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HAZAMA-X SPECIAL★LIVE
19.8.31 六本木クラップス

出演/石原慎一 風雅なおと 速水けんたろう

演奏/Ba.山内和義 Pf&kay.鈴木賢 G.鈴木英俊 Dr.山下政人 カラオケ



石原慎一さん、風雅なおとさん、速水けんたろうさん。
スーパー戦隊シリーズの主題歌をはじめ、多くのアニメや特撮の歌を歌われている他、
ソロ歌手としての活動や、スタジオワークやミュージカルなど多方面で活躍されているお三方。
長年活躍を続ける大御所と成長が著しい若手との間(はざま)に挟まれ、
独自の存在感で業界を支えるお三方がユニット「HAZAMA-X(ハザマックス)」としてライブを開催されました。

石原さん、風雅さん、速水さんだけという顔ぶれも新鮮でしたし、
アニメや特撮はもちろん、お三方ならではのバラエティに富んだ楽曲も聞けるとの触れ込みだったので
どういった内容になるのか楽しみにしておりました。

会場は六本木にある六本木クラップス。
レストラン形式のライブハウスで、高級感漂う店内の客席はテーブル席。
照明も明るすぎず暗すぎずで、全体的に落ち着いていてとても大人な雰囲気でした。
各楽器が設置されているステージの壁面はスクリーンになっており、会場のロゴが映し出されていました。

開演まで残り五分という頃合いになると、壁面スクリーンにライブ中の諸注意がアナウンス。
ユーモアあふれる効果音と文章でアナウンスされた後は、しばらくして会場の照明がゆっくり暗くなり、
いよいよ「HAZAMA-X SPECIAL★LIVE」開演です。

00:SE
01:TORA TORA TORA (1C)
~Ride on time (1C)
~Give me a Shake (1C)/石原慎一 風雅なおと 速水けんたろう
-MC-


オーバーチュアが流れる中、壁面スクリーンに映し出されたのは光の筋が三本流れる映像。
三本の光の筋が一つになり、お三方の写真も一緒に映し出されるこだわりの映像が流れ終ると、
会場入り口からお三方がご登場。客席を縫うようにしてステージへ向かわれながら、
「HAZAMA-X」だけにダンスボーカルユニットMAXの皆さんのヒット曲をメドレーでカバー。
「TORA TORA TORA」は速水さん、「Ride on time」は風雅さん、「Give me a Shake」は石原さんが
それぞれをメインに歌われ、他のお二人はコーラスをされるというフォーメーションでしたが、
更に歌に加えてダンスもご披露されるという、今回ならではのオープニングになりました。

・まずはお一人ずつ自己紹介。
・速水さん「まずはその衣装は何? どこへ向かってるの?」
 当日は石原さんがホットパンツ、風雅さんがエスニック風のご衣裳。
 風雅さん「いやいやいや。ワタシは普通ですけどーぉ」
 石原さん「MAXっぽいかなぁって思って」
 観客笑。
 風雅さん「なんかおひねりが入ってきそうですよねー」
 石原さん「まぁ、自動的に入ってはこないんですけどね」
・ライブ中、頻繁にお水を飲まれる風雅さん。
・速水さん「さっき、一曲一曲どころか一小節ごとに飲みたいって言ってましたよね?」
 石原さん「お水の量がMAXですもんね」
 風雅さん「そうなんです。ほぉんとすみませんね。だからその分お手洗いも近くって。
     ひょっとしたら話してる途中でいなくなるかもしれないんですけどぉ」
 石原さん「じゃあ水を飲まなきゃいいじゃない?」
 観客笑。
・速水さん「まずはやっぱり三人のハーモニーをお聞きいただきたいと思います」
 石原さん「そうですね。ショートパンツはいてるけど歌は上手いぞという所見せないとね」
 観客笑。

02:The Longest Time/石原慎一 風雅なおと 速水けんたろう
-MC-


風雅さんがピアノでキーを確認してから披露されたのは、速水さんをメインにビリー・ジョエルさんの「The Longest Time」。
石原さん、風雅さんはコーラスに徹され、リズムのみのシンプルなカラオケであった事もあり、
お三方の歌声が作りだすハーモニーが鮮明に聞く事が出来、とても贅沢な感覚でした。

・ここでバンドの皆さんが合流され、それぞれスタンバイ。
・リハーサルで声を合わせるたびにハーモニーがしっくりくる三人。
・石原さん「ボクと風雅さんはもう30年くらいなんで、結構声が合うんですよ。
     でも風雅さんにはずっと声が汚いって言われ続けてるんですよ」
 風雅さん「アッハハハ」
 石原さん「しかも『ワタシはキレイだけど』って言われるんですよ」
 速水さん「そうなの?」
 風雅さん「そうそう汚いのとキレイなので不思議と合うんでしょうねー」
 観客笑。

03:宇宙のファンタジー (Fantasy)/石原慎一 風雅なおと 速水けんたろう
-MC-


バンドの皆さんを迎えアース・ウィンド・アンド・ファイアーの皆さんの代表曲「宇宙のファンタジー」。
序盤は石原さん、速水さんが裏声を交えてそれぞれがメインで歌われる珍しい場面が見られ、
中盤からは風雅さんがメイン。お三方のファルセットのハーモニーが幻想的で美しかったです。

・ここからはそれぞれのソロコーナー。まずは風雅さんのステージ。
・風雅さん「話しすぎないようにがんばりマース」
 石原さん「大丈夫ですよ。まぁ、根本的に任せていいのかは置いておいて」
 観客笑。
 速水さん「あんまり水、飲み過ぎないでね」 
 風雅さん「ハァイ。でももういっそトイレにマイク持っていって歌うってのもありかもネーェ」
 石原さん「なるほどねー。マイク持ってーって、やめてー」
 観客笑。
・石原さん、速水さんが退場され、風雅さんお一人に。
・水を飲んでいる時は観客にざわついていてほしい風雅さん。
・「初音ミク」に代表される音声合成ソフト「VOCALOID(ボーカロイド)」のお話。
 ボーカロイドの一つである「KAITO」の声を風雅さんが担当されており、 
 風雅さんも国内外様々なライブやイベントに赴かれ「KAITO」の楽曲を歌われています。

04:上弦の月/風雅なおと
-MC-


風雅さんのソロコーナーは黒うささん(WhiteFlame)が制作された楽曲「上弦の月」から。
壮大な世界感とメロディーに風雅さんの凛としてなめらかな歌声が際立っていました。

・ソロライブでは洋楽のジャズを歌われる事が多い風雅さん。
・風雅さん「次も洋楽を二曲メドレーで聞いてもらうンですけど、ワタシはナンチャッテ英語なので、
     英語が母国語の人……ネイティブ? ネイティブの方はネイティブじゃないフリをして下さいね」
 観客笑。

05:Don't Know Why
~Sooner Or Later/風雅なおと
-MC-


続いては洋楽を二曲メドレーで。まずはノラ・ジョーンズさんの優雅な「Don't Know Why」。
曲が始まると風雅さんはステージを降りて客席を周られ、観客に言葉をかけながら歌われていました。
メドレーながら一旦バンドの皆さんの演奏力の素晴らしさを話されるトークを挟まれ、
一変してマドンナさんの「Sooner Or Later」を大人な雰囲気で一種妖艶に歌われていました。

・速水さんが合流され風雅さんとトーク。
・速水さん「大丈夫? トイレには行きたくない?」
 風雅さん「トイレ? っあぁートイレはねー。戻った」
 速水さん「……戻った? どういう事?」
 観客笑。 
・風雅さんが見送られここからは速水さんのステージ。
・速水さん「三人でやるって聞いてみなさんどうでした?」
 観客拍手。
 速水さん「あっありがとうございますー。なんでしょう中途半端な拍手で」
 観客笑。
 速水さん「拍手していいのやら悪いのやらって感じでしたよねーすみません」
・座組をはじめ、今回のライブのプロデュースは速水さん。
 速水さん「三人個性がバラバラで楽しい事になると思ったんですよ。石原さんも快く引き受けてくださり、
     風雅さんは、ほら。『やろう』って言ったら何でもやって下さいますから」
 観客笑。

06:トワイライト ハイウェイ (You Can Have Me Anytime)/速水けんたろう
-MC-


トヨタのクレスタのCMソングにもなったボズ・スキャッグスさんの「トワイライト ハイウェイ」。
速水さんの凛々しい歌声と余裕を感じる演奏が相まってオトナな一面を感じる事ができました。

・速水さん「続いてはメドレーでお聞きいただきたいんですけれど、
     この方は歌手であり芸人でもあるのかな? 司会もされてましたけど歌が絶品ですね。
     残念ながら亡くなられてしまったんですけど、やしきたかじんさんの曲を。
     そしてそれから別の曲へと続いていきたいと思います」

07:やっぱオリビア好きやねん
(やっぱ好きやねん (1C)
~オリビアを聴きながら (1C)
~やっぱ好きやねん (サビのみ))/速水けんたろう
-MC-


続いて速水さんが歌われたのは、やしきたかじんさんの「やっぱ好きやねん」。
速水さんは歌詞を噛みしめるように歌われ、二番からは杏里さんの「オリビアを聴きながら」へ。
しなやかな歌声を披露された後、最後のサビは再び「やっぱ好きやねん」へと戻られ、
その自然なアレンジに感嘆。速水さんの情感たっぷりに歌われる様子が印象的でした。

・ここで衣装を変えられた石原さんと風雅さんがご登場され、お三方でトーク。
・メドレーは速水さんが名付けて「やっぱオリビア好きやねん」。
 石原さん「そんなに好きな人がいるんだって思いながら聞いてましたよ」
 速水さん「まぁまぁ、遠い昔の、ね」 

・石原さんを「息子さん」と呼ぶ風雅さん。
 速水さん「なんで息子さんなの?」 
 風雅さん「あのこの方の親御さんが教習所をやってらしたんですよ」
 石原さん「そうそう。まぁ教習所の息子ってそうそう石を投げて当たるもんじゃないじゃない?
     だから最初は『教習所の息子さん』って呼ばれてたんだけど、短くなって『息子さん』」
 速水さん「なんか風雅さんが石原さんの親御さんとお知り合いかと思ってた」
 風雅さん「でもね、ワタシ、ネット上では1939年生まれって書かれてる所もあるからあながちねェ」
 速水さん「ってことは……80歳!?」
 石原さん「でも、得体が知れなさすぎるから、そうなんじゃいの?」
 風雅さん「そうかもねー」
 観客笑。

・「HAZAMA-X」というコンセプトは石原さんが長年あたためていたもの。
・石原さん「この三人の共通点であるスーパー戦隊はコロムビアっていうレーベルのもので、
     そこにはささきさおさんがいて水木一郎さん、串田アキラさん、MoJoさん、宮内タカユキさんと
     今も現役のレジェンド達がいらっしゃて、今現在は戦隊に関わっているProject.Rの若手達がいるでしょ」
 速水さん「台頭著しいよね若手たちは」
 石原さん「そう。それで我々50代は行き場の無い、ちょうど間(はざま)の世代なんですよ。
     そんなHAZAMAの世代がMAXに輝こうよっていう思いを込めて『HAZAMA-X』なんです」
・バンドの皆さんも「HAZAMA-X」世代。
・「HAZAMA-X」は一番仕事ができる世代。
・石原さん「若手は若手で悩みとかやりたい事とかあるでしょ? 我々最初にやりたかった事忘れちゃってるからね」
 観客笑。
 風雅さん「そーぉ? ワタシはやりたいことあるけどね」 
 石原さん「それはアナタが欲望に絡み取られているから」
 風雅さん「まぁーねー」
 速水さん「否定はしないんだ」
 観客笑。

・「HAZAMA-X」ならではのコーナーをやってみる。
・NHKエンタープライズでは出来ないようなものを考えたものの、まずはモノマネをやってみよう。
・速水さんはご自身のソロライブでもちょいちょいモノマネをされているとか。
 石原さん「そろそろ山寺宏一を越えるんじゃないかっていう噂ですよ」
 速水さん「そんな凄くないですよ。自分のライブでちょっとずつやってるだけだからね」

08:仮面ライダーAGITO/石原慎一
-MC-
09:トルコ行進曲/風雅なおと
-MC-
10:やぎさんゆうびん (1C)/速水けんたろう
11:さっちゃん (2C)/速水けんたろう
-MC-


モノマネコーナーは石原さんから。ご自身が歌われた特撮「仮面ライダーアギト」初代オープニングを
桑田佳祐さん風に歌われ観客大沸き、後半にはハ行を強調され、和田アキ子さん風の歌い方をご披露。
2番は仕切りなおして石原さんご本人で歌われ、最後のサビで再び桑田さんや和田さん風になり、
ラストパートは石原さんに戻っていました。
風雅さんはモーツァルトの「トルコ行進曲」が演奏される中、"尾木ママ"尾木直樹さん、フジコ・ヘミングさん、
美輪明宏さん、米良美一さん、一推しの杉咲花さん、安田大サーカスのクロちゃんさんとやり倒し、
由紀さおりさんと安田祥子さんor阿佐ヶ谷姉妹のお二人でスキャットを披露されるという奔放さで魅せ、
ラストの速水さんは「もしこの人がうたのおにいさんだったら」というコンセプトでモノマネを展開。
「やぎさんゆうびん」を堀内孝雄さん、「さっちゃん」を五木ひろしさんのモノマネを披露されて
特徴を的確に捉えた納得のモノマネに石原さん、風雅さん、観客も大沸で締めくくられました。

・ここでバンドメンバーの皆さんをお一人お一人ご紹介。
・速水さんのお声がけで集まった皆さんは、それぞれ名だたるアーティストのバックバンドもご担当。
 石原さん、風雅さんもバンドの皆さんの演奏力の高さにうなっていらっしゃいました。
・風雅さん、速水さんが退場され、続いては石原さんのステージ。

・製作総指揮の速水さんから石原さんへのリクエストは、ディズニー関係とミュージカル関係。
・石原さんは東京ディズニーランド開演当時にイッツ・ア・スモールワールドにかつてあった
 ステージ「キッズ・オブ・ザ・キングダム」に立たれており、現在までディズニーと縁深いご関係。
・実写映画「ジャングル・ブック」のお話。
 石原さん「アニメ版でもボクが声をやっていたんですけど、あの時はオランウータンでしたけど
     実写ではギガントピテクスっていう巨大な類人猿になってるんですよ。でも歌は同じなんです。
     これは同じ歌でも同じようには歌えないですからちょっと歌い方を変えてます」
・映画「トイ・ストーリー4」で音楽演出をされたお話。
 石原さん「ディズニーではテレビシリーズは何度か演出した事があるんですけど、映画は初めてでした。
     しかもこんなにビッグタイトルですからね。でも本国からお誉め頂いたので嬉しかったですね」
・当時公開中の実写版「アラジン」のお話。
 石原さん「この作品は風雅さんと一緒にコーラスをしてる他、山寺宏一の仮歌も歌ってます。
     まあブンちゃん(※)とも昔から友達なんですけど、ディズニーのキャラやりすぎですよね」
 観客笑。
 石原さん「でも仕方ないですよね。上手いんだもん。でもこの仮歌、珍しく風雅さんが誉めてくれました。
     『(風雅さん風に)ぇ~このまま映画でやればいいの二ィ~』って、あ、さっきコレモノマネでやればよかった」 
 観客笑。
※山寺さんの大学落語研究会時代の芸名「波慣家文好(はなれやぶんこう)」が由来と思われます。

12:君のようになりたい I Wanna Be Like You (1C)
~君はともだち You've Got a Friend in Me (1C)
~フレンド・ライク・ミー Friend Like Me(1C)/石原慎一
-MC-


石原さんのソロコーナーは近年ご自身が携われたディズニー&ピクサーの楽曲をメドレーで。
まずは実写映画版「ジャングル・ブック」より、石原さんが吹替を担当されたキング・ルーイが歌う挿入歌。
「今日はアニメ寄りの声で歌います」と話された石原さんの歌声は、荒々しさと軽快さを交えて躍動感たっぷり。
続いて日本語版音楽演出をされた映画「トイ・ストーリー4」および初代「トイ・ストーリー」主題歌。
のんびりとした曲調の中、石原さんならではの牧歌的なおおらかさで歌われると、
ラストはジーニー役の山寺宏一さんの仮歌を担当されたという実写映画「アラジン」より挿入歌。
ジェットコースター級の急展開が楽しい本曲を身振り手振りを交え軽妙なステップで歌われる石原さん。
「この歳でショートパンツなんてはけるゥ?」と替え歌される場面もありました。
メドレーを通して石原さんの表現力の奥深さを改めて感じるとともに、
タイプの違う3曲のつながりが見事で、ライブならでの臨場感に圧倒されました。

・劇団四季の話。
 石原さん「最初は新劇だったんですけど、途中でミュージカル劇団に方向転換したんですよ。
     大学卒業の時にディズニーと劇団四季のオーディションを受けてディスニーに拾ってもらいました。
     ……まぁボクと四季の浅利慶太さんとはご縁が無かったっていう事ですかね」
 観客笑。

13:Memory/石原慎一
-MC-


続いてはミュージカルナンバーから「キャッツ」より、代表的な楽曲「Memory」を英語版で。
ディズニー&ピクサーメドレーとは好対照の静かな中に広がりを感じる石原さんの歌声は迫真。
じっくり聞き入りながら石原さんの歌手としての実力を改めて思い知らされました。

・風雅さんと速水さんが合流されてトーク。
・お三方の出会いはライブ「スーパー戦隊"魂"」から。
・石原さん「『なんとかレンジャー』が続いてますけど、影山ヒロノブは『なんとかマン』担当で
     ボクは珍しい『なんとかファイブ』ですね」
 観客笑。 
・速水さん「三人の出会いが戦隊って言っておきながら、まだやってませんよね」
 観客「おぉおおおお」
 速水さん「ちなみにボクは『なんとかジャー』ですからね。風雅さんもでしょ?」
 風雅さん「ジャー?」
 速水さん「話、聞いてました?」 
 観客笑。

14:オーレ! オーレンジャー/速水けんたろう 石原慎一 風雅なおと
15:電磁戦隊メガレンジャー/風雅なおと 石原慎一 速水けんたろう
16:救急戦隊ゴーゴーファイブ/石原慎一 風雅なおと 速水けんたろう
-MC-


お三方の共通点であるスーパー戦隊シリーズのオープニングを一気にご披露。
メインで歌われる方以外のお二人は、イントロでタイトルコールをされたりコーラスをされたり。
まずは速水さんによる特撮「超力戦隊オーレンジャー」オープニングからスタート。
速水さんの晴れやかな歌声を堪能した後は、風雅さんにバトンタッチし、
特撮「電磁戦隊メガレンジャー」オープニング。風雅さんのさわやかさの塊の様な歌声はもちろん、
間奏でずっとグルグル回りながら扇動する様子が見る事が出来るのもライブならではでした。
ラストは石原さんによる放送20周年を迎えた特撮「救急戦隊ゴーゴーファイブ」オープニング。
颯爽とした石原さんと風雅さん、速水さんのコーラスが合わさり一層高揚感が誘われました。

・速水さん「この戦隊シリーズは40作以上続いてるんですよね?」
 石原さん「ちょっと初代の方が長くやったりとか諸事情あって計算しづらかったりしますけど、
     今からやるこの曲は"日本のプレスリー"が歌ってますからね」
 観客「おぉぉおおおおお」
 速水さん「御大が歌ってますからね。今日は皆さんも歌いやすい様にエンディングをやります」 
 石原さん「ミッチ(堀江美都子さん)がいらっしゃいませんからね」

17:秘密戦隊ゴレンジャー/石原慎一 風雅なおと 速水けんたろう
-MC-


続いてはささきいさおさんが歌われた特撮「秘密戦隊ゴレンジャー」よりエンディング。
印象的なスキャットやコーラスは観客が担当する中、一番と二番は石原さんと速水さんが
それぞれパートを分けて歌われ、それまでコーラスだった風雅さんが三番でメインを担当。
風雅さん独特の高音域の歌声で「秘密戦隊ゴレンジャー」が聞く事が出来たのがとても新鮮でした。
もちろん「ちからと技と団結の」の振り付けもしっかりとされていました。

・最後に揃いのポーズで締めようと言っていたものの速水さん以外のお二人は忘れる。
 石原さん「忘れちゃってたねー。これは第二弾やらないとね。プランはあるからね」
 風雅さん「次はもうちょっとモノマネを頑張りたいですね」
 速水さん「そっちなの?」
 観客笑。
・半面、最後の曲名を忘れてしまう速水さん。
 風雅さん「そういうのが見たい! ワタシ速水さんのそういうのがもっと見たいのーォ」

18:I Want It That Way/石原慎一 風雅なおと 速水けんたろう

本編のラストはバックストリート・ボーイズの代表曲「I Want It That Way」。
お三方の歌声が入り混じる素敵なハーモニーとどこかアンニュイさも感じる曲調で、
なんとも穏やかなライブ本編の締めくくりとなりました。

-アンコール-
-MC-


・お三方とバンドの皆さんが拍手で見送られると拍手が徐々にアンコールへ。
・しばらくアンコールが続いていた所、お三方がご登場され、その後バンドの皆さんも合流。
・この夏は今回のライブの為に沢山練習したお三方。
 速水さん「なんか楽しかったよね。部活みたいで」
 風雅さん「ほぉーんと。練習が楽しかったーァ」 
 石原さん「集まって練習の後にビールを呑むと。健全な練習でしたね」
 観客笑。 
・次回は今回出来なかったことをしたい。
 速水さん「そしてMAXの踊りをリベンジしたい」
 風雅さん「それはほぉーんとねーェ。くやしかったー」 
 石原さん「もう全員がちゃんと踊れるまでやるっていうね」

・速水さんの次男坊である隆成さんも歌手。メジャーデビューを目指して活動中。
・石原さん「せっかくだから最後の曲にゲストとして加わってもらおうと思うんですよ」
 速水さん「ボクのライブにちょっとだけ出てるんですけど、ボクと全然違う声で、これはこれでいいんですよ」
 風雅さん「ワタシさっき隆成君と一緒にカラオケに行く約束しちゃった」
 石原さん「また風雅さんは若者大好きだから。逃げてー! 隆成逃げてー!」
 観客笑。
 風雅さん「じゃあいいよ、息子さんも来て」
 石原さん「何そのついでの感じ」
 速水さん「息子さんと一緒にボクも行くとしたら、息子さんと息子さんと……ややこしいわっ」
 観客笑。

19:夏の終わりのハーモニー/石原慎一 風雅なおと 速水けんたろう 隆成

「HAZAMA-X SPECIAL★LIVE」のラストは井上陽水さんと玉置浩二さんによる「夏の終わりのハーモニー」。
石原さんと風雅さんが一番を歌い終るとステージ上に隆成さんが登場され、二番から速水さんとデュエット。
そのまま四者四様の歌声が続いていくうちにどんどんと厚みのあるハーモニーが作りだされていき、
なんともいえない心地よさを感じ、とてもうっとりしながら聞き入っていました。

風雅さん、速水さん、隆成さんが拍手で見送られ石原さんお一人に。
石原さんがライブの後に設けられたアフターパーティーの入場方法に関してのご案内と
この後、出演者の皆さんがお見送りをされる旨がアナウンスされ、バンドの皆さんと共に退場され
「HAZAMA-X SPECIAL★LIVE」は終演となりました。

ありそうでなかった石原さん、風雅さん、速水さん三人だけのライブ。
どこか品のある雰囲気のお三方がスーパー戦隊シリーズの楽曲はもちろん、
洋楽、歌謡曲、ボーカロイド、ディズニー等の様々な楽曲を、歌声の個性の違いが合わさった
極上のハーモニーと共に聞く事が出来ただけでなく、ダンスやモノマネもご披露され
「HAZAMA-X」でしか聞く事、見る事が出来ない楽曲づくしのバラエティ豊かで素敵なライブでした。
既に第二弾、第三弾の構想もお有りという事で今後の展開が楽しみです。


ゲスト/隆成


補足


・六本木クラップスでは前日にアニメ「夢戦士ウイングマン」やアニメ「OKAWARI-BOY スターザンS」
 映画「美女と野獣」等を歌われているポプラさんがライブをされていたそうです。

・入場時には特製のチケットと石原さんのチケットサービス「シンイけっと」で
 申し込んだ人限定で配布される特製のポストカードがプレゼントされました。

・HAZAMA-XだけにMAXの楽曲を歌おうと提案したのは石原さん。
 石原さん「でも風雅さんがその意味を気づいたのは提案して一か月後ですからね」
 速水さん「今? って思いましたよ」
 風雅さん「よっぽどMAXが好きなんだなぁって思いましてね」
 観客笑。

・ペットボトルにストローが付いているのに水を飲む時に吸いながらボトルを傾ける風雅さん。

・オープニングのMAXメドレーにおけるダンスのお話。
 速水さん「やっぱりMAXだからダンスは欠かせないって事になって、振り付けもそのままなんですよ。
     石原さんが映像を見つけてきてくれて必死に練習したんですよ。まぁ必死に練習してあんなもんですけど」
 観客笑。
 速水さん「でも60近いおじさんが必死にやってる姿から皆さんも何か感じ取って下さればと思いました。
     まぁ、本番で張り切りすぎて肩がボキってなってからはもうどうでもよくなりましたけど」 
 観客笑。

・お三方がスタジオワークの一環でガイドボーカルをされていたレーザーディスクの
 音多カラオケ系列を思わせる楽曲を聞く事が出来たのも個人的トピックスでございました。

・音多カラオケでは石原さんが桑田さんやサザンオールスターズの楽曲を歌われているので、
 今回、モノマネを生で聞く事が出来たのも嬉しうございました。

・速水さん「桑田佳祐さんから和田アキ子さんからでも、石原慎一さんが一番似てましたね」

・石原さん「風雅さんは凄いね。勉強になるよね。やる勇気をもらいましたよ」
 速水さん「アレやられたら僕はアレ以上はできないよ」  

・速水さんによる「さっちゃん」。二番は嘉門達夫さんが童謡替え歌メドレーとして歌われている
 さっちゃんが様々な"○っちゃん"にどんどん変わっていくという歌詞でした。

・石原さん「けんたろうおにいさんのモノマネはもういつ日テレかフジからお呼びがかかってもいいですよね」
 速水さん「いやいやいや。ボクはただただ自分を磨くだけですよ」
 風雅さん「そうしたらワタシもバーターで一緒に出たい!」
 速水さん「え、風雅さんと一緒のくくりになるの?」
 石原さん「まぁ、風雅さんのはモノマネというか、憑依というか、思いつきというか、垂れ流しというか……」
 風雅さん「ォッホッホッホッホ」
 観客笑。

・いさおさんに合うたびに「最近の人は背が高いね」と言われる石原さん。 

・石原さん「この『HAZAMA-X』な歳になっても新しい事に挑戦出来るのはこの業界の良いところだよね」  

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