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遠藤正明バースデーライブ 2010 生誕前夜祭

10.8.27 渋谷CLUB QUATTRO

 

出演/遠藤正明 

 

お祝いゲスト/喜多修平

ダンス/SHARE LOCK HOMES(Yuma Ryo Shirahan Tak♂)

演奏/G&Ag&Co.鍋島圭一 Ba&Co.三宅博文 Dr&Ca&Per.瀧本裕 Key&Co.河合英史

 

 

まだ42ちゃい。だけど43ちゃい。

 

「勇者王ガオガイガー」や「爆竜戦隊アバレンジャー」などで勇ましい歌声を響かせている

アニソン界の"若獅子"こと遠藤正明さんのバースデーライブが開催されました。

毎年8月28日、"はにわの日"に開催されているバースデーライブでしたが、

この年、2010年は28日に「Animelo Summer Live 2010 -evolution-」が重なっているため、

一日早い8月27日の開催となりました。

 

会場は渋谷パルコ クアトロというビルの中にあるライブハウス、渋谷CLUB QUATTRO。

渋谷の街のど真ん中にあり、とてもライブハウスが入っているとは思わない装いのビルの中。

遠藤さんの曲がBGMとして流れる会場は既に多くの観客で客席が埋め尽くされており、開演を今や遅しと待っている状況でした。

 

BGMの遠藤さんの歌声がじわりじわりと大きくなり、会場全体が若干の緊張。

 

00:Happy Birthday/SE

 

流れてきたのはスティービー・ワンダーさんの「Happy Birthday」。サビになると会場が大合唱。

遠藤さんを支えるバンドの皆さんが続々と登場され、セッティング、いよいよ「生誕前夜祭」開演です。

 

01:BELIEVE IN NEXUS 

 

オープニングは「遊☆戯☆王 5D's」四代目オープニングから。「楽しんでぃってちょうだぁあああぃ!!」と遠藤さんご登場。

当時絶賛放送中、遠藤さん久々のソロ主題歌なので、会場内の盛り上がりも一発目から凄まじいものがありました。

 

02:いでよガイアレオン/JAM Project featuring 遠藤正明

-MC-

 

続いてはJAM Projectで歌われた「トミカヒーロー レスキューファイヤー」より作中でもガシガシ流れていた「いでよガイアレオン」。

突き抜ける遠藤さんの歌声がガッツリ堪能でき、ライブでも盛り上がる曲の連続でした。

 

・今年で43ちゃい。だけど今日はまだ42ちゃい。

・遠藤さん「今年の誕生日は土曜日だから凄いライブになるなぁって思ってたんですよー。

     でもこの職業、夏の土日は何かお仕事が入っちゃうんですね。…敵はデカかった」

 会場笑。

 遠藤さん「アニサマにはかなわない…」

 

03:情熱ガンガン

04:孤独のDreamer

-MC-

 

続いても絶賛稼働中の「ぱちんこ あしたのジョー」より2曲連続でガンガンと披露。

「情熱ガンガン」は遠藤さんならではのワビサビの効いたうなりのある歌声、

「孤独のDreamer」は疾走感の中にある哀愁とシャープさあふれる遠藤さんの歌声ががたまりません。

2曲とも是非ともいつかライブで聞きたかった曲だけに、今回聞く事が出来て嬉しゅうございました。

 

・「ぱちんこ あしたのジョー」効果で親戚まで認知。パチンコは凄い。

・「情熱ガンガン」のCM裏話。

・「脱いでください」

・あのパンチは地味に痛かった。

・3000万であれですよ。

 

05:のーま~く!

 

「うぃいいいいい!!」 三枚目のオリジナルアルバム「CIRCUS MAN」より敗! 拝! 杯! 「のーま~く!」。

ハードな曲調にはつらつとした遠藤さんの歌声が魅力的。ベースのヒロさんもたいへん魅力的でございました。

 

06:Re:START 

07:Clear Mind 

-MC-

 

続く「Re:START」は二枚目のオリジナルアルバム「M.e.」から。

スピード感と遠藤さんの爽快な歌声は聞いていて「快」の一言です。

休む間もなく繰り出されたのは「遊☆戯☆王 5D's」挿入歌の「Clear Mind」。

前向きなメッセージをへヴィでシリアスな曲調は、遠藤さんの作風の一面だと思います。

 

・ここからは<BACK TO THE BOYS FOOT>のコーナー。

・ご自身の軌跡をたどり、当時の楽曲を歌っていくというバースデーライブ恒例のコーナーだそうです。

・毎年、邦楽と洋楽を交互に特集しているそうで、今回は洋楽。

 

・小学校一年生の思い出。頭をばっくり切って。

・オヤジの背中は大きくも酒臭い。

・というトークをされていく中、バンドの皆さんの頭にはプロ野球チーム「東北楽天ゴールデンイーグルス」の帽子。

・遠藤さんも「東北楽天ゴールデンイーグルス」のユニフォーム。

・しかもわざわざ東北からお取り寄せしたとか。

・「シージェッター海斗」のソフトビニール人形も登場。

・遠藤さん「ボク、超合金の歌を歌わせてもらってるんですけど、ソフビもいいですねー。温かみがありますよね」

 

08:DESPERADO

-MC-

 

小学一年生の頃に流れたいたというアメリカのバンドEAGLESの代表曲。EAGLESだけに「ゴールデンイーグルス」。

耳馴染みのある曲を遠藤さんの歌声で聞く事が出来るのはとても嬉しく、じっくりと聞き入らせていただきました。

 

・「ゆかいな仲間たち2010」で着られていた「きぐるみフリースとらパジャマ」再び。

・観客から「かわいぃ~」の嵐。

・そしてバンドの皆さんも思い思いのマイケル・ジャクソンの格好に。

・でもキーボードの河合さんだけ「馬」。

・遠藤さん「君、マイケル関係ないやろぉ?」

・高校時代の思い出。

・トラックの後ろにのっかってどこまでいけるかな。

・脚をバックリ。

・「かーちゃん、病院つれてってー」

 

09:Beat It (今夜はビート・イット)

-MC-

 

マイケルな装いで説明不要の"KING OF POP"マイケル・ジャクソンのヒット曲。

遠藤さんの高音がたまらなく魅力。ダンスユニット「SHARE LOCK HOMES」の皆さんのダンスも圧巻です。

 

・マイケルの影響は受けてないけども「THIS IS IT」を見て衝撃。

・遠藤さん「もー大きなポップコーンとビールを持っていった自分が情けない」

・次はGuns N' Roses。遠藤さんは黒ベスト。

・そのままの髪型の人、内田裕也さんになる人、松田勇作さんになる人。

・皆さん酒瓶を持ち。呑んでみるパフォーマンス。中身は偽物。

・ナベさんだけ中身は本物。でも呑んじゃう。

・バンド時代の野草図鑑。

 

10:Paradise City

 

Guns N' Rosesのナンバー。サビでの遠藤さんとバンドの皆さんの応酬は独特のうねり。

遠藤さんのバックボーンとなっている曲を遠藤さんの歌声で聞く事が出来るのは「バースデーライブ」の醍醐味だと感じました。

 

<Back to the Boys foot>のコーナーが終わり、

スタッフさんが後片付けをされていく中、ステージ上が静かに。

 

11:My beloved

-MC-

 

二枚目のオリジナルアルバム「M.e.」より珠玉のバラード。結婚式で新朗さんにぜひ歌って頂きたい一曲です。

情感たっぷりに伸びやかに歌いあげられる遠藤さん。その表現力の凄さはライブで体感すると一層実感します。

 

・今一番注目のヒーローは? エコガインダーです。

・最初はCD発売すら危ぶまれたエコガインダーも二期に。

・遠藤さん「何がエコって続編でも主題歌が同じっていう事ですよ」

 

12:環境超人エコガインダー

 

ケーブルテレビ「キッズステーション」で第二シーズン放送中。「環境超人エコガインダー」のオープニング。

AJF等で聞く機会があったものの、ソロライブで聞く事が出来ると、それはもうひとしおでございます。ZETTAI!!。

 

13:D.O.A

-MC-

 

続く「D.O.A」は「環境超人エコガインダー」のカップリング。連続して聞く事が出来るというのも一興でございます。

「エコガインダー」とは好対照な攻撃的な曲調。HAY!! HAY!!という合いの手も観客一体となって凄まじさあふれる一幕でした。

 

14:会いたくて~I miss you~

 

続いては三枚目のオリジナルアルバム「CIRCUS MAN」より「会いたくて」。

伸びやかながらもせつなさがあふれる遠藤さんの歌声は素敵すぎ。存分に堪能できました。

 

15:CLOWN/JAM Project featuring 遠藤正明

 

「よみがえる空 -RESCUE WINGS-」よりJAM Projectでの遠藤さんの温かみあふれるソロナンバー「CLOWN」。

「一緒に歌って」という遠藤さんの呼びかけで1番は観客が大合唱。言葉では表せないたまらない光景でした。

 

遠藤さん「後半一気に行くぞぉおおおお!!」

 

16:完全無欠のGOファイター!! (Theme Of Endoh)

 

ファーストアルバム「CHAKURIKU!!」より"ガダガダ"「完全無欠のGOファイター!!」。是非一度生で聞きたかっただけに感激。

後半は「T.O.E」のコール&レスポンスもあり、ご自身と同い年の芸能人や心境を吐露しまくり。これは楽しい。

 

17:LIFE

 

三枚目のオリジナルアルバム「CIRCUS MAN」より果てしなくポジティブな「LIFE」。

遠藤さんのメッセージが直球で響く快活な曲。サビでは手を左右に振る→曲に合わせて拳を上げるアクションも魅惑。

 

18:ROCK ME

 

本編ラストは同じく「CIRCUS MAN」より「ROCK ME」。SHARE LOCK HOMESの皆さんもなだれ込み。

間奏ではバンドの皆さんのソロもあり。09年のライブ「やってきた!! "遠藤大サーカス"」で披露されたの

タオルアクションもステージ観客全体でタオルをブン回し。

 

-アンコール-

19.5:戦士よ、起ち上がれ!

 

遠藤さん、バンドの皆さん、SHARE LOCK HOMESの皆さんが退場されるとアンコール。

しばらく観客のアンコールが響く中、バンドの皆さんが再びセッティング。

流れてきたイントロはテレビアニメ版「魔装機神サイバスター」のオープニング「戦士よ、起ち上がれ!」。

 

大歓声の中、遠藤さんが再登場されるや否や、演奏停止。

 

遠藤さん「???????」

 

~ハッピーバースデートゥーユー/鍋島圭一 三宅博文 瀧本裕 河合英史 観客

-MC-

 

崩れ落ちる遠藤さん。サプラァイズ。

「ハッピーバースデー」が歌われる中、喜多修平さんがバースデーケーキを持ってご登場。

遠藤さん「いやぁ…ケーキが出てくるとは思ってたけど、やられたなぁ。みんな手が込んできたなぁ…。で君は誰だ?」

この時、喜多さんはマイケル・ジャクソン風の帽子、カツラ、サングラスを身に付けていました。

喜多さん「あ、あの、お誕生日おめでとうございます」

遠藤さん「喜多くんじゃないかー。オレ、喜多くんのライブ行けなくてさー。ごめんなー」

喜多さん「あ、いえ、そんな」

遠藤さん「じゃあものまねをやってもらおうか」

会場笑。

喜多さん「え……、ッフォオーウ!!」

この頃の喜多さんはものまねを突破口に弾けてきていました。

 

19:戦士よ、起ち上がれ!

 

喜多さんを見送られて、改めてアンコール一発目は「戦士よ、起ち上がれ!」。

長年歌い込まれてきた曲だけに原曲以上にパワフルにしなやかに歌われている印象でした。

 

20:爆竜戦隊アバレンジャー

-MC-

 

間髪いれずに「爆竜戦隊アバレンジャー」。遠藤さんの伸びやかな歌声も観客の盛り上がりもいわずもがな。

サビ前で「いってきま~す」と言いアバレスピンをブチかます遠藤さん。"アバレサマーはキンキン中!"でございます。

 

遠藤さん「最後は、水木さんに『マジンガーZ』があるように!、兄さんに『CHA-LA』があるように!、喜多くんに…」

観客「『一斉の声』!!」

遠藤さん「…それがあるように! ボクにはこれがあります!! うたってちょうだぁ~い!! 『勇者王誕生!』」

 

21:勇者王誕生!

 

バースデーライブの最後を飾るのは遠藤さんの代名詞「勇者王ガオガイガー」より「勇者王誕生!」。

原曲以上に鍛え抜かれ研ぎ澄まされた遠藤さんの歌声とバンドの皆さんとのハイボルテージな呼吸は絶品でございます。

二番が終わると遠藤さんの先導で「ガガガァッ ガガガッ ガァオガイガァー」をこれでもかとコール&レスポンス。

男子と女子に分けたり、オカマの人もコール&レスポンスしたりと最後の最後だけに大熱狂の一幕でした。

 

最後に出演者全員で万歳三唱があり、皆さんが拍手で見送られ、

最後に遠藤さんが深々とお辞儀をされ、退場され、「遠藤正明バースデーライブ 2010 生誕前夜祭」は終演となりました。

 

今回、遠藤さんのバースデーライブに初めて参加させていただいたのですが、

ソロライブならではのお人柄あふれるリラックスしたアットホームな雰囲気と

バンドの皆さんとの抜群の呼吸から繰り出される熱狂的なステージはとても魅力的。

 

AJFなどの大人数の出演者が集まるライブでは聞く事が出来ない曲が聞く事が出来た事もさることながら、

JAMのライブなどでも見る事の出来ない遠藤さんの等身大の表情、お言葉を垣間見る事ができました。

 

ライブの翌日、遠藤正明さんは43歳になられました。

 

おめでとうございます。

 

 

補足

 

・遠藤さん髪の毛ふぁっさふぁさ。

 

・これまでバースデーライブは同じ渋谷のeggmanで開催されていたらしく、

 今回もeggmanに行こうとしてしまった遠藤さん。

 

・遠藤さんオリジナルデザインTシャツを着用されていた皆様。

 本編は遠藤さんが「デニム(薄紺)」、バンドの皆さんが「ライトサーモン」。アンコールは逆でした。

 

・SHARE LOCK HOMESの皆さんは頻繁に登場され踊りまくられていました。

 

・「Paradise City」の際に遠藤さんが来ていた黒いベストは10年ほど前のライブのモノ?

 

・酒瓶の中に焼酎「大五郎」。

 

・そして「Paradise City」の曲中では遠藤さんのよるホイッスルも。

 

・途中でソフビの「海斗」がダイビング。

 

・遠藤さん「あぁっ……海斗ぉ~…」

 

・来年はライブもやりたいしオリジナルアルバムも出したい。

 

・来場者全員にオリジナル缶バッヂがプレゼントされました。

 

・トークの毎に「水分とってくださいねー」と遠藤さん。お人柄。

 

・遠藤さん「『難』という漢字を見つめ直してみたんですね。難しいとか難儀とかいうイメージがありますけど、

      『難』が無くなっちゃうと『無難』になっちゃうんですよね。なんでも『無難』は良くないですよね。

       不思議なもので、『ありがとう』っていう字は『難が有る』と書いて『有難う』なんですよね。

       42歳最後の夜をこんな風に過ごせる事が出来る、感謝の気持ちを忘れないようしようと思いました」

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