがとー!!」

バンドのみなさんも退場し、大歓声の中、遠藤さんも名残惜しそうに深々と一礼して退場され

「サイショでサイゴ!?のENSONライブ」は終了しました。

 

初参加の遠藤さんのソロライブ。

その歌声の力強さはさることながら、「多くの人に支えられたからこそ今の自分がいる」ということを

繰り返し語る遠藤さんがとても印象的でした。

アニソン界の"若獅子"が、この10年以上に及ぶムーブメントの中で鍛え上げられた歌声を響かせた、

まさに"ALWAYS FULL VOICE"なライブでした。

 

 

補足

 

・ちなみに待機場所にあった顔出しパネルは

 「ENSON」の中ジャケットの"アレ"をしている遠藤さんと「ENSON2」のブックレット内の"獅子"になった遠藤さん。

 

・Reyのみなさんは「ENSON2」リストバンドを装着していたり。

 

・"本気のアニソンバンド"を背負うReyのみなさんには今後注目してみたいと思います。

 

・「ENSON」アレンジもなかなか面白いですが、遠藤組によるバンドアレンジ最高。

 

・遠藤さん「そうそう、みんな会場前の顔出しパネル、見てくれた? 撮った?

            観光地に行くとよくあるじゃないですか? おれね、ああいうの大好きなんですよ。いつも撮っちゃうんです。

            今回は無理言って二つも作ってもらっちゃったんですけど、みんな帰りに是非記念撮影してってくださいね!」

 

・アンコールから遠藤さんENSONTシャツ(白)、バンドのみなさんENSONTシャツ(黒)で登場。

 

・井上さん、影山さんともENSONTシャツ(黒)を着用。

 

・閉演後、顔出しパネルの前には記念撮影をするファンの方で黒山の人だかりが出来ていました。

 

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