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第1回 かわさきTVまんが祭

水木一郎 ライブ

10.2.13 ラゾーナ川崎 プラザソル

 

出演/水木一郎 

 

司会/ショッカーO野

 

特別前説/内田朋紀(ねこ社長) 貝原怜奈

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一 河野一郎)

演奏/カラオケ

 

 

「神が下りてきましたよ」

 

2006年、2007年の「アニソンカーニバル in UENO」、

2008年の「アニソンパワー 2008 in NAKANO」の流れを組み

「音楽のまち・かわさき」を推進する神奈川県川崎市で開催されたのが「かわさきTVまんが祭」。

「アニソン」ではなく、あえて「TVまんが」を掲げ、内容にとらわれない自由な発想で展開されていくという今回は、

第1回にふさわしく、水木一郎さんのソロライブが開催されました。

 

会場は川崎駅に隣接したショッピングモール、ラゾーナ川崎の最上階にあるホール、プラザソル。

ホール前には水木さんのほぼ等身大と思われる垂れ幕が設置されていました。

 

入場すると一列目の椅子席からは1メートルも離れていない程ステージが近くてびっくり。

後方には野村辰寿さんが手がけられた水木さんの新ロゴが入った幕が掲げられていたのですが、

ステージと客席との距離が近い事もあり、間近に改めて幕の大きさを実感しました。

幕の左右はスクリーンになっており、客席から見て右側には「かわさきTVまんが祭」のロゴマークが映し出されていました。

 

開演時間が近づいてくるとステージに内田朋紀さんこと、ねこ社長がきらめくスカジャンを纏ってご登場。

 

スタッフを代表してねこ社長自らご挨拶と開催に至る経緯を話されました。

ねこ社長率いる同人印刷会社「ねこのしっぽ」はこれまで「アニソンカーニバル in UENO」や

「アニソンパワー 2008 in NAKANO」など多くのアニソンライブをスポンサードされてきましたが、

今回、初の主催として「かわさきTVまんが祭」を開催されたそうです。

 

続いて「ねこのしっぽ」が配信しているネットラジオでも活躍されている声優の貝原怜奈さんを招き、

ねこ社長リクエスト(ムチャ振り)でシャイン王女の「ロイヤルハートブレイカァアア!!」を貝原さんがブチかまされた後、

お二人で本公演における注意事項を和やかにアナウンスされました。

拍手でお二人が見送られ、開演までもうしばらく。

 

いよいよ開演時間という頃あいになるとショッカーさんがご登場。

手にはLPレコードの「テレビまんが主題歌のあゆみ」のBOX。おぉ年代物。

 

ショッカーさん「昔は今みたいに、アニメーションですとか、特撮ヒーローとは言わず、"テレビまんが"と言われていました。

        ですからこの『テレビまんが主題歌のあゆみ』には特撮のウルトラマンとかも入っているんですね。

        今回は『かわさきTVまんが祭』ですから、アニメソングも特撮ソングも何でもありでお届けします!!

        第1回となる今回は、1回目にふさわしくこの『テレビまんが主題歌のあゆみ』の中で

        一番多く歌っている水木一郎さんをお招きしました!!」

 

ここでショッカーさん考案による「かわさきTVまんが祭」の合言葉を会場全体でやってみようという事に。

ショッカーさん「やはり、"祭"ということですから、にぎやかにまいりましょう。

        僕が『かわさきTVまんがっ、祭だっ』と言いますので、皆さんは『わっしょい!!』と続いて頂ければと思います」

 

ショッカーさん「かわさきTVまんがっ、祭だぁあっ?」

観客「わっしょぉおおおおおおおおぃ!!!」

ショッカーさん「祭だぁっ?」

観客「わっしょぉおおおおおおォおおぃ!!!」

ショッカーさん「祭だぁっ?」

観客「わっしょぉおおおおおおォおおぃ!!!」

ショッカーさん「開演です!!」

 

00:かわさきTVまんが祭のうた/アップルパイ ザ☆カインズ

 

壮大なスケールの音楽が流れる中、アップルパイとカインズの皆さんがスタンバイ。

コーラスの皆さんが「♪かわさき~TV~まんが祭~」と音楽にのせて歌われたのにはびっくり。

どうやらこのオープニングはカインズの貴日さん作の「かわさきTVまんが祭」のテーマソングとのこと。

 

01:バビル二世 (2C)

02:ぼくらのバロム1 (2C)/ナレーション:ショッカーO野

-MC-

 

「かわさきTVまんが祭」の幕開けは水木さんの代表曲のひとつ「バビル二世」から。ヤァ!!

「バビル二世」が二番で終わると間髪いいれずに「バロォオオオオオオオオオオッム!!!」の雄叫びと共に「バロム1」に。

水木さんの盤石の歌声、雄叫びに加え、何と今回は後演にショッカーさんの生ナレーション付きという嬉しさ!!

 

・水木さん「今日はしゃべりません」

 ショッカーさん「そういってバースデーライブで4時間やったのは誰でしたっけ?」

・ショッカーさん「やっと川崎で落ち着きますよ!!」

・水木さん「TVまんがということで、TVサイズ中心でなるべく多くの曲を聴いてもらえるようにしました」

 ショッカーさん「みなさんがテレビを見ていた頃のままで、ということですね」

・水木さんは神奈川県在住。

・ショッカーさんは神奈川県出身。

 

03:サバンナを越えて (1C)

04:侍ジャイアンツ (1C)

05:グランプリの鷹 (1C)

06:テッカマンの歌 (1C)

07:ローラーヒーロー・ムテキング (1.5C)

-MC-

 

数多の水木さんの代表曲の中から選りすぐった曲をメドレーで立て続けにお届け。

大好きな「サバンナを越えて」に始まり、水木さんの歌は自分達とって

どの曲もとてもなじみ深い曲なのですが、メドレーで一気に聞く事が出来るというのは、

そう無い機会なのでとても嬉しく、夢中で聞き入っていました。

 

・「松本茂之」の出来るまで。

・「バビル二世」はコーラスが入っていて正解だった。

・「やってはいけない風邪ひき番長(ポンチョ)」

・水木さん「俺って水木語っていうのを作っちゃうんですよ」

 その発言に吹き出してしまうアップルのお二人。

 水木さん「何笑ってんだよ」

 ショッカーさん「ほら、身内だから心当たりがある所があるんですよ」

・「CMが来るのをマツダッシュ!!!」

 

08:行け! コン・バトラーV (1C)

09:正義の超能力少年 (1C)

10:我が心のロゼッタ星 (1C)

11:君の仲間だスピルバン (1C)

12:タイムリミット (1C)

13:男はひとり道をゆく (1C)

14:道-タオ- (1.5C)

-MC-

 

続いては根強い支持を受け続けているエンディングテーマをメドレーで。

「行け! コン・バトラーV」での勇ましさとはつらつさ、

「正義の超能力少年」、「ロゼッタ星」での緊張、「君の仲間だ」での優しさ、

「男はひとり」の哀愁、「道」での神の視座、と水木さんの様々な歌声を堪能できました。

 

・「結晶だ! スピルバン」も歌いたかった。

・「アナタはイタリアーナみたいだ」

・「Oh~ シャンゼリ ゼエェエエエッ!!」

・テッカマンとタケちゃんマン

・スピルバンほか撮影秘話。東映さん今昔。

・コレジャナイアニキ。

・ガイアメモリー"Z"

・ショッカーさん「でしょ? そうなんでしょ? ねぇ、ねぇ(すっごい嬉しそう)」

・最近は"役柄:水木一郎(風)"でのオファーが多くて楽。

 

15:セタップ! 仮面ライダーX (1C)

16:仮面ライダーストロンガーのうた (1C)

17:燃えろ!仮面ライダー (1C)/ナレーション:ショッカーO野

18:はるかなる愛にかけて (1C)

19:永遠のために君のために (1.5C)

-MC-

 

水木さんといえば欠かせないのが「仮面ライダー」シリーズ。

「仮面ライダー」シリーズの歌は小さい頃から擦り切れるほど聞いていたので、

どの曲もとても大好きでして、立て続けに聞く事が出来るこのメドレーはたまりません。

「燃えろ! 仮面ライダー」はショッカーさんによるナレーション付きというのがとても嬉しく。

 

・「1000曲ライブ」でのバッタを思い出す。

・会場には「仮面ライダー(スカイライダー)」でゼネラルモンスターを演じられた堀田眞三さんの姿も。

・ショッカーさん「堀田さんは『忍者キャプター』では風魔烈風と暗闇忍堂を演じられていますが、

        作中で全く違う人物を同じ役者さんが演じられるのは堀田さんだからこそですよね」

 水木さん「そうだよね。堀田さんはほったかないもんね」

 ショッカーさん「………バースデーライブでダジャレ言わないって宣言したのは誰だっけぇええええええ?」

・宮内洋さんとのサマーランドでの出会いは最悪でも今では大親友。

・ショッカーさん「まるでガキ大将のケンカじゃないっすかぁあ」

 

ここで水木さんは一旦退場されることに。

ショッカーさん「みなさん、大きなアニキ…大きな拍手をアニキに!!」

水木さんが退場され、アップルのお二人とショッカーさんだけに。

ショッカーさん「まいったなぁ、さっき"大きなアニキに拍手を"って言いそうになっちゃったよ」

会場笑。

 

・AJFでは駆け足で紹介するアップルのお二人をじっくりご紹介。

・なぜかケンカ腰の平山さん。

・観客のアップルファンの方々に「近いでしょ? いいでしょ?」とショッカーさん。

 

20:ACE ATTACKER/アップルパイ

-MC-

 

「スーパーロボット大戦α」より人気曲「ACE ATTACKER」。久々に聞く事が出来ました。

お二人ならではの神秘的かつ緊張感あるハーモニーはヒュッケバインMk-Ⅲのテーマにぴったりです。

 

・ショッカーさん「どうですか? お二人から見て、普段のアニキは?」

 杉山さん「あのまんまです(即答)」

 平山さん「かわりませんね」

・明ちゃんと一郎ちゃん。

・杉山さん「わたし、水木さんとルー大柴さんがハイタッチするの見ました」

 ショッカーさん「おおお!! トゥギャザーしようぜぇって!? やっぱり通じるものがあるんでしょうね」

 杉山さん「濃かったです」

 

21:アップルカーニバル/アップルパイ

-MC-

 

続いては女の子向けやファンタジックなアニメ作品の主題歌を数多く集めたメドレー。

お二人のコンビネーションを堪能する事が出来るこの曲も久しぶりに聞く事が出来ました。

平山さん、杉山さんの歌声でヒロイン達が次々と登場し、会場が華やかに彩られました。

 

アップルのお二人がショッカーさんに見送られ、つづいてはカインズの皆さんのコーナー。

 

・コーラスとしては貴日さん、常見さん、斉藤さんの三名が担当されていましたが、

 このコーナーでは河野一郎さんも合流され、四人でのステージです。

・斎藤さんはアップルパイに入る事を狙っている高見沢さん。

・常見さん「もーすぐです」

・なぜ今のアニソン界に男性(男声)コーラスグループがいないのか?

・貴日さん「旅費が高いからですかね?」

 

22:ウルトラセブンの歌 (2C)/ザ☆カインズ

-MC-

 

曲の懐の深さは折り紙つきのカインズコーナーの1曲目は「ウルトラセブンの歌」。

カインズの皆さん版の「ULTRA SEVEN」は過去に聞いた事はありましたが、「ウルトラセブンの歌」は初めて聞く事が出来ました。

 

何が飛び出すかわからない「カインズワールド」はこれから。

23:恐怖の町 (2C)/ザ☆カインズ

-MC-

 

まさか「怪奇大作戦」のエンディング「恐怖の町」とは!! 好きな曲だけに嬉しいビックリでございました。

冒頭の叫びや曲中の唸り声(?)は貴日さんが担当されていました。皆さんの怪しのコーラスが素敵すぎます。

 

ショッカーさん「最初、皆さんもよくご存じの『ウルトラセブンの歌』が来たと思ったら、『怪奇大作戦』。

        これはアレですね? ジ・エコーズ、サニー・トーンズ…みんなこの一曲しか歌っていない人たち!!」

貴日さん「エコーズはザ・ワンダーズという別名で歌っていたりするんですけどね」

ショッカーさん「そうそう、尾崎紀世彦さんがいたグループですよね」

貴日さん「その通りです」

ショッカーさん「しかもこの連続は日曜日の19:00~19:30までの♪タケダ、タケダ、タケダァの『タケダアワー』!!

        その中でも『月光仮面』や『ウルトラマン』じゃなくて『怪奇大作戦』ってのが、さすがカインズ。

        続いては、我らが御大、ささきいさおさんが終演されていました『妖術武芸帳』の主題歌『誠之介武芸帳』!!」

 

24:誠之介武芸帳 (2C)/ザ☆カインズ ナレーション:ショッカーO野

-MC-

 

チョイス!! さすがはカインズの皆さん。ショッカーさんの渋味あふれるナレーションがたまらない「誠之介武芸帳」。

燻銀かつ重厚なカインズの皆さんのコーラスをじっくりと堪能させていただきました。げにおそるべしおそるべし…。

 

カインズの皆さんがコーラスブースに戻られ、後半へ。

 

ショッカーさん「先ほども『仮面ライダー』を特集しましたが、後半は石ノ森章太郎先生の作品をお届けします!!

        先生とアニキがタッグを組んだ作品は数多く、何といってもアニキのアニソンデビュー曲が先生の作品ですからね。

        それではまずはそのアニキのアニソンデビュー曲から『原始少年リュウ』より『原始少年リュウが行く』!!」

 

25:原始少年リュウが行く (1C)

26:氷河戦士ガイスラッガー (1C)

-MC-

 

後半一曲目は水木さんのアニメソング一曲目である「原始少年リュウが行く」からスタート。水木さん赤ロングコートでご登場。

続くは久々にめざめたる三万年の戦士たち「ガイスラッガー」。今回是非とも聞きたかったので聞けて嬉しく。

 

・「後半はしゃべらせないで。引き出しがあるからしゃべっちゃう」と言う水木さん。

 それを聞いて引き出しを開けにいかないわけがないショッカーさん。

・「原始少年リュウが行く」じゃなかったら歌手辞めてる。

・水木さん「昔『まんがの歌なんか歌ってるの?』って言った人がいたけど、何言ってるんだ!

     どれだけの人が聞いていて、どれだけの人が今も聞いてくれているか! こんないい世界は他にないよ!!」

 

28:ハカイダーの歌 (1C)

29:嵐よ叫べ (1C)

30:ロボット刑事 (1C)

31:チェスト! チェスト! イナズマン (1C)

32:地獄のズバット (1C)

-MC-

 

三つのコーナーに分かれた石ノ森章太郎先生特集の二つ目は「特撮単体ヒーロー」。

その後の悪(敵)役に多大なる影響を与えたであろう「ハカイダー」から、

「秘剣、影写し!!」をイントロで繰り出した「嵐」。耳馴染みのある「見参」の意味はのちに解る事に。

「変身忍者 嵐」に続いて「イナズマン」が会場を「チェスト!」の嵐に包み込み、

「ズバット」のふくしゅうの風が吹き荒れたら、「飛鳥ー!!」と叫ばずにはいられません。

 

・今回の「嵐よ叫べ」はライブ版の「見参っ!!」ではなく"TVまんが"版の「見参」。

・以前は別々でレコーディングしていたTV版とレコード版の違いの話。

 水木さん「どっちを先に録るかが大事。マジンガーはレコードが先だったんだよ」

・歌い方はディレクター次第。

・あきらめないぜ。

 

33:がんばれロボコン (1C)

34:勝利だ! アクマイザー3 (1C)

35:オー!! 大鉄人ワンセブン (1C)

36:ほえろ! ボイスラッガー (1.5C)/ナレーション:ショッカーO野

-MC-

 

石ノ森先生のコーナー最後は「コミカル&複数ヒーロー」。

コミカルヒーローの代名詞「ロボコン」の「さあ、いってみようか」は客席へ。ロボコンっロボコンっ。

「アクマイザー」「ワンセブン」の連続はコーラス必須、コーラス必至。当然会場大合唱。

その会場の声の力を合わせたソニックウェーブ炸裂の「ボイスラッガー」でもショッカーさんによる嬉しいナレーションが。

 

・石ノ森先生の作品の主題歌でデビューし、遺作の主題歌を歌う。

・ショッカーさん「こういったコミカルな作品から団体ヒーローまで、色々な作品の歌が歌えるのは、

        やっぱり"うたのおにいさん"の経験があったからですよね。アニキの次はたいらいさおさんですし、

        速水けんたろうさんとか、そういった"おにいさん"達がAJFで集まるって凄いですよね」

・尾藤イサオさんをAJFに呼びたい水木さん。「ささきいさおさんは口説き落としたんだけどなぁ~」

・嫌と言わないいさおさんにSRS2010に向けて色々仕込むショッカーさん。

・水木さん「オレ、スパロボって同じ曲ばっかり歌うじゃん? 飽きない? 

     最後に出てきてちょっと歌うだけでいいじゃん。○○○は許してくれたけど」

・10周年はなにかある。

・「父をもとめて」

・「マジンガーZが視聴率100%って…オレ信じられねェもん」

・世界の果てまでイッテZ!

・川崎はファンの方々との思い出の地。

 

 

 

「水木さん、あのね。水木さんの話を聞いて思ったんだよ。

 009でもいい、仮面ライダーでもいいんだ。世界中の親を亡くした子供たちの為に何かやろう。

 僕たちが作ってきたヒーローたちが世界の子供たちに届いているなんて、こんなにうれしい事は無いよ。

 いつかみんなで力を合わせて一緒に世界中の親を亡くした子供たちに元気を分けようよ、僕はやりたいんだよ」

 

 

 

37:わが友わが命

-MC-

38:ムーへ飛べ

-MC-

 

あのお話の後の「わが友わが命」。そして「君と行く」で平山さんの方を向く水木さん。

さらに数多くの人を、そして水木さんご自身をも勇気づけ、励まし続けてきた「ムーへ飛べ」。

込み上げるものに打ち震えるばかりです。

 

39:ルパン三世愛のテーマ

-MC-

40:夢刈人

-MC-

 

NHK BS2「どれみふぁワンダーランド」で宮川彬良さんとジャズアレンジでセッションされた

「ルパン三世愛のテーマ」を、今回はオリジナルで。

そして最近の曲でもお気に入り「超神ネイガー~正義ノ稲穂~」のカップリング曲「夢刈人(ゆめかりうど)」。

大人のムードある曲から、豊かな実りを思わせる広大な曲まで歌える説得力は水木さんだからこそ。

 

水木さん「『マクセルくんの歌』って歌ってんのな、オレ。『こもろドカンショ』とか。あのあたりって強いのかも」

ショッカーさん「『燃えよドラゴンズ』も歌ってますしね。もう日本全国アニキの歌が流れてるみたい」

 

ショッカーさん「最後のコーナーは盛り上がるスーパーロボットコーナーですっ!!」

 

41:鋼鉄ジーグ (1C)

42:トライアタック! メカンダーロボ (1C)

43:コン・バトラーVのテーマ (1C)

-MC-

 

"盛り上がるアニソン=ロボットソング"の図式通り、盤石の盛り上がり。

合いの手が外せない「鋼鉄ジーグ」と、振付が外せない「コン・バトラー」はもちろんですが、

まさか「メカンダー」が間に入ってくれるとは! なんとファンに嬉しい選曲。

 

・水木さん「会場のみんなは身内っていうか、こういうのはいけないと思う人もいるかもしてないんだけど…

               みんなとは仲間意識を感じるんだよ。同志っていうか…オレはそういう歌手でありたい」

 

44:おれはグレートマジンガー

 

水木さんお一人で歌われるのを久し振りに聞く事ができた、

スタンダードロックナンバー「おれはグレートマジンガー」で本編は終了。しかしそれで終わる訳はなく…。

 

-アンコール-

 

観客席から沸き起こるのは「アンコール」ではなく「アニキコール」。凄まじい勢い。

程なくして会場に流れてきたのは宇宙の海の波の音。

 

45:キャプテンハーロック

-MC-

 

銀の煌めくロングコートをひるがえして水木さん登場。歌うは格好良い男の代表格「キャプテンハーロック」。

40年以上歌い続けてなお、歩みを止めない水木さんの歌う、この歌の説得力たるや。

 

 

ショッカーさん「アニキ、今日はどうでしたか!?」

水木さん「楽しかったですねぇ…でもなんか歌い足りねぇよ」

ショッカーさん「3時間やったのに? じゃあ来年あたりアニキで二回目とか」

水木さん「特撮しばりとかね」

ショッカーさん「しばられてー! カインズは今度ライブで宙明先生しばりするもんねぇ?」

貴日さん「宙明先生しばっちゃいますね」

ショッカーさん「先生をしばっちゃうのかよ!」

水木さん「石ノ森先生しばりとかできるね」

ショッカーさん「ホントっすか? ホントっすか? よぉ~し!!」

 

・石ノ森章太郎直伝「仮面ライダーのかきかた」

・009は15秒で描ける。

・×(自分でベタを塗れ)

・ひっくり返すとモヂカラに。

・最後は"コレ"のギャグが間に合わなかった水木さん。

 

46:マジンガーZ/&ショッカーO野 アップルパイ ザ☆カインズ

-MC-

 

最後は水木さんのライブといえば最後は"コレ"という事で、水木さん、アップル&カインズ、

そしてショッカーさんの出演者全員で「マジンガーZ」。

ステージと客席の垣根を越えて2ではなくZを描いて「第1回 かわさきTVまんが祭」は締めと思いきや、

 

ショッカーさん「アニキ、今日はおめでたいお祭りなんで、最後は…」

水木さん「!! これがみなさん、本当にありがたいんです」

 

47:三本締めZ/&ショッカーO野 アップルパイ ザ☆カインズ

 

という事で霊験あらたかな「三本締めZ」で締めくくられました。

 

水木さんとアップル、カインズの皆さんが拍手の中退場。

 

今回の様なライブイベントはもちろん、俳優さんやスーツアクターさんを招いてのトークショー、

ラジオの公開録音など、色々な事をやっていきたいというショッカーさん。

ショッカーさん「TVまんが祭りはなんでもありですっ!!」

 

そしてこの祭りの合言葉、

 

ショッカーさん「かわさき、TVまんが、祭だぁあっ?」

観客「わっしょぉおおおおぃ!!!」

ショッカーさん「祭だっ?」

観客「わっしょぉおおおおォおおぃ!!!」

ショッカーさん「祭だぁっ?」

観客「わっしょぉぉおおおおおおォおおぃ!!!」

ショッカーさん「ショッカーO野でしたっ!!」

 

でショッカーさんが送られ、「第1回 かわさきTVまんが祭」は終演となりました。

 

今回は持ち歌1200曲以上の水木さんの代表曲、人気曲を怒涛の勢いで堪能。

アップル、カインズの皆さんの楽曲、メドレーを含めると63曲が歌われた今回ですが、

まだまだ聞きたい曲があるという贅沢な欲が出てしまうのも水木さんだからこそと感じました。

 

アニメソング、特撮ソングの垣根がなく、「TVまんが」というタイトルが示すように、

どんな曲でも届けられるという自由な空間、「かわさきTVまんが祭」。

その幕開けがド王道でド直球な水木さんのライブというところに、

ショッカーさんとねこ社長の心意気を感じました。これからも末長く続いていくことを願っています。

 

補足

 

・開演前、終演後は「デビュー40周年記念 水木一郎TVサイズ主題歌ベスト」が会場に流れていました。

 

・スタッフの皆さんが「こんにちは」、「ありがとうございました」など挨拶をしてくださり好感触。

 

・平山亨さん、金子吉延、新堀和男さん、堀田眞三さん、時田優さん、萩原佐代子さん、八束愛さん、

 繭井遥さん、高嶋ふみさんなどなど多くの関係者の方がいらっしゃっていました。

 

・貝原さんのマイクが高い。おでこの位置。

 

・ショッカーさん、アロハは石ノ森先生、Tシャツは仮面ライダー、バンダナは永井豪先生。

 

・凄く時間を気にしていらっしゃった水木さん。

 

・そんな水木さんに「余裕ですよ。余裕!」とショッカーさん。

 

・「魂の三兄弟 in かわさきTVまんが祭り」とか、「出前アコギ in かわさきTVまんが祭り」とか、

 「ソロアコギの旅 in かわさきTVまんが祭り」とか。

 

・"泣き虫プロデューサー"平山さんの言葉に込み上げてくるものが。あの言葉は平山さんでなくては言えない事ですもの。

 平山さんの心意気が詰まった作品を水木さんが歌いあげ、産まれたヒーローたちの勇士や歌に

 全世界でどれだけの人が勇気づけられ、元気づけられ、救われたのかと思うと、また涙腺が。

 

・水木さん「レコーディングの時、ただマイクや譜面台を見て歌うんじゃなくて、

     このヒーローの歌をテレビを通してブラウン管の向こうで見ている子供たちに     

     『このヒーローはこういう物語なんだよ』っていうのを届けようといつも思ってるんだよ。

     ただ譜面台を見て、自分を出し過ぎて上手く歌おうって思うんじゃぁ、やっぱり子供達には届かないんだよ」

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