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JAM Project LIVE 2010 10th Anniversary Tour MAXIMIZER ~Decade of Evolution~

Domestic Final

10.9.18 日本武道館

 

出演/JAM Project (影山ヒロノブ 遠藤正明 きただにひろし 奥井雅美 福山芳樹) 

 

演奏/G.MACARONI☆ G&Ag.TAKEO B.山本直哉 Key.寺田志保 Dr.青山英樹

   Ag.影山ヒロノブ Dj.遠藤正明 B.きただにひろし Mar.奥井雅美 Ag&Mg.福山芳樹

 

 

2000年。

アーティストとのタイアップで、作品と全く関係のない内容の歌がアニメソングとして隆盛していた頃、

作品のためだけに作られたヒーロー専用の音楽を作り歌っていく事を目的として結成されたのが、

"Japan Animationsong Makers Project" JAM Projectです。

 

結成後は数々のアニメ、特撮、ゲームほか様々な歌を作り、歌い続け、2010年で結成10年を迎えました。

今回は10周年記念として開催されたライブツアー

「JAM Project LIVE 2010 10th Anniversary Tour MAXIMIZER ~Decade of Evolution~」

というの東京公演二日目、日本でのツアーとしては最終日となる公演「Domestic Final」です。

 

会場は殿堂・日本武道館。

この日も一日目と同じく東京公演限定のライブグッズが販売される事もあってか、会場周辺は黒山の人だかり。

入場して間もなくアリーナ、1階席、2階席と振り分けられた客席は満員に。

ステージは前方ステージと後方ステージに分かれており、それぞれのステージを階段が繋ぎ、

階段の左右にバンドブースが設置。前方ステージにはそれぞれ左右に分かれた1階席にとどかんばかりに近い花道が。

後方ステージには、せり上がり舞台装置が五つほど仕込まれているようでした。

正面には大型ビジョンがあり、その左右には「MAXIMIZER」と10周年を象徴するロゴマーク「X」が連続模様にレイアウト。

昨09年の「Gate of the Future」の時のゴテゴテしいセットとは違い、非常にシンプルにまとめられていました。

 

座席に配布され各チラシの中に「JAM Projectへのサプライズ」としてライブの最後、

大型ビジョンにカウントダウンが表示されるのでタイミング良く「ありがとう!!」と声援を送ろうとの事。心得たり。

 

開演時間を少し過ぎた頃、いきなりの暗転。

 

00:SE

 

重量を感じさせる音楽の中、大型ビジョンに映し出されたのは今回の「MAXIMIZER」ツアーロゴ。

更に「MAXIMIZER」のプロモーションビデオの一部が音楽に合わせて流れ、

現メンバー五名がステージに向かい歩いてくる姿がコマ送りで映され、

その間にピックアップされるメンバー一人一人に大歓声がおくられていました。

 

01:MAXIMIZER

 

「Domestic Final」一曲目を飾るのは、10周年記念オリジナルアルバムの、そしてライブのタイトル曲「MAXIMIZER」。

凶悪さを感じさせるサウンドとへヴィな歌声は、当時のJAM Projectと得意技ともいえ、一曲目から観客も熱狂状態。

現メンバー全員がプロモーションビデオに近い衣装でご登場されるのも心憎く。

 

02:Battle No Limit!

 

間髪いれずに"いくぜ! アタックステップ!"アニメ「バトルスピリッツ 少年激覇ダン」よりオープニング。

テレビ朝日系列の日曜日朝7時のアニメ枠に主題歌をJAM Projectが担当したの「激闘! クラッシュギアT」以来。

加速していきながらも、どこからシリアスな部分を感じると今回ライブで改めて聞いて思いました。

 

影山さん「会いたかったぜTOKYO!!」

 

03:冒険王 ~Across the Legendary kingdom~

04:守護神-The guardian

-MC-

 

三曲目は「ラグナロクオンライン RWC」のイメージソングより「冒険王 ~Across the Legendary kingdom~」。

中盤に用意されている荘厳な「ラグナロォオオオク」に合わせて拳を上げている影山さんと、指差しているきただにさんが印象的。

続いては「真マジンガー 衝撃! Z編 on television」より、加速する緊迫感が作中の謎と相乗効果を生んだ二代目オープニング。

二番冒頭で、奥井さんを中心に音楽に合わせて囲み歩いているパフォーマンスは独特の光景でした。

 

・影山さん「昨日は、アニキやえーちゃんやヒカルドたちが来てくれて10周年のお祭りみたいなライブでした。

     ライブが終わった後、アニキが一言『JAMのファンはみんな優しいなぁ』って言ってくれました!!」

 

05:Elements

06:ReBirth of Dream 

07:SAMURAI SOULS

-MC-

 

ここからは当年発表されたオリジナルアルバム「MAXIMIZER」の曲を三曲連続で。

奥井さんをメインに据えたやりとりと、最後の福山さんの乞うような歌声が特徴的な「Elements」。

中盤のSave my dreams(I wanna do it)からのやり取りをライブで体感すると圧巻の「ReBirth of Dream」。

その直後、TAKEOさんによる圧巻のギターソロが奏でられ、観客大歓声。

「SAMURAI SOULS」では遠藤さんがマイクを刀に見立て斬りおろすパフォーマンスが魅惑でした。

 

ここで、みなさんそれぞれに自己紹介。

福山さんは09年のライブ「Gate of the Future」や前日でもぶちかまされた

「武道館yeaaaaaaaaaaaaaaaaaaah!?」をぶちかまされていました。

 

きただにさん「ぉ~しっ、今日も闇を斬り裂くぞぉぉおぉおおお!!?」

 

08:牙狼 ~SAVIOR IN THE DARK~

09:火の鳥

 

闇に潜む魔獣ホラーを斬り裂く黄金の魔戒騎士の登場です。特撮作品「牙狼<GARO>」の二代目オープニング。

最後の遠藤さんのソロパートは、武道館の空気のうねりを一身に吸収されているように思える程の迫力でした。

続いてはアルバム「MAXIMIZER」より、人の歴史とそれ見守る火の鳥を「僕」の視点で歌った「火の鳥」。

オリジナルソング「Olympia」に次ぐ長時間の曲だけに、その聞きごたえは充分の大作です。

 

●JAM Project10年の軌跡

 

一旦、メンバーの皆さんが退場。JAM Projectの2000年の結成から2010年までの10年におよぶ歩み的映像が。

「JAM Fight!」をはじめ、今までのライブの映像の一部が各年毎にJAM Projectを代表する楽曲をBGMに流れていました。

「STORM」や「SKILL」等では観客の合いの手が入るなど、観客の盛り上がり様も興味深かったです。

 

10:未来への咆哮/featuring 影山ヒロノブ 遠藤正明 きただにひろし 福山芳樹

-MC-

 

ゲーム「マブラヴ オルタネイティブ」より。JAM Projectの使命感を帯びた自己犠牲型楽曲の真骨頂。

動画系サイトで支持され続けており、根強い人気を保っている曲だけにイントロが流れてくるや大歓声で大盛り上がりでした。

 

・「南西」は読めるきただにさん。

・きただにさん「こっちは…きゅーり…あれ? ちゃうなぁ…」

 影山さん「お前、何言うてるん?」

 きただにさん「南って書いて…なんていうんやったっけ? あぁ! 南瓜! 南瓜や!」

 影山さん「…お前、ホンマにボケたかと思って心配したわ」

 

ここからはライブ恒例、アコギコーナー。

 

11:ハローダーウィン! ~好奇心オンデマンド~

-MC-

 

一曲目は「ケロロ軍曹」の9代目オープニング。ノスタルジィとジュブナイルを感る素敵な曲なだけに「ケロロ」っぽくないのが残念。

中盤の偉人の羅列からの早口をアコギでも見事にできてしまうあたり、皆さんのチームワークの固さがうかがえました。

「ダーウィン ダーウィン ダーウィンマイラブ」の部分では福山さん扇動によるコール&レスポンス。

一万人規模でのコール&レスポンスをアジテートしまくってすっごく楽しそうな福山さん。

 

この時の影山さんは白いスニーカー。

影山さん「この靴ひも太いやろぉ?」

きただにさん「太っぉお」

影山さん「これに名前付けました。横綱」

福山さん「影さん、それ今日のためにあつらえたんっすか?」

影山さん「はい」 

 

12:Always be with you

-MC-

 

二曲目はアルバム「MAXIMIZER」より、現行JAM Projectによるファンへ向けての抒情詩とも感じられる「Always be with you」。

後半の影山さんの「I'm missing you baby」は個人的聴き所。ライブではさらに切なさと甘さたっぷりに歌われていました。

 

・2011年2月にシンフォニックコンサート開催。

・ここで、当日限定のサプライズ。

 2010年10月からはじまるアニメ「スーパーロボット大戦OG-ジ・インスペクター-」オープニングテーマ初お披露目。

 

13:MAXON

-MC-

 

疾走感と重低音あふれるサウンドにはJAM Projectならでは。主役機であるアルトアイゼンとヴァイスリッターを思わせる

"赤"(きただにさん担当)と"白"(奥井さん担当)をモチーフにした歌詞や、各種武器の投げ込み台詞やもありました。

イントロと共に大型ビジョンには「スーパーロボット大戦OG-ジ・インスペクター-」のプロモーション映像が音楽に合わせて流れ出しました。

ライブで歌と作品の映像とが一緒に楽しむ事が出来るというのは"アニメソング"だからこその粋な演出。

 

14:Battle Communication!!

15:Crest of Z's

16:SEVENTH EXPLOSION

-MC-

 

「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」のエンディング曲「限界バトル」のカップリング「Battle Communication!!」。

大型ビジョンにはオールドスクール・ゲーム風な映像が流れる中、ステージも観客も歌うこと歌うこと踊ること踊ること。

がらりと雰囲気が変わり「スーパーロボット大戦Z」より、極悪に好戦的な"力"の賛歌「Crest of Z's」。

曲中でバンドのメンバー紹介。時に荒々しく、時に鋭く、時にしなやかなバンドの皆さんによるソロパートは圧巻。

まだへヴィな曲が続きます。アルバム「JAM Poject BEST COLLECTION VII SEVENTH EXPLOSION」のタイトル曲「SEVENTH EXPLOSION」。

叫びまくりながら、どことなくアメリカの新進気鋭のヘヴィなロックを思わせるシャープな印象です。

 

・JAM Project、ファンは影山さんにとっての読売巨人軍。

 影山さん「今年はちょっとヤバいけど…横浜ではない!」

 ずっこける福山さん(横浜ベイスターズファン)。

17:TRANSFORMERS EVO.

18:レスキューファイアー

 

交響曲のような弦楽器と近未来的サウンド好印象な「トランスフォーマー アニメイテッド」よりオープニング。

曲に合わせてタオルを振りまわす「タオル曲」でございます。キメの部分では武道館中にタオルが舞い上がっていました。

続いて「トランスフォーマー」の前番組「トミカヒーロー レスキューファイヤー」の初代オープニング。

前方ステージにはそれぞれ左右に分かれた1階席にとどかんばかりに近い花道にメンバーが入り乱れアジるアジる。

19:VICTORY

20:Break Out (2C)

~Rocks

 

掲げられるVサイン、ライブ本編もいよいよクライマックス。ゲーム「スーパーロボット大戦MX」のオープニング。

怪物曲「SKILL」と並ぶライブの定番曲だけに、その盛り上がりは説明不要でございます。

「スーパーロボット大戦」シリーズが続きます。本編最後はアニメ「スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ」の

初代オープニング「Break Out」とゲーム「スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATIONS」のオープニング「Rocks」の「OG」メドレー。

メンバー全員が入り乱れて歌いまくっている姿はライブの醍醐味です。

-アンコール-

-MC-

 

メンバー、バンドの皆さんが拍手で見送られ、アンコール「motto mottoコール」が武道館中に響き渡ります。

しばらくするとメンバーの皆さんがご登場。

 

影山さん「オレ達は後ろを振り向かず、前を向いていろんな事に挑戦して行きます!

     もちろん、みんなが大好きな昔の曲も大切に歌っていきます…例えばっ! この曲だぁっ!!」

 

21:鋼の救世主

-MC-

22:Only One

 

アンコール一発目はゲーム「スーパーロボット大戦α外伝」より不動の人気と完成度を誇るオープニング。

ライブで聞きこめば聞きこむほど、言葉を噛みしめれば噛みしめるほど、何年たって色あせない曲だと思いました。

続いてはアルバム「JAM Poject BEST COLLECTION VII SEVENTH EXPLOSION」より「Only One」。

2010年の中国「上海万博」用に作られたJAM Projectによる激励と人生賛歌。サビの会場大合唱の光景は圧巻です。

 

-アンコール2-

-MC-

 

程良い余韻を残しながらメンバー、バンドの皆さんが退場。

今宵最後の盛り上がりを期待し、観客のタフネスな「motto motto」が武道館中を埋め尽くします。

ステージが明るくなり、メンバーの皆さんがダッシュでご登場。

 

・タオルを掲げる人がいっぱい。

・影山さん「みんなありがとうなぁ…」

 遠藤さん「あ、手ぬぐい挙げてる人もいますよ」

 影山さん「まぁなんでもええねん」

 

影山さん「スパロボの曲を作る時はオレはいつもみんなの事を思い浮かべて作ってます。

     オレ達は別に戦争を肯定しているわけではありません、

     でも、みんな何かに立ち向かっていかなくちゃいけない時があると思います。

     そんな時にオレ達の歌を聞いて、振り向かないで立ち向かってくれればと思っています。

     次はそんな思いを込めて作った大好きな曲をみんなと一緒に歌いたいと思います!!

     みんな、カラオケで鍛えたその歌声を聞かせてください…」

 

23:GONG (1C)/& 観客

~SKILL

-MC-

 

ゲーム「第3次スーパーロボット大戦α -終演の銀河へ-」よりスローテンポにアレンジされたオープニングを大合唱。

前日にも聞く事が出来ましたが、やはり一万人規模の大合唱となりますと、圧巻かつ壮観のです。

「α」シリーズが続きます。「第2次スーパーロボット大戦α」のオープニングでJAM Projectのスマッシュヒット曲「SKILL」。

ライブで「SKILL」が演奏される際は、きただにさんが"部長"として観客をアジり、

コール&レスポンス「I can fly! (Hey)  You can fly! (Hey) We can fly! (Hey)“Motto Motto”!!」が定番となっています。

 

観客「部長ぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

前日"会長"水木さんに嘆願するも、昇進できなかった"部長"きただにさん、手作りの「JAM Project」の旗(小)を携えご登場。

きただに部長「♪つったかたー つったかたー つったかたー つったかたー つったかたったったー」

奥井さん「♪つったかたー つったかたー」

旗をマーチングバンドの様に上下させ、漫才コンビ"西川のりお・上方よしお"の暴れん坊・西川のりおさんの

往年の名ギャグ"ツッタカ坊や"をブチかまし進む"部長"きただにさん。

きただに部長「♪つったかたー つったかたー ……んな゛ぁああああああああ!! ぉらぁああああ!!」

旗をへし折り、ブン投げ、左右に分かれた1階席にとどかんばかりに近い花道を縦横無尽に駆け巡りアジテート開始。

 

きただに部長「…たーまたーまたまねーぎっ!」

観客「たーまたーまたまねーぎっ!」

きただに部長「っあ、たーまたーまたまねーぎっ!!」

観客「たーまたーまたまねーぎっ!!」

きただに部長「たぁーまぁーねぇえええええぎーぃ!!」

観客「たぁーまぁーねぇえええええぎーぃ!!」

 

今回は武道館公演という事で、コール&レスポンスは"玉ねぎ"。

ロックバンド・爆風スランプの代表曲の一つ「大きな玉ねぎの下で」の中で、武道館の屋根の上にある擬宝珠を

"大きな玉ねぎ"と歌った事で「武道館=玉ねぎ」と呼ばれるようになったそうです。

 

コール&レスポンス、観客との「I can fly! (Hey)  You can fly! (Hey) We can fly! (Hey)“Motto Motto”!!」を

"部長"きただにさん渾身でぶちかまされる中で、折れた旗を拾って振りまわした福山さん。

再び旗をステージ上に頬り投げた所、影山さんにブチ当たりそうになったり。

 

ここでメンバーそれぞれから一言づつ。

 

遠藤さん「JAM Projectを結成した10年前、よくインタビューで『目標はなんですか?』って聞かれていました。

     そんなとき、いつも言っていたのが『目の前の敵を倒すだけです!』だったんです。

     正直、その時は自分でも意味がよくわからなかったんですけど、昨日今日と歌っていて思いました。

     敵とは、自分自身だったんです」

 

24:KI・ZU・NA ~10th Anniv. ver.~/& スタッフチーム

 

「Domestic Final」公演最後はアルバム「MAXIMIZER」から9年ぶりにアレンジされた「KI・ZU・NA ~10th Anniv. ver.~」。

原曲、「10th Anniv. ver.」ともアニメソングへ向けてのラブソングととる事が出来ると、今回感じました。

最後の部分は英語では無く、オリジナル版の日本語歌詞、「流れる時間の中で~」が武道館にこだました。

 

更に、日本ならびに東京公演の最終日という事で、今回のツアーを影日向で支えてきた

JAM Project、Lantisのスタッフチームが影山さんの掛け声でステージ後方に続々登場。

 

「MAXIMIZER」ツアーをはじめ、10年間JAM Projectを支え続けてきたスタッフチームと共に歌ってフィナーレを迎えます。

 

閉演BGM:I LOVE YOU (カラオケ)

     ~HERO (カラオケ)

 

スタッフチームの皆さんが拍手で見送られ退場されると、バンドの皆さんがステージ前方へ登場され、

メンバーとバンドの皆さんそして観客と全員で万歳三唱。

バンドの皆さんがメンバーの皆さんと固く抱擁しあいながら退場され、惜しみない拍手が送られる中、

メンバーの皆さんはステージ左右を行き来し、観客と名残惜しそうに手を振り合っていると、

大型ビジョンにカウントダウンが。

 

 

観客「ありがとぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 

 

驚いた様子のメンバーの皆さん。

観客へ向けて感謝の言葉やお辞儀を繰り返しながら笑顔でゆっくりと退場されました。

 

会場が明るくなり、観客有志による三本締め。

BGMがオリジナル曲「HERO」のカラオケが流れ始めても手拍子や合唱を続けている観客。

その光景は「HERO」が流れ終わり、終演のアナウンスが流れるまで続きました。

 

そんな粋な光景で日本最終公演

「JAM Project LIVE 2010 10th Anniversary Tour MAXIMIZER ~Decade of Evolution~ Domestic Final」

は終演となりました。

 

10年というのは過ぎて見ればあっという間なもので、回を追うごとに会場の規模もどんどん大きくなり、

アニメソング業界におけるJAM Projectがおかれている状況というのも変化してきました。

改めて、JAM Projectは無二のグループであるという事を感じずにはいられまでんでした。

 

 

JAM Projectが結成されて10年目を迎えて開催された今回の、「MAXIMIZER」ツアー。

とくに今回の「Domestic Final」公演は何度もファンへの感謝を述べられていたのが印象的でした。

 

10年間応援し続けたファンもいれば、短期間で一気にJAM Projectに惚れこんだファンもおり、

そういった人たちが武道館で一緒になって同じ歌を歌っているというのは、とても尊いことです。

自分たちを応援しているファンは大切ですし、その気持ちに応えてファンを激励する曲を作りたい

という心意気は素晴らしい事だと思います。

 

ですが、JAM Projectはアニメソングを作るために結成されたユニットのはず。

 

この10年でアニメソングを取り巻く環境というのはめまぐるしく変化してきました。

結成当初と比べると、アーティストとのタイアップで作品と全く関係のない内容の歌が

アニメソングとしてまかり通るという事は、比較的少なくなったと思います。

ですが、代わりに声優さんが歌手として発表した、作品内容と密接でない曲がアニメのタイアップ曲に使用されるという

哀しい事例が多くなってきていると思います。

作品と全く合っていない歌詞の歌をアニソンと呼べやしないのはいつの時代だって同じ。

 

 

未来を担う子供達に…そして夢を忘れない大人達に…

「画面の中のヒーローたちも、画面の前の子供達も力のボイスとスピリットを求めている。」 

 

 

10年前、JAM Projectが結成された時に掲げられた「結成宣言」の一文です。

2010年現在、JAM Projectのメインターゲットが「画面の前の子供達」ではなく、「モニターの前の若者達」であるのは明白。

 

若者たちのエネルギーの塊のような応援には、心動かされる事が多々あると思います。

商業的観点からも現在のJAM Projectの購買層は若者達がメインになり、そこを無視できないのは重々承知しています。

だからこそ"進化の10年"という名前を冠した今回のライブの後、これからJAM Projectが作り、歌うべきは、

自分達のファンを元気づける曲でなく、「画面の前の子供達」へ向けて

「その作品の為だけの言葉、その作品の為だけの曲、その作品の為だけの応援歌」であってほしいと切に願います。

 

 

補足

 

・ファンクラブ優先を無くしたのなら、CD購入の先行販売にアリーナ席を優先するべきではないでしょうか。

 CD購入の先行販売が三階(二階)席の最後尾席から10席目というのはいただけません。

 

・グッズが少々値が張っている感がいたしました。

 

・影山さん「10年前、JAMを結成した時、『オレ達でアニキを武道館に連れてこうぜ!』って

     いつもいってたんだけど、夢が実現する前にアニキが離れることになって…でも、昨日やっとその夢がかないました!」

 

・影山さんがえいぞうさんについてトークしている最中、脚を交差して立っていた事をとがめられるきただにさん。

 

・影山さんが目を離した隙に今度は福山さんが脚を交差。

 

・「だるまさんがころんだ」か? 「ぼうさんがへをこいた」か? 「ぼうさんがへをふった」か?

 

・きただにさんが注意された時と同じ位置で、きただにさんと同じように脚を交差させるも、誰にも触れてもらえない奥井さん。

 

・影山さん「福ちゃんあんだけ動物かってんのに動物アレルギーなんやもんなぁ」

 福山さん「おれさぁ、この前、病院いったらさぁ、犬の毛アレルギーっていわれたんだよ」

 きただにさん「んまぁじっすかぁ」

 福山さん「おれ、今まで犬を飼わなかった事がなかったからさぁ、ぜんぜんわかんなかったんだよ」

 遠藤さん「飼わなかった事がなかったら分かんないもんね」

 

・奥井さんが元気。トークに絡むのも前日より積極的。

 

・登場されたスタッフチームの中心は井上俊次さん…と、ヒカルドさん。

 

・演奏曲は「MAXIMIZER」ツアーで演奏されてきた曲目と変化はあまりなく。

 

・曲の最後のキメでスッ転ぶも見事に回転してポーズを決める遠藤さん。

 影山さん「ナイス受け身。お前のそんなとこが好きやで」

 

・そして奥井さんや観客のヤジで前転をするはめになったきただにさん。

 

・「Only One」の際に大型ビジョンで流れていた映像は前日歌われた「HERO」で流れていた映像のマイナーチェンジ。

 

・きただにさん「昨日、日本でのツアーが最後を迎えるって事で、今回のツアーの自分の日記を読み返してたんすよ。

       そしたら、公演ごとに思い出がよみがえってきて、酒がすすむすすむ」

 影山さん「お前、昨日も飲んだんかい」

 きただにさん「ごぉきげんさんでしたね」

 

・遠藤さんのファミリーが10名で武道館にやってきていたそうです。

 遠藤さん「今、遠藤家にいくとだれもいませんよー」

 影山さん「アホ、そんな事言うたらお前のお兄ちゃんに打ち上げられるでぇ」

 遠藤さん「そうなんですよ。ウチのアニキは隙があると花火を上げますからねー」

 

・「SKILL」最後のキメで公演回数19回分のジャンプをブチかました福山さん。

 

・きただにさん「ええ酒が飲めそうです!」

 

・影山さん「えーちゃんやアニキも20周年の時…達者なら…。いや、またいつか一緒にやりたいです!!」

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