2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
堀江美都子 デビュー50周年記念特別公演
~ワンガールコンサート'20~
20.2.16 よみうり大手町ホール
出演/堀江美都子
司会/鈴木美潮
コーラス/KAKO♪ 堀江諒介
演奏/BROADWAY(Key&Cho.須藤賢一 B&Cho.村上聖 Dr&Cho.岩田"GUNTA"康彦 G&Cho.松尾洋一)
Key.中村智美 B.吉岡満則 Per.早川誠一郎
堀江美都子さん。
フジテレビ系「日清ちびっこのどじまん」で準優勝され、
12歳の時にアニメ「紅三四郎」二代目オープニングで歌手としてデビュー。
以来、アニメソングを専門に歌う歌手、所謂「アニメソング歌手」の第一号として、
まだアニメソング歌手が「まんがの歌の人」と呼ばれていた頃から、
アニメや特撮を中心に、童謡や演芸、ゲームやイメージソングなど様々なジャンルの歌を歌い続けられ、
現在の様に女性のアニメソング歌手が花形として取り上げられるようになるまでの土台を築かれてきました。
特に女の子向けの作品では多くのヒロイン達を楽しく、優しく、切なく、強く、歌で応援されてきました。
さらに歌手だけでなく声優としても活動され、アニメや外画の吹き替えを多く務められています。
あたたかく格調高く凛としてキュートな歌声で多くの作品、多くの人々に寄り添ってこられ
今までどれだけの人が希望をもらい、勇気づけられ、元気づけられ、励まされ、救われてきた事でしょうか。
その中で堀江さんご自身はどこか崇高孤高の存在感で不可侵な印象すらあり、
ご自身の謙虚な姿勢とアニメソングへの強い思いと歌への冷めない情熱を込めて歌われるお姿は
名実ともに"アニメソング界の女王"そのものであり、アニメソング界を象徴するべきお方です。
そんな堀江さんが2019年にデビュー50周年を迎えられました。おめでとうございます。
50周年記念年間である2019年から2020年にかけて、平成年間の楽曲を集めたアルバム「平成の堀江美都子」、
アニメ映画の主題歌カバーアルバム「One Voice」、ベストアルバム「One Girl BEST」が続々と発表され、
そして2020年にデビュー50周年記念特別公演「~ワンガールコンサート'20~」が満を持して開催されました。
会場は東京大手町の読売新聞本社内にあるよみうり大手町ホール。
早い段階でチケットが完売という事もあり、当日の会場内は多くの観客がつめかけておりました。
会場内に入るとステージ上には向かって右側にバンドBROADWAYの皆さんのブース、
左側にコーラスブースがそれぞれ設置されていました。
開演時間になると、それまでに流れていたBGMがだんだんと大きくなり、
それに合わせて客席の照明がゆっくりと暗くなりいよいよ開演です。
00:Celebration/SE
-MC-
R&B・ソウルバンドKool & The Gangの代表曲「Celebration」が流れる中、
BROADWAYの皆さんとKAKO♪さんが登場され、それぞれのブースで準備をされていました。
堀江さんの50周年をお祝いするオーバチュアがお祝いを意味する「Celebration」という曲で
歌詞も"みんなでお祝いしよう"という内容で軽快にはじまるというのに趣がございました。
・BROADWAYの皆さんとKAKO♪さんの準備が整うと、読売新聞の記者であり、
よみうり大手町ホールのプロデューサーでもある鈴木美潮さんが登場されてご挨拶。
・美潮さん「1969年に日本最初のアニメソング歌手として堀江美都子さんはデビューされました。
まずはそのデビュー曲からお聞きいただきましょう。『紅三四郎』です」
01:紅三四郎/堀江美都子
-MC-
50周年記念コンサートの一曲目はアニソンデビュー曲であるアニメ「紅三四郎」より二代目オープニング。
「紅三四郎」ということでステージ壁面が真っ赤になり、観客の大きな拍手の中、
白を基調としたホットパンツのご衣裳で登場された堀江さんですが、
歌い出しからお声が震え、時折涙ぐまれる場面もありながらも透明感のある歌声で歌われました。
・再び美潮さんが登場され、改めてご挨拶と前半の司会を担当される事や
ここからは堀江さんが歌われる楽曲を紹介しつつ、発表された年の時代背景を織り交ぜて進行する旨をアナウンス。
・美潮さん「前半は歌謡ショーの様な形で進行していきますので、私も高橋圭三さんになりきってお届けします」
観客笑。
美潮さん「今笑われた方はだいたい同年代と言いう事ですね」
観客笑。
02:アクビ娘/堀江美都子
-MC-
03:魔法のマコちゃん/堀江美都子
-MC-
アニメ「ハクション大魔王」より魔王の娘であるアクビをかわいらしく歌われたエンディング。
弾むような堀江さんの歌声に合わさるコーラスはKAKO♪さんとBROADWAYの皆さんがご担当。
つづくアニメ「魔法のマコちゃん」よりオープニング。堀江さんがせつなさを感じる歌声を披露される中、
「だって年頃なんですもの、わかって」台詞ではその都度観客から拍手が贈られていました。
04:心のうた/堀江美都子
-MC-
05:かぐや姫先生のうた/堀江美都子
-MC-
アニメ「さすらいの太陽」より、堀江さんご自身と重なるような歌詞が印象的なエンディング。
静かな曲にのるおだやかながら芯の強さを感じる堀江さんの歌声にしみじみと聞き入りました。
続いては特撮作品から、石ノ森章太郎先生原作の「好き! すき!! 魔女先生」よりオープニング。
抱擁感あふれる堀江さんの豊かな歌声に観客は身をゆだねるようにうっとりとしていました。
・ここで今回のコンサートで堀江さんが初めてご挨拶。ここからしばらくはお一人でお話。
・今回のタイトル「ワンガールコンサート」はかつてご自身が行われてきたライブツアータイトル。
・堀江さん「20代の頃につけていただいたタイトルです。今回のコンサートのタイトルを考えていた時、
あの時の気持ちをもう一度思い出そうと思ってこのタイトルにしました。もうガールじゃないけど……」
観客笑。
・今回のコンサートへの思いは観客、スタッフ、バンド、仲間、みんなでお祝いして欲しい。
堀江さん「なのでだいぶ無理を言いました。特にバンド。二組分呼んじゃいました」
・BROADWAYの皆さんとの出会いは20周年記念ライブの時。
当時20周年記念セルフカバーアルバム「DEBUT GREATEST HITS FROM ANIMATION -ROCK VERSION-」を発表され
楽曲をライブで披露するためロックバンドを探している時、影山ヒロノブさんのライブを見に行き
影山さんの座付きバンドであるBROADWAYの皆さんの演奏を聞いて、影山さんに交渉してお借りしたのが始まり。
・堀江さん「もう30年の付き合いです。だから今回はどうしてもBROADWAYじゃないとだめだったんです」
・更に今回は堀江さんのご子息でありミュージシャンの堀江諒介さんもコーラスとしてご参加。
堀江さん「40周年の時にステージに一緒に立った時は丁度留学する前でした。
あれから大きくなりまして、今は心の支えとなっております。今日はちょいちょい出て来ます」
06:緑の陽だまり/堀江美都子
-MC-
07:ぼくらきょうだい てんとう虫/堀江美都子
-MC-
諒介さんをコーラスに迎えて歌われたのはアニメ「山ねずみロッキーチャック」よりオープニング。
弾むような堀江さんの歌声に合わせ、BROADWAYの皆さんと諒介さんと共に観客も軽快に歌った後は、
堀江さんの「次は七人兄妹です。ライダーじゃないです」というお話からアニメ「てんとう虫の歌」よりオープニング。
元気でおおらかな堀江さんの歌声はとてもはつらつとした雰囲気でなんとも楽しげでした。
・堀江さん「デビューした頃はタツノコプロさんの作品を多く歌いました。
社長の吉田竜夫さんは娘さんと同じようにかわいがってくれましたね。
そんなタツノコプロの作品の中でも、ひとりでがんばる子。デメタンです。
いつも『ラナタァン』って泣きべそですけど、いざとなったらがんばる子。大好きでした」
08:けろっこデメタン (2C)/堀江美都子
-MC-
09:シンドバットのぼうけん (2C)
~ジムボタンの歌 (2C)
~ペペロの冒険 (2C)/堀江美都子
-MC-
続いてもタツノコプロの作品からアニメ「けろっこデメタン」よりオープニング。
堀江さんの歌声がせつなさを感じる序盤から、伸びやかになっていく光景は得も言えぬ迫力でした。
そしてここからは堀江さんが歌われた作品の中から冒険をキーワードにした楽曲をメドレーで。
まずは堀江さんの掛け声からアニメ「アラビアンナイト シンドバットの冒険」よりオープニング。
堀江さんの軽やかな歌声を楽しんだ後は、汽笛音と共にアニメ「ジムボタン」よりオープニングが出発進行。
小気味のいい曲調と歌声の中、ファンキーな合いの手は主にガンタさんが担当されていました。
メドレーの締めくくりはアニメ「アンデス少年 ペペロの冒険」より、異国情緒あふれるオープニング。
堀江さんは伸びやかな歌声をご披露されました。冒頭のスキャットや「ペペロ」ではKAKO♪さんがご活躍。
・ここで美潮さんがご登場。堀江さんとバトンタッチして再び進行をご担当。
・美潮さん「続いては1978年の作品。この頃は女性二人組のアイドルが大流行でした。その名前は?」
観客「ピンクレディー」
美潮さん「正解です。よくできました」
観客笑。
美潮さん「そのピンクレディーの振り付けをされていたのが土居甫先生でした。
土居先生がアニメソングで初めて振り付けをされたのが次に歌われる作品でした。
振り付けにもご注目してご覧ください。『魔女っ子チックル』」
10:魔女っ子チックル/堀江美都子
-MC-
「マハール ターマラ フーランパ」の一声からアニメ「魔女っ子チックル」よりオープニング。
歌はもちろん、振り付け・ダンスを交えて歌い踊られる堀江さんのお姿はとてもチャーミングでした。
・美潮さんがご登場。
・土居先生の「マハール ターマラ フーランパ」の振り付けは独特の世界観。
・美潮さん「土居先生から振り付けの極意を受けた堀江さんがご自身で振り付けを考えられた曲があります。
続いてはそんな2曲を続けてお聞きいただきます。まずは『花の子ルンルン』です」
11:花の子ルンルン/堀江美都子
12:ハロー! サンディベル/堀江美都子
-MC-
振り付けをキーワードにアニメ「花の子ルンルン」とアニメ「ハロー! サンディベル」のオープニングを連続で。
堀江さんは「ルンルン」では優しさと強さを感じる歌声で、指で弾く仕草が印象的な振り付けを、
続く「サンディベル」では瑞々しさたっぷりな歌声に合わせ、軽やかな手の運びが素敵な振り付けをそれぞれ披露。
「サンディベル」では客席のいたる所で当時を想起させるような、円熟味を増したコールで応援する観客の声があがっていました。
・美潮さんがご登場。
・美潮さん「1970年代前半のロボット作品の多くは男性が一人でロボットに乗りこみ、歌も男性が歌われていました。
75年の国際婦人デーをきっかけに『秘密戦隊ゴレンジャー』に女性ヒーロー、モモレンジャーが登場し、
ロボットにも女性が乗るようになり、当然、歌も男性だけではなく女性が歌う事も多くなっていきました。
続いては堀江さんが歌われたロボットソングをメドレーでお聞きいただきます」
13:宇宙魔神ダイケンゴーの歌 (2C)
~ダルタニアスの歌 (2C)
~ボルテスVの歌 (2C)/堀江美都子
-MC-
堀江さんが歌われたロボットアニメの主題歌をメドレーで。まずはアニメ「宇宙魔神ダイケンゴー」よりオープニング。
凛とした堀江さんの歌声と、勇ましく颯爽とした曲調は独特の格好よさでたまらないものがあります。
続くアニメ「未来ロボ ダルタニアス」よりオープニングでは、好対照などこか穏やかな曲調の中、
堀江さんの歌声が格調高く感じられ、ラストのアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」よりオープニングでは
放送当時から続けられている振り付けを交え、颯爽としたステージを披露されていました。
・美潮さんが登場され堀江さんとトーク。
・美潮さん「私今年勤続30年になるんですけど、会社員で50年続けるってないんですよ」
堀江さん「ありがたいんですけど、凄い事が凄く無く思えちゃうのがアニソン界なんですよ……いるから。上が」
観客笑。
・ここではBROADWAYの皆さんはそれぞれのブース内で椅子に座られていました。
・この間、スタッフさんがステージ中央にソファを運び込み、その横に簡易椅子を設置していました。
13.5:徹子の部屋のテーマ/BGM
ここでテレビ朝日系長寿番組「徹子の部屋」にちなみ「美都子の部屋」という事で
「徹子の部屋のテーマ」が流れる中、水木一郎さんと影山ヒロノブさんがご登場。
・ここからはソファーにお三方が、簡易椅子に美潮さんが座られてしばらくトーク。
・間違えて美潮さんの席に座っちゃう水木さん。
・堀江さん「いやーやっぱりこの並びは落ち着くわ」
影山さん「この位置、オレでいいんすか?」
堀江さん「当たり前じゃないの。焼きそばパン買ってくる係なんだから」
水木さん「影ちゃんの席がささきいさおさんだったらオレが緊張しちゃうもん」
観客笑。
・お二人が堀江さんと初めて出会った時のお話。
・影山さんが堀江さんと初めて出会ったのはアニメ「宇宙船サジタリウス」のパーティー。
・影山さん「主題歌を歌いに行ったんですけど、歌詞間違えたんすよ。
でも一番前でめっちゃ応援してくれてたのがぁ、堀江さんでしたね」
堀江さん「作品に声優として出てましたし、同じ歌手仲間ですから応援したかったんですよ」
・水木さんは堀江さんが「12歳の神話」という曲をレコーディングする際に
堀江さんのお手本として歌を覚えて堀江さんの前で歌ったのが出会い。
・堀江さん「水木さんの先生である和田香苗先生が作られた曲だったので、
お弟子さんの水木さんが歌ってくれたんですよ。先生が『今から歌が上手いお兄さんが来るよ』って」
水木さん「あの頃はお兄さんだったんですよ」
堀江さん「20代ちょっとでしたか、アニキにもそんな頃があったんですよー」
観客笑。
・水木さん「その時にオレの声を覚えてくれていたディレクターさんが後に
『原始少年リュウ』の主題歌を歌う人を探していた時に『水木君がいたね』ってなったんです。
だからミッチがいなければ今のボクはいないんですよ」
堀江さん「まーアニキなら自力で這いあがってきそうですけどね」
観客笑。
・突然立ち上がり「もしも自力で這いあがってきた歌謡曲歌手・水木一郎が堀江さんと会ったら」を演じてみる水木さん。
影山さん「立ったよー長いよー」
観客笑。
・影山さんからBROADWAYを借りたお話。
影山さん「堀江さんがボクのライブを見に来てくれて『影ちゃんのバンド貸して』って言ってくれたんですよ。
まーうれしかったですよ。今はなかなか集まらないんすけど、今日は完全体です」
観客笑。
影山さん「っまぁあの頃と比べるとね、あるものが無くなり、出る所は出て……」
水木さん「え?」
影山さん「……ほら涼しくなってる人もいるし」
観客笑。
・お二人が堀江さんには敵わない所。
・水木さんは直前まで緊張していてもちゃんとステージをこなされる事。声が衰えない。脚がキレイ。
・影山さんはどんな時でもちゃんとしていてトークが脱線してもしっかり修正してくれる所。
影山さん「三人でやってる『アニソンBIG3』でアニキがどんなに脱線してもぶったぎってくれるから」
堀江さん「最近は影ちゃんもトークが長くなってきてるからねー」
影山さん「そんなバカなっ!」
観客笑。
14:響け! 太鼓の達人/堀江美都子 水木一郎 影山ヒロノブ
-MC-
楽し威トークコーナーが終わり、お三方が歌われたのは、ゲーム「太鼓の達人 とびっきり!アニメスペシャル」よりテーマ曲。
堀江さんを中心に両脇を水木さんと影山さんが固め、それぞれのカッコよさを披露されながら、
水木さんのソロで堀江さんと影山さんがリズムに合わせて水木さんに近づき盛り上げられたり、
お一人が歌われている間は他のお二人が揃いのステップをされるという、
「アニソンBIG3」でもお馴染みとなっているコミカルな一幕も見られたのは嬉しかったです。
・堀江さん「ありがとうございました。休憩! ここで休憩でーす!」
水木さん「ちょっと待った!! すみませんね。堀江さんもうちょっと待ってくださいね」
・休憩時間に入る所をストップ入れた水木さん。ここで堀江さんへのサプライズとして
水木さんの50周年時に「ハピネス」という歌を作ってくれた堀江さんへお返しに歌のプレゼント。
・影山さん「ナハハハハ。サプラ~イズ~ぅ!」
水木さん「今日はその曲をレコーディングした仲間も来てくれてるんだよ」
堀江さん「ぇええ!? レコーディングしたの? しかも来てるの? ここそんなに入らないのに!」
影山さん「だから今頃みんな皇居の前まで列を作って待すよォ」
観客笑。
水木さん「ここは新聞社ですからねセキュリティが厳しいんですよ。
だからコンサートが始まってから正々堂々正面から入ってきてもらいました」
・水木さんと影山さんがソファーをステージ前方に運ばれ、堀江さんに座っていただく事に。
・ここで水木さんに呼びこまれ、ステージ上には堀江さんが部長を務める「アニソン女子部」から
金月真美さん、Saliaさん、米倉千尋さん、鈴木結女さん。堀江さんを敬愛する森口博子さん、
そして長年堀江さんを初め、お三方にかわいがられている遠藤正明さんがご登場。
・楽曲の作詞は影山さんと遠藤さん、作曲は水木さんと影山さん、編曲は須藤さん。
演奏はBROADWAYの皆さん、コーラスはJAM Projectの皆さん。
ステージ上のメンバーにKAKO♪さんを加えて堀江さんへの楽曲をレコーディングされたそうです。
・影山さん「最初にアニキから届いたのがアニキのアカペラっすよ。オンリー鼻歌!」
観客笑。
影山さん「しかもその後の説明の話の方が長い! アレンジも全部口で!」
・水木さんと影山さんが作られた曲を須藤さんがアレンジされる際、堀江さんが歌いやすい様に少し曲を手直し。
影山さん「でも、手直しする前から遠藤は歌詞を書いてたから、それを一回没にして書きなおしたんすよ」
遠藤さん「そういう人間なんです」
・水木さん「ミッチが『のど自慢』で『ドナドナ』を歌って歌手への道がはじまったから、それを意識した曲にしました」
堀江さん「暗いの? 仔牛が売られちゃうの?」
観客笑。
15:カナリア/森口博子 金月真美 Salia 米倉千尋 鈴木結女 水木一郎 影山ヒロノブ 遠藤正明
MIQ 井上あずみ 鮎川麻弥 三重野瞳 吉田仁美 KANASA AKINO 池田彩
石田燿子 瀧本瞳 うちやえゆか 松澤由美 瀬下千晶 平山佳代子 杉山小絵子
山形ユキオ 石原慎一 NoB 高取ヒデアキ きただにひろし 谷本貴義 高橋秀幸 松原剛志
AKASHI 喜多修平 TAKERU 貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一
-MC-
堀江さんへ贈られた楽曲「カナリア」は、はかなさを感じながらも凛とした強さを感じるバラード。
一番は女性陣が歌われ、遠藤さんが随所でコーラスに参加、二番から水木さんと影山さんも歌われるというパートわけ。
すると2番から客席の通路に堀江さんの後輩であるアニメソングを歌われている歌手の方々、
MIQさん、井上あずみさん、鮎川麻弥さん、三重野瞳さん、吉田仁美さん、池田彩さん、
bless4のAKASHIさん、KANASAさん、AKINOさんら「アニソン女子部」のメンバーをはじめ、
石田燿子さん、瀧本瞳さん、うちやえゆかさん、松澤由美さん、アップルパイの平山佳代子さん、杉山小絵子さん、
山形ユキオさん、石原慎一さん、NoBさん、高取ヒデアキさん、きただにひろしさん、谷本貴義さん、
高橋秀幸さん、松原剛志さん、喜多修平さん、ボイジャーのTAKERUさん、瀬下千晶さん、
ザ・カインズの貴日ワタリさん、常見弘士さん、斉藤淳一さんが、ほぼ50音順に客席の通路二手に分かれてご登場。
観客が動揺する中、通路にいらっしゃる方々はマイクを通さず地声で歌に参加されており、最後は大合唱状態に。
堀江さんはソファーに座られて涙を流しながらその光景をご覧になっていました。
・曲が終わると水木さんのアナウンスで楽曲CD、メッセージカード、花束のプレゼンターとして
大杉久美子さん、串田アキラさん、宮内タカユキさんがステージにご登場。
・大杉さんがお花を、串田さんが楽曲CD、宮内さんがメッセージカードを堀江さんにプレゼント、
更に水木さんの音頭でアニメソング歌手の皆さん、観客が一緒になって「おめでとう」とお祝いされました。
・観客から拍手が贈られる中、客席通路のアニメソング歌手の皆さんは順番にステージにあがられ
堀江さんと一言ずつ言葉を交わされて退場されて行きました。
・鳥取在住のMIQさんに「遠いのにぃ!!」と堀江さん。
・水木さんに「黒くて見えないよぉ」と言われちゃう山形さん。
・堀江さん「こういう時って気の利いた事が言えないんですよ。まさかこんなことがあるなんて~。
歌詞が全部自分の事を歌ってくれているみたいだし、みんな歌うまいなぁ~」
-休憩-
ここで美潮さんが登場され、ここから約15分の休憩時間に入る旨がアナウンス。
堀江さんとBROADWAYの皆さん、ゲストの皆さんが退場され、最後に美潮さんが退場されると幕が下り休憩へ。
休憩時間が終わる頃にアナウンスとブザーが鳴ると、それまでに流れていたBGMがだんだんと小さくなり、
それに合わせて客席の照明がゆっくりと暗くなり、観客の拍手の中、ゆっくりと幕が上がり後半開始です。
16:グローイング・アップ/堀江美都子
-MC-
後半の幕開けは堀江さんが主人公・ジュディ・アボットを演じられた世界名作劇場「私のあしながおじさん」よりオープニング。
水色のドレスにおめしかえされた堀江さんは、穏やかな中に芯の強さを感じる歌声を披露されました。
・後半は堀江さんが主題歌と共に主人公の声優を務められた作品のコーナーから。
・堀江さん「続いては初めて主人公を演じた『魔法少女ララベル』です。
何度となくベラルルベラルルべララルラーという呪文をかけ続けましたねー」
17:ハローララベル/堀江美都子
-MC-
18:恋は突然/堀江美都子
-MC-
続いてはご自身が主人公・立花ララベルを演じられたアニメ「魔法少女ララベル」よりオープニング。
どこかほのぼのとした曲調で会場がほがらかな空間になった後は、アニメ「愛してナイト」よりオープニング。
主人公"やっこ"三田村八重子を演じられた堀江さんがやわらかく歌われ、観客も追いかけで参加していました。
・堀江さん「主題歌を歌う機会が少なくなってきた頃、声優さんとしてオーディションをよく受けていました。
かわいい役からコワい役まで、いろいろな役柄を演じていて、その中で『アッコちゃん』が決まりました。
アッコを演じる事が決まった時、スタッフさんが『じゃあついでに主題歌歌っちゃいますか?』……ついで?」
観客笑。
堀江さん「そういった経緯で主題歌を歌える機会がまたやってきました。アッコちゃんは主題歌は変わりません。
みなさんも一緒に歌ってくださいね。『テクマクマヤコン テクマクマヤコン アッコになーれー』」
19:ひみつのアッコちゃん/堀江美都子
-MC-
20:太陽を追いかけて/堀江美都子
-MC-
堀江さんが主人公"アッコ"加賀美あつ子を演じられた1988年版のアニメ「ひみつのアッコちゃん」よりオープニング。
ワルツ調の曲調と堀江さんのシルキーな歌声に身をまかせるように観客の手拍子もとても軽やかでした。
コーナーラストは主人公・ジェニー・マクダウェルを演じられたアニメ「風の中の少女 金髪のジェニー」よりオープニング。
堀江さんならではのとても伸びやかな歌声がとても鮮やか。サビでは歌詞に合わせてステージ壁面が緑一色になる場面も。
久くフルサイズを聞ける機会に居合わせる事がなかっただけに、今回聞く事がきて嬉しうございました。
・堀江さん「続いてはお茶の間、ファミリー向けの歌をメドレーで歌います。
こういったね、ファミリー向けの作品もだいたい網羅しているんですね。
まずは……最初に曲名言っちゃおうかな……やっぱりやーめた。
イントロが聞こえたら一緒に歌ってくださいねー」
21:サザエさんのうた (2C)
~走れ! ジョリィ (2C)
~タンゴむりすんな! (2C)
~青空っていいな (2C)/堀江美都子
-MC-
ファミリー向け作品を集めたお茶の間ソングメドレーの一曲目はアニメ「サザエさん」より、
関東圏での再放送版である「まんが名作劇場 サザエさん」の初代オープニングから。
堀江さんの歌声に合わせて観客も合唱したり追いかけをして歌う声まで同じになった後は、
アニメ「名犬ジョリィ」よりオープニング。前奏で「あ、チコちゃんだ!(※)」と堀江さん。
印象的な「Trr..」はKAKO♪さんが担当され、堀江さんは客席に耳を傾けて観客にも「Trr..」を促していました。
がらりと雰囲気が変わって続いては、ドラマ「俺はあばれはっちゃく」よりオープニング。
少し情けないようなコミカルさで展開される堀江さんの歌声は、生で聞くと一層奥深いものが感じられます。
お茶の間ソングメドレーのラストはアニメ「ドラえもん」より、個人的にとても好きな七代目エンディング。
大空を思わせる雄大な曲調をのびのびと歌われる堀江さんの歌声に、放送当時に戻ったような感覚で聞いていました。
※「走れ! ジョリィ」の前奏は当時放送されていたNHKの人気番組「チコちゃんに叱られる!」において
番組冒頭でチコちゃんとナインティナインの岡村隆史さんが登場される際に使用されていました。
・続いては当時発売されたばかりのアニメ映画の主題歌カバーアルバム「One Voice」から二曲をご披露。
・堀江さん「10年くらいやっているプライベートライブで他の方の楽曲をカバーしているんですね。
自分以外の歌手の方の歌い方とか表現を研究するために歌っていたのですが、
今回、50周年という事で、プライベートライブで歌っていた曲も含め、
カバーアルバムを作ってもらいました。やったー。ご褒美もらったー」
・カバー曲は大勢でやりたい、という事で、BROADWAYの皆さんに加え、演奏陣をさらに呼びこむ事に。
・まずはBROADWAYの皆さん、コーラスのお二人をお一人づつご紹介。
・堀江さん「BROADWAYは出会って30年になるけど、今はみんな師匠ですからねー。
師匠の方々に毎回演奏してもらうってのはとても難しいんですけど、頼もしい若手が支えてくれています」
・ここで堀江さんに呼びこまれ、堀江さんの「Birthday LIVE」や「プライベートライブ」の演奏を担当されている
キーボードの中村智美さん、ベースの吉岡満則さん、ドラム&パーカッションの早川誠一郎さんがお一人づつご登場。
・師匠である村上さんと同じステージに立たれるという事で緊張されている吉岡さん。
・登場ざまになかなかな勢いで転んでしまうも軽々と持ち直される早川さん。
・村上さんの前にブースが設置されている吉岡さん。諸々の準備が整った所で村上さんと立ち位置をチェンジ。
堀江さん「いろいろとやってくれるみたいですね」
22:銀河鉄道999/堀江美都子 やまもとひかる
-MC-
まずは劇場版「銀河鉄道999<The Galaxy Express 999>」よりゴダイゴの皆さんが歌われたオープニング。
ミラーボールが回り、ゲストを迎えた事でより厚みが増した演奏の中、包容力たっぷりに歌われる堀江さん。
中盤で堀江さんが舞台袖に向かい手招きをされたのですが、諒介さんがご自分が呼ばれたと思いステージ中央へ。
しかし堀江さんが歌われながら呼んだのは諒介さんではない旨を仕草で伝え諒介さんは元の位置へ。
堀江さんが再び舞台袖に向かって手招きされると、ステージに登場されたのはカバーアルバム「One Voice」で
ベースを演奏されたやまもとひかるさん。やまもとさんは堀江さんの横で一緒に盛り上がりつつ、
堀江さんにマイクを向けられ、ひと節歌われる場面もありました。
演奏している皆さんも堀江さんもとても楽しそうに笑顔を浮かべていました。
・ここで堀江さんがやまもとさんを改めてご紹介。
・この間に村上さんと吉岡さんが持ち場をチェンジ。
・やまもとさんは吉岡さんと同じく村上さんのお弟子さん。
・堀江さん「聖くんどうですか? 弟子といっしょにステージに立つって」
村上さん「ありえないですよ」
堀江さん「そうなんですよ。ベース二人ってありえないんですよね。ありえない事をやっちゃうっていうね」
観客笑。
堀江さん「まぁキーボードが二人ってのはあるかもしれないけど、これは智美ちゃんが緊張するパターンだもんね」
観客笑。
須藤さんに頭を下げる中村さん。
23:星間飛行/堀江美都子
-MC-
続いては劇場版「マクロスF 恋離飛翼 ~サヨナラノツバサ~」よりランカ・リー=中島愛さんが歌われた「星間飛行」。
ゆったりとしたボサノヴァ調にアレンジと、どこか大人っぽさを感じる堀江さんの歌いぶりがとても魅力的。
ポイントの「キラッ」はアルバムでは堀江さんご自身が担当されていますが、今回はKAKO♪さんがご担当されていました。
・拍手の中、中村さん、吉岡さん、早川さんが登場されていきました。
・堀江さん「デビューした頃は周りが大人だらけで、子供は自分一人という感じでしたけど、
だんだんと自分より年上が少なくなって、気付けば周りは年下ばかりになりました」
観客笑。
堀江さん「でもおかげで素敵な出会いがあって音楽を一緒に作りだせる楽しさを再発見しています」
・堀江さん「アニメソングの中には五感で感じ取る曲があって、そんな歌がわたしは大好きです。
次の曲をレコーディングした時、都会の真ん中なのにリンゴの匂いが感じ取れるような感じがしました。
そうしたら作曲の宮川彬良先生が『今、風が吹きましたね』と言ってくださいました」
24:風の少女/堀江美都子
-MC-
続いてはデビュー40周年を迎えられた際に歌われたアニメ「風の少女エミリー」よりオープニング。
エミリーをはじめ、これまで歌で応援してきた多くのヒロイン達と堀江さんご自身にも重なる歌詞を
やさしく包み込むような歌声で歌われる様子に思わず目頭が熱くなる思いでした。
・堀江さん「歌手人生を決めてくれた『キャンディ キャンディ』との出会いはセンセーショナルで、
当時、あまり少女向け作品を歌っていなかった自分が、あんなにかわいい作品を歌えたのは喜びでした。
ですが、色々な所でお話している様に、一時期『キャンディ』と距離を置いていました。若気の至りです。
でも今思うと"堀江美都子といえば『キャンディ キャンディ』"と言って頂けるのはありがたく、
歌手としてそういう一曲があるというのはとても大切なことだと思っています」
25:キャンディ キャンディ/堀江美都子
-MC-
堀江さんの代表曲中の代表曲であり、親友と称されるアニメ「キャンディ・キャンディ」よりオープニング。
キラキラとした堀江さんの歌声を聞きながら、この曲にどれだけの人が励まされたのだろうと思うと
「風の少女」から引き続き、込み上げてくるものがございました。
・堀江さん「アニメソング歌手として今まで歌ってこられたのは時代が良かったという事もありますし、
コロムビアにいたという事もあります。多くの仲間に支えられたという事もありますが、
やはり長い間応援してもらえている皆さんがいてくださったおかげです。
最後に歌う曲は、50年歌ってきた、今の堀江美都子に与えられた使命といいますか、
自分はこういう歌を歌っていきたいと思わせてくれた曲でお別れしたいと思います」
26:キミのひかり/堀江美都子
本編を締めくくるのは映画「ドラえもん のび太と奇跡の島 ~アニマル アドベンチャー~」より印象的な挿入歌。
寄り添って語りかけるようにはじまり、のびやかな説得力で雄大に広がっていく堀江さんの歌声は圧倒的。
観客有志が緑のサイリウムを振り、堀江さんはそれに応えるように手を左右に振られていました。
-アンコール-
-MC-
・堀江さんに続いてBROADWAYの皆さんが退場され、ステージ上が暗くなると
それまで続いていた拍手がアンコールを促す手拍子に変わっていきました。
・しばらくするとステージ上が明るくなり、堀江さんがご登場。
・ここで改めてBROADWAYの皆さんと中村さん、吉岡さん、早川さんをお一人づつ呼びこまれてご紹介。
・皆さんが登場される際、堀江さんとハグを交わしながらご登場する中、須藤さんとは強めのハイタッチ。
・堀江さん「賢さんは強いなー」
・続けてKAKO♪さんと諒介さんも登場され、堀江さんとハグ。
・堀江さん「次の曲は『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』の『君がいるから』という曲で、
ウチの諒介が最初に『カッコイイじゃん』って言ってくれた曲なんですよ。
だからKAKO♪と諒介にもステージの前に出てきてもらいましょう」
観客「おぉぉぉおお」
ステージ前方にKAKO♪さんと諒介さんがご登場。
堀江さん「あとこの曲ね……アニキが好きな曲なんですよー。呼ばないと怒りますもんねー」
観客笑。
堀江さんに呼びこまれて水木さんと影山さんもご登場。堀江さんとハグを交わされました。
・影山さん「さっきのサプライズでアニキが言い忘れた事があるんすよォ」
水木さん「あ、そうでした。あのね、今回の、特に女性陣を取りまとめてくれたのがKAKO♪ちゃんなんですよ。
KAKO♪ちゃんがいなければ今回のサプライズは成功しませんでした。KAKO♪ちゃんに拍手を」
観客拍手。
KAKO♪さん「そんなとんでもない、水木さんもお忙しい中、ご尽力いだたいて。大変でしたから」
水木さん「ボクは男性陣にニラみをきかせただけですから」
影山さん「えーパワハラー?」
観客笑。
27:君がいるから/堀江美都子 KAKO♪ 堀江諒介 水木一郎 影山ヒロノブ
-MC-
アンコールはゲストの皆さんと共に映画「ドラえもん のび太のパラレル西遊記」よりエンディング。
堀江さんは諒介さんと目配せしながら歌われていたり、途中で水木さんと影山さんに呼びかけ、
お二人それぞれと向かい合って歌われる場面もありながら、凛々しい歌声を披露されていました。
ご子息の諒介さん、長年のお付き合いであるKAKO♪さん、兄貴分の水木さん、弟分の影山さんと
共に「君がいるから」という題名の曲を歌われるというのはとても感慨深いものを感じました。
・拍手の中、水木さんと影山さんが退場され、続いて中村さん、吉岡さん、早川さん、
更にKAKO♪さんと諒介さんも退場されました。
・堀江さん「さて、本当に最後の曲です。何か歌ってない曲ありますよね。……まぁ沢山ありますけど」
観客笑。
堀江さん「これからどんな事があるのかはわかりませんが、みんなで『あしたがすき』と生きていきましょう」
28:あしたがすき/堀江美都子
デビュー50周年記念特別公演のラストはアニメ「キャンディ・キャンディ」エンディング。
希望あふれるメッセージが込められた本曲を堀江さんがしなやかかつ繊細な歌声で披露され、
会場内がその歌声で見たされていき、コンサートはとても暖かな雰囲気の中で締めくくられて行きました。
閉演BGM:あしたがすき (カラオケ)
観客から惜しみない拍手が贈られる中、諒介さんが登場され、堀江さんの手を引いてご退場。
続いてBROADWAYの皆さんも退場されると美潮さんによるSS席の特典お渡し会のアナウンスがあり、
「堀江美都子 デビュー50周年記念特別公演 ~ワンガールコンサート'20~」は終演となりました。
堀江さんの歴史はアニメソング歌手の歴史。
堀江さんが「アニメソング歌手」第一号の一人として歩みはじめた歌のあゆみ50年の間には
ひとりの女の子が思春期を迎え、大人になり、母になられるというご自身の成長と共に
第一号としての艱難辛苦や不安や葛藤が数多くあったと思われ、その心中の葛藤は察するに余りあります。
その中でアニメなどの作品や歌に対してストイックで真摯な姿勢で向きあい、歌を続けられたおかげで
堀江さんが切り開き歩み続けているその道は今では多くの人達がその後を続き、
アニメソング歌手は憧れの職業の一つとなっております。
その"アニメソングの女王"の50年にわたる歌のあゆみをほぼ年代順に時代背景を交えつつ
その中で振り付けや主人公を演じられた作品をコーナーとして披露されたり、
冒険もの、ロボットもの、ファミリーなどジャンルごとにメドレーを織り交ぜ凝縮。
更に水木さん、影山さんと言う気のおいけない間がらのお二人との和やかなトークが聞けたり、
後輩アニメソング歌手による歌のプレゼントのサプライズもありと盛り沢山の内容でした。
楽曲が披露される毎に「自分をはじめこの曲にどれだけの人が救われたのだろう」と思うと
節々で目頭が熱くなるばかりでした。
堀江美都子さんデビュー50周年おめでとうございます。
ゲスト/水木一郎 影山ヒロノブ
サプライズゲスト/大杉久美子 串田アキラ 宮内タカユキ
MIQ 井上あずみ 鮎川麻弥 森口博子 金月真美 三重野瞳 Salia 米倉千尋 鈴木結女
吉田仁美 KANASA AKINO 池田彩
石田燿子 瀧本瞳 うちやえゆか 松澤由美 瀬下千晶 平山佳代子 杉山小絵子
山形ユキオ 石原慎一 NoB 高取ヒデアキ 遠藤正明 きただにひろし 谷本貴義 高橋秀幸
松原剛志 AKASHI 喜多修平 TAKERU 貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一
やまもとひかる
補足
・会場に向かうロビーにはいさおさん、水木さん、大杉さん、串田さん、MIQさんをはじめ、
アニソン女子部の皆さんや影山さんをはじめとしたアーティストが所属する事務所HIGHWAYSTAR、
石原さん、山野さと子さん、森口さん、石田さんと瀧本さん、中川翔子さんなどの歌手仲間や
初代ファンクラブ、シンガーズ・ラボの教え子達など様々な方面から贈られた祝花が飾られていました。
・今回のSS席の特典は特製クリアファイルとパンフレット。
約三時間のコンサート終演後に堀江さんご自身が一人づつ手渡しして下さり恐縮至極でした。
・堀江さん「50周年。いやー……長かったです」
・当時は世界規模で新型コロナウイルス症状が猛威を振るっており、
予防や感染防止の為、マスクが品切れ状態になる程で、会場でも多くの人がマスクを着けていました。
堀江さん「今日は客席には時節がらマスクを着用されている方も多くいらっしゃいます。
いいんですよ。もし気になる方がいらっしゃったら今からでもご着用くださいね。
マスクの中から笑顔が見える。マスクの中で歌っているのが見える。いいじゃないですか」
・「魔法のマコちゃん」の浦島マコは横浜に暮らす中学二年生の女の子。
奇しくも当時の堀江さんもマコと同じく横浜に暮らす中学二年生の女の子。
それもあってか歌われる堀江さんは所々で胸に込み上げてくるものがあるご様子でした。
・影山さん「っまぁ、ボォクも今年は節目の43周年ですからね」
堀江さん「どこがよぉー中途半端なぁ」
水木さん「なに? じゃあ50周年まで7年もあるじゃんかよぉ」
堀江さん「いいわね。7年もあるの」
影山さん「ボクの50周年の時にはアニキとねえさん呼ぶからね。まってるよー」
水木さん「その時、オレももういねえかもしれねえじゃんよぉ」
堀江さん「大丈夫。アナタに限ってはそんなことないから」
観客笑。
・堀江さん「でも誰もアニソン界がこんな世界になるとは思っていませんでしたよね」
水木さん「ちょっと真面目な話になるけどさ。実は30歳手前で歌手を辞めるつもりだったんだよね。
ミッチが頑張ってくれたからね。オレはその後をついていっただけ。
当時は『まんがのうた』ってバカにされていた世界がこんなに広がるとは思わないもんね。
暗い歴史があるもの。ファンのみんなもそうだと思う。『うわーまんがのうた好きなのォ』って。
それを影ちゃんがもっと広げてくれたんだよね。こんなに嬉しい事無いですよ」
・水木さん「オレが急逝咽頭炎になった時、翌日にいさおさんとミッチとゴルフ行く予定だったんですよ。
てっきり心配してくれるかなと思ったら、平気な顔してゴルフいっちゃってんの」
堀江さん「だっていさおさんと二人で枕元でずっといたら嫌でしょ?」
・影山さん「『BIG3』で『太鼓の達人』歌う時は三人でマフラーしてるんすけど、今日は無いから楽っすね」
堀江さん「そうねー」
観客笑。
水木さん「そんなこと言うなよォ」
影山さん「アニキのはちゃんとしてるヤツだけど、オレとねえさんのビニールやつだからあせもできるんすよ」
堀江さん「しかも歌っててぐるぐる回るしぃ」
観客笑。
・勘が鋭い堀江さんにサプライズを気づかれない様する人達。
森口さんは来場できない旨を連絡したり、「アニソン女子部」LINEグループでは、
チケット完売で招待席も用意できないという連絡に各々なんとなくそっけなく。
水木さんと影山さんは当日の楽屋に堀江さんが遊びにこられて大慌てになったり。
・影山さん「アニキ、今日堀江さんがいる時に『影ちゃんこの前のご飯おいしかったね』って言ってくるんすよ?
それはこのサプライズのリハをやった後に一緒に行った所だったんすよ」
堀江さん「それおかしいと思ったんだよー。二人があたしに何も言わずに一緒にご飯だけ行くか?って。
『ハンバーグおいしかったねー』とかいってるからさぁー」
観客笑。
堀江さん「やっぱりあたしは横浜の田舎に住んでるから都会の二人だけで行ったのかなぁって」
水木さん「サプライズって『いいか、絶対バレるなよ!』って言ってるヤツが一番ボロを出すよね」
観客笑。
・堀江さんがリハーサル終了されスタジオから出られた後、
サプライズメンバーが極秘裏に合流してリハーサルをされたとか。
堀江さん「えー!!」
影山さん「もうあさみさんと逐一連絡とって。『ミッチ、今日車移動です』『ミッチ、車乗りました』って」
・「アニソン女子部」のメンバーを中心にアニメソング歌手の皆様の何人かは涙を浮かべており、
特に水木さんと影山さんがこっそり涙を浮かべられていたのが印象的でした。
・堀江さん「『愛してナイト』ではお相手の声があのささきいさおさんでしたねー。
いさおさんはロックグループ・ビーハイヴのボーカルという役柄でした。なんと重厚な」
観客笑。
・登場時に転んだとは思えないほどに飛び跳ねながら演奏されていた早川さん。
・当初は堀江さんのライブにギターとして参加されているサイキックラバーのギタリストJOEさんも呼ぶ予定でしたが
この週末は大阪で当時大人気のメディアである「THE IDOLM@STER」シリーズのライブ
「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪Glowing Rock!」in京セラドームで
バックバンドを担当されていた為、不参加でした。
・「星間飛行」間奏での松尾さんのギターソロの後、張り合うようにおちゃらける吉岡さん。
・会場には堀江さんが歌手になるきっかけを作られたというおば様と
東京で一緒に暮らしていたおじ様、おば様がご来場。
堀江さん「思ったより早く両親を亡くしたので、おじ、おばが親代わりです。
もしかしたら今日、両親がどこかで見守っていてくれてるかも。もうちょっと上手く歌いなさいって」
・水木さん「堀江美都子さんがいてくれたおかげで沢山のアニメソング歌手が生まれました」
・堀江さん「アニメソングのいい所は、時が経っても色あせない所です。
それはみなさんがいつまでたっても、アニメやアニメソングの思い出を大切にされているからです。
その思い出が色あせないように、わたし達アニメソング歌手も当時の歌をいつでもお聞かせ出来るように
今よりも年齢を重ねて思うように歌えない事があっても、しっかりと自分の体調を整えて
出来る限り、皆さんの思い出の中にある、あの時の歌声を届けることが出来ればいいなと思っています」